JPH0332775Y2 - - Google Patents

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JPH0332775Y2
JPH0332775Y2 JP1986056689U JP5668986U JPH0332775Y2 JP H0332775 Y2 JPH0332775 Y2 JP H0332775Y2 JP 1986056689 U JP1986056689 U JP 1986056689U JP 5668986 U JP5668986 U JP 5668986U JP H0332775 Y2 JPH0332775 Y2 JP H0332775Y2
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warm air
switching valve
seal body
introduction pipe
air switching
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、内燃機関への吸入空気をエアクリー
ナにおける大気吸入管から吸入するに際して、大
気温度が低いとき排気ガスの余熱等で暖めた暖気
空気を吸入する場合と、大気温度が高いとき大気
空気をそのまゝ吸入する場合とに選択的に切換え
るようにした吸気切換装置に関するものである。
〔従来の技術〕
従来、この種の吸気切換装置は、例えば、実開
昭52−22807号公報等に記載されているように、
エアクリーナへの大気吸入管の途中に、排気マニ
ホールドを覆うヒートプロテクタ等の暖気発生部
からの暖気導入管を接続する一方、前記大気吸入
管内には、当該大気吸入管内への暖気導入管の開
口部を開閉する暖気切換弁を設け、該暖気切換弁
を、吸気マニホールドにおける吸気負圧に関連す
る圧力式作動機構によつて、大気温度が高いとき
には暖気導入管を閉じる一方大気吸入管を大気に
連通し、大気温度が低いときには大気吸入管の大
気への開口を閉じる一方暖気導入管を連通するよ
うに各々切換え作動していることは良く知られて
いる。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかし、従来の切換装置における暖気切換弁
は、暖気空気の導入を行なわないとき、当該暖気
切換弁を暖気導入管の開口部に対して圧力式作動
機構におけるばねにて押圧することによつて、暖
気導入管を閉に保持し、暖気空気を行うときに
は、吸気負圧によつて前記ばねに抗して暖気切換
弁を開くようにしたものであつて、前記暖気切換
弁による暖気導入管の閉は、前記圧力式作動機構
におけるばねにて保持されているのみである一
方、大気吸入管内には大気の吸入によつて大気圧
以下の負圧が発生し、この負圧が前記暖気切換弁
に対してこれを開くように作用して、暖気切換弁
がそのばねに抗して浮き上がり気味になるから、
暖気切換弁に対して、前記暖気導入管の開口部に
接当するゴム等の軟質弾性体製のシール体を設け
たとしても、当該暖気切換弁にて前記暖気導入管
の開口部を閉じた状態でのシール性が悪く、暖気
が大気吸入管内に漏れることになる。
そして、このように大気吸入管からの大気空気
の吸入時において当該大気吸入管内に漏れる暖気
の量は少ないが、暖気切換弁によつて暖気導入管
を閉じているときには、前記ヒートプロテクタ等
の暖気発生部には熱がこもつた状態になつてい
て、そのときにおける暖気の温度は可成り高い温
度になつているから、高い温度の暖気が大気吸入
管内に漏れることで内燃機関への吸入空気の温度
が更に高くなつて、内燃機関に対する吸入空気の
充填効率が低下する上に、温度の高い暖気が大気
吸入管内に流入することによつて、エアクリーナ
におけるフイルタエレメントの寿命が低下するの
であつた。
そこで、この不具合、つまり、高い温度の暖気
が大気吸入管内に漏れることを防止するために
は、前記圧力式作動機構におけるばね力を増大す
れば良いと考えられるが、ばね力を大きくする
と、暖気切換弁を、このばね力に抗して開くとき
に大きな力が必要となるから、前記吸気負圧によ
る圧力式作動機構が大型になるのである。
また、前記軟質弾性体製のシール体における中
心部のみを略球形又は略円錐形に形成して、この
略球形又は略円錐形の中心に、前記ばねによる押
圧力を作用する一方、前記シール体の外周におけ
る平面部を、前記大気吸入管内への前記暖気導入
管の開口部に接当するように構成することが一部
で提案されているが、このシール体は、その外周
における平面部が、前記大気吸入管内への前記暖
気導入管の開口部に対して接触するもので、この
平面部は、前記大気吸入管内と前記暖気導入管と
の間における圧力差によつて、変形するおそれが
大であるから、この場合においても、前記ばね力
を増大しなければならないのである。
本考案は、前記暖気切換弁の閉時において、シ
ール体によるシール性を向上すると共に、前記シ
ール体を、圧力差に対して変形し難い形状に形成
することによつて、前記の問題を解消することを
目的とするものである。
〔課題を解決するための手段〕
この目的を達成するため本考案は、エアクリー
ナへの大気吸入管に、排気マニホールドを覆うヒ
ートプロテクタ等の暖気発生部からの暖気導入管
