JPH0332250Y2 - - Google Patents

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JPH0332250Y2
JPH0332250Y2 JP1986149277U JP14927786U JPH0332250Y2 JP H0332250 Y2 JPH0332250 Y2 JP H0332250Y2 JP 1986149277 U JP1986149277 U JP 1986149277U JP 14927786 U JP14927786 U JP 14927786U JP H0332250 Y2 JPH0332250 Y2 JP H0332250Y2
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    • Y10T24/3683Button with cavity for friction grip fastener

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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、ジ−ンズ等に用いるオ−プンタイプ
の衣服用釦に関するものである。
従来の技術 周知のとおり、オ−プンタイプの衣服用釦にあ
つては、第6図に示すように、中央に開口穴4を
有するキヤツプ5をボデイ−3の筒部1の反対側
よりフランジ部2に嵌着した釦本体Aと、前記ボ
デイ−3の筒部1の底部に形成した貫通孔10に
先端が挿入される鋲体Bとから成つている。
考案が解決しようとする問題点 しかしながら、上記衣服用釦にあつては、ボデ
イ−3のフランジ部2にキヤツプ5を嵌着して釦
本体Aを作製しているために、釦本体Aのフラン
ジ2とキヤツプ5の間に空〓が形成される。この
ため、釦本体AをパンチPにセツトし鋲体Bをダ
イDにセツトして、釦本体Aに鋲体Bを生地Cを
介し加締め固定する場合、鋲体Bの先端が生地C
を刺通して釦本体Aの筒部1の貫通孔10に挿入
される際に、パンチPおよびダイDの加締圧がボ
デイ−3のフランジ部2の基端部6に作用して当
該基端部6がキヤツプ5側に落ち込んでしまう。
その結果、ボデイ−3の筒部1が全体的に持ち上
がつて、筒部1の内部に形成した貫通孔10の筒
状部11の上端に鋲体Bの先端を係止可能に変形
させることができなくなり、釦本体Aと鋲体Bの
加締不良の原因となつていた。
そこで、本考案は、上記オ−プンタイプの衣服
用釦に上述のような問題があつたことに鑑みて為
されたものであつて、釦本体Aと鋲体Bの加締不
良の原因となるボデイ−の基端部の変形を肉薄の
板部材により防止し、しかも当該板部材によつて
衣服の引つ掛かりや指を怪我することのない安
全、かつ軽量な衣服用釦を提供することを目的と
する。
問題点を解決するための手段 即ち、本考案によれば、釦本体と鋲体とから成
る衣服用釦であつて、前記釦本体は、鋲体を挿入
する貫通孔を有する筒部の上端にフランジ部を形
成したボデイ−と、このボデイ−の筒部の内径よ
りも小さい開口穴を中央に有して当該ボデイ−の
フランジ部に筒部の反対側より冠着されたキヤツ
プと、前記ボデイ−のフランジ部および前記キヤ
ツプの間に配置され当該キヤツプの開口穴よりも
径大のパンチ穴を中央に有して肉薄の板体により
環状に形成されたインサ−ト部材とを包含し、前
記パンチ穴の周縁部を隠蔽するよう前記キヤツプ
の開口穴を内方に折曲するという手段を採用する
ことによつて、上記技術的課題を解決したのであ
る。
実施例 以下、図面に示す実施例に基づいて本考案を説
明する。
第1図は、本考案に係る衣服用釦の一実施例を
示し、タツクタイプの釦本体Aの縦断面図及び鋲
体Bの正面図を示している。
第1図において、3は中空状に形成した筒部1
及びこの筒部1の上端から水平方向に延びるフラ
ンジ部2を一体に有するボデイ−、5は中央に開
口穴4を有し、該筒部1の反対側からボデイ−3
のフランジ部2に冠着したキヤツプ、13はボデ
イ−3のフランジ部2とキヤツプ5との間に介在
させたインサ−ト部材である。
前記インサ−ト部材13は、ボデイ−3の筒部
1と対面する中央部分にパンチ孔14を有し、フ
ランジ部2とキヤツプ5との〓間よりも小である
肉薄の板体で環状に形成されており(第2図及び
第3図参照)、その外径がフランジ部2の外周縁
部7の内径よりもわずかに径小と成つている。該
パンチ孔14は、第5図に示されるように、鋲体
Bを釦本体Aに生地Cを介して加締め取付けする
際、パンチPが突入するキヤツプ5の開口穴4よ
りも径大に形成されている。そして、前記キヤツ
プ5の開口穴4は、その内周縁部がボデイ−3の
内側に折曲されてインサ−ト部材13の周縁部を
隠蔽するよう形成してある。これにより、インサ
−ト部材13の周縁部に衣服を引つ掛けたり、指
を引つ掛けて怪我するといつたようなことが防止
される。
前記インサ−ト部材13には、パンチ孔14の
周縁部に凹部15が形成されている。該凹部15
は、ボデイ−3の筒部1側に窪んでおり、フラン
ジ部2の基端部6と対面している。また前記イン
サ−ト部材13には、凹部15の外側に放射方向
に延びるリブ16が複数個形成されている。該各
