JP3238921U - 複動式ロッキングテントフレーム構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】センターポールがなくて単一のディスクヘッドを備えたテントフレームに良好なロック効果を形成できる複動式ロッキングテントフレーム構造を提供する。【解決手段】複動式ロッキングテントフレーム構造は、ディスクヘッド、および内端がディスクヘッドに接続されたポール2を含み、ディスクヘッドは、上下で嵌合できる上部ディスクヘッド11と下部ディスクヘッド12を含み、ポールの内端は、上部ディスクヘッドと下部ディスクヘッドが嵌合して形成されるスペースに上下方向にスイング可能に接続され、上部ディスクヘッドの軸方向に沿ってボタン取付穴が設けられ、ボタン3がボタン取付穴に設けられて軸方向に沿って移動でき、嵌合ブロック4に配置されるポール回転制限ブロックは、ボタンの半径方向に沿って突出し、ボタンに固定接続され、ポールの内端には凹状のポール回転制限溝が設けられ、ポールが伸長状態にあるとき、ポール回転制限ブロックがポール回転制限溝に嵌まる。【選択図】図3

Description

本考案は、旅行用品の分野に関し、具体的には複動式ロッキングテントフレーム構造に関する。
傘のフレーム、または同様の構造を持つテントのフレームは、一般にポールを伸長状態で保持するためのロック構造を備える。より一般的には、例えば、2019年2月15日の中国特許CN109339562Aには、「ロック付き傘型ヘッド」が開示され、それは、上部傘型ヘッドと下部傘型ヘッドを備え、前記下部傘型ヘッドは上部傘型ヘッドの軸端の外周に外嵌されて上下に移動可能であり、さらに下部傘型ヘッドに設けられたロック装置を備え、通常状態では、下部傘型ヘッドは上部傘型ヘッドの軸端の外周に外嵌されて上下に移動し、ロック状態では、ロック装置により上部傘型ヘッドと下部傘型ヘッドの相対移動が阻止される。本考案の有益な効果は、設営と収納の操作を簡素化し、使用時の安全性を高め、傘型ヘッド全長を短くし、下部傘型ヘッドのロック機構の上下移動量を短くすることで、設営と収納の手間を減らし、利便性を向上させることである。また、固定位置ロック構造を用いた構造もあり、例えば、2018年11月27日の中国特許CN208152694Uには、「セルフロッキング傘型テント」が開示され、それは、傘生地(1)、脚部(2)、上部ディスク(3)、下部ディスク(4)、複数本の上部中棒(5)と複数本のポール(6)を含む。前記上部中棒(5)、ポール(6)と脚部(2)で形成される三角形において、ポール(6)と脚部(2)との間の角度αは鈍角である。前記セルフロッキング傘型テントは、複数の前記上部中棒(5)に下向きの力を加えるための吊り布(8)をさらに含み、前記吊り布(8)は傘生地(1)に固定接続され、前記吊り布(8)は複数の上部中棒(5)のうち上部ディスク(3)から離れた端部に配置される。該解決手段は、セルフロッキングが可能であるため、構造がシンプルで、操作しやすく、製造しやすく、使用しやすいセルフロッキング傘型テントを提供する。上記従来技術において、上下のディスクヘッドがセンターポールと嵌合する構造が使用され、ロック機構はすべてセンターポールに配置する必要があり、上下のディスクヘッドの間で位置をロックすることでロック効果を発揮する。テントフレームはセンターポールと下部ディスクヘッドをなくすことで、テント内の利用可能なスペースを大幅に拡大することができ、これは一般的に消費者から賞賛され、メーカーの設計方針にもなっている。しかしながら、前記従来の解決手段はいずれも、センターポールがなくて単一のディスクヘッドを備えたテントフレームの設計には適用できず、この問題に対して早急な対応が必要である。
以上の問題点を踏まえ、本考案は、複動式ロッキングテントフレーム構造を提供し、センターポールがなくて単一のディスクヘッドを備えたテントフレームに良好なロック効果を形成する。
考案の目的を達成するために、本考案は以下の技術的解決手段を採用する。
