JPS631571B2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPS631571B2 JPS631571B2 JP4494579A JP4494579A JPS631571B2 JP S631571 B2 JPS631571 B2 JP S631571B2 JP 4494579 A JP4494579 A JP 4494579A JP 4494579 A JP4494579 A JP 4494579A JP S631571 B2 JPS631571 B2 JP S631571B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- circuit
- voltage
- capacitor
- switching element
- terminal
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 239000003990 capacitor Substances 0.000 claims description 56
- 244000145845 chattering Species 0.000 claims description 22
- 238000001514 detection method Methods 0.000 claims description 11
- 230000001052 transient effect Effects 0.000 claims description 11
- 230000003287 optical effect Effects 0.000 claims 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 6
- 238000000034 method Methods 0.000 description 3
- 238000007599 discharging Methods 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 238000010304 firing Methods 0.000 description 2
- 230000035945 sensitivity Effects 0.000 description 2
- 238000009825 accumulation Methods 0.000 description 1
- 230000003111 delayed effect Effects 0.000 description 1
- 230000007257 malfunction Effects 0.000 description 1
- 230000007246 mechanism Effects 0.000 description 1
- 230000002265 prevention Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Stroboscope Apparatuses (AREA)
- Discharge-Lamp Control Circuits And Pulse- Feed Circuits (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は自動調光電子閃光装置に関し、特にト
リガー回路のシンクロ用スイツチとしてスイツチ
ング素子を使用した電子閃光装置におけるシヤツ
タのチヤタリングによる誤動作を防止する回路手
段を有した電子閃光装置に関するものである。
リガー回路のシンクロ用スイツチとしてスイツチ
ング素子を使用した電子閃光装置におけるシヤツ
タのチヤタリングによる誤動作を防止する回路手
段を有した電子閃光装置に関するものである。
近年、電子閃光装置のトリガー回路にスイツチ
ング素子を使用しシンクロ用端子間の出力電圧を
低く設定した電子閃光装置が種々提案、実用化さ
れている。
ング素子を使用しシンクロ用端子間の出力電圧を
低く設定した電子閃光装置が種々提案、実用化さ
れている。
これは、例えば電子閃光装置の使用中に感電し
電子閃光装置あるいは写真用カメラを落下させて
破壊したりする等の事故が発生する恐れがあるた
めで、このような事故防止の為にも、シンクロ用
出力端子間の出力電圧は低い方が望ましい。
電子閃光装置あるいは写真用カメラを落下させて
破壊したりする等の事故が発生する恐れがあるた
