JPH0333851A - グラビアシリンダー現像装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 く産業上の利用分野〉 グラビア印刷に用いるグラビア版の製版工程における、
グラビアシリンダーへ転写した服用感光シート（カーポ
ンチフシエ、ピグメントフィルム等）の現像装置に関す
る。

〈従来の技術〉 グラビア印刷方法は、一般に他の印刷方法に比べて階調
が豊富で力強いものが印刷され、また印刷スピードが速
いことから、部数の多い雑誌、週刊誌等に適した印刷方
法である。

このグラビア印刷方法で用いるグラビア印刷版を製版す
る方式は、大き≦分けると、エッチングによる形成方法
と機械彫刻による形成方法とがある。エツチングによる
形成方法は、さらに服用シリンダーに感光液を塗布する
方法と服用感光シートを転写する方法に分けられる０本
発明のグラビアシリンダー現像装置は服用感光シートを
転写した服用シリンダーの現像を行う装置である。

服用感光シートは、バラ板紙に酸化鉄等の顔料と少量の
添加剤をゼラチンに混ぜて塗布して乾燥させたものであ
る。ベースが紙のものをカーポンチフシエ、ベースがフ
ィルムのものをピグメントフィルムと呼ぶ０服用感光シ
ートを感光化させるには２〜４％の重クロム酸カリ溶液
に数分浸漬し、表面が平なガラス板、フェロタイプ板等
に貼り付は乾燥する。

感光化された駅用シートは、グラビア用スフす、−ンを
焼付け、さらにフィルム原版を焼付けられた後、転写機
で服用シリンダーに転写される０服用感光シートは光硬
化型であり、硬化すると温湯に不溶となる。

駅用シートとしてカーボンチッシュを使用した場合につ
いて、現像工程を説明する。カーボンチッシエを転写さ
れたグラビアシリンダーは、４５±５℃の温湯に漬けら
れる。１０分間程度すると、バラ板紙の表面から浸透し
た湯により紙に接触しているゼラチンが溶は紙が剥がれ
るようになる。紙を取り除き再び４５±５°Ｃの温湯で
未硬化のゼラチンを完全に溶解させる０次に室温まで冷
却するために２４±ｌ′Ｃ程度の温度の水に漬、ける。

室温まぐ温度が下がったらアルコールをかけて、モルト
ンローラー等で拭き取り風をかけて乾燥させる。

従来使用されている代表的装置を２つ挙げる。１つは国
産のシンクラボラトリ−社製の現像ラインである。これ
はシリンダーが入る櫂が温湯、計測部、冷水、アルコー
ルと別々に分かれている。各槽の間を回転アームで順次
移送していく、１方の入り口から転写したシリンダーを
入れると反対、側の出口から乾燥されて出てくる。処理
量が多い会社では温湯、冷水の櫂を複数にし効率を上げ
ている。

温水と冷水の槽が別々であるため、温度コントロールが
し易く、また温湯と冷水の切り換えによるロスが少ない
等のメリットはあるが、設置スペースが大きい、装置が
高価等のデメリットがある。もう１つは西ドイツのワル
ター社製の現像機（デベロパイロット）である、これは
１つの櫂の中でＩＪ像、冷却、アルコール乾燥まで行う
、温度コントロールは湯と水を混ぜて行い、精度は良い
が設定温度になるまで湯と水が出ていて水量を多く使う
。

また装置が高１１であるというデメリットがある。

一番簡単な装置が架台と櫂があり、核種に温湯と冷水を
配管し手動で操作、または電磁弁と温度センサー及びタ
イマー等で行うものであり、装置も安価であるが、温湯
と冷水の切り換え等水量を多く使用する。

〈発明が解決しようとする課題〉 上記の従来技術のように、節水タイプの温湯と冷水が別
々になっている装置は、設置スペイスが大きくまた装置
の値段が高い、１槽で全て行ってしまう装置は温湯と冷
水の切り換え等で水量を多く使う。そこで本発明は安価
で、コンパクトで、節水型のグラビアシリンダー現像装
置の開発という課題を解決しようとするものである。