複動式ロッキングテントフレーム構造であって、ディスクヘッド、および内端がディスクヘッドに接続されたポールを含み、ディスクヘッドは、上下で嵌合できる上部ディスクヘッドと下部ディスクヘッドを含み、ポールの内端は、上部ディスクヘッドと下部ディスクヘッドが嵌合して形成されるスペースに上下方向にスイング可能に接続される。上部ディスクヘッドの軸方向に沿ってボタン取付穴が設けられ、ボタンがボタン取付穴に設けられて軸方向に沿って移動することができる。ポール回転制限ブロックは、ボタンの半径方向に沿って突出し、ボタンに固定接続される。ポールの内端には凹状のポール回転制限溝が設けられる。ポールが伸長しているときは、ポール回転制限ブロックがポール回転制限溝に嵌まる。
本解決手段によって設計される複動式ロッキングテントフレーム構造は、ディスクヘッド、および一端がディスクヘッドに接続されたポールを含み、ここで、ディスクヘッドは、上部と下部のディスクヘッドが嵌合して形成され、ポールの内端は、上部と下部のディスクヘッドが嵌合して形成されるスペースの奥まで入り込んで、上下にスイングでき、上にスイングすると開き、下にスイングすると閉じるようになる。ポールの数は少なくとも3つであり、テントフレーム構造の従来のレイアウトに従う必要はなく上限はない。具体的な構造としては、上部ディスクヘッドにはボタンを取り付けるための軸方向に貫通するボタン取付穴が設けられ、ボタンはボタン取付穴に取り付けられ、軸方向に移動することができる。ボタンの下端には、半径方向に突出したポール回転制限ブロックが設けられ、その数はボタンの数に対応している。これに対応して、各ポールの内端には凹状のポール回転制限溝が設けられ、ポール回転制限ブロックはポール回転制限溝に嵌合される。ポールの伸長状態では、ボタンが軸方向に沿って上端に移動し、ポール回転制限ブロックがポール回転制限溝に挿入され、ポールを伸長状態に固定することができる。ポールを収納する必要がある場合は、ボタンを軸方向に沿って下端に移動してポールの内端に対するサポートをなくすことができ、このときにポールをスムーズに収納することができる。
好ましくは、ボタンの上端には、半径方向に突出したスプリング制限カバーがあり、スプリング制限カバーと上部ディスクヘッドとの間にはボタンリセットスプリングが当接される。ボタンリセットスプリングは、ボタンが下端から上端に自動的にリセットされるのを助け、使用しやすい。
好ましくは、ボタンの下には嵌合ブロックが固定接続され、嵌合ブロックの半径方向にはポール回転制限ブロックが配置される。組立作業のために、ポール回転制限ブロックが嵌合ブロックの半径方向に配置され、嵌合ブロックをボタンの下に下から固定することができる。
好ましくは、ボタン取付穴は非円形で、ボタン断面の形状はボタン取付穴の形状に対応し、嵌合ブロックにはボタンスナップ穴が設けられ、ボタンの下端がボタンスナップ穴に嵌合される。これは、ボタンと嵌合ブロックの回転という問題を解消し、ポール回転制限ブロックとポール回転制限溝を正確に一致させるように設計される。
好ましくは、ポールの内端には、スイングシャフトの軸方向に走るスイングシャフト穴が設けられ、スイングシャフト穴にはスイングピンとトーションスプリングが嵌合される。スイングピンとトーションスプリングの設計により、ポールを収納するとトーションスプリングにより弾性力が蓄積し、伸長動作が容易になる。
好ましくは、スイングシャフト穴の壁面にはトーションスプリング固定側トルクアーム取付溝が設けられ、上部ディスクヘッドおよび/または下部ディスクヘッドの対応する位置にはトーションスプリング動作側トルクアーム取付溝が設けられる。該設計により、ポールの内端をディスクヘッドとより適切に接続することができ、かつ、トーションスプリングの2つのトルクアームの作用点がうまく配置される。