めで、このような事故防止の為にも、シンクロ用
出力端子間の出力電圧は低い方が望ましい。
また、従来、電子閃光装置を写真用カメラに装
着したままで発光を行なわずに撮影を行ないたい
場合には、シヤツターをレリーズしても電子閃光
装置が発光しないようにする必要があり、電源ス
イツチのオン、オフ動作に対応した誤発光防止機
構が種々提案、実用化されている。
着したままで発光を行なわずに撮影を行ないたい
場合には、シヤツターをレリーズしても電子閃光
装置が発光しないようにする必要があり、電源ス
イツチのオン、オフ動作に対応した誤発光防止機
構が種々提案、実用化されている。
更に、従来の電子閃光装置をワイヤレス増灯器
に装着しての使用の際には、ワイヤレス増灯器に
使用されているスイツチング素子である高感度、
高耐圧のサイリスタの保持電流が、実使用上の大
きな問題即ち保持電流が小さく一度導通状態にな
るとそのまま導通状態を維持し非導通状態にでき
ないという大きな問題点となつていた。
に装着しての使用の際には、ワイヤレス増灯器に
使用されているスイツチング素子である高感度、
高耐圧のサイリスタの保持電流が、実使用上の大
きな問題即ち保持電流が小さく一度導通状態にな
るとそのまま導通状態を維持し非導通状態にでき
ないという大きな問題点となつていた。
そして、上述してきたシンクロ用端子間の出力
電圧の低圧化、誤発光防止およびワイヤレス増灯
器に装着時のスイツチング素子の保持電流の制御
を考慮した電子閃光装置として、第1図に図示し
た如くのものがある。
電圧の低圧化、誤発光防止およびワイヤレス増灯
器に装着時のスイツチング素子の保持電流の制御
を考慮した電子閃光装置として、第1図に図示し
た如くのものがある。
第1図において、今、電源スイツチ1が閉じら
れ、電源2がDC―DCコンバータ回路3に与えら
れると、周知の如く、DC―DCコンバータ回路3
は動作を開始し、主放電コンデンサ23及び抵抗
13を介してトリガー用スイツチング素子である
サイリスタ15、トリガーコイル16と共にトリ
ガー回路を形成するトリガーコンデンサ14の充
電が開始される。
れ、電源2がDC―DCコンバータ回路3に与えら
れると、周知の如く、DC―DCコンバータ回路3
は動作を開始し、主放電コンデンサ23及び抵抗
13を介してトリガー用スイツチング素子である
サイリスタ15、トリガーコイル16と共にトリ
ガー回路を形成するトリガーコンデンサ14の充
電が開始される。
主放電コンデンサ23の充電が進み、閃光放電
管17を発光させることのできる充電電圧値に達
すると、主放電コンデンサ23の充電電圧を検出
する抵抗8、可変抵抗9、コンデンサ6からなる
検出回路の出力即ち可変抵抗9の端子電圧により
トランジスタ5が導通状態になされるため、例え
ば抵抗41,42、トランジスタ43から構成され
る電圧発生回路4内のトランジスタ43が導通し、
従つて電源2の電圧が、電圧発生回路4を介して
例えば抵抗121,122,123、トランジスタ
124から構成されるゲート回路12のトランジ
スタ124のエミツタに供給され、ゲート回路1
2は動作準備状態になされることになる。このよ
うな状態でシンクロ用端子11を短絡すればゲー
ト回路12は動作し、即ちトランジスタ124が
導通し抵抗123に降下電圧が発生、この降下電
圧によつてサイリスタ15は導通状態になされる
ため、前述したトリガー回路が動作し、閃光放電
管17は発光する。閃光放電管17が発光する
と、過渡電圧発生回路22のコンデンサ221に
充電されていたエネルギーが閃光放電管17、抵
抗222,223等を介して放出されることになる
ため、トランジスタ224が導通することになり、
この結果、電源用コンデンサ225の充電エネル
ギーが上記トランジスタ222を介して調光回路
21に供給されることになる。調光回路21は、
コンデンサ225からのエネルギー供給によつて
周知の動作を行ないスイツチング素子20の導通
時期を適宜に制御し、かかる制御に供ない転流コ
ンデンサ19の充電電荷が放出せしめられスイツ
チング素子18の逆バイアス動作が行なわれ、適
切な発光量が被写体に供給することになる。尚、
先の過渡電圧発生回路22による過渡電圧の供給
時間は、コンデンサ225の容量を適宜に選択す
ることにより任意に設定できることになるが通常
は、調光回路の安定な動作を考え、閃光放電管1
7の一般的な発光時間より少し長い期間、例えば
5〜10m sec程度に設定されることになる。
管17を発光させることのできる充電電圧値に達