〈課題を解決するための手段〉 上記安価で、コンパクトで、節水型のグラビアシリンダ
一現像装置の開発という課題を解決するために以下の装
置を提供するものである。

グラビアシリンダーを浸漬する櫂と鉄槽へ温湯、冷水を
供給、排出する配管とグラビアシリンダーを回転する機
構を持ったグラビアシリンダー現像装置において、温湯
を製造するのに、鉄槽から配管を取り出し、該配管と外
部からの蒸気配管をサイレンサーに繋ぎ、出口側を該槽
へ戻し循環させながら温度を調節することにより排出す
る水量を減少させる。

サイレンサーを用いて、冷却が終わって残っている水に
、蒸気を吹き込み設定温度に持って行く時に温度分布が
早く均一になるように配管の吹き出しノズルをＬ字型に
し、シリンダーの前後で反対方向に向け、水が循環する
ようにする。温湯ＩＪ像中はエアーノズルよりエアーの
泡を出し、シリンダー表面付近の水の動きを活発にし現
像の進行を早める。また温湯でＴＡ像が終了し、冷却に
切り替わるとき温湯を排出するが、全部法は切り冷水が
溜まるまでシリンダー上の服用感光シートが乾かないよ
うに冷水のシャワーをかける。

以上の現像装置を作製し現像を行ったところ、排水量も
著しく少なく安定した品質の製品が得られた。費用も安
価でありスペース的にも小さくなった。

く詳細な説明〉 本発明の装置を従来と比較しながら工程を追って説明す
る０駅用感光シートとしてはカ−ポンチ７シユの場合を
考える。ピグメントフィルムの場合はベースがポリエス
テルのようなフィルムになっているので剥がしてから現
像機に入れる。

現像が完了した時点では櫂に室温（２４±１℃）の水か
のこっている。従来は該水を排水してから４５±５℃の
温湯を櫂に入れる。または該水を排水しないで核温湯を
入れオーバーフローさせながら徐々に４５±５℃に温度
を持って行く。品質的には徐々に温度を上昇させた方が
ベースの紙の部分的な剥がれがないのでムラが出にくい
。何れにしても残っている水を排水するのでムダである
。本発明は残っている水を再使用し、該水と蒸気をサイ
レンサーを用いて徐々に温度を上昇し、その系内に設置
した温度検出器で設定温度にするものである。槽内の水
の温度が水流により早く均一になるように、吹き出しノ
ズルをＬ字型にしシリンダーの前後で逆方向に設置した
。また冷水系統の配管より分岐・した冷水のシャツ−は
、現像が完了した温湯を完全に排水するために取り付け
られたものである。譲温湯はカーポンチ７シユの感光化
を付与するのに、重クロム酸カリ水溶液へ浸漬するので
、有害な六価クロムを含んでいる。咳温湯は排水処理で
処理しなければならない、該温湯を完全に排水しないで
冷水を入れると、これも排水処理へ送らなければならず
排水処理費が増えてしまう、また該温湯を排水中、シリ
ンダー上のカーボンチフシュが乾いてしまうのを防ぐ為
である。カーボンチフシュがこの段階で乾いてしまうと
ムラが発生する。また温湯現像中にエアーノズルよりエ
アーの泡を出すのは、シリンダーに転写されたカ−ポン
チ７シユの未硬化ゼラチンを早く溶解させるものである
。

その後は、通常の工程に従いアルコールをかけ乾燥し、
腐食しない部分を耐蝕性レジストで塗り止めし、塩化第
二鉄液等で腐食し、耐刷力を付けるためクロムメツキを
行いグラビア印ａｔを得る。

く作　用〉 本発明の装置を使うことにより安価で、コンパクトで、
節水型で、安定した品質を得ることが可能となる。

〈実施例〉 本発明を実施例を用いて詳細に説明する。

第１図は本発明の１実施例を表す概鴎斜視図である。架
台とシリンダーを櫂に浸漬させ回転させる駆動装置は省
略しである。最初は電磁弁２１を開き冷水１１を櫂に入
れ、第２図のようにシリンダー１７を櫂に入れる０次に
電磁弁２３を開き蒸気１２を通すと蒸気の圧力で水流が
できる。これは内槽２より配管２４、逆止弁ｌＯ、サイ
レンルー９を通り内槽内の水が循環し、設定温度になる
まで続けられる。温度を徐々に上昇させるために第１図
に示す如き温度上昇速度＆ｌ！整用整然蒸気バルブ２フ
備させておく、このパルプの調整は３〜５分で設定温度
になるようにしておくことが好ましい。温度検出器７で
設定温度になると蒸気が自動的に止まる。温湯現像中は
エアー配管５よりエアー１４を出す０版用感光シートと
してカーボンチッシェを使用した場合で説明すると、温
湯に漬けて約１０分でカーボンチッシェのベースの紙が
剥がれる。その後、未硬化のゼラチンを完全に溶解させ
る。

