JPH0332772Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0332772Y2 JPH0332772Y2 JP1984163910U JP16391084U JPH0332772Y2 JP H0332772 Y2 JPH0332772 Y2 JP H0332772Y2 JP 1984163910 U JP1984163910 U JP 1984163910U JP 16391084 U JP16391084 U JP 16391084U JP H0332772 Y2 JPH0332772 Y2 JP H0332772Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- diaphragm
- passage
- valve
- cooling water
- egr
- Prior art date
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- Expired
Links
- 239000000498 cooling water Substances 0.000 claims description 17
- 238000001816 cooling Methods 0.000 description 3
- 238000005336 cracking Methods 0.000 description 3
- 230000006866 deterioration Effects 0.000 description 3
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- 238000000034 method Methods 0.000 description 3
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- 239000000463 material Substances 0.000 description 2
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 2
- 239000010985 leather Substances 0.000 description 1
- 239000000779 smoke Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Exhaust-Gas Circulating Devices (AREA)
- Fluid-Driven Valves (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本考案は水冷式のダイヤフラム弁に関する。
[従来技術]
近時、NOXとスモーク対策のため、エンジン
運転状態に応じ排気を吸気に還流させる排気ガス
還流装置が提供されている(例えば本出願人によ
る実開昭56−47247号公報等)。
運転状態に応じ排気を吸気に還流させる排気ガス
還流装置が提供されている(例えば本出願人によ
る実開昭56−47247号公報等)。
このEGR装置の一例を第2図について説明す
る。図示しないエンジンの吸気通路である吸気マ
ニホルドと排気通路である排気マニホルド2との
間には両マニホルドを連通する排路還流通路(以
下EGR通路という)1が設けられ、このEGR通
路1にはEGR通路1を排気マニホルド2側から
閉じるダイヤフラム弁(以下EGR弁という)4
が設けられている。そのEGR弁4の弁軸5の
EGR通路1を貫通して外部に突出した端部は、
EGR通路の側部に固設されたダイヤフラムケー
ス6内に設けられたゴムや皮等の安価な材料で作
られたダイヤフラム7の片方の面に接着結合され
ている。このダイヤフラムケース6はダイヤフラ
ム7により第1の室8と第2の室9とに画成さ
れ、弁軸5の結合されていない第1の室8とダイ
ヤフラム7との間にはダイヤフラム7と弁軸5を
介してEGR弁4を閉弁方向に付勢するコイルス
プリング10が張設されており、また、第1の室
8は吸引口11を介し図示されないバキユーム源
に選択的に接続されるようになつている。
る。図示しないエンジンの吸気通路である吸気マ
ニホルドと排気通路である排気マニホルド2との
間には両マニホルドを連通する排路還流通路(以
下EGR通路という)1が設けられ、このEGR通
路1にはEGR通路1を排気マニホルド2側から
閉じるダイヤフラム弁(以下EGR弁という)4
が設けられている。そのEGR弁4の弁軸5の
EGR通路1を貫通して外部に突出した端部は、
EGR通路の側部に固設されたダイヤフラムケー
ス6内に設けられたゴムや皮等の安価な材料で作
られたダイヤフラム7の片方の面に接着結合され
ている。このダイヤフラムケース6はダイヤフラ
ム7により第1の室8と第2の室9とに画成さ
れ、弁軸5の結合されていない第1の室8とダイ
ヤフラム7との間にはダイヤフラム7と弁軸5を
介してEGR弁4を閉弁方向に付勢するコイルス
プリング10が張設されており、また、第1の室
8は吸引口11を介し図示されないバキユーム源
に選択的に接続されるようになつている。
このように構成され、エンジン運転状態に応じ
て第1の室8がバキユーム源に接続されると、第
1の室8のバキユームによりダイヤフラム7が第
1の室8側へ撓む。このダイヤフラム7の撓みに
より弁軸5を介してEGR弁4が開弁し、排気マ
