JPH0331351Y2 - - Google Patents

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JPH0331351Y2
JPH0331351Y2 JP13108785U JP13108785U JPH0331351Y2 JP H0331351 Y2 JPH0331351 Y2 JP H0331351Y2 JP 13108785 U JP13108785 U JP 13108785U JP 13108785 U JP13108785 U JP 13108785U JP H0331351 Y2 JPH0331351 Y2 JP H0331351Y2
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protrusion
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、こまとこま以外の形態との間で形態
変化自在とした変形こま玩具に関し、特にその変
形機構に関する。
[技術的課題] 本考案は、近年増えつつある変形玩具の思想、
即ち二以上の形態の間で変形させるというおもし
ろさを伝統的な玩具であるこまにおいても実現で
きるようにすることをその課題とする。
[技術的課題の解決手段] 本考案に係る変形こま玩具における変形機構
は、軸端を突出させた中心体と、該中心体に連結
した一以上の側体とよりなり、こまの形態からこ
ま以外の形態へ回転中に形態変化自在とする変形
こま玩具において、 (イ) こまの形態における軸心に沿つて上記中心体
の内部に段部を有する可動部材をスプリングに
より一方向に付勢させて配し、 (ロ) 上記可動部材は心棒にて構成され、この心棒
の上部にはつまみを、下部には石突を設けてな
り、 (ハ) 偏心させて回動可能に支承し且つ上記可動部
材側へ夫々スプリングで付勢した一対の重りを
上記中心体の内部へ軸対称に設け、 (ニ) 上記重りの一方は、上記スプリングの付勢位
置を挟んで上記支承位置と反対側に静止時に上
記可動部材の段部と係合して可動部材の動きを
阻止する第一の突起を有し、 (ホ) 上記重りの他方は、上記支承位置を挟んで上
記スプリングの付勢位置と反対側に回転時に上
記可動部材の段部と係合して可動部材の動きを
阻止する第二の突起を有し、 (ヘ) 上記第一、第二両突起の間に軸心に沿つて微
かに段差を設け、且つ、上記こま以外への形態
変化は、上記可動部材の一方向の移動により中
心体と側体とが連結係止を解除することにより
行なうことを特徴としたものである。
[実施例] 以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。第1図ないし第7図は本考案の一実施例を示
す。
図示の例における変形こま玩具は、主に軸体1
を貫通させた中心体2と、この中心体2の両脇に
取付けた二箇の側体3,3とよりなる。これら中
心体2と側体3,3とは後述の係合手段により第
2図に示す如く一体化され、軸体1が上下に突出
してこまの形態を呈する。また第3図に示す如く
上記係合を解けばこま以外の形態を呈する。図示
の例では、軸体1の上端を頭部とし、中心体2を
胴体とし、更に両側体3,3を脚部としたあたか
もロボツトのような形態に変化する。
もつとも、軸体1、中心体2、側体3,3の形
状、側体3の個数等はある程度自由に変えられる
ので、例えば更に擬人化した一体形状を呈するよ
うにすることもできる。
軸体1は一体的に可動部材とされるもので、円
筒状の心棒4の上下につまみ5と石突6を設ける
と共に上部途中位置に套体7を取付け、更に下部
途中位置には段部8を切込んで形成する。套体7
は、後述のように側体2の係止手段とするもの
で、左右両側の対称位置に一対の突条9,9を備
える。
中心体2は、夫々中空の上胴部10と下胴部1
1とからなる。上胴部10は、中心部分を全体的
に陥没させた凹部12を有し、軸体1の套体7は
に挿入する。この凹部12には周壁部分の対称位
置に溝13,13が設けてあり、套体7の突条
9,9が嵌合する。また凹部12の中央には心棒
4貫通用のガイド孔を形成する管部14が立上げ
て設けてある。また凹ぶ12の周壁部分には、上
記溝13,13間に二つの窓開口15,15を対
称位置に開口させている。この窓開口15,15
は後述するように側体3の係止手段となる。更に
管部14の外周にはスプリング16が嵌めてあ
