JPH0320501Y2 - - Google Patents

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JPH0320501Y2
JPH0320501Y2 JP5406684U JP5406684U JPH0320501Y2 JP H0320501 Y2 JPH0320501 Y2 JP H0320501Y2 JP 5406684 U JP5406684 U JP 5406684U JP 5406684 U JP5406684 U JP 5406684U JP H0320501 Y2 JPH0320501 Y2 JP H0320501Y2
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JP
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air
intake air
cooler
intake
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JP5406684U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、過給機付エンジンの吸気冷却装置
に関するものである。
〔従来技術〕
一般にエンジンの過給機は、吸気(又は混合
気)を燃焼室に加圧供給してその充填効率を高
め、エンジン出力を増大させようとするものであ
るが、この過給機からの加圧空気をそのまま燃焼
室に供給するようにした場合、過給機によつて吸
気を加圧する際に該吸気が断熱圧縮されて高温化
され、吸気密度が低下しているため、充填効率を
十分に向上できないという不具合がある。
そこで従来は、上述のような不具合を解消する
ため、過給機下流の吸気通路に冷却器を設けて、
過給機からの加圧空気を冷却器で冷却し、その吸
気密度を増大させるようにしており、そのような
吸気冷却装置の1例としは、従来、実開昭55−
144816号公報に示されるものがある。
しかるに従来の吸気冷却装置では、通常、吸気
密度が最も低下する夏期の外気温度を基準にして
冷却器の冷却効率等を設定するようにしており、
このようにすると、外気温度が夏期ほど高くなら
ない冬期においては吸気密度もそれほど低下しな
いことから、加圧空気が過冷却されてその吸気密
度が増大し過ぎ、充填効率が高くなり過ぎてノツ
キングが生じ、エンジンの信頼性が低下するおそ
れがある。
〔考案の目的〕
この考案は、かかる問題点に鑑み、エンジンの
耐久性を保証できる過給機付エンジンの吸気冷却
装置を提供せんとするものである。
〔考案の構成〕
そこでこの考案は、走行風によつて加圧空気を
冷却する冷却器を備えた過給機付エンジンの冷却
装置において、外気温度が低いときにはラジエー
タ通過後の暖かい走行風を冷却器に導くようにし
たもので、これにより加圧空気の過冷却を防止す
るようにしたものである。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を図について説明する。
第1図及び第2図は本考案の一実施例による過
給機付エンジンの吸気冷却装置を示す。図におい
て、1はエンジンで、該エンジン1の前方にはラ
ジエータ2が配設され、該ラジエータ2とエンジ
ン1の冷却フアン1aとの間にはフアンシユラウ
ド3が設けられている。
またエンジン1の吸気通路4にはブロワ5a
が、排気通路6にはタービン5bがそれぞれ配設
され、上記ブロワ5aとタービン5bとは相互に
連結されてターボ過給機5を構成している。この
過給機5の下流側吸気通路4には空冷式インター
クーラ(冷却器)7が設けられ、該インタークー
ラ7には走行風を案内する案内路8が接続され、
該案内路8の上流端は車体ボンネツト9に形成さ
れたボンネツトバルジ10に至つている。このボ
ンネツトバルジ10は走行風が円滑に導入される
ように、いわゆる絞りの形状に形成されている。
そして上記案内路8の途中には導通路11の一
端が、該導通路11の他端はフアンシユラウド3
にそれぞれ接続され、該導通路11はラジエータ
2通過後の走行風をインタークーラ7に導入する
ようになつている。また導通路11の途中には開
閉弁12が配設され、該開閉弁12はアクチユエ
ータ13によつて開閉されるようになつている。
また図中、14は案内路8に設けられ、外気温度
を検出する外気温センサ、15は外気温センサ1
4の出力を受け、外気温度が低いときに上記アク
チユエータ13に開信号を出力するコントロール
ユニツトであり、上記開閉弁12、アクチユエー
タ13及びコントロールユニツト15は外気温が
低いときに導通路11を開く開閉弁装置16を構
成している。
次に動作について説明する。
エンジンが作動すると、エンジン1からの排気
流によつて過給機5のタービン5bが回転し、該
