JPH0333842Y2 - - Google Patents
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- JPH0333842Y2 JPH0333842Y2 JP3063985U JP3063985U JPH0333842Y2 JP H0333842 Y2 JPH0333842 Y2 JP H0333842Y2 JP 3063985 U JP3063985 U JP 3063985U JP 3063985 U JP3063985 U JP 3063985U JP H0333842 Y2 JPH0333842 Y2 JP H0333842Y2
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- 229910000831 Steel Inorganic materials 0.000 claims description 42
- 239000010959 steel Substances 0.000 claims description 42
- 238000003466 welding Methods 0.000 claims description 3
- 239000011229 interlayer Substances 0.000 claims description 2
- 239000011150 reinforced concrete Substances 0.000 claims description 2
- 230000003014 reinforcing effect Effects 0.000 claims 1
- 230000002787 reinforcement Effects 0.000 description 6
- 238000010276 construction Methods 0.000 description 4
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 239000010410 layer Substances 0.000 description 2
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 1
Description
【考案の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
この考案は、鉄骨鉄筋コンクリート造(以下
SRC造と略す)の中高層集合住宅あるいはこれ
に類するホテル建物など、張間方向は連層耐力壁
にて水平力を負担する構造のSRC造建物におけ
る柱梁鉄骨架構の剛接構造に係り、さらにいえ
ば、鉄骨部分が水平力を負担し得るように改良し
た柱梁鉄骨架構の剛接構造に関する。
SRC造と略す)の中高層集合住宅あるいはこれ
に類するホテル建物など、張間方向は連層耐力壁
にて水平力を負担する構造のSRC造建物におけ
る柱梁鉄骨架構の剛接構造に係り、さらにいえ
ば、鉄骨部分が水平力を負担し得るように改良し
た柱梁鉄骨架構の剛接構造に関する。
(従来技術とその問題点など)
従来、SRC造の中高層集合住宅あるいはこれ
に類するホテル建物等における連層耐力壁は、水
平力を鉄骨部分以外の壁にてほぼ100%負担する
か、又はわずかの割合をSRCラーメンにて負担
する構造であつた。
に類するホテル建物等における連層耐力壁は、水
平力を鉄骨部分以外の壁にてほぼ100%負担する
か、又はわずかの割合をSRCラーメンにて負担
する構造であつた。
即ち、SRC造という名目の為の鉄骨梁1は、
例えば第3図A,B,Cに示したように、その横
断面の形態として4本のアングル2…を矩形の四
隅にそれぞれ配置した構成とされていた(第3図
C)。
例えば第3図A,B,Cに示したように、その横
断面の形態として4本のアングル2…を矩形の四
隅にそれぞれ配置した構成とされていた(第3図
C)。
鉄骨柱3には2枚の垂直なガセツトプレート
4,4を突出せしめ、該ガセツトプレート4,4
に対して前記鉄骨梁1のアングル2…それぞれの
ウエブ部分をボルト5…で接合して成る鉄骨架構
が、前記連層耐力壁周辺部に入れられているにす
ぎず、よつて、この鉄骨部分は水平力を負担しな
い納りであつた。第3図C中6…はアングル2,
2間に通した耐力壁縦筋である。
4,4を突出せしめ、該ガセツトプレート4,4
に対して前記鉄骨梁1のアングル2…それぞれの
ウエブ部分をボルト5…で接合して成る鉄骨架構
が、前記連層耐力壁周辺部に入れられているにす
ぎず、よつて、この鉄骨部分は水平力を負担しな
い納りであつた。第3図C中6…はアングル2,
2間に通した耐力壁縦筋である。
しかし、最近の高層建築物設計指針によれば、
例えばSRC造の場合、連層耐力壁周辺架構の柱、
梁について原則として存在曲げ応力の或る割合を
鉄骨部分に負担させること、が要請されている。
その結果、上記したピン接合構造ではとうてい対
応しきれず、鉄骨柱梁を剛接架構とする必要が生
じた。
例えばSRC造の場合、連層耐力壁周辺架構の柱、
