JPH0333238Y2 - - Google Patents

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JPH0333238Y2
JPH0333238Y2 JP1987123673U JP12367387U JPH0333238Y2 JP H0333238 Y2 JPH0333238 Y2 JP H0333238Y2 JP 1987123673 U JP1987123673 U JP 1987123673U JP 12367387 U JP12367387 U JP 12367387U JP H0333238 Y2 JPH0333238 Y2 JP H0333238Y2
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JP
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lever member
bale
roll
movable part
hook
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JP1987123673U
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JPS6426945U (ja
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  • Storage Of Harvested Produce (AREA)
  • Preliminary Treatment Of Fibers (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、ロールベーラのベール成形完了感知
装置に係り、特にロールベーラが、わら、乾草等
の被束縛物を所定の大きさに圧縮成形したときに
これを検出するロールベーラのベール成形完了感
知装置に関する。
[従来の技術] ロールベーラのベール成形完了感知装置は、ロ
ールベールの成形完了を感知することにより、作
業者にこれを喚起せしめたり、成形されたロール
ベールを紐で結縛するための結縛手段を起動させ
る装置として知られており、結縛手段の提案(例
えば「特開昭60−217825号公報」)において種々
開示されている。
第2図に示すように、従来この種の装置Aは、
ベール室a内で捲回生成されるロールベールの捲
径を、レバ部材bの揺動量で検知するようになつ
ている。
ベール室aは、図中、略縦半割りされて固定部
cと可動部dとに分けられ、その径方向を区画し
て並設された圧縮用ローラeによつてロールベー
ルを成形するようになつている。固定部cと可動
部dとは、ロールベールが所定の捲径に成形され
たときに、可動部dを上方に展開させてベール室
aを開放し得るように、互いに上部において枢支
されていると共に、下部に、これらを係止させて
おくためのフツクfを備えている。また固定部c
には、走行車輪g及び公知の拾い上げ装置hが備
えられている。
フツクfには、一端が固定部cに突設された軸
iに着脱自在に掛止されていると共に、他端がレ
バ部材bの途中に軸支されている。このレバ部材
bは、支点となる一端が可動部dに回動自在に支
持されていると共に、他端にはフツクfと反対側
に設けられたスプリングjが張架されており、フ
ツクiを係止位置に保持させている。また、レバ
部材bには、結縛手段kを起動させるための当接
部材が具設されており、レバ部材bの揺動をリ
ンク部材m,nによつて固定部cの上部に設けら
れた結縛手段kまで伝達するようになつている。
このように構成されると、所定の捲径に生成さ
れたロールベールは、漸次可動部dを外方へ押動
して、固定部cから離間させる。このとき、フツ
クiは固定側となる軸iに係止されているので、
接続されている可動側のレバ部材bをスプリング
jに抗して揺動させる。この揺動は、当接部材
等により順次伝達されて、結縛手段kを起動させ
ることになる。
[考案が解決しようとする問題点] ところで、ロールベールは、圃場上に列状に集
められた被束縛物を、拾い上げ装置hにより拾い
上げて、ベール室aへ供給して、ロールベールに
成形するものであるが、圃場上の集草列は必ずし
も整然としたものではなく、作業条件等によつて
その幅、量、方向等にバラツキを有して形成され
ている。作業者は、できるだけ供給量が機体の巾
方向に均等になるように、ロールベーラを適宜走
行させることになるが、常に適正な円柱状を保ち
ながら生成させることは難かしく、周面に凹凸の
ある歪な形状となりがちである。
このようなロールベールは、所定の捲径になる
以前であつても、断続的に可動部dを押動し、微
小展開させる。またこの押動は、レバ部材bのス
プリングjにより、増幅された振動となつてより
一層可動部dの展開移動を助長し、感知装置Aを
作動させてしまうことになる。
この誤動作は、所定大になる以前であるにもか
かわらず結縛させることで、重量及び形状に差の