リブ16は、凹部15と同方向に窪んでおり、そ
の長手方向の凹部15寄りには、リブ16の下面
よりもさらに筒部1側に膨出する小径の膨出凹部
17が形成されている。
このように形成したインサ−ト部材13は、ボ
デイ−3のフランジ部2とキヤツプ5との間に介
在した状態において、リブ16部分を除く上面が
キヤツプ5に形成した環状溝8に当接し、リブ1
6部分の下面がフランジ部2に形成した環状溝9
に当接して、該フランジ部2及びキヤツプ5によ
り挟持されている。
なお、前記ボデイ−3の筒部1には、その下面
に鋲体Bを挿入する貫通孔10が形成されてい
る。該貫通孔10は、筒部1の内部で筒状に成形
加工した筒状部11により形成され、筒状部11
の先端が外方向に湾曲している。
また、前記インサ−ト部材13は、第4図に示
すような首振りタイプの衣服用釦である釦本体A
に適用してもよい。。
第4図に示す釦本体Aは、ボデイ−3の筒部1
の下面に形成した貫通孔10に、鋲体Bを挿入す
る筒状のシリンダ−19を差し込んでその上端を
外方に折曲し、該シリンダ−19に筒状のアイレ
ツト20を加締め固着した他は第1図に示す釦本
体Aと同様な構成となつている。
作 用 このような構成とした本考案に係る衣服用釦
は、第5図に示されるように、パンチPとダイD
とで鋲体Bを釦本体Aに生地Cを介して加締め取
付けしても釦本体Aが何ら変形しない。即ち、パ
ンチPおよびダイDの加締圧がボデイ−3のフラ
ンジ部2の基端部6に作用しても、インサ−ト部
材13の凹部15がボデイ−3の基端部6に当接
し、かつ同インサ−ト部材13のリブ16がボデ
イ−3のフランジ部2およびキヤツプ2の内面に
当接しているので、ボデイ−3の基端部6がイン
サ−ト部材13により補強され、従つて、キヤツ
プ5側への基端部6の落込み変形が防止されるの
である。
上記実施例において、インサ−ト部材13は、
環状に形成した肉薄の板体にリブ16を形成して
その厚みを増すことにより材料費を節約している
とともに、その強度をも増大させているが、キヤ
ツプ5とボデイ−3のフランジ部2とにその上下
面が当接するような所定の肉厚を有する環状の板
体であつてもよい。
考案の効果 以上、詳述したように、本考案によれば、鋲体
を挿入する貫通孔を有する筒部の上端にフランジ
部を形成したボデイ−と、このボデイ−の筒部の
内径よりも小さい開口穴を中央に有して当該ボデ
イ−のフランジ部に筒部の反対側より冠着された
キヤツプと、前記ボデイ−のフランジ部および前
記キヤツプの間に配置され当該キヤツプの開口穴
よりも径大のパンチ穴を中央に有して肉薄の板体
により環状に形成されたインサ−ト部材とにより
釦本体を構成したので、ボデイ−の基端部がイン
サ−ト部材により補強されてキヤツプ側に落込む
ことがなくなる。また、インサ−ト部材のパンチ
穴をキヤツプの開口穴よりも径大とし、パンチ穴
の周縁部を隠蔽するようキヤツプの開口穴を内方
に折曲して形成したので、インサ−ト部材のパン
チ穴の周縁部によつて衣服を引つ掛けたり、指を
引つ掛けて怪我するといつたようなことがなく安
全である。
更に、釦本体のキヤツプとボデイ−のフランジ
部の間に配置されるインサ−ト部材が肉薄の板体
であるので、ボデイ−の基端部の落込み変形を防
止可能に作製した3部品構成の釦本体における製
品素材の使用量が著しく減少して低コストの製品
を市場に提供できる上、同時に製品の軽量化をも
達成することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案に係る衣服用釦の釦本体と鋲
体との一実施例を示す図、第2図は、インサ−ト
部材の一例を示す平面図、第3図は、第2図の
−線断面図、第4図は、本考案に係る衣服用釦
の釦本体の他の実施例を示す縦断面図、第5図
は、本考案に係る衣服用釦を生地に取付けた状態
を示す縦断面図、第6図は、従来の衣服用釦を生
地に取付けた状態を示す縦断面図である。 1……筒部、2……フランジ部、3……ボデイ
−、4……開口穴、5……キヤツプ、10……貫
通孔、13……インサ−ト部材、14……パンチ
孔、16……リブ、A……釦本体、B……鋲体。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 釦本体Aと鋲体Bとから成る衣服用釦であつ
    て、前記釦本体Aは、鋲体Bを挿入する貫通孔1
    0を有する筒部1の上端にフランジ部2を形成し
    たボデイ−3と、このボデイ−3の筒部1の内径
    よりも小さい開口穴4を中央に有して当該ボデイ
    −3のフランジ部2に筒部1の反対側より冠着さ
    れたキヤツプ5と、前記ボデイ−3のフランジ部
    2および前記キヤツプ5の間に配置され当該キヤ
    ツプ5の開口穴4よりも径大のパンチ穴14を中
    央に有して肉薄の板体により環状に形成されたイ
    ンサ−ト部材13とを包含し、前記パンチ穴14
    の周縁部を隠蔽するよう前記キヤツプ5の開口穴
    4を内方に折曲したことを特徴とする衣服用釦。
JP1986149277U 1986-09-29 1986-09-29 Expired JPH0332250Y2 (ja)

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