JPH09303128A - ブローバイガス還流装置 - Google Patents

ブローバイガス還流装置

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JPH09303128A
JPH09303128A JP12031196A JP12031196A JPH09303128A JP H09303128 A JPH09303128 A JP H09303128A JP 12031196 A JP12031196 A JP 12031196A JP 12031196 A JP12031196 A JP 12031196A JP H09303128 A JPH09303128 A JP H09303128A
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JP
Japan
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passage
blow
throttle valve
gas recirculation
fresh air
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JP12031196A
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English (en)
Inventor
Akira Ii
明 井伊
Tokumitsu Ina
徳光 伊奈
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Aisan Industry Co Ltd
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Aisan Industry Co Ltd
Toyota Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】スロットルボディの加温による弊害を回避し、
冷間時におけるスロットル弁の固着を防止することので
きるブローバイガス還流装置を提供する。 【解決手段】スロットル弁4より上流側の吸気通路3及
びシリンダヘッドカバー2間を連結する新気導入パイプ
19等よりなる通路と、ヘッドカバー2及びスロットル
弁4よりも下流側の吸気通路3間を連結するブローバイ
ガス還流パイプ13等よりなる通路と、前記新気導入通
路及びスロットル弁4よりも下流側の吸気通路3間を連
結する第2のブローバイガス還流パイプ20等よりなる
通路とを設ける。第2のブローバイガス還流通路と新気
導入通路とが交わる部分に、スロットル弁4の下流側の
吸気通路3内の負圧が大きい場合に新気導入通路を開放
し第2のブローバイガス還流通路を閉鎖するとともに、
負圧が小さい場合に上記開閉状態を切換える切換弁11
を設ける。全負荷時であってもブローバイガスが逆流し
ない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ブローバイガス還
流装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の技術として、自動車技術
事例集(発行番号95090 発行日1995年2月1
0日)に開示されたものが知られている。この技術で
は、ブローバイガス還流装置は、図4に示すように構成
されている。すなわち、吸気通路51の途中に設けられ
たスロットル弁52の上流側と、エンジンのヘッドカバ
ー53との間を連結するようにして新気導入通路54が
設けられている。また、ヘッドカバー53と、スロット
ル弁52よりも下流側の吸気通路51との間を連結する
ようにしてブローバイガス還流通路55が設けられてい
る。さらに、ブローバイガス還流通路55の途中には、
運転状態に応じて開閉されるPCV(ポジティブクラン
クケースベンチレーション)バルブ56が設けられてい
る。
【0003】上記技術において、スロットル弁52の開
度が比較的小さい部分負荷時には、スロットル弁52下
流に負圧が発生する。このとき、PCVバルブ56が開
かれることとなり、エンジンの内部(クランクケース
内)で発生したブローバイガスは、上記負圧によりスロ
ットル弁52下流側に引かれることとなる。つまり、上
記ブローバイガスは、新気導入通路54からの新気によ
って清浄されながら、ブローバイガス還流通路55を介
してスロットル弁52の下流側の吸気通路51へと流出
する。これにより、エンジン内部の掃気が図られる。
【0004】一方、スロットル弁52の開度が最大の全
負荷時には、スロットル弁52下流に発生する負圧は小
さい。このため、PCVバルブ56をいくら開いても、