梁について原則として存在曲げ応力の或る割合を
鉄骨部分に負担させること、が要請されている。
その結果、上記したピン接合構造ではとうてい対
応しきれず、鉄骨柱梁を剛接架構とする必要が生
じた。
(考案の目的)
そこで、この考案の目的は、鉄骨部分が名目上
のものではなく、水平力に対して耐力上有効であ
るように鉄骨柱梁を剛接合可能な構成に改良した
鉄骨架構剛接合構造を提供することにある。
のものではなく、水平力に対して耐力上有効であ
るように鉄骨柱梁を剛接合可能な構成に改良した
鉄骨架構剛接合構造を提供することにある。
(考案の構成)
上記目的を達成するため、この考案のSRC造
連層耐力壁周辺の鉄骨架構剛接構造は、まず、梁
鉄骨の横断面の形態として4本のアングルを矩形
の四隅に配置した〓形状とし、この梁鉄骨の端部
に前記各アングルのフランジ部及びウエブ部と高
力ボルト又は溶接等の手段で剛接合しブラケツト
を設けた。
連層耐力壁周辺の鉄骨架構剛接構造は、まず、梁
鉄骨の横断面の形態として4本のアングルを矩形
の四隅に配置した〓形状とし、この梁鉄骨の端部
に前記各アングルのフランジ部及びウエブ部と高
力ボルト又は溶接等の手段で剛接合しブラケツト
を設けた。
他方、柱鉄骨には前記梁鉄骨のブラケツトに対
応するブラケツトを突設せしめ、該ブラケツトに
前記梁鉄骨のブラケツトをば連結プレートを介し
て高力ボルト(又はその他の手段でも可)により
必要十分な強さで剛接合した構成とされている。
応するブラケツトを突設せしめ、該ブラケツトに
前記梁鉄骨のブラケツトをば連結プレートを介し
て高力ボルト(又はその他の手段でも可)により
必要十分な強さで剛接合した構成とされている。
(実施例)
さらに、図示した実施例により詳細に説明す
る。
る。
第1図A,B,Cに示した鉄骨架構の場合、梁
鉄骨1は、その横断面の形態として4本のアング
ル2…を矩形の四隅に配置した〓形状に構成され
ている(第1図C)。
鉄骨1は、その横断面の形態として4本のアング
ル2…を矩形の四隅に配置した〓形状に構成され
ている(第1図C)。
この梁鉄骨1の端部にブラケツト7が剛結され
ている。該ブラケツト7は、その根元側略半分、
即ちアングル2の先端部に直角に配置された直角
プレート7cより右側部分が、上下のフランジ板
7a,7a及び両外側のウエブ板7b,7bを前
記4本のアングル2…に外接する箱形に形成され
ている(第1図C)。そして、該フランジ板7a
とウエブ板7bに対して、各アングル2のフラン
ジ部2a、ウエブ部2bが各々高力ボルト9(又
は溶接その他の手段でも可)により剛結されてい
る。
ている。該ブラケツト7は、その根元側略半分、
即ちアングル2の先端部に直角に配置された直角
プレート7cより右側部分が、上下のフランジ板
7a,7a及び両外側のウエブ板7b,7bを前
記4本のアングル2…に外接する箱形に形成され
ている(第1図C)。そして、該フランジ板7a
とウエブ板7bに対して、各アングル2のフラン
ジ部2a、ウエブ部2bが各々高力ボルト9(又
は溶接その他の手段でも可)により剛結されてい
る。
前記ブラケツト7の先端側略半分、即ち、直角
プレート7cの左側部分は、中央ににウエブ7d
をもつ工形断面に形成されている(第1図A)。
プレート7cの左側部分は、中央ににウエブ7d
をもつ工形断面に形成されている(第1図A)。
他方、柱鉄骨3は工形断面であり(第1図A)、
これには前記ブラケツト7の先端側の工形断面と
同形、同大のブラケツト8(フランジ板8a、ウ
エブ板8b)が設けられている。
これには前記ブラケツト7の先端側の工形断面と
同形、同大のブラケツト8(フランジ板8a、ウ
エブ板8b)が設けられている。
そして、上記梁鉄骨1は、現場において、その
ブラケツト7の先端側の中央にウエブ7dをもつ
形断面の部分を、柱鉄骨3の同じく形断面に
形成されたブラケツト8におけるフランジ板8
a、ウエブ板8bとぴつたり突き合わせ、各々に
連結プレート10,11を添えて高力ボルト9…
で締結し剛結合されている。
ブラケツト7の先端側の中央にウエブ7dをもつ
形断面の部分を、柱鉄骨3の同じく形断面に
形成されたブラケツト8におけるフランジ板8
a、ウエブ板8bとぴつたり突き合わせ、各々に
連結プレート10,11を添えて高力ボルト9…
で締結し剛結合されている。
なお、耐力壁縦筋6,6は梁鉄骨1のアングル
2,2間に通して配筋される。
2,2間に通して配筋される。
従つて、この柱梁鉄骨架構は、シンプルな納ま
りで施工性が良く、コストダウンを期待できる。
しかも、従来よりの耐力壁縦筋6の配筋上の長所
を保持した上で、かなりの水平力を負担し得る剛
接合となつているから、鉄骨部分が単に名目上の
ものではなく耐力上も有効なものとなつているの
である。
りで施工性が良く、コストダウンを期待できる。
しかも、従来よりの耐力壁縦筋6の配筋上の長所
を保持した上で、かなりの水平力を負担し得る剛
接合となつているから、鉄骨部分が単に名目上の
ものではなく耐力上も有効なものとなつているの
である。
(第2実施例)
第2図A,B,Cに示した鉄骨架構における、