次いで冷却工程にはいる。電磁弁１９を開け、内槽排水
管２４より処理用排水路１５へ排出する。温湯排水中は
水シヤワー配管４より水シヤワーをシリンダーにかける
。これは！場が完全に排出され、冷水が溜まりシリンダ
ーの下端に接するまで行われる。温湯が抜けたら電磁弁
２１を開き冷水を内槽２へ入れる。

これは冷却水温度検出器７により、設定量及び温度にな
れば供給を止める。シリンダー温度が室温と同程度にな
ったら現像完了であり、次のアルコール乾燥にシリンタ
ー１ｆｆｉフ、　ソの後の現像は残った冷水を蒸気で加
熱し、上記の繰り返しとなる。

従来の装置では、第３図のように温湯１８と冷水１１を
交互に内槽２に溜めて１回毎に排水を行うので、九々槽
−杯分の水量がシリンダー１本当たりムダになる。また
Ｌ字型のノズルが付いてないので温度分布が不均一であ
り、排水中の冷水シャワーがないのでカーボンチッシェ
が乾燥しないように、完全に温湯を排出しないで冷水を
供給するので、冷却効率が悪くなり水量も増える。さら
に温湯現像時間もエアーを供給する機構がないので長か
った。

〈発明の効果〉 本発明のグラビアシリンダー現像装置を使用することに
より、安定した品質の現像結果が得られると共に排水量
が激減する。その上、コンパクトで安価なグラビアシリ
ンダー現像装置を提供することが出来る。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明の実施例の装置を示す一部省略斜視図
、第２図は、同現像中のＡ−Ａ断面図、第３図は既存の
グラビアシリンダー現ａｍを示す一部省略斜視図である
。 ｌ・・・外槽　　　　　　２・・・内槽３・・・温湯、
冷水供給配管 ４・・・水シヤワー配管　５・・・エアー配管６・・・
冷水温度検出器　７・・・温度検出器８・・・１字型ノ
ズル　　９・・・サイレンサー１０・・・逆止弁　　　
１１・・・冷水１２・・・蒸気　　　　１３・・・ｔ４
御盤１４・・・エアー　　　１５・・・処理用排水路１
６・・・一般排水路　１７・・・シリンダー１８・・・
温湯　　　　１９・・・排水電磁弁２０・・・排水切換
え電磁弁 ２１・・・冷水用電磁弁 ２２・・・シャワー用電磁弁 ２３−８気用電磁弁 ２４・・・内槽排水及び温湯製造時の径路２５・・・外
槽排水（オーバーフロラ）２６・・・服用感光シート（
カーポンチフシェ、ピグメントフィルム等） ７・・・温度上昇速度調整用蒸気バルブ特 許 出 願 人 凸 版 印 刷 株 式

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １）グラビアシリンダーを浸漬する槽と該槽へ温水、冷
   水を供給、排出する配管とグラビアシリンダーを回転す
   る機構を持ったグラビアシリンダー現像装置において、
   温水を製造するのに、該槽から配管を取り出し該配管と
   外部からの蒸気配管をサイレンサーに繋ぎ、出口側を該
   槽へ戻し循環させながら温度を調節することを特徴とす
   るグラビアシリンダー現像装置。 ２）温水、冷水を供給する配管の吹き出しノズルをＬ字
   型にし、グラビアシリンダーの前後で方向を逆に取り付
   けた請求項１）記載のグラビアシリンダー現像装置。 ３）冷水系統の配管よりシャワーノズルを分岐し、温湯
   現像が完了し、温湯排水時から冷水が槽に溜まるまでシ
   リンダー表面に冷水のシャワーをかける請求項１）記載
   のグラビアシリンダー現像装置。 ４）温水現像中、エアーノズルよりエアーを出し、シリ
   ンダー表面付近の温水の動きを活発にし、現像の進行を
   早める請求項１）記載のグラビアシダー現像装置。