あるロールベールとなつたり、あるいは同じベー
ルを何度も結縛させて結縛用紐の無駄となる等の
問題をひきおこしていた。
そこで本考案は、適性に捲回生成されたロール
ベールによる可動部の揺動のみを許容して、誤動
作を防止する感知装置を提供すべく創案されたも
のである。
[問題点を解決するための手段] 本考案は、固定部及びこの固定部に展開可能に
枢支された可動部で成るベール室を有したロール
ベーラに、固定部に軸支され可動部に取り付けら
れた係止軸に係止されるフツクと、このフツクに
連結され可動部が展開されてフツクが移動したと
きに適宜揺動するレバ部材と、可動部を閉成側に
付勢するスプリングとを設けて構成されたロール
ベーラのベール成形完了感知装置において、固定
部に、レバ部材の急速な揺動を抑止し、緩慢な揺
動を許容するシヨツクアブソーバを設けたもので
ある。
[作 用] ベール室の可動部は、所定の捲径に生成された
ロールベールにより漸次押動されて固定部から離
間する。レバ部材は、この離間によつて所定量揺
動する。シヨツクアブソーバは、所定巻径となる
以前のロールベールに押動されて可動部が一時的
に展開してフツクが移動しようとしたときに、レ
バ部材が揺動するのを抑えると共に、所定巻径に
なつたときにその揺動を許容する。
[実施例] 以下、本考案の実施例を添付図面に従つて説明
する。
第1図は、本考案に係るロールベーラのベール
成形完了感知装置の一実施例を示したものであ
る。この装置Aは、圧縮用ローラ1を備えたベー
ル室2の固定部3と可動部4とに係合して設けら
れている。固定部3は、従来と同様に、下部に走
行車輪5と拾い上げ装置6とを備え、可動部4を
上方展開可能に上部枢支軸7において枢支してい
る。またベール室中央付近に相当する側部には、
ベール成形時にベール室2を閉成しておくために
両部3,4を係止するフツク8が設けられてい
る。フツク8は、可動部4にブラケツト9を介し
て突設された係止軸10に係脱自在に形成されて
いる。
そして、ベール成形完了感知装置Aは、フツク
8の係止軸10と反対側の端部をピン11によつ
て軸支すると共に固定部3に設けられた回動軸1
2の軸廻りに回動自在に支持されたレバ部材13
を有している。即ち、フツク8とレバ部材13と
で、ベールの成形完了を感知するようになつてい
る。
レバ部材13は、フツク8と交差するように起
立姿勢に設けられ、回動軸12を支点とし、ピン
11を力点としたときに、作用点たる上端部14
がフツク8の移動により所定量だけ揺動するよう
になつている。そして、レバ部材13の前方側部
15に、本考案の特長となるシヨツクアブソーバ
16が設けられている。
シヨツクアブソーバ16の両端は、固定部3と
レバ部材13とにそれぞれ回動自在に支持されて
いる。そしてこのシヨツクアブソーバ16は、一
時的かつ急速な力に対しては同等の反力を発生
し、漸次進行する速度のきわめておそい力に対し
ては反力を発生しないように形成されている。即
ち、フツク8及びレバ部材13を急速に移動させ
る動きに対してはこれを緩衝し、且つ所定の捲径
となつたロールベールによる押動に対しては許容
するようになつている。
また、レバ部材13には、シヨツクアブソーバ
16と並んでスプリング17が設けられており、
フツク8をベール室2閉成側に保持すべく付勢さ
れている。そしてこのスプリング17の引張力に
よる傾動を制限するための制限部材18が、スプ
リング17と反対側に設けられている。
さらに、このロールベーラには、ベールの成形
完了を作業者のために表示する表示手段19と、
成形されたベールを紐で結縛するための結縛手段
20とが設けられている。感知装置Aは、リンク
機構によりこれらと連結されている。即ち、作用
点たる上端部14には第1の連接棒21が接続さ
れており、表示手段19となる表示桿22に連結
された第一のL型レバ23へと連結されている。
また、第一のL型レバ23は、第二の連接棒24
を介して第二のL型レバ25へと連結されてお
り、この第二のL型レバ25が、結縛手段20に
接続されている。
表示桿22は、レバ部材13の揺動により固定
部3の上方へ突出するようになつていると共に、
その途中に突設された突起26が、警報ブザ27
のスイツチ28に係合して、警告音を発生させる
ようになつている。
結縛手段20は、起動レバ29を有しており、
これが略上方へ移動されると、ロールベールの結
縛を開始するようになつており、第二のL型レバ
25が、レバ部材13の揺動で駆動されたとき
に、この起動レバ29を移動させるようになつて
いる。
次に本実施例の作用を説明する。
拾い上げ装置6によつて、ベール室2内に順次
供給される被束縛物は、圧縮用ローラ1によつて
圧縮・捲回され、次第に所定の捲径となる大きさ
に生成される。この生成途中で、部分的に凸状と
なつた周面が、不規則に可動部4を展開させるよ
うに押動する。フツク8は、これに同期して移動
されようとするが、シヨツクアブソーバ16がこ
れに抗する反力を発生して、レバ部材13の揺動
を規制するので、表示手段19及び結縛手段20
は作動しない。