梁鉄骨1の横断面の形態とブラケツト7の構造、
及び柱鉄骨3′のブラケツト8の構造並びに連結
プレート10,11による両者の剛結態様は、上
記第1実施例と同じである。
梁鉄骨1の横断面の形態とブラケツト7の構造、
及び柱鉄骨3′のブラケツト8の構造並びに連結
プレート10,11による両者の剛結態様は、上
記第1実施例と同じである。
但し、柱鉄骨3′がT形断面のものとされてお
り、従つて、その剛度が大きい点が特長である。
り、従つて、その剛度が大きい点が特長である。
(作用効果)
以上に実施例と併せて詳述したとおりであつ
て、この考案のSRC造連層耐力壁周辺の鉄骨架
構剛接構造は、極めてシンプルな納りで、施工性
が良く、コストダウンを期待できる。
て、この考案のSRC造連層耐力壁周辺の鉄骨架
構剛接構造は、極めてシンプルな納りで、施工性
が良く、コストダウンを期待できる。
しかも、従来よりの耐力壁縦筋6の配筋上の長
所を保持した上で、柱梁鉄骨が或る割合の水平力
を負担し得る剛接合となつているので、最近の高
層建築物設計指針に十分適合する。即ちSRC造
の鉄骨部分は単に名目上の存在ではなく、耐力上
有効な要素となつているのである。
所を保持した上で、柱梁鉄骨が或る割合の水平力
を負担し得る剛接合となつているので、最近の高
層建築物設計指針に十分適合する。即ちSRC造
の鉄骨部分は単に名目上の存在ではなく、耐力上
有効な要素となつているのである。
第1図A,B,Cと第2図A,B,Cはこの考
案に係る鉄骨架構剛接構造について示した要部の
一部破断平面図と立面図及び−,−矢視
断面図である。第3図A,B,Cは従来の鉄骨架
構の要部を示した平面図と立面図及び−矢視
断面図である。
案に係る鉄骨架構剛接構造について示した要部の
一部破断平面図と立面図及び−,−矢視
断面図である。第3図A,B,Cは従来の鉄骨架
構の要部を示した平面図と立面図及び−矢視
断面図である。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 鉄骨鉄筋コンクリート造連層耐力壁周辺の鉄骨
架構において、 (イ) 梁鉄筋1の横断面形状は4本アングル2…を
矩形の四隅に配置した〓形状とされ、この梁鉄
骨1の端部には、アングルの先端部に直角に配
置された直角プレート7cより根元側略半分の
フランジ板7aとウエブ板1bが各アングル2
…の外周に外接され高力ボルト9又は溶接等に
より剛接されており、直角プレート7cより先
端側略半分は中央にウエブ7dをもつ形断面
に形成されたブラケツト7が設けられているこ
と、 (ロ) 柱鉄骨3には、前記梁鉄骨1のブラケツト7
における先端側略半分の中央ににウエブ7dを
もつ形断面と同形、同大のブラケツト8が設
けられていること、 (ハ) 前記梁鉄骨1のブラケツト7の先端側が、柱
鉄骨3に設けたブラケツト8と突き合せられ、
そのフランジ部及びウエブ部は連結プレート1
0,11を添えて高力ボルト9で締結し剛接合
されていること、をそれぞれ特徴とする鉄骨鉄
筋コンクリート造連層耐力壁周辺の鉄骨架構剛
接構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3063985U JPH0333842Y2 (ja) | 1985-03-04 | 1985-03-04 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3063985U JPH0333842Y2 (ja) | 1985-03-04 | 1985-03-04 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61146302U JPS61146302U (ja) | 1986-09-09 |
JPH0333842Y2 true JPH0333842Y2 (ja) | 1991-07-18 |
Family
ID=30530519
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3063985U Expired JPH0333842Y2 (ja) | 1985-03-04 | 1985-03-04 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0333842Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH11264189A (ja) * | 1998-03-17 | 1999-09-28 | Daiwa House Ind Co Ltd | 鉄骨造と鉄骨コンクリート造の複合建物の構築方法 |
-
1985
- 1985-03-04 JP JP3063985U patent/JPH0333842Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS61146302U (ja) | 1986-09-09 |
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