ブローバイガスが負圧の作用でもってブローバイガス還
流通路55を介してスロットル弁52の下流側へ流れる
ことはほとんど期待できない。その代わりに、全負荷時
には、スロットル弁52の開度が最大となるため、吸入
空気の流量は最大となる。このため、エンジン内部で発
生したブローバイガスの多くは、その流れにもっていか
れるようにして前記新気導入通路54を介してスロット
ル弁52の上流側の吸気通路51へと導かれる。つま
り、ブローバイガスは、流量の多い吸入空気とともに、
スロットル弁52の上流側から下流側へと流れてゆく。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来技
術では、以下に示すような問題があった。すなわち、ブ
ローバイガス中には、主として燃焼により発生する所定
量の水分が含まれている。ここで、部分負荷の場合に
は、上記水分がスロットル弁52の下流側に流れ、サー
ジタンクを介してエンジンの燃焼室内に直接的に導入さ
れるため、さほど問題は生じない。しかしながら、全負
荷の場合には、上述のとおり、ブローバイガスの多く
は、その流れにもっていかれるようにして新気導入通路
54を介してスロットル弁52の上流側へと導かれる。
この場合には、ブローバイガス中の水分は、スロットル
弁52に付着したり、スロットルボディの内壁とスロッ
トル弁52との間の隙間に残ったりしてしまうおそれが
あった。そのため、冷間時においては、上記水分が凍結
してしまい、結果として、スロットル弁52が固着して
しまうおそれがあった。
【0006】これに対し、凍結を防止するためにスロッ
トルボディを温水等で温めることも考えられている。し
かし、このようにスロットルボディを温めたのでは、エ
ンジンの充填効率が悪化してしまい、出力性能上望まし
くない。また、上記の如く温度が高いと、燃焼に悪影響
を及ぼす化学反応が誘発されやすく、かかる意味でも望
ましい方策とはいえない。さらには、上記加温システム
を設けるとコストの増大を招きやすいという弊害があっ
た。
【0007】本発明は前述した事情に鑑みてなされたも
のであって、その目的は、スロットルボディの加温によ
る弊害を生ぜしめることがなく、冷間時におけるスロッ
トル弁の固着を防止することのできるブローバイガス還
流装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載の発明においては、内燃機関の吸気
通路の途中に設けられ、開閉により、前記内燃機関の気
筒へ導入される吸入空気の量を調整するためのスロット
ル弁と、前記吸気通路のうち前記スロットル弁よりも上
流側と、前記内燃機関の本体との間を連結するようにし
て設けられた新気導入通路と、前記内燃機関の本体と、
前記吸気通路のうち前記スロットル弁よりも下流側との
間を連結するようにして設けられたブローバイガス還流
通路とを備えてなるブローバイガス還流装置において、
前記新気導入通路と、前記吸気通路のうち前記スロット
ル弁よりも下流側との間を連結するようにして第2のブ
ローバイガス還流通路を設け、さらに、該第2のブロー
バイガス還流通路と前記新気導入通路とが交わる部分
に、前記スロットル弁の下流側の前記吸気通路内の負圧
が所定値よりも大きい場合には、前記新気導入通路を開
放し前記第2のブローバイガス還流通路を閉鎖するとと
もに、前記スロットル弁の下流側の前記吸気通路内の負
圧が所定値よりも小さい場合には、前記新気導入通路を
閉鎖し前記第2のブローバイガス還流通路を開放する切
換弁を設けたことをその要旨としている。
【0009】また、請求項2に記載の発明では、請求項
1に記載のブローバイガス還流装置において、前記ブロ
ーバイガス還流通路には、前記内燃機関の運転状態に応
じて該通路を開閉するPCVバルブを設けたことをその
要旨としている。
【0010】(作用)上記請求項1に記載の発明によれ
ば、内燃機関の吸気通路の途中に設けられたスロットル
弁の開閉により、前記内燃機関の気筒へ導入される吸入
空気の量が調整される。本発明では、部分負荷時等にお
いては、スロットル弁の下流側の吸気通路内の負圧が比
較的大きくなる。この場合には、吸気通路のうちスロッ
トル弁よりも上流側から新気導入通路を通って、内燃機
関の本体に新気が導入されるとともに、上記負圧によ
り、内燃機関の本体内で発生したブローバイガスが、前
記新気とともに引かれ、ブローバイガス還流通路を通っ
て吸気通路のうちスロットル弁よりも下流側に流出す
る。これにより、内燃機関の本体内の掃気が図られる。
また、全負荷時等においては、スロットル弁の下流側の
吸気通路内の負圧が比較的小さくなる。この場合には、
上記と異なりブローバイガスが負圧の作用でブローバイ
ガス還流通路を介してスロットル弁の下流側へ流れるこ