すると、主放電コンデンサ23の充電電圧を検出
する抵抗8、可変抵抗9、コンデンサ6からなる
検出回路の出力即ち可変抵抗9の端子電圧により
トランジスタ5が導通状態になされるため、例え
ば抵抗41,42、トランジスタ43から構成され
る電圧発生回路4内のトランジスタ43が導通し、
従つて電源2の電圧が、電圧発生回路4を介して
例えば抵抗121,122,123、トランジスタ
124から構成されるゲート回路12のトランジ
スタ124のエミツタに供給され、ゲート回路1
2は動作準備状態になされることになる。このよ
うな状態でシンクロ用端子11を短絡すればゲー
ト回路12は動作し、即ちトランジスタ124が
導通し抵抗123に降下電圧が発生、この降下電
圧によつてサイリスタ15は導通状態になされる
ため、前述したトリガー回路が動作し、閃光放電
管17は発光する。閃光放電管17が発光する
と、過渡電圧発生回路22のコンデンサ221に
充電されていたエネルギーが閃光放電管17、抵
抗222,223等を介して放出されることになる
ため、トランジスタ224が導通することになり、
この結果、電源用コンデンサ225の充電エネル
ギーが上記トランジスタ222を介して調光回路
21に供給されることになる。調光回路21は、
コンデンサ225からのエネルギー供給によつて
周知の動作を行ないスイツチング素子20の導通
時期を適宜に制御し、かかる制御に供ない転流コ
ンデンサ19の充電電荷が放出せしめられスイツ
チング素子18の逆バイアス動作が行なわれ、適
切な発光量が被写体に供給することになる。尚、
先の過渡電圧発生回路22による過渡電圧の供給
時間は、コンデンサ225の容量を適宜に選択す
ることにより任意に設定できることになるが通常
は、調光回路の安定な動作を考え、閃光放電管1
7の一般的な発光時間より少し長い期間、例えば
5〜10m sec程度に設定されることになる。
ここで、ワイヤレス増灯器への使用を考慮され
た第1図の閃光装置において、シンクロ用端子1
1がワイヤレス増灯器の動作によつて短絡された
場合について考えてみる。前述した如く、シンク
ロ用端子11が短絡されるとゲート回路12の動
作により閃光放電管17は発光し、同時にコンデ
ンサ6、抵抗8、可変抵抗9からなる検出回路の
出力信号が抵抗7、ダイオード10からなる直列
体およびシンクロ用端子11を介して側路される
ため、それまで導通状態にあつたトランジスタ5
が非導通状態となり、電圧発生回路4はゲート回
路12への電圧供給を停止する。このためシンク
ロ用端子11間の電圧が零となり、ワイヤレス増
灯器内の高耐圧、高感度のサイリスタ(図示せ
ず)は、保持電流の大小にかかわらず確実に非導
通状態になされることになる。
た第1図の閃光装置において、シンクロ用端子1
1がワイヤレス増灯器の動作によつて短絡された
場合について考えてみる。前述した如く、シンク
ロ用端子11が短絡されるとゲート回路12の動
作により閃光放電管17は発光し、同時にコンデ
ンサ6、抵抗8、可変抵抗9からなる検出回路の
出力信号が抵抗7、ダイオード10からなる直列
体およびシンクロ用端子11を介して側路される
ため、それまで導通状態にあつたトランジスタ5
が非導通状態となり、電圧発生回路4はゲート回
路12への電圧供給を停止する。このためシンク
ロ用端子11間の電圧が零となり、ワイヤレス増
灯器内の高耐圧、高感度のサイリスタ(図示せ
ず)は、保持電流の大小にかかわらず確実に非導
通状態になされることになる。
しかしながら、第1図に図示した如くの電子閃
光装置は、前述した如くの諸問題点を考慮できる
ものの、カメラに装着した場合の通常の使用にお
いては、まだ、シンクロ用端子11に接続される
写真用カメラのチヤタリングによる誤発光の恐れ
を有している。
光装置は、前述した如くの諸問題点を考慮できる
ものの、カメラに装着した場合の通常の使用にお
いては、まだ、シンクロ用端子11に接続される
写真用カメラのチヤタリングによる誤発光の恐れ
を有している。
写真用カメラのチヤタリングによる誤発光は、
正規の発光が終了したのにもかかわらず、チヤタ
リングによりトリガー回路が動作し余剰発光がな
されることをいうわけである。
正規の発光が終了したのにもかかわらず、チヤタ
リングによりトリガー回路が動作し余剰発光がな
されることをいうわけである。
第4図は第1図の点A1,B1,D1,E1における
電圧信号波形を示し、C1は発光状態を示す。T1,
T2はチヤタリングの生じた期間を示し、Loが正
規の発光部分、L1,L2は誤発光部分を示す。す
