JPH0632118U - 車両のヒータ装置 - Google Patents

車両のヒータ装置

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JPH0632118U
JPH0632118U JP6951292U JP6951292U JPH0632118U JP H0632118 U JPH0632118 U JP H0632118U JP 6951292 U JP6951292 U JP 6951292U JP 6951292 U JP6951292 U JP 6951292U JP H0632118 U JPH0632118 U JP H0632118U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
egr
valve
passage
heater
engine
Prior art date
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Pending
Application number
JP6951292U
Other languages
English (en)
Inventor
勝 魚躬
崇 岡田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
UD Trucks Corp
Original Assignee
UD Trucks Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by UD Trucks Corp filed Critical UD Trucks Corp
Priority to JP6951292U priority Critical patent/JPH0632118U/ja
Publication of JPH0632118U publication Critical patent/JPH0632118U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ヒータの効きを改善するため、ヒータ回路を
循環するヒータ温水をEGR通路を利用して、EGRを
行わないときにも排気熱で効率よく加温できるようにす
る。 【構成】 エンジンの冷却水を熱源とする車両のヒータ
装置において、エンジンの排気を吸気系に還流するEG
R通路4と、EGR通路4を開閉するEGR弁6を備
え、EGR通路4の外周に冷却ジャケット7を形成する
と共に、EGR通路4のEGR弁6上流側を開閉弁9を
介して排気通路2に接続する一方、冷却ジャケット7を
ヒータ回路のヒータコア上流側に配管すると共に、EG
R非作動域のときにエンジン冷却水温に応じて開閉弁9
を制御する手段13を備える。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は車両のヒータ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
車両のヒータ装置としては、エンジンの冷却水(温水)や冷却風(温風)を熱 源とするものが良く知られている。なお、ディーゼルエンジンの排気を吸気系に 還流して排気中のNOxを低減するEGR装置において、高温のEGRガスが原 因する諸種の熱害を防止するため、エンジンの冷却水でEGRガスを冷却するよ うにしたものは提案されている(実開平1ー166255号公報,実開平2ー4 6056号公報参照)。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、このようなヒータ装置では既述のように熱源をエンジンの発熱量に 依存するにすぎないので、エンジンの発熱量が少ない低回転・低負荷などの条件 下でヒータ水温の上昇幅が小さく、したがってヒータコアの交換熱量も少ないた め、十分にヒータが効かないという問題点があった。とくに、車室空間の広いワ ンボックス車などの場合、エンジン始動直後のヒータの効き不良が問題になる。
【0004】 この考案はこのような問題点に着目してなされたもので、ヒータコアを循環す るエンジンの冷却水(ヒータ温水)をEGR通路を利用して、排気熱で効率よく 上昇させることが可能な装置の提供を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
そのため、この考案はエンジンの冷却水を熱源とする車両のヒータ装置におい て、エンジンの排気を吸気系に還流するEGR通路と、EGR通路を開閉するE GR弁を備え、EGR通路の外周に冷却ジャケットを形成すると共に、EGR通 路のEGR弁上流側を開閉弁を介して排気通路に接続する一方、冷却ジャケット をヒータ回路のヒータコア上流側に配管すると共に、EGR非作動域のときにエ ンジン冷却水温に応じて開閉弁を制御する手段を備える。
【0006】
【作用】
EGR作動域ではEGR弁が開くため、エンジンの排気がEGR通路を介して 吸気系に還流されるので、そのEGRガスの熱量で冷却ジャケットを通るヒータ 温水が加温される。つまり、EGRガスを冷却しつつ高いヒータ水温が得られる ことになる。
【0007】 EGR非作動域ではEGR弁が閉じるが、例えばエンジン冷却水温が低いとき に開閉弁が開くと、エンジンの排気がEGR通路から開閉弁を通して排気通路へ と流れるため、その排気熱で冷却ジャケットを通るヒータ温水が加温される。し たがって、エンジンの始動暖機時などでもヒータ水温を効率よく上昇させること が可能となる。
【0008】
【実施例】
図1において、1はディーゼルエンジンの吸気通路、2は同じく排気通路で、 これらの間には排気通路2のターボタービン3A上流から吸気通路1のターボコ ンプレッサ3B下流に排気の一部を還流するEGR通路4が形成される。EGR 量をコントロールするため、吸気通路1のEGR通路4との接続部上流に絞り弁 5が、EGR通路4の下流側にEGR弁6がそれぞれ介装され、EGR弁6が開 くと絞り弁5の開度に応じて負圧が発生し、これにより排気通路2から吸気通路 1に排気の一部が還流するようになっている。
【0009】 EGR通路4はほぼ全長にわたって二重パイプで形成され、その内部に通路4 を冷却水で囲う冷却ジャケット7が設けられる。冷却ジャケット7は図示しない ヒータ回路のヒータコア上流側に配管接続され、ヒータ作動時にヒータ回路を循 環するエンジン冷却水(ヒータ温水)が流れるようになっている。EGR通路4 にはEGR弁6の直ぐ上流を排気通路2のターボタービン3A下流に接続するバ イパス通路8が形成され、バイパス通路8の上流側に開閉弁9が設けられる。
【0010】 10はEGR弁6のダイヤフラム室にエア圧と大気圧を選択的に供給するソレ ノイドバルブ、11は開閉弁9のダイヤフラム室に同じくエア圧と大気圧を選択 的に供給するソレノイドバルブを示す。なお、絞り弁5のダイヤフラム室への作 動圧を制御するソレノイドバルブ(図示せず)を備える。
【0011】 EGR弁6と絞り弁5および開閉弁9をエンジンの運転状態に応じて制御する のがコントロールユニット13で、コントロールユニット13内にはEGRを行 う運転域(EGR作動域)と、開閉弁を開く運転域(バルブ作動域)がマップデ ータとして格納される。また、エンジンの運転状態を検出する手段として図示し ないが、エンジン回転速度を検出する回転センサと、負荷状態を検出する負荷セ ンサと、エンジンの冷却水温を検出する水温センサが設けられる。
【0012】 図2はコントロールユニット13内でEGR弁と開閉弁に対して行われる制御 動作を説明するフローチャートで、エンジンの冷却水温Twが所定値以上に上昇 すると、エンジンの回転速度と負荷状態からEGR作動域(ディーゼルエンジン では通常、エンジンの60%回転、1/2負荷域内)に入ったかどうかの判定を 行い、EGR作動域であればEGR弁6を開いて開閉弁9を閉じる一方、EGR 作動域でなければEGR弁6と開閉弁9を閉じる(1.01〜1.04)。また 、エンジンの冷却水温Twが所定値以下のときには、エンジンの回転速度と負荷 状態からバルブ作動域に入ったかどうかの判定を行い、バルブ作動域であればE GR弁6を閉じて開閉弁9を開く一方、バルブ作動域でなければEGR弁6と開 閉弁9を閉じる(1.01→1.05〜1.07)。なお、絞り弁5については EGR弁6が閉じると全開に、EGR弁6が開くと閉じて吸気を絞るように制御 する。
【0013】 このような構成により、EGR作動域ではエンジンの排気がEGR通路4から EGR弁6を介して吸気系に還流されるので、そのEGRガスの熱量で冷却ジャ ケット7を通るヒータ温水が加温される。つまり、EGRガスを冷却しつつ(高 温のEGRガスがもたらす熱害の防止が図れる)高いヒータ水温が得られるため 、ヒータコアの吹き出し温度を大幅に上昇させることができる。
【0014】 また、エンジンの冷却水温が所定値以下のバルブ作動域では、エンジンの排気 がEGR通路4から開閉弁9を通して排気通路2へと流れるので、そのターボチ ャージャを迂回する排気の熱量で冷却ジャケット7を通るヒータ温水が加温され るため、エンジンの始動直後からヒータ水温を効率よく上昇させることが可能と なる。
【0015】
【考案の効果】
以上要するにこの考案によれば、エンジンの冷却水を熱源とする車両のヒータ 装置において、エンジンの排気を吸気系に還流するEGR通路と、EGR通路を 開閉するEGR弁を備え、EGR通路の外周に冷却ジャケットを形成すると共に 、EGR通路のEGR弁上流側を開閉弁を介して排気通路に接続する一方、冷却 ジャケットをヒータ回路のヒータコア上流側に配管すると共に、EGR非作動域 のときにエンジン冷却水温に応じて開閉弁を制御する手段を備えたので、冷却ジ ャケットを循環するヒータ温水をEGR通路を利用して、EGRを行わないとき にも排気熱で効率よく加温することが可能なため、エンジンの始動暖機時を含む 広い運転範囲でヒータの効きを大幅に改善できるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の実施例を示す構成図である。
【図2】コントロールユニットの制御動作の一部を説明
するフローチャートである。
【符号の説明】
1 吸気通路 2 排気通路 4 EGR通路 5 絞り弁 6 EGR弁 7 冷却ジャケット 8 バイパス通路 9 開閉弁 13 コントロールユニット