とはほとんど期待できない。その代わりに、吸入空気の
流量は大きくなるため、エンジン内部で発生したブロー
バイガスは、その流れにもっていかれるようにしてブロ
ーバイガス還流通路を介してスロットル弁の下流側の吸
気通路へと導かれうる。また、何も設けられていなけれ
ば、ブローバイガスの多くは、新気導入通路を通って、
スロットル弁の上流側へも導かれてしまうおそれがあ
る。
【0011】しかし、本発明では、新気導入通路と、吸
気通路のうち前記スロットル弁よりも下流側との間を連
結するようにして第2のブローバイガス還流通路が設け
られ、さらに、該第2のブローバイガス還流通路と前記
新気導入通路とが交わる部分に切換弁が設けられてい
る。そして、スロットル弁の下流側の吸気通路内の負圧
が所定値よりも大きい場合には、切換弁により新気導入
通路が開放され、第2のブローバイガス還流通路が閉鎖
される。このため、上述した掃気作用が確保されうる。
【0012】一方、スロットル弁の下流側の吸気通路内
の負圧が所定値よりも小さい場合には、切換弁により新
気導入通路が閉鎖され、第2のブローバイガス還流通路
が開放される。このため、ブローバイガスの多くは、新
気導入通路を通ってスロットル弁の上流側へ導かれてし
まうことがなくなる。その代わりに、該ブローバイガス
は、第2のブローバイガス還流通路を通って吸気通路の
うち前記スロットル弁よりも下流側に流出されることと
なる。
【0013】従って、ブローバイガスが、スロットル弁
の上流側に還流されることがなくなるため、ブローバイ
ガス中の水分がスロットル弁にもたらされることが確実
に回避される。そのため、その水分がスロットル弁等に
付着して凍結することが防止されることとなる。
【0014】また、請求項2に記載の発明によれば、上
述した請求項1に記載の作用に加えて、前記ブローバイ
ガス還流通路に設けられたPCVバルブが、内燃機関の
運転状態に応じて該通路を開閉する。このため、そのと
きどきの運転状態に応じて吸気及びブローバイガスの流
れをより適切に調整することが可能となる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明におけるブローバイ
ガス還流装置を具体化した一実施の形態を図面に基づい
て詳細に説明する。
【0016】図3は本実施の形態において、車両に搭載
された内燃機関としてのエンジンのブローバイガス還流
装置を示す概略構成図である。同図に示すように、エン
ジン1は、エンジン本体を構成するシリンダヘッドカバ
ー2が設けられているとともに、エンジン1の図示しな
い燃焼室に吸入空気を導入するための吸気通路3が設け
られている。この吸気通路3は、図示しないエアクリー
ナを介して新気を導入するようになっている。また、こ
の吸気通路3の途中には、スロットル弁4が設けられて
いる。このスロットル弁4は、図示しないアクセルペダ
ルに連結されており、そのペダルの踏込み量に応じて開
閉されるようになっている。また、スロットル弁4の下
流側には、吸気の脈動を吸収するためのサージタンク5
が設けられている。
【0017】そして、吸入空気は、該サージタンク5を
通った後、図示しない吸気マニホールドを介してエンジ
ン1の燃焼室内へと導かれるようになっている。なお、
周知のとおり、この燃焼室内においては、吸気、圧縮、
爆発(膨張)、排気といった一連の行程を経る。エンジ
ン1は、これら一連の行程を経ることにより、駆動力を
得るようになっている。また、燃焼室内での燃焼に伴
い、クランクケース内、ひいてはこれに連通しうるシリ
ンダヘッドカバー2内においてブローバイガスが発生し
うる。
【0018】前記吸気通路3には、スロットル弁4より
も上流側において、上流側ポート6が設けられていると
ともに、スロットル弁4よりも下流側において、第1の
下流側ポート7及び第2の下流側ポート8が設けられて
いる。
【0019】一方、シリンダヘッドカバー2には、第1
のエンジン側ポート9及び第2のエンジン側ポート10
が設けられている。第2のエンジン側ポート10には切
換弁11が設けられており、第1のエンジン側ポート9
には、PCV(ポジティブクランクケースベンチレーシ
ョン)バルブ12が設けられている。
【0020】このPCVバルブ12の他方のポート(第
1のエンジン側ポート9とは反対側のポート)は、主と
してブローバイガス還流通路を構成するブローバイガス
還流パイプ13を介して前記第1の下流側ポート7に接
続されている。PCVバルブ12は、弁体14及びコイ
ルスプリング15を備えているとともに、当該スプリン
グ15の付勢力により弁体14は図の下方に付勢されて
おり、通常は、PCVバルブ12はその付勢力により閉
じられるようになっている。これに対し、第1の下流側
ポート7に負圧が発生した場合には、弁体14を境に圧