なわち、A1はシンクロ接点の電位変化、B1はコ
ンデンサ6の端子電圧、C1は発光波形、D1はサ
イリスタ15のゲート電位、E1は電圧発生回路
波形でゲート回路12への電圧供給状態を示す。
第1図に図示した如くの電子閃光装置にあつて
は、正規の発光が主放電コンデンサ23の充電電
荷の大部分を残して終了すると、トリガコンデン
サ14の再充電がなされ、更にコンデンサ6、抵
抗8、可変抵抗9からなる電圧検出回路の動作に
より、トランジスタ5が導通状態になされるた
め、正規の発光後に、カメラにチヤタリングが生
じると誤発光が生じてしまうわけである。
電圧信号波形を示し、C1は発光状態を示す。T1,
T2はチヤタリングの生じた期間を示し、Loが正
規の発光部分、L1,L2は誤発光部分を示す。す
なわち、A1はシンクロ接点の電位変化、B1はコ
ンデンサ6の端子電圧、C1は発光波形、D1はサ
イリスタ15のゲート電位、E1は電圧発生回路
波形でゲート回路12への電圧供給状態を示す。
第1図に図示した如くの電子閃光装置にあつて
は、正規の発光が主放電コンデンサ23の充電電
荷の大部分を残して終了すると、トリガコンデン
サ14の再充電がなされ、更にコンデンサ6、抵
抗8、可変抵抗9からなる電圧検出回路の動作に
より、トランジスタ5が導通状態になされるた
め、正規の発光後に、カメラにチヤタリングが生
じると誤発光が生じてしまうわけである。
ここで、上記チヤタリングによる誤発光につい
てもう少し詳しく述べてみる。
てもう少し詳しく述べてみる。
まず、チヤタリングによる誤発光が生じる原因
について考えてみると、上述した如く、トランジ
スタ5の導通による電圧発生回路4のゲート回路
12への電圧供給と、トリガーコンデンサ14の
再充電が正規の発光終了後のチヤタリングが生じ
る可能性のある時間内に完了してしまうことがあ
げられる。
について考えてみると、上述した如く、トランジ
スタ5の導通による電圧発生回路4のゲート回路
12への電圧供給と、トリガーコンデンサ14の
再充電が正規の発光終了後のチヤタリングが生じ
る可能性のある時間内に完了してしまうことがあ
げられる。
逆に言えば、チヤタリングが生じた時に、トラ
ンジスタ5が導通状態になされていなければ、あ
るいはトリガーコンデンサ14の充電電圧が閃光
放電管17をトリガーできる値に達していなけれ
ば、誤発光が生じることはない。
ンジスタ5が導通状態になされていなければ、あ
るいはトリガーコンデンサ14の充電電圧が閃光
放電管17をトリガーできる値に達していなけれ
ば、誤発光が生じることはない。
しかしながら、最近の自動調光電子閃光装置は
カメラのモータドライブ装置に追述できる如くに
即ち1秒間に5回発光という高速発光が望まれて
おり、上述した如くにトランジスタ5あるいはト
リガーコンデンサ14を制御することにも問題が
ある。
カメラのモータドライブ装置に追述できる如くに
即ち1秒間に5回発光という高速発光が望まれて
おり、上述した如くにトランジスタ5あるいはト
リガーコンデンサ14を制御することにも問題が
ある。
即ち、トランジスタ5は主放電コンデンサ23
の検出回路により動作制御され正規の発光時にお
ける主放電コンデンサ23の消費電荷量およびコ
ンデンサ6の充放電時定数によつて大きく影響さ
れるため、コンデンサ6の充電時定数を大きく設
定することによりトランジスタ5の導通時期を遅
らせてやればある程度のチヤタリングを防止する
ことが可能になるが、大きくしすぎると前述した
高速発光が行なえなくなるという新たな問題点が
生じることになる。
の検出回路により動作制御され正規の発光時にお
ける主放電コンデンサ23の消費電荷量およびコ
ンデンサ6の充放電時定数によつて大きく影響さ
れるため、コンデンサ6の充電時定数を大きく設
定することによりトランジスタ5の導通時期を遅
らせてやればある程度のチヤタリングを防止する
ことが可能になるが、大きくしすぎると前述した
高速発光が行なえなくなるという新たな問題点が
生じることになる。
また、コンデンサ6の放電時定数を小さく設定
することによりチヤタリング発生時のシンクロ用
端子11の開閉の繰り返しによるコンデンサ6の
充電電荷の積み上がり現象をなくし、トランジス
タ5を導通させにくくすることでもある程度のチ
ヤタリングによる誤発光は防止できる。しかるに
今度は、正規の発光時におけるシンクロ用端子1
1の閉成後のトランジスタ5の導通期間が短かく
なり、即ち、電圧発生回路4によるゲート回路1
2への電圧供給時間が短かくなり、ゲート回路1