適正な所定捲径に成形されたロールベールは、
漸次可動部4を押動する。このとき、シヨツクア
ブソーバ16は、その展開移動を阻む反力を発生
せず、レバ部材13の所定量の揺動を許容する。
これで、表示手段19が作動して作業者にベー
ル成形完了を認知させ、結縛手段20が起動して
成形されたロールベールを紐で結縛する。
このように、所定捲径となつたロールベールの
みを次の作業である結縛へと進行させるので、所
望重量以下のロールベールの発生率を減少させる
ことができる。また、形状に差のないロールベー
ルとなるので、積上作業が容易且つ安全に行い得
る。さらに、同じベールに複数回結縛することが
ないので、紐の無駄使いをなくすことができる。
なお、適用するロールベーラを、圧縮用ローラ
を備えたタイプのものとして示したが、チエン等
によつて圧縮・捲回するタイプであつても、本考
案は適用され得る。また、表示手段、束縛手段は
本図示例に限るものではなく、特にどちらか一方
を備えたものであつてもよい。
[考案の効果] 以上要するに本考案によれば、次のような優れ
た効果を発揮する。
固定部にレバ部材の急速な揺動を抑止し、緩慢
な揺動を許容するシヨツクアブソーバを設けたの
で、ロールベールが所定の巻径になる以前にフツ
クを一時的に移動させても、シヨツクアブソーバ
がこれを抑えることで、所定の巻径になる以前に
レバ部材が揺動するという誤動作が防止できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るロールベーラのベール成
形完了感知装置の一実施例を示した側面図、第2
図は従来のロールベーラのベール成形完了感知装
置を示した側面図である。 図中、2はベール室、3は固定部、4は可動
部、8はフツク、10は係止軸、13はレバ部
材、16はシヨツクアブソーバ、17はスプリン
グである。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 固定部及び該固定部に展開可能に枢支された可
    動部で成るベール室を有したロールベーラに、上
    記固定部に軸支され上記可動部に取り付けられた
    係止軸に係止されるフツクと、該フツクに連結さ
    れ上記可動部が展開されて上記フツクが移動した
    ときに適宜揺動するレバ部材と、上記可動部を閉
    成側に付勢するスプリングとを設けて構成された
    ロールベーラのベール成形完了感知装置におい
    て、上記固定部に、上記レバ部材の急速な揺動を
    抑止し、緩慢な揺動を許容するシヨツクアブソー
    バを設けたことを特徴とするロールベーラのベー
    ル成形完了感知装置。
JP1987123673U 1987-08-12 1987-08-12 Expired JPH0333238Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1987123673U JPH0333238Y2 (ja) 1987-08-12 1987-08-12

Applications Claiming Priority (1)

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JP1987123673U JPH0333238Y2 (ja) 1987-08-12 1987-08-12

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Publication Number Publication Date
JPS6426945U JPS6426945U (ja) 1989-02-15
JPH0333238Y2 true JPH0333238Y2 (ja) 1991-07-15

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ID=31372738

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JP1987123673U Expired JPH0333238Y2 (ja) 1987-08-12 1987-08-12

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JP4592426B2 (ja) * 2005-01-14 2010-12-01 株式会社Ihiスター 巻回材の長さ制御装置、巻回材の巻回装置及びロールベーラ
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JPS62181716A (ja) * 1986-02-07 1987-08-10 スタ−農機株式会社 ロ−ルベ−ラ

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JPS6426945U (ja) 1989-02-15

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