好ましくは、ポールの本数は偶数本であり、各ポールの左右両端には凸状の歯と凹状の溝が設けられ、歯と溝はポールのスイングシャフトに垂直な平面上に間隔をおいて配置され、隣接する2つのポール端部の間は歯と溝によって互いに嵌合関係を形成する。本解決手段は、ポールの内端間が最適化された相互接続関係を提供し、すなわち、隣接する2つのポールの内端は、歯と溝によって嵌合され、動作中にポールの一方または両方だけをトリガーすると、すべてのポールの同期収納と伸長を実現する。歯と溝との嵌合関係を利用しているため、該解決手段におけるポールは偶数本でなければならない。
好ましくは、ディスクヘッドにはプルロープが接続され、プルロープの引っ張り方向は下向きである。使用時には、本解決手段のフレーム構造は、まず各ポールの外端を地面に支持し、その時点で各ポールとディスクヘッドが嵌合されて角錐形になり、ディスクヘッドは角錐の円錐端に配置される。小さいサイズのテントフレームの場合、ディスクヘッド全体を外側から押して、2つのアクションを形成し、1つは、ポールの中央を変形させて外向きの曲げを形成することであり、これは、ディスクヘッドに対するポールの上向きのスイングに相当し、そしてポール内端の歯と溝との嵌合により、すべてのポールを同時に伸長させることになり、もう1つは、ポール回転制限ブロックもポール回転制限溝に同時に挿入し、構造全体を伸長位置にロックする。しかしながら、大きいサイズのテントフレームの場合、またはテントの外部環境が許可されていない場合は、ディスクヘッドを押してテントフレームを開くのがより困難になる。したがって、本解決手段の解決方法は、プルロープをディスクヘッドに固定し、プルロープの他端をディスクヘッドの下にぶら下げ、プルロープを下に引くことでディスクヘッドを下向きに動かすこともでき、構造全体を伸長状態でロックする効果も得られる。
収納しやすくなるために、ポールを延長ポールに接続することもでき、具体的な構造は折りたたみ式、伸縮式などであってもよい。折りたたみ式の場合はトーションスプリング構造、伸縮式の場合は伸縮ポール構造を使用することができる。
好ましくは、トーションスプリング構造と延長ポールをさらに含む。トーションスプリング構造はトーションスプリングを含み、ポールの外端と延長ポールの内端はトーションスプリングによって互いに回動可能に接続される。
好ましくは、伸縮ポール構造をさらに含み、伸縮ポール構造に位置決め機構が設けられる。伸縮ポール構造はポールに設けられる。または、ポールの外端には延長ポールが接続され、延長ポールには伸縮ポール構造が設けられる。
好ましくは、嵌合ブロックにはプルロープが接続され、プルロープの引っ張り方向は下向きである。これはプルロープの別の使い方であり、上端が嵌合ブロックに接続され、プルロープを下に引っ張ると、上からボタンを押すのと同じ効果が得られる。この解決手段により、大型テントフレームがテント内でロックを解除しやすくなり、そして収納しやすくなる。
要約すると、本考案の有益な効果は、センターポールがなくて単一のディスクヘッドを備えたテントフレームに良好なロック効果を形成できることである。
本考案における伸長状態での実施例1の構造概略図である。 本考案における収納状態での実施例1の構造概略図である。 本考案における実施例1の部品の分解図である。 本考案における実施例1の別の角度からの部品の分解図である。 上部ディスクヘッドの構造概略図である。 下部ディスクヘッドの構造概略図である。 ボタンの構造概略図である。 嵌合ブロックの構造概略図である。 別の角度からの嵌合ブロックの構造概略図である。 ポールの端部の構造概略図である。 別の角度からのポールの端部の構造概略図である。 4つのポールの端部間の嵌合関係概略図である。 図1の軸方向断面図である。 図2の軸方向断面図である。 本考案における適用場面の実施例1の概略図である。 本考案における収納状態での実施例2の構造概略図である。 図16の軸方向断面図である。 本考案の実施例2における主な部品の分解図である。 本考案の実施例2における上部ディスクヘッドとデザークリップとの嵌合関係の概略図である。 本考案の実施例2における上部ディスクヘッドとデザークリップとの嵌合後の軸方向断面図である。 本考案の実施例2におけるポールの延長構造の部品分解図である。 本考案の実施例2におけるポールの延長構造の軸方向断面図である。 本考案における適用場面の実施例2の概略図である。
