JPH0333258B2

JPH0333258B2 -

Info

Publication number: JPH0333258B2
Application number: JP15071684A
Authority: JP
Inventors: Tsutomu Kubo; Kazuo Terao; Nobuo Momotake; Masatsugu Kajimoto; Junichi Hama; Hidekyo Tachibana; Tooru Teshigahara
Original assignee: Fuji Xerox Co Ltd
Current assignee: Fujifilm Business Innovation Corp
Priority date: 1984-07-20
Filing date: 1984-07-20
Publication date: 1991-05-16
Also published as: JPS6128976A

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）本発明は非磁性一成分現像装置、特に担持体上
に供給された現像剤を層形成部材により所定厚さ
の現像剤層とし、この現像剤層を静電潜像に搬送
して可視像に現像する現像装置に関するものであ
る。

（従来の技術）電子複写機等においては、静電潜像を可視像に
現像するために、非磁性一成分現像装置が使用さ
れており、従来、第４図に示すような現像装置が
知られている。なお、第５図には、第４図装置を
矢印Ｃ方向から見た状態が示されている。第４図
において、ホツパー２内には現像剤１が供給さ
れ、また、担持体４、搬送ロール３は、それぞ
れ、矢印Ａ、Ｂ方向に回転し、すなわち同一方向
に回転移動するようになつており、前記現像剤１
は、搬送ロール３により担持体４に転送される。
担持体４には、規制部材すなわち層形成部材５が
均一な圧力で接触し、該層形成部材５により現像
剤１は、所定厚さの現像剤層６とされる。そし
て、この所定厚さの現像剤層６は、保持体（図示
せず）上の静電潜像に搬送され、これにより、静
電潜像は、可視像に現像されることとなる。

（発明が解決しようとする問題点）このような非磁性一成分現像装置においては、
層形成部材５によつて担持体４上には長手方向に
沿つて常に一定の量（厚さ）の現像剤層が形成さ
れるが、現像剤１の量を常に一定して供給するこ
とは困難である。このため、層形成部材５の長手
方向の両端部から、第５図に示すように、現像剤
１がこぼれてしまうという問題が生じていた。

従つて、本発明の目的は、層形成部材の長手方
向両端部から現像剤がこぼれ落ちることなく、均
一な現像剤層を形成できるようにした非磁性一成
分現像装置を提供することである。

（問題点を解決するための手段、作用）本発明の非磁性一成分現像装置は、担持体に現
像剤を供給し、層形成部材により該担持体上に現
像剤の薄層を形成すると共に電荷を与え、これを
静電潜像を保持する保持体に送り、該静電潜像上
に現像剤を付着せしめて可視像に現像する非磁性
一成分現像装置において、前記層形成部材は、担
持体に対してドクター方向に延びておりその先端
部が担持体表面に接触しない程度にわずかの間隙
をもつて配設され、該層形成部材の長手方向両端
部には、層形成部材の先端部の両端を担持体に圧
接する圧接部材が設けられていることを特徴とす
る。

（実施例）以下、図面に基づいて本発明の実施例を説明す
る。

第１図には、本発明の実施例による非磁性一成
分現像装置が示され、第２図には、第１図装置を
矢印Ｅ方向から見た状態が示されている。

第１，２図において、現像装置は、現像剤１を
貯蔵するホツパー２を備えており、現像剤１を担
持体４上に重力により送るために、ホツパー２は
担持体４の直上に設けられている。現像剤１は、
ブレード状の層形成部材５により、一定の層厚で
担持体４上に付着され、現像剤層１とされるとと
もに、摩擦帯電により帯電する。この現像剤層
は、担持体４の回転により、感光体等である保持
体（図示せず）に送られ、保持体上の静電潜像上
に付着し、これにより、静電潜像は可視像に現像
されることとなる。なお、現像に使用されなかつ
た現像剤層、すなわち現像剤１は、搬送ロール３
により、、担持体４の表面から取り除かれ、再び
ホツパー２内に戻される。

なお、担持体４、搬送ロール３は、それぞれ、
矢印Ａ、Ｄ方向に回転する。また、層形成部材５
は、通常の場合、厚さ0.06〜0.2mmのSUS３０４
板バネ材から形成されており、担持体４に対して
ドクター方向すなわち担持体４の回転方向（矢印
Ａ方向）と反対方向に伸びている。この層形成部
材５は、担持体４の回転方向（矢印Ａ方向）の長
さが約10〜40mm程度であり、その先端部５ａが担
持体４表面に接触しない程度にわずかの間隙（約
１〜３mm程度）をもつて配設されている。なお、
層形成部材５は、ホルダー７により保持されてい
る。

