JPH0332543Y2 - - Google Patents

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JPH0332543Y2
JPH0332543Y2 JP1985151729U JP15172985U JPH0332543Y2 JP H0332543 Y2 JPH0332543 Y2 JP H0332543Y2 JP 1985151729 U JP1985151729 U JP 1985151729U JP 15172985 U JP15172985 U JP 15172985U JP H0332543 Y2 JPH0332543 Y2 JP H0332543Y2
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JP
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rotating drum
weft
rotating
drum
airflow
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JP1985151729U
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JPS6260272U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は流体噴射式無杼織機の緯糸貯留装置
に関するものであり、更に詳しくは円錐台状の回
転ドラムを用いた緯糸貯留装置に関するものであ
る。
(従来技術およびその問題点) 以下の記載においては〓上下流〓の表現を用い
るが、これは緯糸の移動についていうもので、そ
の供給側を〓上流〓といいその解舒側を〓下流〓
というものである。
回転ドラムを用いた緯糸貯留装置において回転
気流を用いる技術は既に公知であり、本出願人も
既に幾つかの提案を行つている。例えば特公昭57
−44570号に開示された緯糸貯留装置はその一例
である。この装置にあつては外部気流源からの空
気によつて回転ドラムの周りに形成されている環
状気流通路に回転気流を形成している。また特開
昭59−1745号にも回転気流を利用した緯糸貯留装
置が提案されているが、その目的は回転ドラムか
らの緯糸の解舒抵抗を小さくし、緯糸のトラブル
をなくすことにある。またこれらの装置にあつて
は回転気流を形成するのに外部空気源を用いてい
るのでそれだけ動力の損失も大きくなることを免
れない。
また特開昭59−47451号では回転気流を用いず
に回転ドラム上に1ピツク分の緯糸を測長貯留す
る緯糸測長貯留装置が提案されている。なお、こ
の装置においては緯糸測長量を調整するために回
転ドラムを複数の部材から形成し、これを半径方
向に移動可能にしている。しかし、これにより回
転ドラムの半径にバラツキを生じ、回転バランス
が悪いために、今日の織機の高速化に伴なう高速
回転に安定した緯糸の測長貯留ができない。この
考案はかかる不都合を除こうとするものである。
(考案の基本的構成) この考案においては、円錐台状の回転ドラムを
カバーで覆つてその周面を取巻く空間を形成し、
回転ドラムの回転そのものによつてこの空間内に
回転気流を形成し、この回転気流の作用により回
転ドラム上の所定の地点に緯糸を安定した状態で
貯留するものである。
(実施態様) 第1,2図において、織機のフレーム(図示せ
ず)に架設されたケース2には、水平方向に延在
する主軸4がベアリング6を介して回転可能に設
けられている。この主軸4は織機の主軸に同期回
転するべく作動連結されており、織機の主軸の回
転数の整数倍の回転数で回転駆動されるものであ
る。この主軸4の下流端には回転ドラム8が固定
されている。この回転ドラム8は下流に向かつて
収斂する円錐台状構造を有しており、下流側端面
が開口した中空部を有する。そしてその外周面に
は母線方向に延在して少なくとも1本の長溝10
が形成されいる。また図示の例にあつては、回転
ドラム8の内周面上に少なくとも1本の母線方向
に延在するフイン12が形成されており、このフ
イン12の近くには半径方向に通気孔14が少な
くとも1個長溝10の下流側に連通するように形
成されている。回転ドラム8の下流端近くには半
径方向のピン孔16が形成されている。回転ドラ
ム8の上流端は円筒状に形成されており、この円
筒部が駆動ドラム19に圧接して駆動ドラム19
を回転駆動する。この駆動ドラム19の回転に伴
なつて繰出しローラー18とブレスローラー21
が回転する。
さらに回転ドラムの大部分を覆うようにしてか
つその間に空間を画定してケース2にはカバー2
0が取付けられており、そのピン孔16に対応す
る部分には同じく半径方向のピン孔22が、また
繰出しローラー18からの緯糸を回転ドラム8上
に導くべくその上流端には通糸孔24が、それぞ
れ形成されている。ここで、回転ドラム8のこの
通糸孔24に対応する部分の直径は、この部分で
の回転ドラム8の周速が緯糸の送り出し速度より
大になるように、定められている。
回転ドラム8のハブ26には二又状のピンレバ
ー28が軸承されており、その一方の分肢の先端
にはピン孔16に臨んで制御ピンPが取付けられ
ている。この分肢は引張バネ30によつて回転ド
ラム8の軸心に向けて付勢されている。ピンレバ
ー28の他方の分肢の先端にはコロ32が軸承さ
れている。一方主軸4にはスラスト玉軸受34を
圧入した滑動子36が遊嵌されている。これに対
してケース2には二又状の揺動レバー38が軸承
されており、その一方の分肢の先端は滑動子36
に圧接し、他方の分肢は適宜なるカム(図示せ
ず)に作動連結されている。この滑動子36とハ
ブ26との間には圧縮バネ40が介装されてい
る。即ち引張バネ30はコロ32に滑動子36に
押圧するためのものであり、圧縮バネ40は揺動
レバー38を滑動子36に圧接させるためのもの
である。前記のカムの働きにより、制御ピンPは
設定されたタイミングで回転ドラム8の周面から
出没する。
次に動作について説明する。繰出しローラ18
及びプレスローラー21とにより給糸体(図示せ