ニホルド2内の排気を矢印のようにEGR通路1
から吸気マニホルドへ還流させる。
て第1の室8がバキユーム源に接続されると、第
1の室8のバキユームによりダイヤフラム7が第
1の室8側へ撓む。このダイヤフラム7の撓みに
より弁軸5を介してEGR弁4が開弁し、排気マ
ニホルド2内の排気を矢印のようにEGR通路1
から吸気マニホルドへ還流させる。
ところで、排気マニホルド2は高温であり、こ
の温度が弁軸5やEGR通路1の周壁とダイヤフ
ラムケース6を介してダイヤフラム7に伝達され
ると、ダイヤフラム7が200℃以上の高温となつ
て劣化したり亀裂を生じ、EGR弁の耐久性が低
下するという問題がある。これに対し、ダイヤフ
ラムの材質により対処するとコスト高を招く。
の温度が弁軸5やEGR通路1の周壁とダイヤフ
ラムケース6を介してダイヤフラム7に伝達され
ると、ダイヤフラム7が200℃以上の高温となつ
て劣化したり亀裂を生じ、EGR弁の耐久性が低
下するという問題がある。これに対し、ダイヤフ
ラムの材質により対処するとコスト高を招く。
一般にダイヤフラムに冷却手段を設ける技術は
実開昭59−115849号公報に開示されている。しか
しながら、かかる公知技術では電気的な作用でダ
イヤフラムを冷却しようとするものであるから、
その冷却効果が充分ではなく、エンジン排気通路
に設けられたダイヤフラム弁に適用しようとする
ことは困難である。
実開昭59−115849号公報に開示されている。しか
しながら、かかる公知技術では電気的な作用でダ
イヤフラムを冷却しようとするものであるから、
その冷却効果が充分ではなく、エンジン排気通路
に設けられたダイヤフラム弁に適用しようとする
ことは困難である。
また特開昭53−109022号公報には冷却水で
EGR弁のボデーを冷却する技術が開示されてい
る。しかしながら、かかる技術は直接のダイヤフ
ラムを冷却するのではないから、やはり充分にダ
イヤフラム自体を冷却することはできない。
EGR弁のボデーを冷却する技術が開示されてい
る。しかしながら、かかる技術は直接のダイヤフ
ラムを冷却するのではないから、やはり充分にダ
イヤフラム自体を冷却することはできない。
[解決しようとする課題]
したがつて本考案の目的は、ダイヤフラムを直
接に冷却でき、もつてダイヤフラムの耐久性を向
上できるダイヤフラム弁を提供するにある。
接に冷却でき、もつてダイヤフラムの耐久性を向
上できるダイヤフラム弁を提供するにある。
[課題を解決するための手段]
本考案によれば、エンジン排気通路に設けられ
たダイヤフラム弁を開閉するダイヤフラムケース
内に第1および第2のダイヤフラムを設け、その
第1および第2のダイヤフラムの間に冷却水通路
を形成し、その冷却水通路には入口および出口が
設けられている。
たダイヤフラム弁を開閉するダイヤフラムケース
内に第1および第2のダイヤフラムを設け、その
第1および第2のダイヤフラムの間に冷却水通路
を形成し、その冷却水通路には入口および出口が
設けられている。
[考案の作用効果の説明]
したがつて、冷却水は入口から第1および第2
のダイヤフラムの間に形成された冷却水通路に流
入し、第1および第2のダイヤフラムを直接に冷
却し、そして出口から流出する。そして弁軸や
EGR通路の周壁とダイヤフラムケースを介して
ダイヤフラムに伝達された排気マニホルドの熱は
第1および第2のダイヤフラム間の冷却水通路で
冷却される。その結果、ダイヤフラムの熱負荷が
軽減して劣化や亀裂が防止され、ダイヤフラム弁
の耐久性が向上される。
のダイヤフラムの間に形成された冷却水通路に流
入し、第1および第2のダイヤフラムを直接に冷
却し、そして出口から流出する。そして弁軸や
EGR通路の周壁とダイヤフラムケースを介して
ダイヤフラムに伝達された排気マニホルドの熱は
第1および第2のダイヤフラム間の冷却水通路で
冷却される。その結果、ダイヤフラムの熱負荷が
軽減して劣化や亀裂が防止され、ダイヤフラム弁
の耐久性が向上される。
また冷却水はエンジンのラジエータにより充分
な量が得られ、冷却水を用いることにより、熱負
荷に応じての供給量を例えば弁により容易に制御
できる。
な量が得られ、冷却水を用いることにより、熱負
荷に応じての供給量を例えば弁により容易に制御
できる。
[実施例]
以下第1図を参照して本考案の実施例を説明す
る。第1図において第2図に対応する部分につい
ては同じ符号で示し重複説明は省略する。
る。第1図において第2図に対応する部分につい
ては同じ符号で示し重複説明は省略する。
第1図において、ダイヤフラムケース20に
は、第1のダイヤフラム21と第2のダイヤフラ
ム22が二層に張設されており、これら両ダイヤ
フラムにより外側から順に第1の室23、冷却水
通路24および第2の室25が形成される。前記
弁軸5は第2のダイヤフラム22を貫通し、両ダ
イヤフラムに取付けられている。
は、第1のダイヤフラム21と第2のダイヤフラ
ム22が二層に張設されており、これら両ダイヤ
フラムにより外側から順に第1の室23、冷却水
通路24および第2の室25が形成される。前記
弁軸5は第2のダイヤフラム22を貫通し、両ダ
イヤフラムに取付けられている。
前記冷却水通路24には、入口26から冷却水
が流入し出口27から流出し、両ダイヤフラム2
1,22を冷却するようになつている。
が流入し出口27から流出し、両ダイヤフラム2
1,22を冷却するようになつている。
このように構成されており、排気マニホルド2
