JPH0331039Y2 - - Google Patents

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JPH0331039Y2
JPH0331039Y2 JP15386285U JP15386285U JPH0331039Y2 JP H0331039 Y2 JPH0331039 Y2 JP H0331039Y2 JP 15386285 U JP15386285 U JP 15386285U JP 15386285 U JP15386285 U JP 15386285U JP H0331039 Y2 JPH0331039 Y2 JP H0331039Y2
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thyristor
power supply
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discharge tube
switch element
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案はストロボ装置の電源回路に関し、特に
電源として直流あるいは交流高電圧を整流した脈
流の高圧電源を使用するものにおいて、閃光放電
管のグロー放電を確実に防止することができる電
源回路に関するものである。
従来の技術 一般にストロボ装置の電源として直流高圧電源
等の容量の大きい電源を使用した場合、閃光放電
管が正規の発光後も消弧せずグロー放電を生じて
しまう恐れのあることが知られている。
そして上記のようなおそれをなくす手段として
は、容量の大きな電源と閃光放電管との間に通常
はオン状態になされているスイツチ素子を挿入
し、このスイツチ素子を閃光放電管発光後の所定
期間オフ状態に制御する構成が従来より周知であ
り、即ち閃光放電管が完全に消弧するまでの所定
期間上記電源と閃光放電管との接続をスイツチ素
子のオフ状態により解除するようになしたストロ
ボ装置の電源回路が種々実用化あるいは提案され
ている。
本願出願人も先にその一例である上記スイツチ
素子としてサイリスタを使用したストロボ装置の
電源回路を実願昭60−18151号にて提案している。
上記提案における電源回路は上述したグロー放
電の防止の他、主コンデンサの定電圧化も行なう
回路であり、以下、その構成および動作について
述べる。
まずその構成であるが、第2図に示すように、
例えば直流の高圧電源1、電源スイツチ2、抵抗
3、高圧電源1と閃光放電管10の間に挿入され
たスイツチ素子であるサイリスタ4、このサイリ
スタ4の動作を制御する第1のゲート手段5、こ
の第1のゲート手段5の動作を制御するサイリス
タ6、主コンデンサ8の充電電圧を検知して上記
サイリスタ6の動作を制御する第2のゲート手段
7、閃光放電管10を励起させるトリガー回路
9、このトリガー回路9の動作時の電位変動を上
記第2のゲート手段7に伝達する伝達手段11と
から構成されている。
次にその動作であるが、今、電源スイツチ2が
オンされると、第2図からも明らかではあるが高
圧電源1より抵抗3、第1のゲート手段5、主コ
ンデンサ8を介して電流が流れることになり、従
つてサイリスタ4がオンする。
サイリスタ4がオンすると、このサイリスタ4
を介して高圧電源1による主コンデンサ8の充電
が開始される。
主コンデンサ8の充電が進み閃光放電管10を
発光せしめることのできる電圧値まで充電された
状態においてトリガー回路9が動作すると、その
動作に基づく電位変動が伝達手段11によつて第
2のゲート手段7に伝達されることになり、第2
のゲート手段7が動作しサイリスタ6をオンせし
める。
また、主コンデンサ8の充電が進みその充電電
圧値が設定したい電圧値に達した時も第2のゲー
ト手段7は上記設定電圧値に等しい充電電圧値を
検知することにより上記場合と同様に動作し、サ
イリスタ6をオンせしめることになる。
サイリスタ6がオンすると、サイリスタ4のア