以下は、添付の図面および特定の実施形態を参照して本考案をさらに説明する。
(実施例1)
図1に示すとおり、実施例1は複動式ロッキングテントフレーム構造であり、1つのディスクヘッドおよび4本のポール2を含む。
図3、図4、図5、図6に示すとおり、ディスクヘッドは、上部ディスクヘッド11と下部ディスクヘッド12を上下に嵌合してディスクヘッド固定ボルト9でディスクヘッド固定ボルト取付穴122を貫通して固定される。上部ディスクヘッド11の側壁には、4つの下向きに開口する上部ディスクヘッドポール取付溝111が設けられ、これに対応して、下部ディスクヘッド12には、4つの上向きに開口する下部ディスクヘッドポール取付溝121が設けられる。上部ディスクヘッド11と下部ディスクヘッド12が上下に嵌合した後、上部ディスクヘッドポール取付溝111と下部ディスクヘッドポール取付溝121を上下に嵌合し、ポール2が伸びるための完全穴を形成する。
4本のポール2の内端は、ディスクヘッドに深く埋め込まれ、上下にスイングすることができる。図10および図11に示すとおり、各ポール2の内端には、水平方向に貫通するスイングシャフト穴22が設けられる。2つの隣接するポール2の内端の両側壁には、歯23と溝24が設けられ、歯23と溝24は等間隔に配置され、かつ、隣接する2つのポール2の歯23と溝24が互いに嵌合され、図12に示すような状態になり、ポール2の一方または両方を回転させると、すべてのポール2が同期して同じ方向、同じ速度で回転することになる。ポール2の長さが十分ではない場合、ポール2の外端接合部に延長ポール90をトーションスプリングで接続することができる。
各ポール2の内端には、凹状のポール回転制限溝21が設けられる。各ポール2のスイングシャフト穴22には、スイングピン6とトーションスプリング7が設けられる。トーションスプリング7を取り付けるために、スイングシャフト穴22の内壁にはトーションスプリング固定側トルクアーム取付溝25が設けられ、ポール2の端部側にはトーションスプリング動作側トルクアーム回避溝26が設けられている。具体的には図11を参照されたい。これに対応して、下部ディスクヘッド12内には、スイングピン6を嵌め込むスイングピン回避溝124と、トーションスプリング7を嵌め込むトーションスプリング動作側トルクアーム取付溝123が設けられている。具体的には図6を参照されたい。
図5に示すとおり、上部ディスクヘッド11の中央部には、軸方向に貫通するボタン取付穴112が設けられ、ボタン取付穴112は角穴である。これに対応して、ボタン取付穴112にはボタン3が挿入される。ボタン3の形状および構造は、図7に示すとおり、四角柱状のボタン本体32およびボタン本体32の上端に接続されたスプリング制限カバー31を含み、スプリング制限カバー31は半径方向外側に伸長し、ボタン本体32と嵌合してキノコ形状を形成する。スプリング制限カバー31の下面には、ボタンリセットスプリング8の上端と嵌合するための上向きに凹状の環状溝が設けられる。ボタン取付穴112は、上部が大きく下部が小さい段差のある穴であり、段差面はボタンリセットスプリング8の下端と嵌合するために使用される。ボタン本体32は、ボタン取付穴112に挿入してボタン3を軸方向に上下に動かすように適合させることができ、ボタンリセットスプリング8は、ボタン3の上方へのリセットを自動的に実現するようになる。ボタン3の下端には、軸方向のボタン側固定ネジ穴33が設けられ、ボタン本体32の下端を嵌合ブロック4に挿入した後、ボタン固定ネジ5で固定し、ボタン3を嵌合ブロック4と上下に一体的にロックすることができる。
