JPH0333667Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0333667Y2
JPH0333667Y2 JP1983176832U JP17683283U JPH0333667Y2 JP H0333667 Y2 JPH0333667 Y2 JP H0333667Y2 JP 1983176832 U JP1983176832 U JP 1983176832U JP 17683283 U JP17683283 U JP 17683283U JP H0333667 Y2 JPH0333667 Y2 JP H0333667Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cassette
tape cassette
storage case
chamber
tape
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1983176832U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6084573U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP17683283U priority Critical patent/JPS6084573U/ja
Publication of JPS6084573U publication Critical patent/JPS6084573U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0333667Y2 publication Critical patent/JPH0333667Y2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Packaging Of Annular Or Rod-Shaped Articles, Wearing Apparel, Cassettes, Or The Like (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案はテープカセツトを収納するカセツト収
納ケースに関し、特にカセツト収納ケース本体内
部に室部を突設し、この室部内に乾燥剤を収容す
ることにより、磁気記録テープを酸化、カビ等か
ら防止しうるようにしたカセツト収納ケースに関
する。
従来技術 一般に磁気記録テープは、磁性粉とバインター
の混合物をポリエステルフイルムよりなるベース
に塗布し、これを筐体内に設けたテープ巻回体に
巻回し、テープカセツトとして、使用されている
ことは周知の通りである。ところで、磁気記録テ
ープに使用される磁性粉としては従来よりγ−
Fe2O3又はコバルト含有酸化鉄、合金磁性粉等が
用いられていることもこれ又周知の通りである
が、これらは高密度記録にはすぐれた材料である
反面、酸化しやすいという欠点がある。
考案が解決しようとする課題 この欠点を除去するために、例えば実開昭54−
16416号公報の如く、カセツト収納ケース内に乾
燥剤を入れてその解決を図つたものがある。
しかるに、この公報記載のカセツト収納ケース
に入れられる乾燥剤は、それを固形とし、かつ収
納ケース内で分散しないように一定の大きさにす
る必要があり、使用しうる乾燥剤の種類が限定さ
れてしまう欠点がある。
また一般に乾燥剤は、吸収効果が永久的ではな
いため、適宜交換する必要があるが、この公報記
載の技術は、その点について何等の考慮が払われ
ていなく勘だ不便である欠点もある。
更に、この公知記載の技術はその構成上表面積
が大きくとれ、吸収能力の大きい粒状の乾燥剤を
使用することが難しい欠点がある。
一方、テープカセツトは、工場等で製造されて
販売店等に出荷する際、一方にテープカセツトを
挿脱する開口を有した箱状の収納ケースに収納さ
れた状態で、外気より隔離されるようにプラスチ
ツクフイルムにより包装された形態で出荷されて
いる。しかしながら、新しいテープカセツトを記
録又は再生するにはこのフイルムを破るため、記
録又は再生後のテープカセツトは外気と接する状
態になる。このため、例えば高温多湿の地域(九
州、四国、沖縄、東南アジア等)ではテープカセ
ツトを使用した後、長期間(例えば3箇月から1
年間)にわたり使用せずに保管しておくと使用時
に外気に接したテープの外面及びリールフランジ
の内面側に空気中の菌類が付着し、それが、湿気
となりカビが発生しやすい。すなわち、通常のテ
ープカセツトは、収納ケース内にほぼ密閉状態で
保管されるため、空気中の菌類はそのままの状態
で高温多湿な状態に曝され、これにより、カビ等
が発生ていたものである。この様なテープカセツ
トを再び記録/再生すると、カビによりS/Nの
低下、ドロツプ等が生じる。
本考案はかかる点に鑑みなされたものであり、
従来のカセツト収納ケースに若干の工夫すなわ
ち、乾燥剤の収納場所をカセツト収納ケースの内
方に収納されたテープカセツトのリールハブ孔内
に相対的に嵌入するよう形成した室部内とし、こ
の乾燥剤を収納ケースが閉じたままの状態で、容
易に交換可能とし、しかも、テープカセツトを収
納ケースの底面より若干浮き上がらせてそれとの
間にすきまを形成して乾燥効果を向上させるよう
にしたカセツト収納ケースを提供するものであ
る。
問題を解決するための手段 本考案は上記問題点を解決したカセツト収納ケ
ースを提供することを目的とするものであり、テ
ープカセツトを収納するカセツト収納ケース本体
の内方に、収納されたテープカセツトのリールハ
ブ孔内に相対的に嵌入しテープカセツトの内部と
連通しうる通気孔と底面開口とを有する室部を突
設し、室部の底面開口にこれを塞ぐキヤツプを脱
着自在に取付け、室部内に湿気をとる乾燥剤を底
面開口より挿入しカセツト収納ケース本体外とは
隔離して収納してなるように構成したものであ
る。
作 用 本考案によれば、テープカセツトの内部と連通
しうる通気孔と底面開口とを有する室部が形成さ
れ、この室部の底面開口にキヤツプが脱着自在に
取付けられる。また湿気をとる乾燥剤を底面開口
より挿入し、カセツト収納ケース本体とは離隔し
た形で室部内に収容する。
実施例 第1図及び第2図は本考案になるカセツト収納
ケースの一実施例の平面図及び側面図である。
両図中、1は1/2インチビデオテープのカセツ
トを収納するカセツト収納ケースであり、蓋部2
及び収納部3と、蓋部2と収納部3とを接続する
背面図4とより大略構成されており、背面部4を
折曲することにより蓋部2が矢印A方向に回動し
収納部3を覆つて閉蓋する。
収納部3はテープカセツトをガタツキなく安定
状態に保持するようテープカセツトの輪郭形状に
沿つて垂立した四角形の枠部5と、底面部6の上
面のテープカセツトの巻取リール及び供給リール
に対応する位置に突設した円柱状の突出部7,8
を有している。また、収納部3の枠部5の周囲に
は水平方向の縁部9が設けられており、蓋部2は
天板10の周囲縁部に閉蓋時縁部9に対向するコ