ノード電位およびゲート電位が降下することにな
り、即ちサイリスタ4のアノード〜カソード間お
よびゲート〜カソード間が逆バイアス状態とな
り、従つてサイリスタ4はオフすることになる。
サイリスタ4がオフすると、高圧電源1と閃光
放電管10あるいは主コンデンサ8との接続が解
除されることはいうまでもなく、この結果、閃光
放電管10のグロー放電の防止および主コンデン
サ8の定電圧化が行なえるわけである。
一方、上記サイリスタ4のオン状態への復帰動
作はサイリスタ6のオンがトリガー回路11の動
作による第2のゲート手段7の動作によつてなさ
れた場合と、主コンデンサ8の充電電圧の検知に
よる第2のゲート手段7の動作によつてなされた
場合とて若干異なることはいうまでもない。
まず、第2のゲート手段7がトリガー回路11
の動作に基づき動作せしめられた場合であるが、
この場合伝達手段11を介して第2のゲート手段
7に供給される電位変動信号は極短時間のパルス
信号となることから、サイリスタ6のオンは瞬時
で即座にオフとなる。
サイリスタ6がオフすると、そのアノード電位
が第1のゲート手段5内の上記サイリスタ6のオ
ンにより充電されていたコンデンサCの放電に供
ない徐々に上昇して行くことになり、かかるアノ
ード電位がサイリスタ4のカソード電位に対して
サイリスタ4をオンせしめることのできるゲート
電圧を供給できる所定値に達した時点で上記サイ
リスタ4はオン状態に復帰することになる。
次に第2のゲート手段7が主コンデンサ8の充
電電圧の検知により動作せしめられた場合である
が、この場合サイリスタ6がオフとなるまでに若
干の時間を要することになる。即ち、主コンデン
サ8の充電電圧が自然放電等により前述した設定
電圧以下に下降すると第2のゲート手段7が不動
作となるためサイリスタ6はオフするわけである
が、上記下降はゆるやかでありまた第2のゲート
手段7内のツエナーダイオードZDにヒステリシ
スが存在するため、先の場合とは異なりサイリス
タ6のオン動作はいくらかの時間を有することに
なるわけである。
そして、上記ヒステリシス等によるいくらかの
時間の経過後サイリスタ6はオフとなり、以降は
前述した場合と同様、第1のゲート手段5のコン
デンサCの放電に基づきサイリスタ4はオン状態
に復帰することになるわけである。
考案が解決しようとする問題点 以上述べたように先に提案した電源回路は簡単
な構成にてグロー放電の防止および定電圧化を行
なえるものであるが、サイリスタ4のオン,オフ
動作を考えると、高圧電源1として交流高電圧を
ダイオードのみで整流した脈流電源を用いる場合
やあるいは極めて低い温度条件下で装置を使用す
る場合の極めて特殊な条件下においては、グロー
放電の防止について以下のような不都合点を生じ
るおそれを有している。
即ち、高圧電源1として上記のような脈流電源
を用いる場合、この脈流電源には雑音が多く、従
つてサイリスタ6がオフした直後に上記雑音が、
正常なオン状態への復帰動作を行なうための上記
サイリスタ6のアノード電位の上昇に関係なく抵
抗3を介して第1のゲート手段5に供給され、サ
イリスタ4をオン状態に復帰させてしまうことが
考えられる。
もし、上記のような現象が生じると閃光放電管
10のグロー放電を防止するために必要なサイリ
スタ4のオフ時間を形成できなくなり、当然のこ
とながらグロー放電を防止できない不都合点を生
じることになるわけである。尚、上記グロー放電
を防止するために必要なサイリスタ4の最短オフ
時間は、主コンデンサ8の充電電圧、閃光放電管
10の特性等により差はあるが、大体1/10秒オー
ダーの時間となることは周知である。
一方、極めて低い温度条件下で装置を使用する
場合であるが、かかる場合、サイリスタのオフ動
作に必要な逆バイアス電圧は高くなることが知ら
れている。
従つて、前述した提案回路におけるサイリスタ
4のオフ動作を考えると、第1のゲート手段5の
コンデンサCは、その容量値がある程度大きく、
かつサイリスタ6のオン時確実に未充電状態でな
ければならない。よつて上記コンデンサCと並列