図8、図9に示すとおり、嵌合ブロック4は、嵌合ブロック本体42を含み、嵌合ブロック本体42には、ボタン本体32の下端と嵌合するための上向きのボタンスナップ穴41が設けられ、ボタンスナップ孔41は適合する角孔である。嵌合ブロック本体42の下部には、径方向に4つのポール回転制限ブロック43が設けられ、ポール回転制限ブロック43の位置と大きさは、ポール回転制限溝21に対応している。嵌合ブロック本体42の外壁とポール回転制限ブロック43の上面との間に、補強リブ44で斜めに接続して補強される。嵌合ブロック4の下面にも、上向きに貫通する嵌合ブロック側の固定ネジ穴45が設けられ、ボタン固定ネジ5は、嵌合ブロック側の固定ネジ穴45を上向きに貫通し、ボタン側の固定ネジ穴33に接続される。
本例の複動式ロッキングテントフレーム構造について、ポール2の伸長状態は図1に示すとおりであり、このとき、図13を参照すると、ボタン3は、嵌合ブロック4を上から駆動し、4つのポール回転制限ブロック43がそれぞれポール回転制限溝21に嵌合され、ポール2が下向きにスイングできないようにして伸長位置でロックし、テントクロスを覆って図15に示すようなテントを得ることができる。テントフレームを収納する必要がある場合は、ボタン3を押して嵌合ブロック4を駆動し、同期して下向きに移動し、ポール回転制限ブロック43を取り外すと、ポール回転制限溝21に対する制限効果がなくなり、ポール2は下向きにスイングできるようになる。手動でポール2の1つまたは2つを曲げると、すべてのポール2を収納できる。このときの状態は図2に示すとおりであり、断面構造は図14に示すとおりであり、ボタン3-嵌合ブロック4の組合わせが下向きに移動し、ロック状態が解除されていることが明確に確認できる。ボタンリセットスプリング8の設計により、ボタン3は、自動的に上向きにリセットすることができる。トーションスプリング7の設計により、ポール2を曲げて収納するときに、トーションスプリング7の弾性力に打ち勝つ必要があり、次にポール2を伸長するときは労力を節約することができる。
(実施例2)
実施例2の収納状態は図16および図17に示すとおり、伸長状態は図17に示すとおりであり、主要部品の分解図は図18に示すとおりである。
実施例2は、実施例1と比べて以下の点で異なる。
実施例2では、ディスクヘッドにはプルロープ99が取り付けられる。図19に示すとおり、下部ディスクヘッド12には、プルロープ99を結ぶための上下方向を貫通する一対のプルロープ貫通穴126が設けられる。図18に示すように、プルロープ99の引っ張り方向は下向きであり、かつ、使いやすいようにプルロープ99の下にプルロープつり革991が設けられる。
実施例2では、ディスクヘッドにはテザークリップ98がさらに取り付けられる。図19、図20に示すとおり、テザークリップ98の本体はV字型構造であり、その両端はテザークリップスナップ端981であり、テザークリップスナップ端981にはスナップ構造が設けられる。これに対応して、下部ディスクヘッド12にも一対のテザークリップスナップ端穴125が設けられる。弾性変形により、テザークリップ98の2つのテザークリップスナップ端981は、テザークリップスナップ端穴125で1つずつスナップすることができる。このようにして、他のロープをテザークリップ98に結ぶことができ、またはテザークリップ98を直接引っ張って、テントフレーム構造を下から伸長状態にロックする目的を達成することができる。
実施例2のテントフレームのサイズは比較的大きく、図16および図17に示すとおり、トーションスプリングを使用してポール2の外端で延長ポール90を接続することに加えて、延長ポール90の外端には伸縮ポール構造がさらに設けられる。図21および図22に示すとおり、延長ポール90の外端には弾き取付ベース95が設けられ、弾き取付ベース95には延長ポール90の半径方向に沿って弾き取付溝951が設けられ、弾き取付溝951の内側には弾きスプリング93が取り付けられ、外側には弾き94が取り付けられ、弾きスプリング93の弾性力により、弾き94は、弾き取付溝951に伸縮可能である。