JPH0332827Y2 - - Google Patents

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JPH0332827Y2
JPH0332827Y2 JP1987075616U JP7561687U JPH0332827Y2 JP H0332827 Y2 JPH0332827 Y2 JP H0332827Y2 JP 1987075616 U JP1987075616 U JP 1987075616U JP 7561687 U JP7561687 U JP 7561687U JP H0332827 Y2 JPH0332827 Y2 JP H0332827Y2
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JP
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protrusion
cylindrical body
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roller
core
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JP1987075616U
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Description

【考案の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本考案は、液体の塗布・吸収用或は除塵・清掃
用のローラに関する。
<従来の技術> 従来より第3図に示す様な清掃用のローラがあ
つた。又同様の構造のペンキ塗布用のローラがあ
つた。これらは、上記各用途に使用するロールa
を回動自在に保持する保持部bに固定したもので
ある。保持部bは、ロールaを回動可能に貫く軸
部cと、ロールaを他者表面に押圧転動するため
の把手dとを備えている。これらのローラは、例
えばロールaの周面へ、外周面に粘着部材を有す
る円筒状体eを取り外し可能に装嵌したものであ
る(液体の塗布や吸収に使用するのとは別の用途
に使用する場合は、それらに対応する部材が外周
面に設けられた円筒状体を使用する)。即ち汚れ
て清掃力が落ちれば同じものと交換出来る構造の
ものである。
しかし、このようなローラは、芯部材たるロー
ルaに嵌めた円筒状体eが擦れて外れてしまうこ
とが往々にしてあり、極寒地等でロールaが収縮
した場合には、一層その問題が顕著に現れるもの
であつた。そのため、実開昭60−27848号、実開
昭60−47459号においては、ロールの外周面に突
条を形成し、この突条を紙製等の円筒状体の内周
面に食い込ませることにより、円筒状体の外れを
防止したローラが提案されている。又、これらの
ローラ及び実開昭60−53262号記載のローラにお
いては、弾性変形可能な支持片をロールの軸方向
に突出形成し、この支持片の弾性により円筒状体
の内周面を外方向に押圧することにより、保持強
度を高めている。
<考案が解決しようとする課題> ところが、ローラの軸芯からその外周面の突条
までの長さは、極寒地で生ずるロールの収縮に伴
い、収縮してしまう。これに対して、円筒状体は
紙等で製造されているとき等では、円筒状体の収
縮はさほど著しくない。その結果、ローラにおけ
る突条とローラの中心までの長さと、円筒状体の
半径とが差が大きくなり、ローラから円筒状体が
抜けてしまうおそれは完全には解消されない。
しかも、上記のローラにおける突条は、それ自
身に弾性はなく、円筒状体の内周面を弾性変形さ
せて、突条の食い込みをなすものである。そのた
め、ローラの回動を繰り返すうちに、円筒状体の
内周面の弾性変形部分と、突条との嵌合が緩み、
円筒状体の擦れが生ずるおそれがある。詳しく
は、ローラが回動する際、芯部材たるロールの突
条から、円筒状体の内周面の弾性変形部分に対
し、ロールの回動方向への力が、加えられること
となる。そして、ローラは前後に回動を繰り返し
行うものであるため、その力は前後方向に繰り返
し加わることとなる。その結果、円筒状体の内周
面の弾性変形部分は、徐々に前後方向に広がり、
突条との嵌合に緩みが生じてしまうこととなる。
又、上記の支持片においては、この支持片の基
部から先端に向かうに従い、徐々に拡径すること
により、径外方向への弾性を有するようにしたも
のである。従つて、支持片は、その全体が円筒状
体の内周面に接触することとはならず、その先端
においてのみ、円筒状体の内周面に接触すること
となる。特に、極寒地においてロールの径が収縮
したときには、点接触となる傾向が顕著に現れて
しまい、円筒状体に対する支持が不完全となつて
しまう。
さらに、上記の支持片においては、径方向の弾
性を有するものの、周方向に対する弾性は有して
いない。そのため、上記の突条の場合と同様、ロ