2からのゲート出力が出力されている時間が短か
くなるため、サイリスタ15が導通状態になら
ず、シンクロ用端子11を閉成しても閃光放電管
17は発光しないという発光不安定を生じる問題
点を生じることになる。
することによりチヤタリング発生時のシンクロ用
端子11の開閉の繰り返しによるコンデンサ6の
充電電荷の積み上がり現象をなくし、トランジス
タ5を導通させにくくすることでもある程度のチ
ヤタリングによる誤発光は防止できる。しかるに
今度は、正規の発光時におけるシンクロ用端子1
1の閉成後のトランジスタ5の導通期間が短かく
なり、即ち、電圧発生回路4によるゲート回路1
2への電圧供給時間が短かくなり、ゲート回路1
2からのゲート出力が出力されている時間が短か
くなるため、サイリスタ15が導通状態になら
ず、シンクロ用端子11を閉成しても閃光放電管
17は発光しないという発光不安定を生じる問題
点を生じることになる。
また、トリガーコンデンサ14の充電時定数を
大きく設定しても、チヤタリングによる誤発光を
防止することができる。即ち、チヤタリングの発
生によりサイリスタ15が例えば2度導通状態に
なされても2度目の導通状態の時点ではトリガー
コンデンサ14の充電電圧が閃光放電管17をト
リガーできるトリガー電圧に達していない如くに
なし誤発光を防止する手法である。しかしながら
この方法は、コンデンサ6の充電時定数を大きく
設定する場合と同様高速発光が行なえなくなると
いう問題点を有している。
大きく設定しても、チヤタリングによる誤発光を
防止することができる。即ち、チヤタリングの発
生によりサイリスタ15が例えば2度導通状態に
なされても2度目の導通状態の時点ではトリガー
コンデンサ14の充電電圧が閃光放電管17をト
リガーできるトリガー電圧に達していない如くに
なし誤発光を防止する手法である。しかしながら
この方法は、コンデンサ6の充電時定数を大きく
設定する場合と同様高速発光が行なえなくなると
いう問題点を有している。
本発明は、上述してきた如くの種々の問題点を
解決した電子閃光装置を提供するものであり、以
下、図面と共に説明する。
解決した電子閃光装置を提供するものであり、以
下、図面と共に説明する。
第2図は、本発明による電子閃光装置の一実施
例を示す電気回路図であり、図中、第1図と同図
番のものは同一のものは同一機能を有するもので
ある。
例を示す電気回路図であり、図中、第1図と同図
番のものは同一のものは同一機能を有するもので
ある。
図面からも明らかな如く、この実施例は第1図
に図示した回路例に、過渡電圧発生回路22によ
つて動作制御されるスイツチング素子であるトラ
ンジスタ24を、コンデンサ6の両端にそのコレ
クタ・エミツタ間が接続される如くに設けたもの
である。なお、閃光放電管17の発光動作、主放
電コンデンサ23の充電動作等は、第1図に図示
した回路例と同様である。
に図示した回路例に、過渡電圧発生回路22によ
つて動作制御されるスイツチング素子であるトラ
ンジスタ24を、コンデンサ6の両端にそのコレ
クタ・エミツタ間が接続される如くに設けたもの
である。なお、閃光放電管17の発光動作、主放
電コンデンサ23の充電動作等は、第1図に図示
した回路例と同様である。
今、第2図に図示した回路において、シンクロ
用端子11が短絡されると、前述した如く、閃光
放電管17は、電圧発生回路4、ゲート回路12
等の動作により発光し、過渡電圧発生回路22の
動作により発生した過渡電圧が調光回路21と上
記トランジスタ24のベースに供給される。
用端子11が短絡されると、前述した如く、閃光
放電管17は、電圧発生回路4、ゲート回路12
等の動作により発光し、過渡電圧発生回路22の
動作により発生した過渡電圧が調光回路21と上
記トランジスタ24のベースに供給される。
従つて、調光回路21は、周知の調光動作を開
始し、同時にトランジスタ24は導通状態となり
コンデンサ6の両端を短絡してしまう。
始し、同時にトランジスタ24は導通状態となり
コンデンサ6の両端を短絡してしまう。
このため、トランジスタ5の動作制御を行ない
電圧発生回路4からのゲート回路12への電圧供
給を制御するコンデンサ6のシンクロ用端子11
が開放した後の充電動作は、放電時定数に関係な
く必らず主放電コンデンサ23の端子電圧を抵抗
8、可変抵抗9と抵抗7、ダイオード10とで分
割した零Vに近い電圧値から開始されることにな
る。
電圧発生回路4からのゲート回路12への電圧供
給を制御するコンデンサ6のシンクロ用端子11