延長スリーブ92の形状およびサイズは、延長ポール90の外端と一致し、これに対応して、延長スリーブ92の側壁には弾き嵌合穴921が開設され、弾き嵌合穴921の位置は弾き94の位置に対応し、かつ、穴のサイズは、弾き4の外径よりも小さく、弾性力の作用下では、弾き94は、弾き嵌合穴921にのみ突き刺すことができる。弾き94が伸ばされて弾き嵌合穴921に突き刺さると、伸長ポール90と伸長スリーブ92が伸長状態でロックされ、弾き94が引っ込められると、伸長ポール90と伸長スリーブ92は伸縮性のある移動状態にある。延長スリーブ92にはボタン取付ベース97が固定され、ボタン取付ベース97において弾き嵌合穴921に対応する位置にはボタン取付溝971が設けられ、ボタン取付溝971には、延長ポール90に沿って半径方向に移動できる延長ポールボタン96が取り付けられ、延長ポールボタン96を内側に押すと、弾き94に作用して、弾き94が伸長または収縮するかどうかを決定し、それにより、延長ポール90および延長スリーブ92が伸長するか収縮するかを決定することができる。延長スリーブ92の外端には、地面に直接接触するための脚部91がさらに取り付けられる。
ボタン取付ベース97を延長ポール90の外端に固定することもでき、このような構造では、延長ポールボタン96は弾き94の位置に対応し、延長ポールボタン96を押して弾き94を内向きに引っ込めると、延長スリーブ92を自由に伸縮することができ、延長ポールボタン96を外して弾き94が弾き嵌合穴921にスナップされると、延長ポール90と延長スリーブ92がロックされる。どちらの構造も技術的効果を達成でき、必要に応じて設計者が選択することが可能である。
ポール2、延長ポール90、および延長スリーブ92を完全に伸長した後、本例のテントフレームは、図23に示すように非常に大きなサイズになるが、図16に示すように、収納後も軽量である。
残りは実施例1と同じである。
(実施例3)
実施例3と実施例1との唯一の相違点は、実施例3における嵌合ブロック4にはプルロープ穴が設けられ、プルロープがプルロープ穴に結ばれ、プルロープが垂れ下がり、引っ張り方向は下向きである。図は省略される。
残りは実施例1と同じである。
11-上部ディスクヘッド、111-上部ディスクヘッドポール取付溝、112-ボタン取付穴、12-下部ディスクヘッド、121-下部ディスクヘッドポール取付溝、122-ディスクヘッド固定ボルト取付穴、123-トーションスプリング動作側トルクアーム取付溝、124-スイングピン回避溝、125-テザークリップスナップ端穴、126-プルロープ貫通穴、2-ポール、21-ポール回転制限溝、22-スイングシャフト穴、23-歯、24-溝、25-トーションスプリング固定側トルクアーム取付溝、26-トーションスプリング動作側トルクアーム回避溝、3-ボタン、31-スプリング制限カバー、32-ボタン本体、33-ボタン側ネジ固定穴、4-嵌合ブロック、41-ボタンスナップ穴、42-嵌合ブロック本体、43-ポール回転制限ブロック、44-補強リブ、45-嵌合ブロック側ネジ固定穴、5-ボタン固定ネジ、6-スイングピン、7-トーションスプリング、8-ボタンリセットスプリング、9-ディスクヘッド固定ボルト、90-延長ポール、91-脚部、92-延長スリーブ、921-弾き嵌合穴、93-弾きスプリング、94-弾き、95-弾き取付ベース、951-弾き取付溝、96-延長ポールボタン、97-ボタン取付ベース、971-ボタン取付溝、98-テザークリップ、981-テザークリップスナップ端、99-プルロープ、991-プルロープつり革。

Claims (10)

