JPH0544519Y2 - - Google Patents

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JPH0544519Y2
JPH0544519Y2 JP1988099487U JP9948788U JPH0544519Y2 JP H0544519 Y2 JPH0544519 Y2 JP H0544519Y2 JP 1988099487 U JP1988099487 U JP 1988099487U JP 9948788 U JP9948788 U JP 9948788U JP H0544519 Y2 JPH0544519 Y2 JP H0544519Y2
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pressure
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chamber
actuator
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【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は自動車などに搭載され、インタクーラ
を備えた過給機付きエンジンの吸気装置に関する
ものである。
(従来の技術) 過給機付きエンジンには、過給時の吸気を冷却
し、充填効率を上げるためにインタクーラが設け
られる場合がある。そして実開昭62−20127号公
報に開示されるように、過給機からサージタンク
に至る吸気通路をクーラ迂回通路とダイレクト通
路との2系統の通路で構成し、インタクーラによ
る冷却を必要としない場合には、過冷却を防止
し、管路抵抗を減じてドライバビリテイを向上さ
せるという観点より、前記ダイレクト通路による
吸気が行われるようにしたものがある。
前記従来例は、2系統の通路の一方を開とし他
方を閉とする切替バルブを備え、そのアクチユエ
ータとしてスロツトル弁下流の圧力によつて制御
される負圧式アクチユエータを有している。そし
て低温時において、前記圧力が所定負圧により負
圧側にあるときのみ負圧式アクチユエータが作動
して、ダイレクト通路が開となり、クーラ迂回通
路が閉となるように構成されている。
(考案が解決しようとする課題) ところが前記従来例によると、第4図に破線で
示すように、ダイレクト通路が開となる領域が図
の左方に偏たり、スロツトル弁下流の圧力が0mm
Hg付近では前記負圧式アクチユエータが作動せ
ず、クーラ迂回通路が開となる。しかしスロツト
ル弁下流の圧力が0mmHg付近ではインタクーラ
で吸気を冷却する必要性が無いばかりか、かえつ
てこの冷却によりドライバビリテイを悪くすると
いう問題がある。
本考案は前記問題点を解決すると共に、吸気温
度に応じて適正な吸気冷却が行える装置を、簡単
な構造のもので提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段) 本考案は前記目的を達成するため、過給機から
サージタンクに至る吸気通路が、インタクーラを
経由するクーラ迂回通路と、過給機とサージタン
クとを直結するダイレクト通路の2系統の通路で
構成され、これら通路の一方を開とし他方を閉と
する切替バルブが設けられた過給機付きエンジン
の吸気装置において、前記切替バルブのアクチユ
エータを差圧式アクチユエータで構成し、この差
圧式アクチユエータの第1室に第1圧力導入通路
を介してスロツトル弁下流の圧力を導入する一
方、第2室に第2圧力導入通路を介してサージタ
ンク又はそれと同等の圧力を導入できる箇所の圧
力を導入し、更に前記第1室に温度感知弁によつ
て開閉される第3圧力導入通路を介してサージタ
ンク又はそれと同等の圧力を導入できる箇所の圧
力を導入し、且つ前記第2室と前記第1室との差
圧が所定圧以上のとき前記クーラ迂回通路が閉と
なるように差圧式アクチユエータが作動し、所定
温度以上のとき前記第3圧力導入通路が開となる
ように温度感知弁が作動することを特徴とする。
(作用) 本考案によると差圧式アクチユエータにより切
替バルブを作動させているので、第4図に実線で
示すように、低温時にスロツトル弁下流の圧力が
負圧のときは勿論0mmHg付近においても、スロ
ツトル弁の絞り作用によつてスロツトル弁上流で
過給機下流の圧力(サージタンク圧)とスロツト
ル弁下流の圧力との間に所定圧以上の差圧が生じ
ている場合には、クーラ迂回通路が閉で、ダイレ
クト通路が開の状態に維持されることが可能とな
り、前記圧力が0mmHg付近におけるドライバビ
リテイの向上を図ることができる。
また吸気が高温のときは、スロツトル弁の開度
に関係なく温度感知弁の働きによつて第3圧力導
入通路が開き、差圧式アクチユエータの第1室及
び第2室に同等の圧力(サージタンク圧)が導入
されるので、クーラ迂回通路が開き、ダイレクト
通路が閉じられる結果、吸気が常にインタクーラ
によつて冷却される。
(実施例) 第1図及び第2図は自動車の過給機付きエンジ
ンについての実施例を示している。
このエンジンの吸気系には上流側より下流側の
エンジン本体22に向け、エアクリーナ1、ター
ボチヤージヤ(過給機)2のコンプレツサ2a、
サージタンク3、気化器4、インテークマニホー
ルド5が配されると共に前記コンプレツサ2aと
サージタンク3との間にインタクーラ6が配され
ている。前記コンプレツサ2aから出てサージタ
ンク3に向かう吸気パイプ7は途中で分岐し、一
方7aはサージタンク3にダイレクトに達し、他
方7bはインタクーラ6を経由してサージタンク
3に達している。8aはダイレクトにサージタン
ク3に達するダイレクト通路Aのサージタンク3
に対する開口部であり、8bはインタクーラ6を
経由するクーラ迂回通路Bのサージタンク3に対
する開口部である。そして両開口部8a,8bは
切替バルブ9の蝶弁9a,9bによつて開閉され
る。これら蝶弁9a,9bは同一回動軸9cに固
着され、一方が開位置のとき他方が閉位置となる