字状の壁部11を有している。
なお、突出部7と8は同一構成であるので、第
3図では突出部7側のみを説明し、突出部8の説
明は省略する。
第3図中、室部となる突出部7は内部が円柱形
状の空洞である収容室7aと収容室7aの周囲を
覆う壁部7bとより構成されている。壁部7bは
側面7b−1及び頂部7b−2に収容室7a内と突
出部7の外部とを連通する通気孔7cを穿設され
ている。また、収容室7aの底面部6には開口1
2が設けられており、収容室7aを密閉するキヤ
ツプ13が開口12に嵌入する。
14は乾燥剤で、例えばシリカゲル等の粒状の
乾燥剤が袋に詰めてあり、開口12より収容室7
a内に挿入され、キヤツプ13に開口12を塞が
れて突出部7に収納される。なお、通気孔7cよ
り大きい粒状の乾燥剤であれば、そのまま収容室
7a内に収容でき、その場合多くの粒状の乾燥剤
の表面積の集合により吸水能力を高めて乾燥効果
をより大としうる。
第4図に示す如く、テープカセツト15をカセ
ツト収納ケース1の収納部3内に装着し、背面部
4を折曲し蓋部2を矢印A方向に回動させると、
蓋部2は天板10でテープカセツト15を矢印
X1方向に押圧しながら壁部11を収納部3の枠
部5の外側に嵌合させて閉塞しカセツト収納ケー
ス1内を密閉してテープカセツト15を外気より
隔離する。
閉蓋されたカセツト収納ケース1内では、収納
部3内に収納したテープカセツト15の供給リー
ル16のリールハブ孔16aに突出部7が、巻取
リール17のリールハブ孔17aに突出部8が相
対的に嵌入する。突出部7,8の頂部7b−2
8b−2高さ寸法がリールハブ孔16a及び17
aの奥行きの寸法より長いため、供給リール16
と巻手リール17は夫々突出部7,8の嵌入によ
り相対的に板バネ18の弾撥力に抗して矢印X2
方向に移動し、テープカセツト15の底板15a
より離間する。したがつて、両リール16,17
はテープカセツト15内で浮いた状態に持と上げ
られ、テープカセツト15の底面15aと下側フ
ランジ16b,17bとの間にすきま19を形成
する。
突出部7,8の収納室7a,8は通気孔7c,
8cと突出部7,8の外周に形成されたすきま1
9とを介してテープカセツト15の内部と連通さ
れる。このため、突出部7,8に収納された乾燥
剤14は通気孔7c,8cとすきま19を通して
テープカセツト15内の湿気を吸い取り、テープ
20の表面及びリールフランジ16,17の内側
等のカビ発生を防止する。
したがつて、テープカセツト15は外気を隔離
される密閉されたカセツト収納ケース1内に外部
からの衝撃等から保護される安定した状態で収納
され、且つ乾燥剤14によりテープカセツト15
の内部の湿気を吸いとられて乾燥状態で保存され
るため、湿気の多い地域で長時間使用しない場合
でも、再び再生する際カビの発生によるS/N比
の低下及びドロツプアウト等の無い良好な状態に
保管される。
なお、乾燥剤14が消耗した際はカセツト収納
ケース1を閉じたままキヤツプ13を取り外して
新品と交換し、再びキヤツプ13で開口12を塞
ぎ収容部7a,8aを密閉すれば良い。
応用例 上記実施例では1/2インチビデオテープのテー
プカセツトを収納するカセツトの収納ケースとし
て説明したが、、これに限らず例えば3/4イン
チのテープカセツトあるいはオーデイオ用のコン
パクトカセツト等に適用しうるのは勿論である。
効果 上述の如く、本考案になるカセツト収納ケース
は、テープカセツトを収納するカセツト収納ケー
ス本体の内方に、該収納されたテープカセツトの
リールハブ孔内に相対的に嵌入し該テープカセツ
トの内部と連通しうる通気孔と底面開口とを有す
る室部を突設し、該室部の底面開口にこれを塞ぐ
キヤツプを脱着自在に取付け、該室部内に湿気を
とる乾燥剤を該底面開口より挿入して該カセツト
収納ケース本体外とは隔離して収容してなる構成
としたので、以下に挙げる特長を有する。
リールハブ孔に嵌入する位置に乾燥剤を収容
する突出部を設けたため、テープカセツト内の
湿気を除去して特にテープ及びリールフランジ
のカビの発生を防止出来、例えば高温多湿の地
域で長時間保管した後記録/再生する場合で
も、カビによるS/Nの低下、ドロツプアウト
の発生を防止出来テープカセツトを良好な状態
に保管しうる。
突出部の底部開口にこれを塞ぐキヤツプを脱
着自在に設けてなるため、ケースを閉じたまま
乾燥剤を容易に交換することができる。しか
も、通気孔より大なる粒状の乾燥剤を突出部内
に収容することができ、乾燥剤の表面積を大に
して乾燥効果をより大にしうる。
突出部がリールハブ孔内に嵌入するため、邪
魔にならずカセツト収納ケースの外観形状を必
要最小限の大きさで形成出来、カセツト収納ケ
ースを小型にしうる。
更に、本考案になるカセツト収納ケースは、室
部の頂部を、テープカセツトが収納された際に、
そのリールハブを相対的に押し上げ、該テープカ
セツトの底面より離間させる高さ寸法としたた
め、突出部の周囲にリールフランジの下側のテー
プカセツトの底面のすきまが形成され、テープカ
セツト内の湿気を効率良く除去できる。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は夫々本考案になるカセツト
収納ケースの一実施例を平面図及び側面図、第3
図は本考案の要部である突出部を拡大して示す縦
断面図、第4図は第1図及び第2図に示すカセツ
ト収納ケースにテープカセツトを収納し閉蓋した
状態の縦断面図である。 1…カセツト収納ケース、7,8…室部(突出
部)、7a…収容室、7b−2…頂部、7b−c…
通気孔、12…開口、13…キヤツプ、14…乾
燥剤、15…テープカセツト、16…供給リー
ル、16a,17a…リールハブ孔、17…巻取
リール、18…板バネ、19…すきま。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) テープカセツトを収納するカセツト収納ケー
    ス本体の内方に、該収納されたテープカセツト
    のリールハブ孔内に相対的に嵌入し該テープカ
    セツトの内部と連通しうる通気孔と底面開口と
    を有する室部を突設し、該室部の底面開口にこ
    れを塞ぐキヤツプを脱着自在に取付け、該室部
    内に湿気をとる乾燥剤を該底面開口より挿入し
    該カセツト収納ケース本体外とは隔離して収容
    してなるカセツト収納ケース。 (2) 該室部の頂部は該テープカセツトが収納され
    た際そのリールハブを相対的に押し上げ該テー
    プカセツトの底面より離間させる高さ寸法とさ
    れている実用新案登録請求の範囲第1項記載の
    カセツト収納ケース。
JP17683283U 1983-11-16 1983-11-16 カセツト収納ケ−ス Granted JPS6084573U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17683283U JPS6084573U (ja) 1983-11-16 1983-11-16 カセツト収納ケ−ス

