JPH0714261B2 - 充電器 - Google Patents

充電器

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JPH0714261B2
JPH0714261B2 JP29307488A JP29307488A JPH0714261B2 JP H0714261 B2 JPH0714261 B2 JP H0714261B2 JP 29307488 A JP29307488 A JP 29307488A JP 29307488 A JP29307488 A JP 29307488A JP H0714261 B2 JPH0714261 B2 JP H0714261B2
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battery
temperature
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timer
charging
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薫 古川
篤 井坂
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Panasonic Electric Works Co Ltd
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Matsushita Electric Works Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、2次電池を急速充電する充電器に関するもの
である。
[従来の技術] NiCd電池等の2次電池(以下、単に電池と呼ぶ。)を急
速充電する充電器としては種々のものが提案されてい
る。この種の充電器を第6図に示す。この充電器は、電
池Bの温度に応じて充電電流を制御する温度制御回路2
と、充電時間を制限するタイマ3とを備え、これら温度
制御回路2及びタイマ3の出力をオアゲート7を介して
充電電流制御回路1に入力して、電池Bが過充電される
ことを防止するようにしたものである。つまり、この充
電器は、タイマ3の限時時間内で、温度センサSで検出
される電池Bの温度が所定温度以下であるとき、充電電
流制御回路1で電池Bを急速充電するものである。な
お、上記温度制御回路2は、電池Bが満充電されたこと
を電池Bの温度から検知し、満充電時には充電電流を大
電流から微少電流に切り換えて、電池Bが過充電される
ことを防止するためと、電池Bの温度が高いときに充電
を行うと電池寿命が短くなるので、これを防止するため
に設けてある。ところで、周囲温度が低いと、電池Bの
温度が仲々上昇せず、このため温度制御回路2だけであ
ると、温度制御回路2が動作するまでに大電流で2〜3
倍に過充電されてしまう。しかも、このような低温時に
は電池Bのガス吸収能力が低下しているので、電池Bの
内圧が上昇して、ガスが噴出する恐れがある。そこで、
これを防止するために急速充電時間を制限するタイマ3
を設けてある。タイマ3は、充電器への電源の投入時、
あるいは電池パック式の充電器では電池Bを装着した電
池パック4を充電器本体に接続した時点から計時動作を
開始するようにしてある。
ところで、電動工具や玩具等のように電池Bを短時間に
放電する機器では、残容量がある状態で充電を行うとい
った使われ方は極めてまれで、常に電池Bが空の状態で
充電される場合が多い。従って、このような機器におい
ては充電電気量制御とするのが有効である。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、電池Bを短時間に放電する機器では大電
流で電池Bを放電するために、放電時に電池Bの温度が
上昇する。このように温度が上昇した電池Bを充電しよ
うとすると、温度制御回路2が動作して充電開始時には
微少電流でしか充電できず、つまり直ぐには急速充電を
行うことができず、しかもタイマ3の限時時間が経過す
ると微少電流に切り換えられるため、電池Bが大電流で
充電される期間が短くなるという問題があった。即ち、
電池Bが急速充電される期間は、電池Bの温度が温度制
御回路2の制御温度以下に冷却されてから、タイマ3の
限時時間となるまでであり、このため大電流による急速
充電時間が短くなり、充電不足となるのである。
本発明は上述の点に鑑みて為されたものであり、その目
的とするところは、温度制御回路とタイマとで急速充電
を制御する充電器を、電池を急速に放電して電池の温度
が上昇する機器に用いた場合にも、電池の充電不足が生
じないようにすることにある。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するために、本発明は2次電池の充電電
流を制御する充電電流制御回路と、2次電池の温度が所
定温度以下のとき2次電池を大電流で急速充電すると共
に、2次電池の温度が所定温度以上のとき微少電流で充
電するように上記充電電流制御回路を制御する温度制御
回路と、2次電池の温度が所定温度以下のとき限時動作
を行うように温度制御回路で制御され、電池が大電流で
急速充電される時間を一定時間に制限するタイマとを備
えている。
[作用] 本発明は、従来の充電器の温度制御回路とタイマとが独
立して充電電流制御回路の制御を行っていたために充電
不足を生じていた点に着目し、タイマの動作を温度制御