を接続する一方、前記大気吸入管内に、前記暖気
導入管の大気吸入管内への開口部を開閉するよう
にした暖気切換弁を設け、この暖気切換弁に、前
記暖気導入管の開口部に対する軟質弾性板製のシ
ール体を装着して成る吸気切換装置において、前
記暖気切換弁を、平面板に構成する一方、前記シ
ール体における前記暖気切換弁側の表面と前記暖
気導入管側の表面との両方を、当該シール体の外
周縁までの全体にわたつて前記暖気切換弁に対し
て凸型の略球面に各々形成して、該シール体を、
当該シール体における暖気導入管側表面の外周縁
が前記暖気導入管の開口部における周囲に接当す
るように、前記暖気切換弁側表面における中心部
において前記暖気切換弁に対して取付ける構成に
した。
〔考案の作用・効果〕
この構成において、暖気切換弁を、暖気導入管
の開口部を閉じるように作動したとき、前記暖気
導入管の開口部に対して、前記暖気切換弁に設け
たシール体が接当し、このシール体は、前記暖気
切換弁を閉方向に付勢するばね力にて押圧される
ことになる。
この場合において、本考案は、前記のように、
暖気切換弁を、平面板に構成する一方、前記シー
ル体における前記暖気切換弁側の表面と前記暖気
導入管側の表面との両方を、当該シール体の外周
縁までの全体にわたつて前記暖気切換弁に対して
凸型の略球面に各々形成して、該シール体を、当
該シール体における暖気導入管側表面の外周縁が
前記暖気導入管の開口部における周囲に接当する
ように、前記暖気切換弁側表面における中心部に
おいて前記暖気切換弁に対して取付ける構成にし
たことにより、前記シール体は、その当該シール
体における暖気導入管側表面の外周縁が前記暖気
入管の開口部における周囲に接当し、この状態
で、当該シール体における暖気切換弁側表面にお
ける中心部に対して、前記暖気切換弁を閉方向に
付勢する力が作用する形態になつて、前記シール
体はその全体にわたつて弾性変形することになる
から、例えば、このシール体を、その中心部のみ
を略球形又は略円錐形にして、外周の平面部にお
いて接当するように構成した場合に比べて、当該
シール体に大きいシール性を得ることができると
共に、大気吸入管内と暖気導入管内との圧力差に
よつて変形することを大幅に低減することができ
るのである。
従つて、大気吸入管からの大気空気の吸入に際
して当該大気吸入管内に発生する負圧が、前記暖
気切換弁に対してこれを開くように作用すること
によつて当該暖気切換弁がこれを閉に保持するば
ねに抗して浮き上がつた場合においても、前記シ
ール体は、これ自身における大きい弾力性をもつ
て、暖気導入管の大気吸入管内への開口部の周囲
に対して確実に密接した状態を保つことになるか
ら、暖気切換弁の閉時におけるシール性を、当該
暖気切換弁を閉に保持するためのばね力を増大す
ることなく、ひいては、圧力作動機構を大型化す
ることなく、大幅に向上することができるのであ
る。
その結果、本考案によると、暖気切換弁によつ
て暖気導入管を閉じた場合、つまり大気空気を大
気吸入管から吸入する場合において、暖気導入管
から大気吸入管内への高温の暖気の漏れを低減で
きるから、高温暖気の漏れによつて、大気温度が
高いときにおける内燃機関への吸入空気の充填効
率を低下すること、及びフイルタエレメントの寿
命を低下することを、圧力作動機構を大型化する
ことなく、確実に回避できる効果を奏する。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を図面について説明する
と、図において符号1は、内燃機関(図示せず)
に対するエアクリーナを示し、該エアクリーナ1
における大気吸入管2の一端部は大気に開口し、
該開口部から大気空気を吸入するようになつてい
る。
図中符号3は、排気マニホールド(図示せず)
を覆うヒートプロテクタ等の暖気発生部(図示せ
ず)からの暖気導入管を示し、該暖気導入管3
は、前記大気吸入管2の下面に接続されている。
図中付符号4は、前記大気吸入管2内に設けた
暖気切換弁を示し、該暖気切換弁4は、その回動
により、前記暖気導入管3の大気吸入管2内への
開口部を開閉するように回動自在にピン5にて枢
着されており、且つ、この暖気切換弁4は、前記
大気吸入管2の上面に設けた圧力式作動機構6に
おけるダイヤフラム7にロツド8を介して連結さ
れている。
前記圧力式作動機構6においてダイヤフラム7
にて区成された圧力室9内には、前記暖気切換弁
4を暖気導入管3の閉の方向に付勢するばね10
を設けると共に、この圧力室9を、内燃機関にお
ける吸気マニホールド(図示せず)に負圧伝達通
路11を介して接続して、圧力室9に負圧が作用
したとき前記暖気切換弁4が、負圧によつて図に
実線で示すように上向きに回動して、大気吸入管
2の大気への連通を遮断すると同時に、当該大気
吸入管2内に暖気導入管3を開口連通し、前記圧
力室9を大気に開放すると、前記暖気切換弁4が
ばね10力にて図に二点鎖線で示すように大気吸
入管2内への暖気導入管3の開口部を閉じるよう
に構成する。
また、前記圧力室9から吸気マニホールドへの
負圧伝達通路11中には、大気温度に関連した温
度感知弁12が設けられている。この温度感知弁
12は、大気温度が低いとき吸気負圧を圧力室9