前記層形成部材５の長手方向両端部材には圧接
部材８，９が設けられ、該圧接部材８，９は、幅
５〜20mmの範囲で層形成部材５の先端部両端を担
持体４方向に圧接させている。すなわち、圧接部
材８，９は、100〜2000ｇ／mm²の圧接応力で層形
成部材５の長手方向両端部を押さえており、これ
により、該層形成部材５の先端部両端は、担持体
４と接触することとなる。この圧接部材８は、テ
フロン製の毛材８ａ、該毛材８ａ上に積層された
フエルト８ｂ、及び該フエルト８ｂ上に積層され
た押付用ホルダー８Ｃから成り、前記毛材８ａ
は、層形成部材５及び担持体４に接し、押付用ホ
ルダー８Ｃにより該層形成部材５及び担持体４に
圧接させられている。なお、圧接部材９も圧接部
材８と同様に３層構造から成つている。

そして、現像剤１は搬送ロール３により、担持
体４に送られ、担持体４の回転及び層形成部材５
により、担持体４上には、現像剤１の薄層が形成
される。このとき、層形成部材５の長手方向両端
部には、圧接部材８，９が設けられているので、
層形成部材５の先端部両端は、担持体４と接触し
ており、該両端部の現像剤１は、担持体４の表面
からかき落とされ、ホツパー領域に再び戻され
る。なお、ホツパー領域は、ホツパー２及び層形
成部材５により構成されている。

従つて、実施例によれば、層形成部材５の長手
方向両端部においては、現像剤１が担持体４の表
面からかき落とされるので、該両端部には現像剤
１が存在しない。このため、層形成部材５の長手
方向両端部から現像剤１がこぼれ落ちることがな
く、従つて、担持体４の両端部における現像剤１
のこぼれ落ちを防止することができ、均一な現像
剤層を形成することが可能となる。

次に、第３図には、本発明の他の実施例による
非磁性一成分現像装置が示されている。

この第３図の実施例においては、層形成部材５
の先端部の両端は、幅10mmで切欠形成され、切欠
部５ｂ，５ｃとされており、該切欠部５ｂ，５ｃ
が担持体４表面に接触するように、層形成部材５
が取り付けられている。従つて、層形成部材５の
先端部両端は、担持体４と確実に接触することと
なり、担持体４の両端部の現像剤１は、担持体４
表面から効果的にかき落とされ、該両端部の現像
剤１のこぼれを更に有効に防止できる。なお、層
形成部材５の長手方向両端部には、圧接部材（第
３図では図示せず）を設けることが好適である
が、圧接部材を取り付けない場合にも、現像剤１
のこぼれ落ち防止という機能を十分に果たすこと
ができる。

（発明の効果）以上説明したように、本発明によれば、層形成
部材の長手方向両端部からの現像剤のこぼれ落ち
を防止し、それゆえ、担持体両端部における現像
剤のこぼれを防止することができ、均一な現像剤
層を形成することが可能となる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施例による非磁性一成分現
像装置の概略構成図、第２図は第１図装置を矢印
Ｅ方向から見た状態を示す図、第３図は本発明の
他の実施例による非磁性一成分現像装置を示し第
２図と同様の状態を示す図、第４図は従来の非磁
性一成分現像装置の概略構成図、第５図は第４図
装置を矢印Ｃ方向から見た状態を示す図である。１……現像剤、２……ホツパー、３……搬送ロ
ール、４……担持体、５……層形成部材、５ａ…
…先端部、５ｂ，５ｃ……切欠部、６……現像剤
層、７……ホルダー、８，９……圧接部材、８ａ
……毛材、８ｂ……フエルト、８ｃ……・押付用
ホルダー。

Claims

【特許請求の範囲】１担持体に現像剤を供給し、層形成部材により
該担持体上に現像剤の薄層を形成すると共に電荷
を与え、これを静電潜像を保持する保持体に送
り、該静電潜像上に現像剤を付着せしめて可視像
に現像する非磁性一成分現像装置において、前記層形成部材は、担持体の回転方向と反対方
向に伸びておりその先端部が担持体表面に接触し
ない程度にわずかの間〓をもつて配設され、該層
形成部材の長手方向両端部には、層形成部材の先
端部の両端を担持体に圧接する圧接部材が設けら
れるとともに、前記層形成部材の先端部の両端は
切欠形成されており、該切欠部が担持体表面に接
触するように、層形成部材が取り付けられている
ことを特徴とする非磁性一成分現像装置。