タービン5bの回転がブロワ5aに伝達され、該
ブロワ5aは吸入空気を加圧してそれをエンジン
1に向けて圧送する。一方、車両が走行すると、
その走行風(図示の矢印A参照)がボンネツトバ
ルジ10から案内路8を経てインタークーラ7に
導入されており、上記加圧空気は上記インターク
ーラ7で走行風によつて冷却され、所定の吸気密
度に増大された後、エンジン1に供給され、こう
して効率よく過給が行なわれ、充填効率が向上し
てエンジン出力が増大されることとなる。
ところで外気温度が低い場合には、上述のよう
に加圧空気が過冷却されるおそれがある。これに
対し本装置では、外気温度が低いときは、コント
ロールユニツト15が外気温センサ14の出力を
受け、アクチユエータ13に開信号を出力して開
閉弁12を開き、ラジエータ2通過後の暖かい走
行風(図示矢印B参照)が導通路11を経て案内
路8に導入され、外部からの冷たい走行風ととも
にインタークーラ7に送られ、これによりインタ
ークーラ7に導入される走行風(図示矢印C参
照)の温度は高くなり、ブロワ5aからの加圧空
気が過冷却されることはない。
以上のような本実施例の装置では、冬期等、外
気温度が低いときは、ラジエータ通過後の暖かい
走行風をインタークーラに導入するようにしたの
で、加圧空気が過冷却されるのが防止され、その
結果従来装置のように吸気密度が増大し過ぎて充
填効率が高くなり過ぎるという問題は発生せず、
エンジンの耐久性が保証される。
また第3図は本考案の他の実施例を示し、本実
施例では、冷却器として水冷式インタークーラ1
7が用いられている。即ち、吸気通路4の途中に
は水冷式インタークーラ本体17aが配設され、
一方、走行風の案内路8にはインタークーラ本体
17aの冷却水を走行風でもつて冷却するインタ
ークーラ用ラジエータ17bが配設されている。
本実施例においても上記実施例と同様に、外気
温度が低いときに加圧空気の過冷却を防止してエ
ンジンの耐久性を保証できる。
〔考案の効果〕
以上のように本考案によれば、走行風によつて
加圧空気を冷却する冷却器を備えた過給機付エン
ジンの冷却装置において、外気温度が低いときに
はラジエータ通過後の暖かい走行風を冷却器に導
くようにしたので、加圧空気の過冷却を防止で
き、エンジンの耐久性を保証できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例による過給機付エン
ジンの吸気冷却装置を有する車両の概略構成図、
第2図は上記装置の構成図、第3図は本考案の他
の実施例の構成図である。 1……エンジン、2……ラジエータ、4……吸
気通路、5……過給機、7……空冷式インターク
ーラ(冷却器)、11……導通路、16……開閉
弁装置、17……水冷式インタークーラ(冷却
器)。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 過給機より下流の吸気通路に走行風によつて吸
    気を冷却する冷却器を備えたエンジンにおいて、
    ラジエータ通過後の走行風を上記冷却器に導入す
    る導通路と、外気温が低い時に上記導通路を開く
    開閉弁装置とを備えたことを特徴とする過給機付
    エンジンの吸気冷却装置。
JP5406684U 1984-04-11 1984-04-11 過給機付エンジンの吸気冷却装置 Granted JPS60164663U (ja)

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JP5406684U JPS60164663U (ja) 1984-04-11 1984-04-11 過給機付エンジンの吸気冷却装置

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JPS60164663U JPS60164663U (ja) 1985-11-01
JPH0320501Y2 true JPH0320501Y2 (ja) 1991-05-02

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008255991A (ja) * 2000-12-01 2008-10-23 Caterpillar Inc 吸気温度制御システム

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0648115Y2 (ja) * 1988-04-01 1994-12-07 マツダ株式会社 過給機付エンジンの吸気冷却構造
JP2010018156A (ja) * 2008-07-10 2010-01-28 Toyota Motor Corp 車両
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