接続される抵抗Rの抵抗値を小さく設定し、上記
コンデンサCの放電時定数を小さくすることが、
上述したサイリスタ4のオフ動作にとつては好ま
しいことになる。
ところが、サイリスタ6について考えてみる
と、第2のゲート手段7の動作が停止すれば即座
にオフされなければならず、従つて上記抵抗Rは
抵抗3と共働してサイリスタ6にはその保持電流
以下の電流しか供給できないように高抵抗値とす
る必要がある。
即ち、低温度条件下での使用を考えると、抵抗
Rの抵抗値設定に予盾を生じることになるわけで
ある。
このため、現実にはサイリスタ4のオフ動作が
サイリスタ6のオフ動作によつて行なわれる点、
および極端に低い温度条件下での使用頻度は少な
いと考えられる点を考慮し、サイリスタ6のオフ
動作を優先して、即ち抵抗Rの値は高抵抗値に設
定してある。尚、抵抗3の抵抗値を高くすること
も考えられるが、主コンデンサ8の充電時間が長
くなるという問題点を生じることになり、現実に
は採用し得ないことはいうまでもない。
この結果、低温度条件下での使用時を考える
と、場合によつてはサイリスタ4に十分な逆バイ
アス電圧を供給できなくなり、グロー放電を防止
できないという不都合点を生じる恐れを有するこ
とになるわけである。
本考案は上記したような問題点を考慮してなし
たもので、前述した特殊な条件下においても確実
にグロー放電を防止できるストロボ装置の電源回
路を提供することを目的とする。
問題点を解決するための手段 本考案によるストロボ装置の電源回路は、高圧
電源と、この高圧電源の両端に接続された、サイ
リスタおよび閃光放電管の発光エネルギーを蓄積
する主コンデンサからなる第1の直列体と、この
第1の直列体の両端に接続された、コンデンサお
よび抵抗からなる並列体と制御極を有する第1の
スイツチ素子とからなる第2の直列体と、上記電
源が供給されることにより上記サイリスタをオン
せしめるゲート手段と、オンすることにより上記
ゲート手段を不動作状態になす第2のスイツチ素
子と、上記閃光放電管の発光を検知して発光検知
信号を出力する発光検知手段と、上記発光検知信
号を受けて動作し、上記第1のスイツチ素子の制
御極にこの第1のスイツチ素子をオンせしめる第
1の出力信号を第1の時間出力すると共に上記第
2のスイツチ素子の制御極にこの第2のスイツチ
素子をオンせしめる第2の出力信号を上記第1の
時間より長い第2の時間出力するタイマー手段と
を具備している。
作 用 本考案によるストロボ装置の電源回路は、上記
のような構成を有することから、閃光放電管の発
光時、高圧電源と主コンデンサあるいは閃光放電
管との間に接続されているサイリスタは、発光検
知手段、タイマー手段の動作による第1のスイツ
チ素子のオンによりそのアノード〜カソード間が
逆バイアスされると共に、上記両手段の動作によ
る第2のスイツチ素子のオンによりそのゲートを
制御するゲート手段が不動作状態になされること
になり、即ち上記第1のサイリスタの逆バイアス
およびゲート手段の不動作によるオフ動作が、
夫々独立して行なわれることになる。
従つて、上記第1のサイリスタの再度のオン動
作は、上記逆バイアス動作を考えることなく、上
記第2のスイツチ素子のオフ動作のみによつて行
なえることになり換言すれば、第1のサイリスタ
に対する逆バイアス動作およびゲートの制御動作
を夫々独立して配慮できることになり、従つて電
源の雑音あるいは低温度条件下での使用という特
殊な条件であつても夫々の条件に対する上記両動
作の独立した対拠によつて確実にグロー放電を防
止できることになるわけである。
実施例 第1図は本考案によるストロボ装置の電源回路
を含むストロボ装置の電気回路図であり、図中第
2図と同符号のものは同一機能部品を示してい
る。
図中、5′は抵抗R1,R2,ダイオードDからな
り電源スイツチ2の投入により高圧電源1が抵抗
3を介して供給されることによりサイリスタ4を
オンせしめるゲート手段を示している。
12はコンデンサC1と抵抗R3からなる並列体
を示し、スイツチ素子であるサイリスタ6と直列