り、凹部12の底と軸体1の套体7との間に位置
してこまの形態時には套体7を上方に付勢する。
中心体2の下胴部11は、上胴部10の凹部1
2との対応位置に同じく凹部17を有する。この
凹部17の中心には心棒4の貫通孔18が設けら
れ、その周囲には心棒4の係止・解放を行なうた
めの二個の重り19,20が対称位置に配してあ
る。これら重り19,20は夫々凹部17の底か
ら軸対称に立設したピン21,21が回転可能に
支承している。また凹部17の周壁には二つの窓
開口22,22が対称位置に開口し、上胴部10
の窓開口15,15と一体になつて側体3の係止
手段の挿入口Aをなす。
一方の重り19は、図示のように自由端側を拡
開させた概ね扇形のもので、貫通孔18側の側面
に突起23を突出形成してある。この突起23の
位置は、ピン21による支承位置と重心のある自
由端側との中間位置である。また貫通孔18と反
対側の側面と凹部17の周壁との間には、ピン2
1と突起23との中間位置にスプリング24が配
してあり、突起23を貫通孔18側へと付勢して
いる。
他方の重り20は、先に説明した重り19とほ
ぼ同様の形状のものであるが、ピン21を挟んで
自由端とは反対方向に一部延長し、その延長部分
の貫通孔18側に突起25を形成してある。そし
て貫通孔18と反対側の側面と凹部17の周壁と
の間には、ピン21と自由端との中間位置にスプ
リング26を配し、突起25を貫通孔18と反対
側へ付勢している。
上記両突起23,25は、第5図ないし第7図
において示すように心棒4に沿つて上下方向に微
かに段差がつけてある。即ち、こまの形態で静止
している状態においては、下方に位置する一方の
重り19の突起23のみが貫通孔18上へ突出し
て心棒4の段部8に対して上方から係合して心棒
4の移動を阻み、上方に位置する他方の重り20
の突起25は貫通孔18の外方にあつて段部8と
は係合しない。
側部3,3は図示のように全く左右対称に中心
体2に取付ける。両者の取付けには、三本のアー
ム27a,27b,28を用いており、各アーム
27a,27b,28の両端をピン29a,29
b,30により側部3の上端と中心体2の下胴部
11の下面とに回動自在に取付けている。またア
ーム27a,27b間を下胴部11側でバー31
により連結し、且つ残りのアーム28より若干下
げて中心体2及び側体3に取付けてある。即ち、
三本のアーム27a,27b,28は常に平行に
移行するようになつており、側部3は中心体2に
対して上下に平行移動する。
左右の側体3,3のバー31,31間は、二本
のスプリング32,32を引掛けて連結してあ
る。このスプリング32は、側体3を中心体2か
ら開き出す方向へと付勢する。
また側体3の内面側には中央のアーム30と一
方のアーム27aとの中間位置にU字形状のフツ
ク33が形成してある。このフツク33は、側部
3を中心体2へ係合させる際、中心体の上下両胴
部10,11に設けた前述の窓開口15,22に
より形成される挿入口Aより中心体2の内側へ挿
込まれ、軸体1の套体7下端と係合し側部3,3
を係止する。
次にこまの形態からこま以外の形態への形態変
化について説明する。
こまの形態(第5図参照)において軸体1の下
端の石突6を接地させ、つまみ5を操作して回転
させる。すると玩具全体に回転による遠心力が働
く。中心体2内部の重り19,20にも夫々遠心
力が働き、双方ともスプリング24,26の付勢
力に抗して自由端側がピン21,21を回動中心
として外側、即ち凹部17の周壁側へ回動する
(第4図中の矢印X、Y参照)。すると、一方の重
り19に設けた突起23は自由端側と共に外側に
移動し、心棒4の段部8との係合を解く。
軸体1は心棒4の係合解除によりスプリング1
6の付勢力を受け上方へ移動する。このとき他方
の重り20の突部25が、自由端側とは反対に貫
通孔18上へと移動してきており、心棒4の段部
8は、この他方の突部25と係合し、それ以上は
上方に移動しないように動きを阻止される(第6
図参照)。
ついでほぼ回転が停止する状態になると、遠心
力が小さくなり、スプリング24,26の付勢力
が遠心力に打勝つて重り19,20を夫々元位置
に復帰回動させる。この時、一方の重り19の突
起23は心棒4の段部8より下方にあつて心棒4
の外壁に接し、他方の重り20の突起25は心棒
4の段部8との係合を解いて同じく段部8より下
方で心棒4の外壁に接するような状態となる。
軸体1は、上述のように突起23,25による