ず)から引き出された緯糸Yはカカバー20の通
子孔24(第1図中ではこれを省いてある)およ
び回転ドラム8とカバー20の間の空間を通り、
把持器Cを径て緯入れノズル(図示せず)へと導
かれる。
緯入れ終了時点では、緯糸Yは把持器Cと通糸
孔24とを結ぶ最短経路上にある(第2図)。こ
の時制御ピンPは緯糸Yに接触し始めた状態にあ
る。
この状態から緯糸Yは制御ピンPに捕捉されて
回転ドラム8上に巻付けられ始める。回転ドラム
8は円錐台状であり、しかも前記したように通糸
孔24対応部分での回転ドラム8の周速は緯糸Y
の送り出し速度より大であるから、緯糸Yは回転
ドラム8の小径方向つまり下流側に移動し、回転
ドラム8の周速と緯糸Yの送り出し速度が同一に
なる地点において巻かれる。一方回転ドラム8が
回転し、しかも長溝10が形成されているため
に、回転ドラム8とカバー20との間の空間には
回転気流が発生し、この回転気流は遠心力によつ
てカバー20の内周面を回転ドラム8の上流側に
向かつて流れる。尚、長溝10の変わりに長孔を
形成すると回転気流の形成が促進される効果があ
る。さらに、フイン12と通気孔14の存在はこ
の回転気流の形成を一段と促進する。即ち、この
フイン12及び通気孔14は回転ドラムに形成さ
れており、回転ドラム8の回転によりフイン12
も回転することによつて、回転ドラム内部に気流
が発生し、同時に外部の空気を回転ドラム内部に
引き込んで通気孔14を通つて、回転ドラム8と
カバー20の間の空間へ流出する。これによつて
前記回転気流はいつそう強いものとなる。この回
転気流の作用により、回転ドラム8が円錐台状で
あるにも拘らず緯糸Yは回転気流の流れによつて
上流側へ付勢されるので前記の地点に安定して巻
きつけられるのである。
緯入れ開始時には緯入れノズルから流体が噴射
し、把持器Cが緯糸Yを解放する前に制御ピンP
が回転ドラム8内に引込まれ緯糸Yを解放する。
緯入期間中は制御ピンPは回転ドラム8内に引込
まれたままであるから、緯糸Yは抵抗なく解除さ
れる。緯入れの最終段階で緯糸Yの最後のループ
が制御ピンP上を通過した後制御ピンPは回転ド
ラム8の周面上に出て再び緯糸Yを捕捉できる状
態になる。
(考案の効果) この考案によれば回転ドラム円錐台状であるに
も拘らず、回転気流を利用して緯糸を回転ドラム
上の所定の地点に保持して巻付けるとともに回転
ドラムが単体であるため高速回転時にもそのバラ
ンスが良く、安定した緯糸貯留が行われる。しか
も回転気流の発生は回転ドラムの回転そのものを
利用しているので動力の損失を招くことがない。
【図面の簡単な説明】
第1図;この考案の緯糸貯留装置の一例を示す
一部切除斜視図、第2図;その断面側面図であ
る。 8……回転ドラム、10……長溝、12……フ
イン、14……通気孔、20……カバー、28…
…ピンレバー、36……滑動子、38……揺動レ
バー、P……制御ピン。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 制御ピンPと、 外周面上に母線方向に延在形成された少なくと
    も1本の長透溝10とその下流端付近に形成され
    た少なくとも1個の通気孔14とを有し、内周面
    上に母線方向に延在する少なくとも1本のフイン
    12を有し、かつ緯入れ方向に収斂する円錐台状
    の回転ドラム8と、 その周面を取りまいてかつ母線方向に延在する
    薄い空間を画定する固定カバー20とを 含んでなる流体噴射式無杼織機の緯糸貯留装
    置。
JP1985151729U 1985-10-02 1985-10-02 Expired JPH0332543Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985151729U JPH0332543Y2 (ja) 1985-10-02 1985-10-02

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985151729U JPH0332543Y2 (ja) 1985-10-02 1985-10-02

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6260272U JPS6260272U (ja) 1987-04-14
JPH0332543Y2 true JPH0332543Y2 (ja) 1991-07-10

Family

ID=31069063

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1985151729U Expired JPH0332543Y2 (ja) 1985-10-02 1985-10-02

Country Status (1)

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JP (1) JPH0332543Y2 (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58203142A (ja) * 1982-05-21 1983-11-26 多川機械株式会社 無「ひ」織機の緯糸貯留装置
JPS5935592U (ja) * 1982-08-31 1984-03-06 株式会社ニチベイ ロ−ルスクリ−ン

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58203142A (ja) * 1982-05-21 1983-11-26 多川機械株式会社 無「ひ」織機の緯糸貯留装置
JPS5935592U (ja) * 1982-08-31 1984-03-06 株式会社ニチベイ ロ−ルスクリ−ン

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Publication number Publication date
JPS6260272U (ja) 1987-04-14

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