体を形成し、サイリスタ4と主コンデンサ8から
なる直列体の両端に接続されている。
13は、抵抗R4,R5,R6,コンデンサC2
C3,ツエナーダイオードZD1、スイツチ素子であ
るトランジスタTrからなり、閃光放電管10の
発光時のコンデンサC2の放電によりトランジス
タTrをオンせしめ、図中のA点にコンデンサC3
の充電電圧を出力する周知の発光検知手段を示し
ている。尚、かかる発光検知手段13としては、
図示した例の他、例えば閃光放電管10の発光光
を受光素子にて直接受光し、図中のA点に所定電
圧を発生せしめるような構成としても良いことは
いうまでもない。
14はオンすることによりゲート手段5′の抵
抗R1とダイオードDの接続点電位を降下せしめ、
上記ゲート手段5′によるサイリスタ4のオン動
作を行なえなくする。即ちゲート手段5′を不動
作状態となすスイツチ素子であるトランジスタを
示している。
15は抵抗R7,R8,コンデンサC4からなり上
記サイリスタ6の動作を制御する第1制御部16
および抵抗R9,R10コンデンサC5からなり上記ト
ランジスタ6の動作を制御する第2制御部17か
らなるタイマー手段を示している。尚、このタイ
マー手段15の制御動作は後述するが発光検知手
段13の出力する図中のa点の電圧供給に基づき
なされることになる。
以下、上記のような構成からなる回路の動作に
ついて述べる。
尚、後述する説明からも明らかになるが、第1
図に図示した本考案によるストロボ装置の電源回
路は、グロー放電の防止のみを考慮したものであ
り、主コンデンサの定電圧化は達成できない。し
かしながら、主コンデンサの定電圧化は、例えば
第2図中に符号7で示した構成におけるツエナー
ダイオードZDのアノード端子を第1図中のA点
に接続する等の配慮により容易に実現できること
になることもいうまでもない。
今、電源スイツチ2が投入されると高圧電源1
よりゲート手段5′、主コンデンサ8を介して電
流が流れることになり、よつてサイリスタ4はゲ
ート手段5′の抵抗R2に生じる降下電圧にてその
ゲートが順バイアスされることからオンすること
になる。
サイリスタ4がオンすると主コンデンサ8およ
び発光検知手段13のコンデンサC2等の充電が
開始される。
主コンデンサ8の充電が進み閃光放電管10を
発光せしめることができる充電電圧値に達した状
態にて周知のトリガー回路9が動作すると、上記
閃光放電管10は主コンデンサ8の充電電荷を消
費して発光する。
同時に発光検知手段13のコンデンサC2の充
電電荷も閃光放電管10、ツエナーダイオード
ZD1,抵抗R6,R5を介して放電し、トランジス
タTrがオン状態になされコンデンサC3の充電電
圧が図中のA点に発光検知信号として出力される
ことになる。
上記A点に出力される発光検知信号はタイマー
手段15の第1,第2の制御部16,17に供給
されることになり、従つて、第1の制御部16は
コンデンサC4,抵抗R7,R8によつて決定される
所定期間サイリスタ6のゲートを順バイアスする
第1信号を出力し、また第2の制御部17はコン
デンサC3,C5,抵抗R9,R10によつて決定される
所定期間トランジスタ14のベース電流となる第
2信号を出力することになり、この結果、上記サ
イリスタ6およびトランジスタ14はオンするこ
とになる。
サイリスタ6がオンすると、サイリスタ4のア
ノード電位は急激に降下し、主コンデンサ8の端
子電圧レベルであるカソード電位を考えると、サ
イリスタ4のアノード〜カソード間は逆バイアス
されることになり、このサイリスタ4はオフする
ことになる。
一方、トランジスタ14がオンすると、ゲート
手段5′の抵抗R1とダイオードDとの接続点電位
が急激に降下し、抵抗R2の降下電圧によるサイ
リスタ4のゲートの順バイアスが行なえなくなる
ため、サイリスタ4は以降このトランジスタ14
がオフするまでオン状態に移行できないことにな
る。
即ち、第1図に示した電源回路においては、サ
イリスタ4のオフ動作は、夫々が独立した相関連