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンの冷却水を熱源とする車両のヒ
    ータ装置において、エンジンの排気を吸気系に還流する
    EGR通路と、EGR通路を開閉するEGR弁を備え、
    EGR通路の外周に冷却ジャケットを形成すると共に、
    EGR通路のEGR弁上流側を開閉弁を介して排気通路
    に接続する一方、冷却ジャケットをヒータ回路のヒータ
    コア上流側に配管すると共に、EGR非作動域のときに
    エンジン冷却水温に応じて開閉弁を制御する手段を備え
    たことを特徴とする車両のヒータ装置。
JP6951292U 1992-10-06 1992-10-06 車両のヒータ装置 Pending JPH0632118U (ja)

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JP6951292U JPH0632118U (ja) 1992-10-06 1992-10-06 車両のヒータ装置

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JPH0632118U true JPH0632118U (ja) 1994-04-26

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ID=13404867

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JP6951292U Pending JPH0632118U (ja) 1992-10-06 1992-10-06 車両のヒータ装置

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20040031793A (ko) * 2002-10-01 2004-04-14 현대자동차주식회사 배기 재순환 시스템 및 그 제어방법
JP2005331217A (ja) * 2003-06-11 2005-12-02 Usui Kokusai Sangyo Kaisha Ltd ガス冷却装置
JP2008542627A (ja) * 2005-06-09 2008-11-27 ルノー・エス・アー・エス 自動車の付加的加熱装置
JP2020153242A (ja) * 2019-03-18 2020-09-24 トヨタ自動車株式会社 排気再循環バルブ暖機装置

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