回路の動作に従属させ、つまりは2次電池が大電流で急
速充電される時間だけをタイマで計時して一定時間に制
限することにより、2次電池が実質的に充電される急速
充電時間を一定にして、2次電池の充電不足が生じない
ようにしたものである。
[実施例] 本実施例の充電器は、第1図に示すように、電池Bを充
電する充電電流制御回路1と、電池Bの温度に応じて充
電電流を制御する温度制御回路2と、急速充電時間を計
時するタイマ3と、電池Bが装着された電池パック4を
充電器本体Aに接続したことを検知する電池パック検知
回路5とに備えており、電池パック検知回路5の出力で
タイマ3をリセットすると共に、温度制御回路2の出力
でタイマ3の計時動作の開始制御を行い、タイマ3の出
力で温度制御回路2を強制的に充電電流を微少電流に切
り換えるように制御するようにしてある。なお、温度セ
ンサSは電池パック4に設けてあり、電池パック4を充
電器本体Aに接続したとき温度センサSが温度制御回路
2に接続される。そこで、本実施例の充電器では、この
温度センサSを用いて電池パック4の接続状態を検知す
るようにしてある。
第1図の具体回路を第2図に示す。本実施例の充電器
は、商用電源をトランスT、ダイオードD1,D2で整流し
た直流電圧を電源として動作するもので、この直流電圧
を充電電流制御回路1を介して電池Bに印加して電池B
の充電を行う。充電電流制御回路1は、電池Bと直列に
接続され導通時に電池Bに大電流を供給するSCRQ1と、
このSCRQ1をバイアスするツエナダイオードZD3及び抵抗
R2,R13からなるバイアス回路と、このSCRQ1に並列に接
続されSCRQ1の非導通時に電池Bに微少電流を供給する
抵抗R0と、温度制御回路2あるいはタイマ3の出力に応
じてSCRQ1の導通を制御するトランジスタQ2とで構成し
てある。温度制御回路2及びタイマ3は商用電源の整流
出力を抵抗R1及びコンデンサC1からなる平滑回路で平滑
して得た直流電圧を電源として動作するもので、温度制
御回路2をオペアンプOP2を用いたコンパレータで構成
すると共に、タイマ3をタイマIC6を用いて構成してあ
る。タイマ3の限時時間は、タイマIC6の発振端子に
接続されたコンデンサC2と、この発振端子と基準電圧
出力端子との間に接続された抵抗R3とで決まる。電池
パック検知回路5もオペアンプOP1を用いたコンパレー
タで構成してあり、抵抗R7を介して温度センサSに電流
を供給し、電池パック4が充電器本体Aに接続された場
合に入力電圧が下降することから電池パック4の接続を
検知するようにしてある。上記温度制御回路2を構成す
るコンパレータの基準電圧は、タイマIC6の基準電圧出
力端子の出力をツエナダイオードZD1で定電圧化した
電圧を、抵抗R9,R10とで分圧して得ており、また電池パ
ック検知回路5を構成するコンパレータの基準電圧は上
記定電圧を抵抗R5,R6とで分圧して得ている。なお、温
度制御回路2の出力には急速充電を行っていることを表
示する発光ダイオードLDを設けてある。
今、短時間で放電する機器に用いられた電池パック4が
充電器本体Aに接続された場合について説明する。な
お、電池パック4を接続しない状態では、電池パック検
知回路5の抵抗R7を介して電流が流れないので、電池パ
ック検知回路5の入力はハイレベルとなり、このときの
電池パック検知回路5の出力もハイレベルとなってい
る。電池パック4が接続されると、抵抗R7を介して温度
センサSに電流が流れ、電池パック検知回路5の入力が
ローレベルになり、このため電池パック検知回路5の出
力がローレベルとなる。このローレベル出力はタイマIC
6のリセット端子に入力され、タイマ3がリセットさ
れる。なお、この電池パック検知回路5の出力はダイオ
ードD4を介して抵抗R9,R10の接続点に印加されており、
温度制御回路2のコンパレータの基準電圧は電池パック
4が外されている場合には、定常時の基準電圧よりも高
くしてある。そして、電池パック検知回路5の出力がロ
ーレベルになると、温度制御回路2を構成するコンパレ
ータの基準電圧は抵抗R9,R10で決まる値になる。この場
合には、電池Bの温度が第3図(a)に示すように基準
電圧で決まる所定温度T1よりも高いので、温度制御回路
2の入力は基準電圧よりも低く、温度制御回路2の出力
はローレベルとなる。従って、トランジスタQ2のエミッ
タ電位がベース電位より低くなり、トランジスタQ2がオ
ンする。このため、SCRQ1はオフとなり、抵抗R0を介し
て電池Bに微少電流が供給される。なお、このときタイ
マ3は計時動作が停止された状態になっている。
そして、電池Bが冷却されて電池Bの温度が所定温度T1
よりも低下すると、温度センサSの両端電圧は高くな
り、温度制御回路2の出力がハイレベルになる。このと
きには、トランジスタQ2のエミッタ電位がベース電位以
上に高くなって、トランジスタQ2がオフする。従って、
SCRQ1がバイアス回路によって導通され、電池BにはSCR
Q1を介して第3図(b)に示すように大電流が供給さ
れ、急速充電が開始される。このように温度制御回路2
の出力がハイレベルになると、ダイオードD3を介してタ
イマIC6のスタート端子にハイレベル信号が入力さ
れ、タイマ3は計時動作を開始する。ここで、電池Bが
冷却され、急速充電が開始されたときの充電電流による
エネルギは、電池Bの充電に使われ、電池Bの発熱とは
ならずに電池Bが正規に充電される。この電池Bが温度