力差が発生し、コイルスプリング15の付勢力に抗して
弁体14が押し上げられ、これによりPCVバルブ12
が開かれるようになっている。
【0021】前記切換弁11は、第1、第2及び第3の
切換ポート16,17,18を有している。そして、第
1の切換ポート16が前記第2のエンジン側ポート10
に連結されている。また、第2の切換ポート17は、主
として新気導入通路を構成する新気導入パイプ19を介
して前記上流側ポート6に接続されている。さらに、第
3の切換ポート18は、主として第2のブローバイガス
還流通路を構成する第2のブローバイガスパイプ20を
介して前記第2の下流側ポート8に接続されている。
【0022】また、切換弁11には、弁体21及びコイ
ルスプリング22が設けられており、弁体21はコイル
スプリング22の付勢力により、通常は、第2の切換ポ
ート17に当接した状態となっている。つまり、第2の
切換ポート17及び第1の切換ポート16間が遮断さ
れ、第1の切換ポート16及び第3の切換ポート18間
が連通されるようになっている。これに対し、第2の下
流側ポート8に負圧が発生した場合には、弁体21を境
に第2の切換ポート17及び第3の切換ポート18間で
圧力差が発生し、コイルスプリング22の付勢力に抗し
て弁体21が図の左方に移動する。これにより、第2の
切換ポート17及び第1の切換ポート16間が連通さ
れ、第1の切換ポート16及び第3の切換ポート18間
が遮断されるようになっている。
【0023】このように、本実施の形態では、上流側ポ
ート6、新気導入パイプ19、第2の切換ポート17及
び第1の切換ポート16(第2のエンジン側ポート1
0)によって新気導入通路が構成されている。また、第
1のエンジン側ポート9、PCVバルブ12、ブローバ
イガス還流パイプ13及び第1の下流側ポート7によっ
てブローバイガス還流通路が構成されている。さらに、
第2のエンジン側ポート10、第1の切換ポート16、
第3の切換ポート18、第2のブローバイガスパイプ2
0及び第2の下流側ポート8によって第2のブローバイ
ガス還流通路が構成されている。
【0024】次に、上記のように構成されてなる本実施
の形態の作用及び効果について説明する。まず、部分負
荷時(スロットル弁4の開度が比較的小さい場合)にお
いては、図2に示すように、スロットル弁4の下流側の
吸気通路3内の負圧が比較的大きくなる。この場合に
は、上述したとおり、負圧により、切換弁11の弁体2
1が図の左方へ移動し、第2の切換ポート17及び第1
の切換ポート16間が連通される。また、これととも
に、PCVバルブ12も開かれ、第1のエンジン側ポー
ト9と第1の下流側ポート7との間が連通される。
【0025】このため、吸気通路3のうちスロットル弁
4よりも上流側から新気導入通路(新気導入パイプ19
等)を通って、シリンダヘッドカバー2内、ひいてはク
ランクケース内に新気が導入される。また、これととも
に、負圧により、クランクケース内のブローバイガス
が、前記新気とともに引かれ、ブローバイガス還流通路
(ブローバイガス還流パイプ13等)を通って吸気通路
3のうちスロットル弁4よりも下流側に流出する。これ
によって、エンジン1の本体内の掃気が図られる。
【0026】また、全負荷時においては、(スロットル
弁4が全開の場合)においては、図1に示すように、ス
ロットル弁4の下流側の吸気通路3内の負圧が比較的小
さくなる。この場合には、上記と異なりブローバイガス
が負圧の作用でブローバイガス還流通路を介してスロッ
トル弁4の下流側へ流れることはほとんど期待できな
い。その代わりに、吸入空気の流量は大きくなるため、
クランクケース内で発生したブローバイガスは、その流
れにもっていかれるようにしてブローバイガス還流通路
(ブローバイガス還流パイプ13等)を介してスロット
ル弁4の下流側の吸気通路3へと導かれうる。ここで、
何も設けられていなければ、ブローバイガスの多くは、
新気導入パイプ19を通って、スロットル弁4の上流側
へも導かれてしまうおそれがある。
【0027】しかし、本実施の形態では、かかる場合、
切換弁11によって、第2の切換ポート17及び第1の
切換ポート16間が遮断され、第1の切換ポート16及
び第3の切換ポート18間が連通される。このため、ク
ランクケース内で発生したブローバイガスは、第1の切
換ポート16、第3の切換ポート18、第2のブローバ
イガス還流パイプ20を通って第2の下流側ポート8か
らスロットル弁4下流の吸気通路3へ流出する。従っ
て、上述した掃気作用が確保されうる。
【0028】つまり、本実施の形態では、従来技術とは
異なり、ブローバイガスが、新気導入パイプ19を通っ
てスロットル弁4の上流側へ導かれてしまうことがなく
