JPH0333588Y2 - - Google Patents

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JPH0333588Y2
JPH0333588Y2 JP1986132689U JP13268986U JPH0333588Y2 JP H0333588 Y2 JPH0333588 Y2 JP H0333588Y2 JP 1986132689 U JP1986132689 U JP 1986132689U JP 13268986 U JP13268986 U JP 13268986U JP H0333588 Y2 JPH0333588 Y2 JP H0333588Y2
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JP
Japan
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cushion material
foam
foam cushion
base
air
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JP1986132689U
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JPS6339095U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は、自転車用サドル、特にロードレー
サー、トライアスロンなど高性能長距離用自転車
に主として装備される自転車用サドルに関する。
従来技術 自転車用サドルは身体を定位置に支え、ハンド
ル操作とペタリングの中心となる重要な機能を奏
し、また複雑な荷重を受けるものである。そこ
で、形態的には特異な形をなしており、身体の重
力荷重を支える支承面も広くはなく、身体への押
圧力も支承面と対応する部位に集中し、疲労を生
じさせやすいものである。従来この集中する押圧
力を適当に緩衝し、周囲に分散するものとして
は、例えば、エアークツシヨンがある。このエア
ークツシヨンは、衝撃、振動の吸収分散にすぐれ
た効果を発揮するが、形状が変形しやすく、ふわ
ふわして常に安定性がないものである。したがつ
て、全力疾走するときに乗員の出力エネルギーの
ロスが多く、かつ身体を疲労させやすい欠点があ
つた。
課題を解決するための手段 ベース上にフオームクツシヨン材を発泡形成
し、該表面を皮革又は塩化ビニールなどのトツプ
で包被した自転車用サドルにおいて、前記フオー
ムクツシヨン材より柔軟な弾力をもち、連続又は
独立の気泡のフオームクツシヨン材の全面に合成
樹脂ゾル密封外皮を被覆してフオームクツシヨン
材に含有するエアーを密閉し、一般フオームクツ
シヨン性とエアークツシヨン性とを兼ね具えた柔
軟クツシヨン材を設け、該柔軟クツシヨン材を前
記ベース上のフオームクツシヨン材の主として乗
員身体の重力荷重を受ける部位中にくるんで装置
したことを特徴とする自転車用サドルにある。
作 用 この考案は前記のようになるから、フオーム組
織作用による独特の衝撃吸収性に加えて外皮で囲
撓されたフオームクツシヨン中のエアー作用によ
るエアークツシヨン効果を得ることができ、従来
の単一フオームクツシヨンでは限度まで圧縮し、
吸収できない振動、衝撃をそのまま身体へ伝達し
ていたが、この考案ではエアークツシヨン作用で
衝撃、振動をほぼ完全に吸収、分散し、身体への
伝達を軽減する。またサドルの表面側に柔軟クツ
シヨン材が配されるからソフトなクツシヨン作用
で身体によくなじみ、当りが部分的に偏ることが
ないため疲労が少なく長時間走行ができる。さら
にクツシヨン材の2重構成からクツシヨン部材の
厚みを可及的肉薄とすることができ、良好なホー
ルド性を得ることができる。
実施例 以下、この考案を実施例である図面により説明
すると、1はこの考案自転車用サドル、2はサド
ルベース、3は前記ベース2上に所要の形状をな
して発泡されるウレタンフオームクツシヨン材、
4は前記ウレタンフオームクツシヨン材3を包被
する皮革又は塩化ビニールレザー製トツプであ
る。
5aはこの考案の要部となる柔軟クツシヨン材
で、第1の実施例は、第3図に示すようにベース
上に発泡形成するフオームクツシヨン材3より柔
軟な弾力をもち、かつ気泡が連続する連続気泡5
1aの連続気泡フオームクツシヨン材51(第4
図参照)を所要の厚みに形成し、該クツシヨン材
の表面に適当の粘度をもつた塩化ビニールゾルを
デツピング又は吹付け塗装手段などにより所要厚
の被膜になして所要強度の密封外皮61を被覆し
て設ける。この柔軟クツシヨン材5aをサドルベ
ース2上に発泡形成されたウレタンフオームクツ
シヨン材3の主として乗員身体の重力荷重を受け
る部位中にインサートしてなるものである。
第2の実施例の第5図に示す柔軟クツシヨン材
5bは、前記第1の実施例と同様の形状と柔軟性
をもち、かつ気泡が独立する独立気泡52aの独
立気泡フオームクツシヨン材52(第6図参照)
を形成しその全面に第1の実施例同様の工程で塩