押えがなくなるためスプリング16の付勢力によ
り石突6が貫通孔18の外周縁に当接するまで上
昇する。
套体7も勿論上昇するので、套体7の下端と挿
入口A,Bより挿し込まれた側部3,3のフツク
33,33との係合も解かれる。側部3,3はこ
のためにスプリング32,32の付勢力により素
早く下方へ回動し、第7図に示すように中心体2
から外方へ対称的に拡開した状態を呈し、転倒す
ることなく回転を停止して図示の如きこま以外の
形態に変化する。
なお、こま以外の形態からこまの形態に戻すに
は、先に側体3,3を中心体2に押し付け、フツ
ク33,33挿入口A,B内に押込んでおいた上
で軸体1を降下させ套体7とフツク33とを係合
させる。
図示の例では、軸体1の心棒4自体に段部8を
設けるようにしているが、心棒4とは別個に可動
部材を備えるようにしてもよい。但し、この場合
も可動部材は軸体1の軸心に沿つて配する必要が
ある。
また以上及び以下において「こま玩具」とはい
わゆる「こま」の形をした玩具のみならずその他
の形態のものであつても一本の軸を中心に回転す
るものをも含む。更に本考案が図示の実施例のも
のの形状、構造等に限定されることはない。
[考案の効果] 文考案に係る変形こま玩具における変形機構は
以上説明したように、可動部材の動きを阻止する
機構を、支承位置からスプリング、係合用の突起
順に並ぶ重りと、スプリングから支承位置、突起
と並ぶ重りとを軸対称に配置し、且つ両突起間に
段差を設けて可動部材と突起が順次係合してその
動きを阻止するようにしたので、回転運動するこ
まが回転中に分割変化して転倒することなくこま
以外の他の形態に変化するという、非常におもし
ろい動作を行なわせることができるという効果を
奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第7図は本考案の一実施例を示
し、第1図はこま以外の形態における分解斜視
図、第2図はこまの形態の斜視図、第3図はこま
以外の形態の斜視図、第4図は係合機構の平面
図、第5図は回転させる前の状態の縦断面図、第
6図は回転中の状態の縦断面図、そして第7図は
こま以外の形態への変化を示す縦断面図である。 1…軸体、2…中心体、3…側体、4…心棒、
8…段部、19,20…重り、23,25…突
起。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 軸端を突出させた中心体と、該中心体に連結し
    た一以上の側体とよりなり、こまの形態からこま
    以外の形態へ回転中に形態変化自在とする変形こ
    ま玩具において、下記要件を備えることを特徴と
    する変形機構。 (イ) こまの形態における軸心に沿つて上記中心体
    の内部に段部を有する可動部材をスプリングに
    より一方向に付勢させて配する。 (ロ) 上記可動部材は心棒にて構成され、この心棒
    の上部にはつまみを、下部には石突を設けてな
    る。 (ハ) 偏心させて回動可能に支承し且つ上記可動部
    材側へ夫々スプリングで付勢した一対の重りを
    上記中心体の内部へ軸対称に設ける。 (ニ) 上記重りの一方は、上記スプリングの付勢位
    置を挟んで上記支承位置と反対側に静止時に上
    記可動部材の段部と係合して可動部材の動きを
    阻止する第一の突起を有する。 (ホ) 上記重りの他方は、上記支承位置を挟んで上
    記スプリングの付勢位置と反対側に回転時に上
    記可動部材の段部と係合して可動部材の動きを
    阻止する第二の突起を有する。 (ヘ) 上記第一、第二両突起の間に軸心に沿つて微
    かに段差を設け、且つ、上記こま以外への形態
    変化は、上記可動部材の一方向の移動により中
    心体と側体とが連結係止を解除することにより
    行なう。
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JPS6239782U JPS6239782U (ja) 1987-03-10
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JP6334757B1 (ja) * 2017-02-10 2018-05-30 株式会社タカラトミー コマ玩具

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