に伝えるが、大気温度が高くなると圧力室9を大
気に関放するように作動するもので、これによ
り、前記暖気切換弁5は、大気温度が低いときに
は大気吸入管2内への暖気導入管3の開口部を開
き、大気温度が高いとき大気吸入管2内への暖気
導入管3の開口部を閉じるように各々切換え作動
する、つまり、大気温度が低いときには暖気導入
管3からの暖気を内燃機関に吸気し、大気温度が
高いときには大気空気を内燃機関に吸気する。
そして、前記暖気切換弁4には、前記暖気導入
管3の開口部に対するゴム等の軟質弾性板製のシ
ール体13を装着するにおいて、前記暖気切換弁
4を、平面板に構成する一方、前記シール体13
における前記暖気切換弁4側の表面13aと暖気
導入管3側の表面13bとの両方を、当該シール
13における外周縁までの全体にわたつて前記暖
気切換弁4に対して凸型の略球面に各々形成する
一方、このシール体13における暖気切換弁側表
面13aの中心部に、突起14を一体的に設け
て、この突起14を、前記暖気切換弁4に穿設し
た孔15内に挿入することにより、当該シール体
における暖気導入管側表面13bの外周部が、前
記暖気導入管3の開口部における周囲に接当する
ように構成する。
この構成において、暖気切換弁4を、暖気導入
管3の開口部を閉じるように作動したとき、前記
暖気導入管3の開口部に対して、前記暖気切換弁
4に設けたシール体13が接当し、このシール体
13は、前記暖気切換弁4を閉方向に付勢するば
ね10にて押圧されることになる。
この場合において、暖気切換弁4を、平面板に
構成する一方、前記シール体13における前記暖
気切換弁4側の表面13aと前記暖気導入管3側
の表面13bとの両方を、当該シール体13の外
周縁までの全体にわたつて前記暖気切換弁4に対
して凸型の略球面に各々形成して、該シール体1
3を、当該シール体13における暖気導入管側表
面13bの外周部が前記暖気導入管3の開口部に
おける周囲に接当するように、前記暖気切換弁側
表面13aにおける中心部において前記暖気切換
弁4に対して取付ける構成にしたことにより、前
記シール体13は、当該シール体13における暖
気導入管側表面13bの外周部が前記暖気導入管
3の開口部における周囲に接当し、この状態で、
当該シール体13における暖気切換弁側表面13
aにおける中心部に対して、前記暖気切換弁4を
閉方向に付勢するばね10の力が作用する形態に
なり、前記シール体13はその全体にわたつて弾
性変形して、当該シール体に大きいシール性を得
ることができると共に、大気吸入管2内と暖気導
入管3内との圧力差によつて変形することを大幅
に低減することができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示す縦断正面図であ
る。 1…エアクリーナ、2…吸入管、3…暖気導入
管、4…暖気切換弁、7…圧力式作動機構、8…
ダイヤフラム、9…圧力室、10…ばね、11…
負圧伝達通路、12…温度感知弁、13…シール
体、13a…シール体の暖気切換弁側表面、13
b…シール体の暖気導入管側表面。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. エアクリーナへの大気吸入管に、排気マニホー
    ルドを覆うヒートプロテクタ等の暖気発生部から
    の暖気導入管を接続する一方、前記大気吸入管内
    に、前記暖気導入管の大気吸入管内への開口部を
    開閉するようにした暖気切換弁を設け、この暖気
    切換弁に、前記暖気導入管の開口部に対する軟質
    弾性板製のシール体を装着して成る吸気切換装置
    において、前記暖気切換弁を、平面板に構成する
    一方、前記シール体における前記暖気切換弁側の
    表面と前記暖気導入管側の表面との両方を、当該
    シール体の外周縁までの全体にわたつて前記暖気
    切換弁に対して凸型の略球面に各々形成して、該
    シール体を、当該シール体における暖気導入管側
    表面の外周縁が前記暖気導入管の開口部における
    周囲に接当するように、前記暖気切換弁側表面に
    おける中心部において前記暖気切換弁に対して取
    付けたことを特徴とする内燃機関における吸気切
    換装置。
JP1986056689U 1986-04-15 1986-04-15 Expired JPH0332775Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6247758B2 (ja) * 1982-06-24 1987-10-09 Bridgestone Cycle Co

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JPS6247758U (ja) * 1985-09-10 1987-03-24

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JPS6247758B2 (ja) * 1982-06-24 1987-10-09 Bridgestone Cycle Co

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