上昇するのは、電池Bが100%近く充電され、充電のエ
ネルギが発熱に使われるようになってからである。そし
て、このタイマ3がタイムアップすると、タイマIC6の
出力端子がハイレベルになり、温度制御回路2の基準
電圧が高く引き上げられる。従って、温度制御回路2の
出力がローレベルになり、上述の電池Bの温度が高い場
合と同様にして、トランジスタQ2をオンすることによ
り、抵抗R0を介して微少電流で電池Bが充電される。こ
こで、タイマ3の限時時間を電池Bが所望の充電状態と
なる時間に設定しておけば、温度制御回路2とタイマ3
とを備える充電器でも電池Bが充電不足となることがな
い。なお、この充電器を電池Bを急速に放電しない機器
に用いた場合には、電池パック4を充電器本体Aに接続
した時点から直ぐに温度制御回路2の出力がハイレベル
になって急速充電が行われ、以降はタイマ3がタイムア
ップするまで急速充電が行われる。
ところで、上記タイマ3の設定時間を温度制御回路2に
よって温度制御がかかる時間よりも若干長くしておく
と、急速充電時の電流よりも小さく、且つ微少電流より
も大きい第3の電流値の電流で電池Bを充電することが
できる。なお、このような充電は押込み充電と呼ばれ
る。つまり、タイマ3の設定時間を温度制御回路2によ
って温度制御がかかる時間よりも若干長くしておくと、
充電により電池Bの温度が第4図(a)に示すように上
昇する。そして、電池Bの温度が所定温度T1以上に上昇
すると、温度制御回路2の出力がローレベルとなり、充
電電流が微少電流に切り換えられると共に、タイマ3の
計時動作が停止される。このように充電電流が微少電流
になると、電池Bの温度が低下し、温度制御回路2の出
力が再びハイレベルになり、急速充電が開始されると共
に、タイマ3の動作が開始されるというように、第4図
(b)に示すように充電電流が大電流と微少電流とに繰
り返し切り換えられ、この動作は断続的に計時動作する
タイマ3の計時時間が設定時間に達するまで行われる。
この期間には平均電流が急速充電電流の約半分となり、
所謂補充電が行われる。なお、上述のように積極的にタ
イマ3の時間を長くしなくても、残容量がある状態で充
電を行うと、上記補充電状態になる場合がある。このよ
うに補充電を行うと、若干過充電にすることができ、電
池Bを活性化することができる効果がある。しかも、タ
イマ3と温度制御回路2との出力を相互にフィードバッ
クすることにより、充電不足の防止と、補充電とを余り
部品を増やすことなく達成できる。ところで、第3図の
回路ではタイマ3をタイマIC6で構成してあったが、発
振回路とフリップフロップで構成しても良い。
[実施例2] 本実施例は、タイマIC6がスタート端子をを備えてい
ない場合の回路であり、タイマ3の計時動作の開始制御
を、発振用端子に接続されたコンデンサC2の両端電圧
をクランプすることにより行っている。つまり、第5図
に示すように温度制御回路2の出力と発振用端子との
間にダイオードD3を接続し、温度センサSで検出される
温度が所定温度T1以下のときローレベルとなる温度制御
回路2の出力で、コンデンサC2が充電されないようにし
てタイマ3の計時動作の開始制御を行っている。本実施
例も上述の第1の実施例と同様に温度センサSで検出さ
れる電池Bの温度が所定温度T1以上に上昇したとき、タ
イマ3が計時動作を開始し、動作的には上述の第1の実
施例と同様に動作する。
[発明の効果] 本発明は上述のように、2次電池の充電電流を制御する
充電電流制御回路と、2次電池の温度が所定温度以下の
とき2次電池を大電流で急速充電すると共に、2次電池
の温度が所定温度以上のとき微少電流で充電するように
上記充電電流制御回路を制御する温度制御回路と、2次
電池の温度が所定温度以下のとき限時動作を行うように
温度制御回路で制御され、電池が大電流で急速充電され
る時間を一定時間に制限するタイマとを備えているの
で、タイマの動作を温度制御回路の動作に従属させ、つ
まりは2次電池が大電流で急速充電される時間をタイマ
で計時して一定時間に制限することができ、このため2
次電池が実質的に充電される急速充電時間を一定にで
き、2次電池の充電不足が生じない効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の回路構成を示すブロック
図、第2図は同上の具体回路図、第3図及び第4図は同
上の動作説明図、第5図は他の実施例の具体回路図、第
6図は従来例の回路構成を示すブロック図である。 1は充電電流制御回路、2は温度制御回路、3はタイ
マ、Bは2次電池である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】2次電池の充電電流を制御する充電電流制
    御回路と、2次電池の温度が所定温度以下のとき2次電
    池を大電流で急速充電すると共に、2次電池の温度が所
    定温度以上のとき微少電流で充電するように上記充電電
    流制限回路を制御する温度制御回路と、2次電池の温度
    が所定温度以下のとき限時動作を行うように温度制御回
    路で制御され、電池が大電流で急速充電される時間を一
    定時間に制限するタイマとを備えた充電器。
JP29307488A 1988-11-19 1988-11-19 充電器 Expired - Lifetime JPH0714261B2 (ja)

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