のない動作であるサイリスタ6のオンによる逆バ
イアス動作とトランジスタ14のオンによるゲー
ト手段5′の不動作状態の設定動作にて行なわれ、
かつその期間はトランジスタ14のオン期間によ
つて決定されることになるわけである。
上記のような動作によりサイリスタ4がオフに
なると、グロー放電が防止できることは先にも述
べたとうりである。
次に上記サイリスタ4のオン状態への復帰動作
について考えてみる。
本考案による回路におけるサイリスタ4のオン
状態への復帰動作は、前述したようにそのオフ動
作が独立した2種の動作によつてなされることか
ら、サイリスタ6のオン,オフ状態に関係なくト
ランジスタ14のオフによるゲート手段5′の不
動作状態の解除により行なえることになる。
即ち、サイリスタ6のオンによる逆バイアス状
態はコンデンサC1の充電が進むにつれて解除さ
れることは明らかであり、またサイリスタ6がオ
ン状態を維持していても抵抗R1に生じる降下電
圧と主コンデンサ8の充電電圧値との間にサイリ
スタ4のゲートを十分に順バイアスできる電位差
があれば、トランジスタ14のオフにより動作可
能となされるゲート手段5′によるサイリスタ4
のオン動作を何らさまたげることはないわけであ
る。加えて、上述したコンデンサC1の充電なら
びに電位差は、現実にグロー防止に必要な期間が
前にも述べたように1/10秒オーダーであり十分に
逆バイアス状態を解除するまで行なえ、またサイ
リスタ4のオン状態への復帰が必要となる時は閃
光放電管の発光後であり主コンデンサ8の充電電
圧は数十Vまで下降していることから、特別に困
難な設計とはならないこともいうまでもない。
この結果、上述したようにサイリスタ4のオン
状態への復帰はトランジスタ14のオフ制御のみ
で行なえることになり、もちろん本考案回路もそ
のように動作するようなされている。
尚、トランジスタ14の具体的なオフ動作は以
下のようにしてなされることになる。
即ち、閃光放電管10はグロー放電が防止され
ていることからその発光を任意時点で終止するこ
とになり、よつてこの時点で発光検知手段13に
よる発光検知信号の上記トランジスタ14の動作
制御するタイマー手段15の第2制御部17への
供給が停止される。
ところが上記第2制御部17はコンデンサC5
を有し、従つて発光終止後は、上記コンデンサ
C5の放電によつてトランジスタ14のオンが維
持されることになる。
このため、上記トランジスタ14は上記コンデ
ンサC5の放電によるエネルギー供給が十分でな
くなつた時にオフすることになるわけである。
尚、このオフ時点が前述したサイリスタ4のグ
ロー防止に必要なオフ時間を経過した後の時点で
あることはいうまでもない。
また、上記トランジスタ14のオフによりサイ
リスタ4がオン状態に復帰すると、それまでサイ
リスタ6がオンしていたとするとコンデンサC1
の充電電圧により上記サイリスタ6は逆バイアス
されることになりオフ状態となることもいうまで
もない。
さらに上述した第1制御部16によるサイリス
タ6のゲートへの順バイアス期間は、上述したト
ランジスタ14のオン期間より必ず短く設定され
なければならないことも明らかである。これは、
トランジスタ14のオフ動作によりサイリスタ4
がオン状態となつた時、サイリスタ6のゲートが
まだ順バイアスされていれば上記サイリスタ6は
上述したように逆バイアスによりオフしても即座
にオン状態となり、コンデンサC1の充電を行な
いかつその充電完了状態を維持せしめてしまうこ
とから、次の閃光放電管10の発光時の逆バイア
ス動作を行なえなくなつてしまうからである。
以上第1図に図示した回路動作について述べた
が、次に上記動作に対する冒頭に述べた特殊条件
の影響について考えてみる。
まず、高圧電源1として雑音の多い脈流電源を
用いた場合であるが、本考案による電源回路は先
にも述べたようにサイリスタ4をオンせしめるゲ
ート手段5′はトランジスタ14のオンにより確
実に不動作状態を維持することから、上記の雑音
が生じても上記トランジスタ14がオン中であれ
ばサイリスタ4がオンすることは起こり得ないこ
