JPS5851374Y2 - 過給機付エンジンの吸気装置 - Google Patents
過給機付エンジンの吸気装置Info
- Publication number
- JPS5851374Y2 JPS5851374Y2 JP13568280U JP13568280U JPS5851374Y2 JP S5851374 Y2 JPS5851374 Y2 JP S5851374Y2 JP 13568280 U JP13568280 U JP 13568280U JP 13568280 U JP13568280 U JP 13568280U JP S5851374 Y2 JPS5851374 Y2 JP S5851374Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- passage
- intake air
- engine
- cooling water
- intake
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、過給機付エンジンの吸気装置に関する。
特に本考案は、吸気冷却装置を備えた過給機付エンジン
の吸気装置に関する。
の吸気装置に関する。
過給機付エンジンにおいては、過給による圧力上昇のた
め吸気温度が上昇し、この温度上昇の分だけ過給効果が
低下する。
め吸気温度が上昇し、この温度上昇の分だけ過給効果が
低下する。
この問題を解決するためには過給中に吸気を冷却すれば
よく、その冷却にはエンジン冷却水を用いることが便利
である。
よく、その冷却にはエンジン冷却水を用いることが便利
である。
しかし、エンジン冷却水は、普通は約８０℃の温度に維
持されているため、比較的過給圧の低い低速高負荷運転
時には、エンジン冷却水の温度が吸気の温度より高くな
り、逆に吸気を加熱し、充填効率の低下およびノッキン
グの発生等の問題を生ずる恐れがある。
持されているため、比較的過給圧の低い低速高負荷運転
時には、エンジン冷却水の温度が吸気の温度より高くな
り、逆に吸気を加熱し、充填効率の低下およびノッキン
グの発生等の問題を生ずる恐れがある。
過給吸気の温度上昇による影響は、特に高速負荷運転時
に顕著にあられれることを考慮して、エンジン冷却水に
よる吸気冷却を高速高負荷運転時のみに行なうことも考
えられるが、このためには、エンジン冷却水通路に、絞
り弁開度またはエンジン速度に連動する制御弁を設ける
ことが必要となり、構成が複雑になる。
に顕著にあられれることを考慮して、エンジン冷却水に
よる吸気冷却を高速高負荷運転時のみに行なうことも考
えられるが、このためには、エンジン冷却水通路に、絞
り弁開度またはエンジン速度に連動する制御弁を設ける
ことが必要となり、構成が複雑になる。
本考案は、このような点に着目して得られたもので、構
造簡単かつ廉価に構成でき、かつ点検、整備を著しく面
倒にすることなく、高速高負荷運転時に過給吸気をエン
ジン冷却水により効果的に冷却できる吸気冷却装置を提
供することを目的とする。
造簡単かつ廉価に構成でき、かつ点検、整備を著しく面
倒にすることなく、高速高負荷運転時に過給吸気をエン
ジン冷却水により効果的に冷却できる吸気冷却装置を提
供することを目的とする。
すなわち、本考案による過給機付エンジンの吸気装置は
、過給機より下流側の吸気通路が一次側通路と二次側通
路とに分割され、両通路にそれぞれ絞り弁が設けられ、
二次側通路の絞り弁はエンジンの高速高負荷運転領域に
おいて開かれるようになっており、二次側通路の外壁の
みにエンジン冷却水を導びく吸気冷却装置を備えたこと
を特徴とする。
、過給機より下流側の吸気通路が一次側通路と二次側通
路とに分割され、両通路にそれぞれ絞り弁が設けられ、
二次側通路の絞り弁はエンジンの高速高負荷運転領域に
おいて開かれるようになっており、二次側通路の外壁の
みにエンジン冷却水を導びく吸気冷却装置を備えたこと
を特徴とする。
本考案のこの特徴によれば、過給吸気の冷却にエンジン
冷却水を用いるので、他に特別の冷媒を用いるばあいに
比し過給吸気冷却系統の構造を簡単にでき、保守点検等
の整備が著しく面倒になることがない。
冷却水を用いるので、他に特別の冷媒を用いるばあいに
比し過給吸気冷却系統の構造を簡単にでき、保守点検等
の整備が著しく面倒になることがない。
そして、過給吸気をエンジン冷却水により冷却するばあ
いに生じる問題は、吸気装置の二次側通路の外壁にのみ
該エンジン冷却水を導びくという構成により解決できる
。
いに生じる問題は、吸気装置の二次側通路の外壁にのみ
該エンジン冷却水を導びくという構成により解決できる
。
すなわち、過給吸気がエンジン冷却水と熱交換関係にお
かれるのは、吸気通路のうちの二次側通路においてのみ
であり、この二次側通路では、過給吸気がエンジン冷却
水より高温になる高速高負荷運転時に吸気流が生じるの
で、過給吸気の効果的な冷却が可能になる。
かれるのは、吸気通路のうちの二次側通路においてのみ
であり、この二次側通路では、過給吸気がエンジン冷却
水より高温になる高速高負荷運転時に吸気流が生じるの
で、過給吸気の効果的な冷却が可能になる。
また、低速高負荷運転時には、過給吸気は一次側通路か
ら供給されるので、該吸気の温度がエンジン冷却水の温
度より低くても、過給吸気がエンジン冷却水により加熱
されて充填効率の低下、ノンキングの発生等の問題を生
ずる恐れがない。
ら供給されるので、該吸気の温度がエンジン冷却水の温
度より低くても、過給吸気がエンジン冷却水により加熱
されて充填効率の低下、ノンキングの発生等の問題を生
ずる恐れがない。
さらに、一次側通路にもエンジン冷却水を導びくよ５に
構成し、このエンジン冷却水の流通を運転条件に応じて
制御するような構成をとるばあいに比し、冷却水の制御
機構等を必要としない点で有利である。
構成し、このエンジン冷却水の流通を運転条件に応じて
制御するような構成をとるばあいに比し、冷却水の制御
