JPS6390Y2 - - Google Patents

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JPS6390Y2
JPS6390Y2 JP16204083U JP16204083U JPS6390Y2 JP S6390 Y2 JPS6390 Y2 JP S6390Y2 JP 16204083 U JP16204083 U JP 16204083U JP 16204083 U JP16204083 U JP 16204083U JP S6390 Y2 JPS6390 Y2 JP S6390Y2
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cap
shaped
fan
locking part
stopper
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JP16204083U
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JPS6070307U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 イ 産業上の利用分野 本考案は、スナツプ釦、留金、フツク等におけ
るキヤツプ付止め具の改良に関するもので、キヤ
ツプ表面の打痕を防止したものである。
ロ 従来技術 従来この種のスナツプ釦は、キヤツプ付止め具
を生地に取付ける際に、飾釦のキヤツプの周縁を
捲曲して止め具の円板状のフランジを取付け、こ
の飾釦キヤツプをカシメ型に載置し、生地を介し
てリングスナツプを重ねてプレスにより圧力を加
えて係止部をカシメるため、ポスト状の係止部の
基部がキヤツプ裏面を打圧して、そのキヤツプ表
面に打痕が生ずることが問題となつていた。この
ため打痕を防止するため従来種々の工夫がなされ
ていた。例えば第1図に示すようにアイレツトを
用いたキヤツプ付止め具のフランジ部の一部を切
込みその切込片を、アイレツトの係止部の基部を
掩蔽するように内方に折り返し重ね合せて、アイ
レツトの係止部とキヤツプとの間の補強片とし
て、キヤツプ表面への打痕を防止するようにした
ものが米国特許第3333306号明細書に記載されて
いる。
また、第2図に示すようにアイレツトの係止部
の代りに爪状係止部を用いたキヤツプ付止め具に
おいても、リング状座板の一部に切込みを設けて
切込片を形成し、この切込片を爪状係止部の屈曲
基部を掩蔽するように折り返し重ね合せて、飾釦
のキヤツプ表面への打痕を防止するようにしたも
のが実開昭56−174509号公報に記載されている。
しかしながらこのような補強片を設けてもキヤ
ツプ表面の打痕は十分に防止することはできなか
つた。
ハ 考案の目的 本考案は、従来の補強片によるキヤツプ表面の
打痕の防止より更に有効な手段を用いて打痕の発
生を防止するもので、スナツプ釦、留金、フツク
等へのカシメの際に、円板状のフランジ部に生ず
るはねかえりによる曲げモーメントが、キヤツプ
の周縁に働かないようにフランジ部にスリツトと
波状リングを設け、かつキヤツプの裏面と接する
起部を設けて、キヤツプ表面の打痕の発生を防止
すると共に、スリツトにより仕上時のメツキ液及
び洗濯時の洗濯液等の排出をよくして、錆の発生
を防止した優れたスナツプ釦、留金、フツク等の
キヤツプ付止め具を提供することを目的とするも
のである。
ニ 考案の構成 本考案の構成は、実用新案登録請求の範囲に記
載したとおりのもので、円板状のフランジ部に起
部とスリツト及び波状リングとを設けることによ
り、キヤツプ表面の打痕の発生を防止するように
した点を特徴とするものである。
以下本考案を図面に示す実施例について詳細に
説明すれば次の通りである。
第3図及び第4図に示すものは本考案の止め具
の1実施例であつて、止め具1はポスト状係止部
3とフランジ部2とからなり、フランジ部2の外
縁が釦を構成するキヤツプ9の周縁10により抱
持されてキヤツプ付止め具を構成するもので、そ
のフランジ部2の外縁には、下方にクサビ状に突
出させて形成したキヤツプの回り止め用のリブ7
が4か所設けられており、その内方の位置に、扇
形の両側部と内側の円弧部分を切離して、係止部
3と反対側に扇形に押出成形して、先端がフラン
ジ部2の面と平行に中心に向つてひさし状にのび
た起部6を形成すると共に、フランジ部2の押出
成形跡に扇形のスリツト8を形成する。そしてこ
のスリツト8の内方に係止部の中心と同心円状に
波状のリング5を係止部3方向に膨出する様に設
け、中央部にはポスト状の係止部3が配設されて
いる。
上記のように構成した止め具1は、第5図に示
すようにキヤツプ9の周縁10により回り止め用
リブ7に食込むように捲締されてキヤツプ9に取
付けられる。そしてこのように取付けられたキヤ
ツプ付止め具は、従来のスナツプ釦の組付けと同
様に例えば第6図に示すように生地13を介して
公知のリングスナツプ11に組付けられる。即
ち、キヤツプ付止め具のポスト状係止部3を生地
13に貫通させて、環状スプリングを備えたリン
グスナツプ11に圧入し、係止部3の先端を外側
に拡げてカシメつけ固定することにより行われ
る。
なお止め具1のフランジ部2に設ける回り止め
用リブ7、起部6、スリツト8の数は、第3図お
よび第4図においては4個の例を示しているが、
特に限定されることはなく適宜数設けることがで
きる。
またポスト状係止部の代りに爪状係止部を用い
たキヤツプ付止め具においても同様に本考案を実
施できるものであつて、爪状係止部を設けたリン
グ状フランジ部の外縁に、クサビ状突起のキヤツ
プ回り止め用リブを設け、そして該リブと爪状係