ーラの前後回動に伴う前後方向に加わる力を吸収
することができない。又さらに、この支持片は、
円筒形のロールの軸方向に突出形成されているた
め、ロールの着脱の際に無理な力が加わると、そ
の根本から折れたり曲がつたりするおそれがあ
る。
<課題を解決するための手段> そこで、本考案は筒状体1と、この筒状体1の
芯になる芯部材2と、この芯部材2を前後へ回動
可能に保持する保持部材3,4とを備えてなるロ
ーラにおいて、次の構成を特徴とするローラを提
供することにより、上記の課題を解決する。
本考案のローラにおいては、芯部材2の外周面
よりも突出する突起部5が、この芯部材2の略一
端から略他端にかけて形成されている。この突起
部5の少なくとも前後の基部には、弾性を有する
可撓部6が形成されている。この突起部5の突出
高さは一定であり、且つ、芯部材2の軸芯から突
起部5先端までの長さが筒状体1の半径より大き
いものとされている。又、上記可撓部6は、突起
部5の長手方向に沿つて且つ、突起部5の長手方
向の略全長に渡つて形成されている。そして、こ
の可撓部6を介して突起部5が芯部材2本体に対
して弾性を持つて支持されると共に、筒状体1に
芯部材2を挿入した際、可撓部6による弾性によ
り、突起部5が径内方向に後退し且つ突起部5が
上記筒状体1の内周面を外方向に押圧するもので
あることを特徴とする。尚、本考案の上記構にお
いて、前後とは、ローラの芯部材2の回動方向に
対する前後を意味するものである。
<作用> 本考案のローラにおいては、芯部材2の外周面
よりも突出する突起部5が、この芯部材2の略一
端から略他端にかけて形成され、この突起部5の
突出高さは一定であり、且つ、芯部材2の軸芯か
ら突起部5先端までの長さが筒状体1の半径より
大きいものとされている。従つて、突起部5は、
その全長に渡つて、筒状体1の内周面に線接触す
る。そしてこの突起部5の少なくとも前後の基部
には、弾性を有する可撓部6が形成され、この可
撓部6は、突起部5の長手方向に沿つて且つ、突
起部5の長手方向の略全長に渡つて形成されてい
る。従つて、突起部5は、可撓部6によつて、長
手方向の略全長、即ち、その線接触の全域に渡つ
て、径方向への弾性が与えられる。その結果、温
度差による芯部材2の収縮に係わらず、可撓部6
による弾性により、突起部5が筒状体1の内周面
と線接触した状態で、筒状体1を外方向に押圧す
ることができる。
又、本考案のローラにおいては、突起部5の少
なくとも前後に形成された可撓部6の弾性によ
り、突起部5が上記筒状体1の内周面を外方向に
押圧するものである。この時、筒状体1の内周面
が、前記実開昭60−27848号、実開昭60−47459号
と同様に紙製等の場合、筒状体1の内周面も幾分
変形し、突起部5が筒状体1の内周面に食い込む
こととなる。そして、ローラの回動がなされる
と、芯部材2の突起部5から、筒状体1の内周面
に対し、芯部材2の回動方向への力が、加えられ
ることとなる。ところが、本考案においては、突
起部5の少なくとも前後には、弾性を有する可撓
部6が形成され、この突起部5が可撓部6を介し
て芯部材2本体に支持されているものであるた
め、前後の可撓部6が変形することによりその力
の一部を吸収する。従つて、突起部5と筒状体1
の内周面との接触部分に対し、回転方向への大き
な力が加わることを防止すことができる。よつ
て、力が前後方向に繰り返し加わつても、従来の
様に、食い込み部分が前後方向に広がつて突条の
嵌合に緩みが生じてしまうという事態が発生しに
くいものである。
又、筒状体の内周面の剛性が高く食い込みの変
形が生じないものであつても、前後の可撓部6が
変形することにより、回転方向への力の一部を吸
収し、筒状体の内周面と突起部との接触箇所がず
れてしまうことを防ぎ、筒状体の空回りを防止す
ることが可能となる。
<実施例> 以下に図面を参照して、この考案の好適な実施
例を例示的に詳しく説明する。ただし、この実施
例に記載されている構成部品の寸法、形状、材
質、その相対配置などは、特に特定的な記載がな
いかぎりは、この考案の範囲をそれらのみに限定
する趣旨のものではなく、単なる説明例に過ぎな
い。
第1図に本考案の一実施例を示す。
周面に、粘着部材或は粘着テープ等の除塵用吸
着部材、又はスポンジ等の吸湿部材が設けられた
中空の円筒状体1を、別体のロール2に取り外し
自在に装着する。このロール2は円柱状であり、
その(回転体としての)対称軸がシヤフト3によ
つて(途中まで)貫かれている。このシヤフト3
を回動軸としてロール2は回動自在に軸止されて
いる。シヤフト3はその一端がロール2外部に延
長され、その延長部3′端部には把手4が延設さ
れている(シヤフト3の延長部3′は第1図に示
す通りの屈曲方向に限定されるものではない)。
上記ロール2は、通常中空部材で有り、その肉
厚部分を成型して、その表面には、中空の円筒状
体1の内周面と当接する突起部5が設けられてい
る。従つて突起部5や突起部5付近も中空であ