関係にある。
前記切替バルブ9の回動軸9cを回動させて開
閉位置を切替えるアクチユエータとして差圧式ア
クチユエータ10が用いられている。このアクチ
ユエータ10はダイヤフラムタイプのもので、そ
の第1室11には第1圧力導入通路12を介して
スロツトル弁13の下流の圧力が導入される。又
前記アクチユエータ10の第2室14には第2圧
力導入通路15を介してサージタンク3の圧力が
導入される。更に第1室11は第1圧力導入通路
12の途中に合流する第3圧力導入通路16を介
してサージタンク3と連通しているが、この第3
圧力導入通路16の入口17にバイメタル式の温
度感知弁18が取付けられていて、吸気温度が所
定温度以上のときのみ第3圧力導入通路16が開
となつて、第1室11にサージタンク3の圧力が
導入されるようになつている。第1圧力導入通路
12と第3圧力導入通路16の合流点の上流側に
は絞り19が、下流側には遅延動作用のジエツト
20が夫々配されている。
前記アクチユエータ10は前記第2室14と前
記第1室11との差圧が所定圧以上のとき前記ク
ーラ迂回通路Bが閉となり、前記ダイレクト通路
Aが開となるように切替バルブ9を動作させる。
この差圧の設定はバネ21のバネ定数を選定する
ことで可能となる。
前記温度感知弁18は第3図に示すように吸気
温度が上昇して約35℃になつたとき全開するよう
に設定されている。なお吸気温度が下降する場合
は約25℃になつたとき全閉する。そして吸気温度
が高温側にあるときは、前記第1室11にサージ
タンク3の圧力が導かれるので、第1室11の圧
力と同様にサージタンク3の圧力が導かれる第2
室14の圧力との間に差圧が生ずることがなく、
この結果エンジンの負荷状況に関係なくクーラ迂
回通路Bが開となり、吸気はインタクーラ6で冷
却された後サージタンク3に達する。
吸気温度が低温側にあるときは、前記温度感知
弁18によつて第3圧力導入通路16は遮断さ
れ、前記第1室11には第1圧力導入通路12を
通じてスロツトル弁13の下流の圧力のみが導入
される。そして第2室14に第2圧力導入通路1
5を通じて導入されるサージタンク3の圧力と前
記スロツトル弁下流圧力との差が所定圧以上のと
きは、クーラ迂回通路Bが閉となり、ダイレクト
通路Aが開となつて、コンプレツサ2aからの吸
気は直接サージタンク3に流入する。そして前記
差圧を適宜定めることにより、第4図に実線で示
すように、スロツトル弁下流の圧力が50〜100mm
Hgに上昇するまで、換言すればスロツトル弁1
3の開度が大になつて前記差圧が所定圧以下にな
るまではダイレクト通路Aが選択されるようにす
ることができる。低温時においても中高負荷域に
なると、前記差圧が所定圧未満となるので、クー
ラ迂回通路Bが選択され、インタクーラ6による
吸気冷却作用が営まれることになる。
本考案は上記実施例に示す外、種々の態様に構
成することができる。例えば第2圧力導入通路1
5及び第3圧力導入通路16の圧力導入箇所はサ
ージタンク3に限定されず、それと同等の圧力を
導入できる箇所であればいずれでもよい。なお、
第1図及び第2図において、23はエキゾースト
マニホールド、2bはターボチヤージヤ2の排気
タービンである。
(考案の効果) 本考案によれば、高温時において常にインタク
ーラによる吸気冷却を行うことができると共に、
低温時においてスロツトル弁下流の圧力が負圧の
ときは勿論0mmHg付近においてもクーラ迂回通
路が閉で、ダイレクト通路が開の状態に維持され
ることが可能で、前記圧力が0mmHg付近におけ
るドライバビリテイを向上させることができるイ
ンタクーラを備えた過給機付きエンジンの吸気装
置を、簡単な構造によつて提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例における吸気装置の原
理図、第2図はその平面図、第3図は温度感知弁
の特性図、第4図は本考案の切替バルブと従来例
の切替バルブの作動特性を比較して示す図であ
る。 2……過給機、3……サージタンク、4……気
化器、6……インタクーラ、9……切替バルブ、
10……差圧式アクチユエータ、11……第1
室、12……第1圧力導入通路、13……スロツ
トル弁、14……第2室、15……第2圧力導入
通路、16……第3圧力導入通路、18……温度
感知弁、22……エンジン本体、A……ダイレク
ト通路、B……クーラ迂回通路。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 過給機からサージタンクに至る吸気通路が、イ
    ンタクーラを経由するクーラ迂回通路と、過給機
    とサージタンクとを直結するダイレクト通路の2
    系統の通路で構成され、これら通路の一方を開と
    し他方を閉とする切替バルブが設けられた過給機
    付きエンジンの吸気装置において、前記切替バル
    ブのアクチユエータを差圧式アクチユエータで構
    成し、この差圧式アクチユエータの第1室に第1
    圧力導入通路を介してスロツトル弁下流の圧力を
    導入する一方、第2室に第2圧力導入通路を介し
    てサージタンク又はそれと同等の圧力を導入でき
    る箇所の圧力を導入し、更に前記第1室に温度感
    知弁によつて開閉される第3圧力導入通路を介し
    てサージタンク又はそれと同等の圧力を導入でき
    る箇所の圧力を導入し、且つ前記第2室と前記第
    1室との差圧が所定圧以上のとき前記クーラ迂回
    通路が閉となるように差圧式アクチユエータが作
    動し、所定温度以上のとき前記第3圧力導入通路
    が開となるように温度感知弁が作動することを特
    徴とする過給機付きエンジンの吸気装置。
JP1988099487U 1988-07-26 1988-07-26 Expired - Lifetime JPH0544519Y2 (ja)

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