化ビニールゾルなど合成樹脂ゾルをデツピング又
は吹付け塗装手段などにより所要厚の被膜になし
て所要強度の密封外皮62を被覆してなるもので
ある。
考案の効果 この考案は前記のように、サドルベース上に発
泡形成されるフオームクツシヨン材より柔軟な弾
力をもつフオームクツシヨン材の全面に所要厚の
外皮を被覆して空気を密閉することによつて、一
般フオームクツシヨン性とエアークツシヨン性と
を同時に兼ね具えた柔軟クツシヨン材を設け、こ
れをサドルベースに発泡形成されるフオームクツ
シヨン中にインサートしたものであるから、フオ
ーム組織作用による独特の衝撃吸収性に加えて外
皮で囲撓されたフオームクツシヨン中のエアー作
用によるエアークツシヨン効果を得ることがで
き、従来の単一フオームクツシヨンでは限度まで
圧縮し、吸収できない振動、衝撃をそのまま身体
へ伝達していたが、この考案ではエアークツシヨ
ン作用で衝撃、振動をほぼ完全に吸収、分散し、
身体への伝達を軽減するものである。またサドル
の表面側に柔軟クツシヨン材が配されるからソフ
トなクツシヨン作用で身体によくなじみ、当りが
部分的に偏ることがないため疲労が少なく長時間
走行ができる。さらにクツシヨン材の2重構成か
らクツシヨン部材の厚みを可及的肉薄とすること
ができ、良好なホールド性を得ることができる。
よつて、極めてホールド性とクツシヨン性が良
く長時間にわたる力強いペタリングによる高速走
行しても、乗員身体のサドルへの当接部が疲労し
ない自転車用サドルを提供できるのである。
【図面の簡単な説明】
図面はこの考案の実施例を示すもので、第1図
は考案サドルの要部を示す一部切欠き平面図、第
2図は第1図A−A線に沿う断面図、第3図は第
1実施例の柔軟クツシヨン材の一部切り欠き側面
図、第4図は同じく柔軟クツシヨン材構成部材で
ある第1実施例の連続気泡フオームクツシヨン材
の拡大部分断面図、第5図は第2実施例の柔軟ク
ツシヨン材の一部切り欠き側面図、第6図は同じ
く柔軟クツシヨン材構成部材である第2実施例の
独立気泡フオームクツシヨン材の拡大部分断面図
である。 1……自転車用サドル、2……サドルベース、
3……ウレタンフオームクツシヨン材、4……ト
ツプ、5a,5b……柔軟クツシヨン材、51…
…連続気泡フオームクツシヨン材、51a……連
続気泡、52……独立気泡フオームクツシヨン
材、52a……独立気泡、61,62……密封外
皮。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ベース上にフオームクツシヨン材を発泡形成
    し、該表面を皮革又は塩化ビニールなどのトツプ
    で包被した自転車用サドルにおいて、前記フオー
    ムクツシヨン材より柔軟な弾力をもち、連続又は
    独立の気泡のフオームクツシヨン材の全面に合成
    樹脂ゾル密封外皮を被覆してフオームクツシヨン
    材に含有するエアーを密閉し、一般フオームクツ
    シヨン性とエアークツシヨン性とを兼ね具えた柔
    軟クツシヨン材を設け、該柔軟クツシヨン材を前
    記ベース上のフオームクツシヨン材の主として乗
    員身体の重力荷重を受ける部位中にくるんで装置
    したことを特徴とする自転車用サドル。
JP1986132689U 1986-09-01 1986-09-01 Expired JPH0333588Y2 (ja)

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JP1986132689U JPH0333588Y2 (ja) 1986-09-01 1986-09-01

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JP1986132689U JPH0333588Y2 (ja) 1986-09-01 1986-09-01

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JPS6339095U JPS6339095U (ja) 1988-03-14
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5325723B2 (ja) * 2009-09-18 2013-10-23 本田技研工業株式会社 乗り物用サドルおよび倒立振子型移動体

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4844913U (ja) * 1971-09-29 1973-06-12

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JPS4844913U (ja) * 1971-09-29 1973-06-12

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JPS6339095U (ja) 1988-03-14

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