止部との間に押出成形による起部とスリツトとを
夫々設け、かつその内方に波状リングを設けるこ
とにより、ポスト状係止部を備えたキヤツプ付止
め具と同様に実施できるものである。
ホ 考案の効果 本考案は前記の構成のように、止め具の円板状
フランジ部2に起部6とスリツト8及び波状リン
グ5を設けて、キヤツプ9の表面の打痕の発生を
防止するものであつて、従来飾釦キヤツプ付止め
具を、生地13を介してリングスナツプ11に組
付ける際に、止め具の係止部3を打圧してカシメ
るため、係止部の基部4がキヤツプ裏面を打圧し
てキヤツプ表面に打痕が生ずるものと考えられて
いたが、その他に係止部3の打圧の際にフランジ
部2が係止部の基部4の屈曲により係止部方向に
内方に折れ曲る力が生ずること、即ち内方へのは
ねかえりのための曲げモーメントが生じ、この曲
げモーメントがフランジ部2の外縁を通して捲曲
しているキヤツプの周縁10を係止部の基部4の
対向部を支点として内方に引張る力として働き、
これによりキヤツプ表面が折れ曲げられること
が、打痕の発生の原因になつていることが研究の
結果わかつた。
本考案は、この様な打痕発生の原因となるキヤ
ツプ付止め具のフランジ部2に生ずるはねかえり
の内方への曲げモーメントがキヤツプ周縁10に
働かないようにするため、フランジ部2の周縁と
係止部3との間に扇形のスリツト8と波状リング
5を設けたもので、曲げモーメントはこのスリツ
ト8と波状リング5により遮断あるいは吸収され
てキヤツプ周縁10には働かず、そのためキヤツ
プ表面が折れ曲げられるようなこともなくなり打
痕発生防止に優れた効果を発揮するものである。
また押圧成形により形成した扇形のひさし状の
起部6は、その先端の平面部がキヤツプ9の裏面
と接してキヤツプ付止め具1の支えとなり、カシ
メ時の係止部の基部のキヤツプ裏面との衝撃を和
らげると共にキヤツプの変形をも防ぐもので前記
のスリツト8及び波状リング5と共にキヤツプ表
面の打痕の防止に優れた効果を有するものでる。
そしてフランジ部2に設けた扇形のスリツト8
は、メツキ加工時におけるメツキ液、処理液及び
洗濯時における洗濯液等の排水をよくすることが
できるので、飾釦キヤツプ及び止め具の錆の発生
の防止に最適である。
【図面の簡単な説明】
第1図は公知のアイレツトを飾釦キヤツプに取
付けたキヤツプ付止め具の縦断面図、第2図は、
公知の爪状係止部を備えた止め具を飾釦キヤツプ
に取付けたキヤツプ付止め具の縦断面図、第3図
は本考案の止め具の第4図のA−A線における縦
断面図、第4図は本考案の止め具の平面図、第5
図は本考案の止め具にキヤツプを取付けたキヤツ
プ付止め具の縦断面図、第6図は本考案のキヤツ
プ付止め具を生地を介してリングスナツプに組付
けたものの縦断面図である。 1……止め具、2……フランジ部、3……係止
部、5……波状リング、6……起部、7……回り
止め用リブ、8……スリツト、9……キヤツプ、
11……リングスナツプ、13……生地。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 係止部3と円板状フランジ部2とを備えたスナ
    ツプ釦、キヤツプ付止具1において、そのフラン
    ジ部2の外周縁部近傍の数か所に、扇形の両側部
    と片方の円弧部分を切離して、係止部3と反対側
    に扇形に押出成形することによりひさし状の起部
    6を形成すると共に、押出成形跡に扇形のスリツ
    ト8を設け、該扇形のスリツト8と係止部3との
    間に波状リング5を形成したスナツプ釦、留金、
    フツク等のキヤツプ付止め具。
JP16204083U 1983-10-21 1983-10-21 スナツプ釦、留金、フツク等のキヤツプ付止め具 Granted JPS6070307U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16204083U JPS6070307U (ja) 1983-10-21 1983-10-21 スナツプ釦、留金、フツク等のキヤツプ付止め具

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JP16204083U JPS6070307U (ja) 1983-10-21 1983-10-21 スナツプ釦、留金、フツク等のキヤツプ付止め具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6070307U JPS6070307U (ja) 1985-05-18
JPS6390Y2 true JPS6390Y2 (ja) 1988-01-05

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ID=30355944

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JP16204083U Granted JPS6070307U (ja) 1983-10-21 1983-10-21 スナツプ釦、留金、フツク等のキヤツプ付止め具

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH0636730Y2 (ja) * 1987-06-30 1994-09-28 大石金属工業株式会社 装飾兼用取付座板
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JPS6070307U (ja) 1985-05-18

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