機構等を必要としない点で有利である。
以下、本考案の実施例を図について説明すると、エンジ
ン１は、吸気通路２及び排気通路３を有し、吸気通路２
にはエンジン１に吸入される空気量を測定する流量計４
が配置されている。
ン１は、吸気通路２及び排気通路３を有し、吸気通路２
にはエンジン１に吸入される空気量を測定する流量計４
が配置されている。
流量計４の出力は、制御装置５に与えられ、該制御装置
５の出力により燃料噴射弁６が制御される。
５の出力により燃料噴射弁６が制御される。
流量計４の下流側において、吸気通路２には過給機Ｉが
設けられ、該過給機Ｉは、排気通路３に設けた排気ター
ビン８により駆動される。
設けられ、該過給機Ｉは、排気通路３に設けた排気ター
ビン８により駆動される。
吸気通路２は、過給機Ｉより下流側において、仕切壁９
により一次側通路１０と二次側通路１１とに分割され、
該両道路１０．１１にはそれぞれ絞り弁１２．１３が配
置されている。
により一次側通路１０と二次側通路１１とに分割され、
該両道路１０．１１にはそれぞれ絞り弁１２．１３が配
置されている。
二次側通路１１の絞り弁１３は、エンジン１の高速高負
荷運転領域で開くように制御される。
荷運転領域で開くように制御される。
二次側通路１１の外壁には放熱フィン１４が設けられ、
この放熱フィン１４を囲んで冷却水ジャケット１５が形
成されている。
この放熱フィン１４を囲んで冷却水ジャケット１５が形
成されている。
冷却水ジャケット１５はエンジンシリンダまわりの冷却
水ジャケット１６に接続され、エンジン冷却水が冷却水
ジャケット１６から冷却水ジャケット１５に循環するよ
うになっている。
水ジャケット１６に接続され、エンジン冷却水が冷却水
ジャケット１６から冷却水ジャケット１５に循環するよ
うになっている。
エンジンの低速高負荷運転時には、過給圧はさほど高く
なく過給吸気の温度はエンジン冷却水の温度より低いが
、この時点では二次側通路１１の絞り弁１３が閉じてい
るため、二次側通路１１に吸気の流通はなり、シたがっ
て吸気がエンジン冷却水により加熱されることはない。
なく過給吸気の温度はエンジン冷却水の温度より低いが
、この時点では二次側通路１１の絞り弁１３が閉じてい
るため、二次側通路１１に吸気の流通はなり、シたがっ
て吸気がエンジン冷却水により加熱されることはない。
過給吸気がエンジン冷却水より高温になる高速高負荷運
転領域では、二次側通路１１の絞り弁１３が開かれ、吸
気が該二次側通路１１に流通するため、冷却水ジャケッ
ト１５内のエンジン冷却水により吸気が冷却され、過給
効果が高められる。
転領域では、二次側通路１１の絞り弁１３が開かれ、吸
気が該二次側通路１１に流通するため、冷却水ジャケッ
ト１５内のエンジン冷却水により吸気が冷却され、過給
効果が高められる。
図面は本考案の一実施例を示す一部断面図である。
２・・・・・散気通路、３・・・・・・排気通路、７・
・・・・・過給機、８・・・・・・排気タービン、１０
・・・・・・一次側通路、１１・・・・・・二次側通路
、１２，１３・・・・・・絞り弁、１５．１６・・・・
・・冷却水ジャケット。
・・・・・過給機、８・・・・・・排気タービン、１０
・・・・・・一次側通路、１１・・・・・・二次側通路
、１２，１３・・・・・・絞り弁、１５．１６・・・・
・・冷却水ジャケット。
Claims (1)
- 吸気過給のため吸気通路に設けられた過給機と、前記過
給機より下流側の吸気と熱交換関係にエンジン冷却水を
導びく吸気冷却装置とを有する過給機付エンジンの吸気
装置において、前記過給機より下流側の吸気通路が一次
側通路と二次側通路とに分割され、両通路にそれぞれ絞
り弁が設けられ、前記二次側通路の絞り弁はエンジンの
高速高負荷運転領域において開かれるようになっており
、前記吸気冷却装置は、前記二次側通路の外壁にのみエ
ンジン冷却水を導びいてなることを特徴とする過給機付
エンジンの吸気装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13568280U JPS5851374Y2 (ja) | 1980-09-24 | 1980-09-24 | 過給機付エンジンの吸気装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13568280U JPS5851374Y2 (ja) | 1980-09-24 | 1980-09-24 | 過給機付エンジンの吸気装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5758723U JPS5758723U (ja) | 1982-04-07 |
| JPS5851374Y2 true JPS5851374Y2 (ja) | 1983-11-22 |
Family
ID=29495840
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP13568280U Expired JPS5851374Y2 (ja) | 1980-09-24 | 1980-09-24 | 過給機付エンジンの吸気装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5851374Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH01169018U (ja) * | 1988-05-18 | 1989-11-29 |
-
1980
- 1980-09-24 JP JP13568280U patent/JPS5851374Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5758723U (ja) | 1982-04-07 |
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