の高温が弁軸5やEGR通路1の周壁とダイヤフ
ラムケース20を介して伝達されても、ダイヤフ
ラム21,22は冷却水通路24の冷却水に冷却
されるので、ダイヤフラム21,22の熱負荷が
軽減し、従つて劣化や亀裂が防止され、その結
果、EGR弁4の耐久性が向上されるのである。
また、本考案のダイヤフラム弁は排気ブレーキ用
排気シヤツタにも応用できる。
の高温が弁軸5やEGR通路1の周壁とダイヤフ
ラムケース20を介して伝達されても、ダイヤフ
ラム21,22は冷却水通路24の冷却水に冷却
されるので、ダイヤフラム21,22の熱負荷が
軽減し、従つて劣化や亀裂が防止され、その結
果、EGR弁4の耐久性が向上されるのである。
また、本考案のダイヤフラム弁は排気ブレーキ用
排気シヤツタにも応用できる。
[考案の効果]
以上の如く、本考案によれば、冷却水が直接に
ダイヤフラムを冷却するので、ダイヤフラム(第
1および第2のダイヤフラム)の熱負荷をいちじ
るしく軽減できる。したがつて、ダイヤフラムの
劣化や亀裂が防止され、耐久性が向上し、寿命が
延びる。また冷却水を用いるので、流量の制御も
容易である。
ダイヤフラムを冷却するので、ダイヤフラム(第
1および第2のダイヤフラム)の熱負荷をいちじ
るしく軽減できる。したがつて、ダイヤフラムの
劣化や亀裂が防止され、耐久性が向上し、寿命が
延びる。また冷却水を用いるので、流量の制御も
容易である。
第1図は本考案を実施したEGR装置の全体概
略図、第2図は従来のEGR装置全体概略図であ
る。 1…EGR通路、2…排気マニホルド、3…
EGR通路、4…EGR弁、20…ダイヤフラムケ
ース、20,21…ダイヤフラム、24…冷却水
通路。
略図、第2図は従来のEGR装置全体概略図であ
る。 1…EGR通路、2…排気マニホルド、3…
EGR通路、4…EGR弁、20…ダイヤフラムケ
ース、20,21…ダイヤフラム、24…冷却水
通路。
Claims (1)
- エンジン排気通路に設けられたダイヤフラム弁
を開閉するダイヤフラムケース内に第1および第
2のダイヤフラムを設け、その第1および第2の
ダイヤフラムの間に冷却水通路を形成し、その冷
却水通路には入口および出口が設けられているこ
とを特徴とする水冷式ダイヤフラム弁。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1984163910U JPH0332772Y2 (ja) | 1984-10-31 | 1984-10-31 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1984163910U JPH0332772Y2 (ja) | 1984-10-31 | 1984-10-31 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6180354U JPS6180354U (ja) | 1986-05-28 |
JPH0332772Y2 true JPH0332772Y2 (ja) | 1991-07-11 |
Family
ID=30721772
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1984163910U Expired JPH0332772Y2 (ja) | 1984-10-31 | 1984-10-31 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0332772Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2713803B2 (ja) * | 1990-07-03 | 1998-02-16 | 日野自動車工業株式会社 | 水冷式egrバルブを用いた排ガス再循環装置 |
WO2022060561A1 (en) * | 2020-09-15 | 2022-03-24 | Lam Research Corporation | Heat-transferring valve flexure and methods |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS53109022A (en) * | 1977-03-07 | 1978-09-22 | Hitachi Ltd | Exhaust gas re-cycling valve |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59115849U (ja) * | 1983-01-26 | 1984-08-04 | 三菱電機株式会社 | 排ガス制御バルブ |
-
1984
- 1984-10-31 JP JP1984163910U patent/JPH0332772Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS53109022A (en) * | 1977-03-07 | 1978-09-22 | Hitachi Ltd | Exhaust gas re-cycling valve |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6180354U (ja) | 1986-05-28 |
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