とになる。
次に極めて低い温度条件下で使用する場合であ
るが、本考案による電源回路は先にも述べたよう
にサイリスタ6がオン状態を維持してもサイリス
タ4のオン状態への復帰を行なえることから、抵
抗R3の抵抗値は、その降下電圧が閃光放電管1
0の発光終止後のコンデンサ8の充電電圧よりも
サイリスタ4のゲートを十分に順バイアスできる
だけ高くなる値であれば良く換言すればサイリス
タ6の保持電流を考慮しなくても良く、低抵抗値
とすることができることになる。
従つて、コンデンサC1と上記抵抗R3における
放電時定数を極めて小さくできることになり、逆
に言えばコンデンサC1の容量値を大きくできる
ことになり、この結果十分な逆バイアス状態を設
定できることになる。よつて、冒頭に述べたよう
な低温度条件下における不都合点、即ちグロー放
電を防止できなくなる場合が生じるおそれをなく
すことができるわけである。
考案の効果 以上述べたように本考案によるストロボ装置の
電源回路は、高圧電源と閃光放電管の間に接続さ
れたサイリスタのオフ動作を夫々が独立して行な
われる逆バイアス動作とゲート手段の不動作状態
の設定動作にて行なつていることから、オン状態
への復帰動作を上記ゲート手段の不動作状態の設
定解除動作のみで行なうことができ、従つて雑音
の多い電源を使用してもその雑音の影響は無視で
きることになる効果を有している。
さらに本考案によるストロボ装置の電源回路
は、前述した動作説明からも明らかなように、高
圧電源と閃光放電管との間に接続されたサイリス
タのオン状態への復帰時におけるオフ動作を行な
つた逆バイアス動作の影響を簡単に取り除く、即
ち逆バイアス動作は上記サイリスタのオフ動作時
のみを考慮して行なえることになるため、十分な
逆バイアス電圧を供給する構成とすることができ
ることになり、従つて極めて低い温度条件下で使
用しても上記サイリスタのオフ動作を確実に行な
えることになる効果を有している。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案によるストロボ装置の電源回路
を含むストロボ装置の電気回路図、第2図は本願
出願人が先に実願昭60−18151号にて提案した電
源回路を含むストロボ装置の電気回路図を示して
いる。 1……高圧電源、2……電源スイツチ、3……
抵抗、4……サイリスタ、5′……ゲート手段、
6……サイリスタ(第1のスイツチ素子)、8…
…主コンデンサ、9……トリガー回路、10……
閃光放電管、12……並列体、13……発光検知
手段、14……トランジスタ(第2のスイツチ素
子)、15……タイマー手段、16……第1制御
部、17……第2制御部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 高圧電源と、この高圧電源の両端に接続され
    た、サイリスタおよび閃光放電管の発光エネルギ
    ーを蓄積する主コンデンサからなる第1の直列体
    と、この第1の直列体の両端に接続された、コン
    デンサおよび抵抗からなる並列体と制御電極を有
    する第1のスイツチ素子とからなる第2の直列体
    と、前記電源が供給されることにより前記サイリ
    スタをオンせしめるゲート手段と、オンすること
    により前記ゲート手段を不動作状態になす、制御
    電極を有する第2のスイツチ素子と、前記閃光放
    電管の発光を検知して発光検知信号を出力する発
    光検知手段と、前記発光検知信号を受けて動作
    し、前記第1のスイツチ素子をオンせしめる第1
    の時間を有する第1の出力信号および前記第2の
    スイツチ素子をオンせしめる前記第1の時間より
    長い第2の時間を有する第2の出力信号を前記第
    1,第2のスイツチ素子の夫々の制御電極に出力
    するタイマー手段とからなるストロボ装置の電源
    回路。
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