  1. 複動式ロッキングテントフレーム構造であって、ディスクヘッド、および内端がディスクヘッドに接続されたポール(2)を含み、ここで、ディスクヘッドは、上下で嵌合できる上部ディスクヘッド(11)と下部ディスクヘッド(12)を含み、ポール(2)の内端は、上部ディスクヘッド(11)と下部ディスクヘッド(12)が嵌合して形成されるスペースに上下方向にスイング可能に接続され、上部ディスクヘッド(11)の軸方向に沿ってボタン取付穴(112)が設けられ、ボタン(3)がボタン取付穴(112)に設けられて軸方向に沿って移動でき、ポール回転制限ブロック(43)は、ボタン(3)の半径方向に沿って突出し、ボタン(3)に固定接続され、ポール(2)の内端には凹状のポール回転制限溝(21)が設けられ、ポール(2)が伸長状態にあるとき、ポール回転制限ブロック(43)がポール回転制限溝(21)に嵌まる、
    ことを特徴とする複動式ロッキングテントフレーム構造。
  2. ボタン(3)の上端には、半径方向に突出したスプリング制限カバー(31)があり、スプリング制限カバー(31)と上部ディスクヘッド(11)との間にはボタンリセットスプリング(8)が当接される、
    ことを特徴とする請求項1に記載の複動式ロッキングテントフレーム構造。
  3. ボタン(3)の下には嵌合ブロック(4)が固定接続され、嵌合ブロック(4)の半径方向にはポール回転制限ブロック(43)が配置される、
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の複動式ロッキングテントフレーム構造。
  4. ボタン取付穴(112)は非円形で、ボタン(3)の断面形状はボタン取付穴(112)の形状に対応し、嵌合ブロック(4)にはボタンスナップ穴(41)が設けられ、ボタン(3)の下端がボタンスナップ穴(41)に嵌合される、
    ことを特徴とする請求項3に記載の複動式ロッキングテントフレーム構造。
  5. ポール(2)の内端には、スイングシャフトの軸方向に走るスイングシャフト穴(22)が設けられ、スイングシャフト穴(22)にはスイングピン(6)とトーションスプリング(7)が嵌合される、
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の複動式ロッキングテントフレーム構造。
  6. スイングシャフト穴(22)の壁面にはトーションスプリング固定側トルクアーム取付溝(25)が設けられ、上部ディスクヘッド(11)および/または下部ディスクヘッド(12)の対応する位置にはトーションスプリング動作側トルクアーム取付溝(123)が設けられる、
    ことを特徴とする請求項4に記載の複動式ロッキングテントフレーム構造。
  7. ポール(2)の本数は偶数本であり、各ポール(2)の左右両端には凸状の歯(23)と凹状の溝(24)が設けられ、歯(23)と溝(24)はポール(2)のスイングシャフトに垂直な平面上に間隔をおいて配置され、隣接する2つのポール(2)の端部の間は歯(23)と溝(24)によって互いに嵌合関係を形成する、
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の複動式ロッキングテントフレーム構造。
  8. ディスクヘッドにはプルロープ(99)が接続され、プルロープ(99)の引っ張り方向は下向きである、
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の複動式ロッキングテントフレーム構造。
  9. 伸縮ポール構造をさらに含み、伸縮ポール構造に位置決め機構が設けられる、
    伸縮ポール構造はポール(2)に設けられる、
    または、ポール(2)の外端には延長ポール(90)が接続され、延長ポール(90)には伸縮ポール構造が設けられる、
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の複動式ロッキングテントフレーム構造。
  10. 嵌合ブロック(4)にはプルロープ(99)が接続され、プルロープ(99)の引っ張り方向は下向きである、
    ことを特徴とする請求項3に記載の複動式ロッキングテントフレーム構造。
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