なる。従って、ブローバイガス中の水分がスロットル弁
4にもたらされることが確実に回避される。そのため、
その水分がスロットル弁4等に付着して凍結することが
防止されることとなる。その結果、スロットルボディを
加温せずとも、冷間時におけるスロットル弁の固着を確
実に防止することができ、当該固着により不具合を解消
することができる。
【0029】また、本実施の形態によれば、従来と同様
PCVバルブ12を設ける構成とした。このため、エン
ジン1の運転状態に応じてブローバイガス還流通路(ブ
ローバイガス還流パイプ13)が開閉されることとな
り、そのときどきの運転状態に応じて吸気及びブローバ
イガスの流れをより適切に調整することができる。
【0030】尚、本発明は前記実施の形態に限定される
ものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲で構成の一
部を適宜に変更して次のように実施することもできる。 (1)上記実施の形態におけるPCVバルブ12を省略
してもよい。また、PCVバルブ12の代わりに図示し
ないオリフィスを設ける構成としてもよい。
【0031】(2)上記実施の形態におけるスロットル
弁4は、アクセルペダルにリンクしたメカニカル式のも
のであってもよいし、アクチュエータにより開閉駆動さ
せる電子制御式のものであってもよい。
【0032】(3)上記実施の形態における切換弁11
は、第2の切換ポート17と第3の切換ポート18との
圧力差に応じて開閉するものであったが、当該バルブ1
1をスロットル弁4と連動させ、スロットル弁4の開度
が所定開度以上となったときに連通状態を切り換えるも
のとしてもよい。
【0033】また、切換弁11、PCVバルブ12につ
いては、種々の運転状態に応じて別途電子制御するよう
にしてもよい。
【0034】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明のブローバ
イガス還流装置によれば、スロットルボディの加温によ
る弊害を生ぜしめることがなく、冷間時におけるスロッ
トル弁の固着を防止することができるという優れた効果
を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を具体化した一実施の形態におけるブロ
ーバイガス還流装置の全負荷時の作用を示す概略図であ
る。
【図2】ブローバイガス還流装置の部分負荷時の作用を
示す図である。
【図3】ブローバイガス還流装置の概略構成図である。
【図4】従来技術におけるブローバイガス還流装置の概
略構成図である。
【符号の説明】
1…エンジン、2…シリンダヘッドカバー、3…吸気通
路、4…スロットル弁、11…切換弁、12…PCVバ
ルブ、13…主としてブローバイガス還流通路を構成す
るブローバイガス還流パイプ、19…主として新気導入
通路を構成する新気導入パイプ、20…主として第2の
ブローバイガス還流通路を構成する第2のブローバイガ
ス還流パイプ。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内燃機関の吸気通路の途中に設けられ、
    開閉により、前記内燃機関の気筒へ導入される吸入空気
    の量を調整するためのスロットル弁と、 前記吸気通路のうち前記スロットル弁よりも上流側と、
    前記内燃機関の本体との間を連結するようにして設けら
    れた新気導入通路と、 前記内燃機関の本体と、前記吸気通路のうち前記スロッ
    トル弁よりも下流側との間を連結するようにして設けら
    れたブローバイガス還流通路とを備えてなるブローバイ
    ガス還流装置において、 前記新気導入通路と、前記吸気通路のうち前記スロット
    ル弁よりも下流側との間を連結するようにして第2のブ
    ローバイガス還流通路を設け、さらに、該第2のブロー
    バイガス還流通路と前記新気導入通路とが交わる部分
    に、前記スロットル弁の下流側の前記吸気通路内の負圧
    が所定値よりも大きい場合には、前記新気導入通路を開
    放し前記第2のブローバイガス還流通路を閉鎖するとと
    もに、前記スロットル弁の下流側の前記吸気通路内の負
    圧が所定値よりも小さい場合には、前記新気導入通路を
    閉鎖し前記第2のブローバイガス還流通路を開放する切
    換弁を設けたことを特徴とするブローバイガス還流装
    置。
  2. 【請求項2】 前記ブローバイガス還流通路には、前記
    内燃機関の運転状態に応じて該通路を開閉するPCVバ
    ルブを設けたことを特徴とする請求項1に記載のブロー
    バイガス還流装置。
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