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17683283U JPS6084573U (ja) 1983-11-16 1983-11-16 カセツト収納ケ−ス

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6084573U JPS6084573U (ja) 1985-06-11
JPH0333667Y2 true JPH0333667Y2 (ja) 1991-07-17

Family

ID=30384341

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP17683283U Granted JPS6084573U (ja) 1983-11-16 1983-11-16 カセツト収納ケ−ス

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6084573U (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5416416B2 (ja) * 1973-12-21 1979-06-22

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5140846Y2 (ja) * 1971-08-30 1976-10-05
JPS5416416U (ja) * 1977-07-07 1979-02-02

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5416416B2 (ja) * 1973-12-21 1979-06-22

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6084573U (ja) 1985-06-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0419629B2 (ja)
US4119195A (en) Protective case
US4651876A (en) Cassette protective cover
JPH0333667Y2 (ja)
JPH0340784Y2 (ja)
JPH0424879Y2 (ja)
JPH07242275A (ja) 防湿具
JPH0447820Y2 (ja)
US5793583A (en) Magnetic disk cartridge
JPH04503279A (ja) 密閉磁気テープカートリッジ内の粉塵抑制
JPS6020211Y2 (ja) テ−プカセツト
JPS6017114Y2 (ja) テ−プカセツト
JPS606935Y2 (ja) カ−トリツジ
JPH0447812Y2 (ja)
JPS6090170A (ja) デイジタルデイスク収納ケ−ス
JPH0413800Y2 (ja)
JPS6038533Y2 (ja) カセットの保護カバ−
JPS6017113Y2 (ja) テ−プカセツト
JPH062941Y2 (ja) カセット収納ケース
JP3755680B2 (ja) ディスクカートリッジ用の収納ケース
JPH07237690A (ja) 情報記録媒体カートリッジの収納ケース
JPH0350066Y2 (ja)
KR19990008291A (ko) 경량 비디오 카세트 카트리지
JP3002104U (ja) ビデオカセット収納ケ−ス
JPH04319589A (ja) テープカセット