る。この突起部5の適宜位置へ更に突出した部分
或は凹んだ部分を設ける。この突出或は凹んだ部
分(図では、突出した態様を示してある。)が、
可撓部6として撓み、突起部5の突出方向に対す
る可動幅を広げている。このような構成の突起部
5自身は、自立性を持つために適当な強度が付与
されており、円筒状体1の内周面に対する押圧弾
性というものは、たいして与えられてはいないも
のである。従つて可撓部6が、その弾性を担うの
である。この可撓部は、設定場所・数を図示した
ものに限定する旨ではなく(数を変えたものを第
2図に示す。)、突起部5の突出方向に対する可動
幅を広げるものであれば、それをもつて実施して
もよい。
ここではロール2が、中空であるためその肉厚
部分を利用して、上記構成が成されているのであ
る。従つて、突起部分5付近に肉厚が他より薄い
部分を設ける等の他より撓み易い部分を形成する
事によつて、可撓部としても同様の効果が期待出
来る。上記ロール2は、それ自身が適当な弾性を
有する材料で形成される事によつて、より効果を
成す。
又ロール2が中空でない場合(中空であつても
突起部5やその付近が中空である場合の同様)の
対応として、弾性を有する部分を備えた部材をロ
ール2表面に固定して対応しても同様の効果が期
待出来る。
尚、上記突起部5は、この芯部材2の略一端か
ら略他端にかけて形成されている。そして、可撓
部6は、この突起部5の少なくとも前後の基部に
形成されている。この突起部5の突出高さは一定
であり、且つ、芯部材2の軸芯から突起部5先端
までの長さが筒状体1の半径より大きいものとさ
れている。又、上記可撓部6は、突起部5の長手
方向に沿つて且つ、突起部5の長手方向の略全長
に渡つて形成されているものである。
またロール2のシヤフト3を軸とする軸方向に
対する「ずれ」を考慮して、この軸方向に対する
抜け止め構造を併設する事によつて一層の効果を
期待しうる(例えば同一出願人による、実願昭61
−98545号、実願昭61−98546号、実願昭61−
98547号、実願昭61−167207号、実願昭61−
173600号、実願昭62−32965号、昭和62年4月24
日提出の実用新案「ローラA)、同日提出の実用
新案「ローラB」等)。
<考案の効果> 本願考案の実施によつて、温度の低い地域で前
記ローラを使用する場合も、表面の筒状体が脱落
したり、空回りしたりという事が皆無になつた。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の一実施例を示す一部切欠斜
視図であり、第2図は、その他の実施例を示す要
部説明図である。第3図は、従来例を示す正面図
である。 5……突起部、6……可撓部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 筒状体1と、この筒状体1の芯になる円筒状
    の芯部材2と、この芯部材2を前後へ回動可能
    に保持する保持部材3,4とを備えてなるロー
    ラにおいて、 芯部材2の外周面よりも突出する突起部5
    が、この芯部材2の略一端から略他端にかけて
    形成され、 この突起部5の少なくとも前後の基部に、弾
    性を有する可撓部6が形成され、 この突起部5の突出高さが一定であり、且
    つ、芯部材2の軸芯から突起部5先端までの長
    さが筒状体1の半径より大きいものとされ、 上記可撓部6が、突起部5の長手方向に沿つ
    て、且つ、突起部5の長手方向の略全長に渡つ
    て形成され、 この可撓部6を介して突起部5が芯部材2本
    体に対して弾性を持つて支持されると共に、筒
    状体1に芯部材2を挿入した際、可撓部6によ
    る弾性により、突起部5が径内方向に後退し且
    つ突起部5が上記筒状体1の内周面を外方向に
    押圧するものであることを特徴とするローラ。 2 上記筒状体1が、液体等の吸収部材を、その
    外周面に有するものであることを特徴とする実
    用新案登録請求の範囲第1項記載のローラ。 3 上記筒状体1が、除塵用の粘着部材を、その
    外周面に有するものであることを特徴とする実
    用新案登録請求の範囲第1項記載のローラ。 4 上記保持部材3,4が、筒状体保持部3とこ
    の保持部材3に連設された把手4とからなるこ
    とを特徴とする実用新案登録請求の範囲第1項
    又は第2項又は第3項記載のローラ。
JP1987075616U 1987-05-19 1987-05-19 Expired JPH0332827Y2 (ja)

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JPS63184212U JPS63184212U (ja) 1988-11-28
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