が開放した後の充電動作は、放電時定数に関係な
く必らず主放電コンデンサ23の端子電圧を抵抗
8、可変抵抗9と抵抗7、ダイオード10とで分
割した零Vに近い電圧値から開始されることにな
る。
従つて、チヤタリングが生じる恐れのある期間
中のコンデンサ6の充電電圧値は、第5図のB2
から明らかなごとくほぼトランジスタ5の導通レ
ベル以下に制御されることになるため、チヤタリ
ングによる誤発光は、非常に起こりにくくなる。
中のコンデンサ6の充電電圧値は、第5図のB2
から明らかなごとくほぼトランジスタ5の導通レ
ベル以下に制御されることになるため、チヤタリ
ングによる誤発光は、非常に起こりにくくなる。
尚、あらためていうまでもないが、上記コンデ
ンサ6の短絡は、あくまで正規の発光動作が開始
された後であるため、コンデンサ6の放電時定数
は、サイリスタ15のゲート感度を考慮して任意
の大きさに設定することができ、発光不安定とい
う問題は簡単に解決できる。第5図は第2図の点
A2,B2,D2,E2ならびに発光波形C2を示したも
ので、それぞれA1,B1,D1,E1,C1に対応す
る。この第5図から明らかなごとく、チヤタリン
グを起らなくすることができる。
ンサ6の短絡は、あくまで正規の発光動作が開始
された後であるため、コンデンサ6の放電時定数
は、サイリスタ15のゲート感度を考慮して任意
の大きさに設定することができ、発光不安定とい
う問題は簡単に解決できる。第5図は第2図の点
A2,B2,D2,E2ならびに発光波形C2を示したも
ので、それぞれA1,B1,D1,E1,C1に対応す
る。この第5図から明らかなごとく、チヤタリン
グを起らなくすることができる。
第3図は、本発明による電子閃光装置の他の実
施例を示す電気回路図であり、図中、第1図、第
2図と同図番のものは同一機能を有するものであ
る。
施例を示す電気回路図であり、図中、第1図、第
2図と同図番のものは同一機能を有するものであ
る。
この実施例も、第2に図示した実施例同様、主
放電コンデンサ23の充電動作、調光動作、閃光
放電管17の発光動作等は、第1図に示した従来
の例と同一であり、回路構成として、第2図に示
した本発明の実施例に、補助コンデンサ25、抵
抗26、およびブレークオーバー電圧を有した素
子であるツエナーダイオード27を付加したもの
である。
放電コンデンサ23の充電動作、調光動作、閃光
放電管17の発光動作等は、第1図に示した従来
の例と同一であり、回路構成として、第2図に示
した本発明の実施例に、補助コンデンサ25、抵
抗26、およびブレークオーバー電圧を有した素
子であるツエナーダイオード27を付加したもの
である。
今、第3図に図示した回路においてシンクロ用
端子11が短絡されると、閃光放電管17はゲー
ト回路12等の動作により発光し、過渡電圧発生
回路22によりトランジスタ24が導通状態にな
され、同時に補助コンデンサ25の充電電荷がシ
ンクロ用端子11を介して瞬時に放出されてしま
う。
端子11が短絡されると、閃光放電管17はゲー
ト回路12等の動作により発光し、過渡電圧発生
回路22によりトランジスタ24が導通状態にな
され、同時に補助コンデンサ25の充電電荷がシ
ンクロ用端子11を介して瞬時に放出されてしま
う。
このため、第2図で述べたような効果が期待で
きることはもちろんのこと、閃光放電管17の発
光後の充電動作をもチヤタリングによる誤発光防
止のために制御できるものである。
きることはもちろんのこと、閃光放電管17の発
光後の充電動作をもチヤタリングによる誤発光防
止のために制御できるものである。
即ち、第3図に示した実施例における発光後の
コンデンサ6の充電特性(第6図のB3)は、シ
ンクロ用端子11の閉成により補助コンデンサ2
5の充電電荷が瞬時に放出されてしまうため、ま
ず補助コンデンサ25に充電がなされ、この補助
コンデンサ25の充電電位がツエナーダイオード
27のブレークオーバー電圧を越えると、初めて
コンデンサ6の充電が開始されることになる。
コンデンサ6の充電特性(第6図のB3)は、シ
ンクロ用端子11の閉成により補助コンデンサ2
5の充電電荷が瞬時に放出されてしまうため、ま
ず補助コンデンサ25に充電がなされ、この補助
コンデンサ25の充電電位がツエナーダイオード
27のブレークオーバー電圧を越えると、初めて
コンデンサ6の充電が開始されることになる。
第6図は第3図の点A3,B3,D3,E3の信号波
形ならびに発光波形C3を示し、第4,5図に対
応するものである。
形ならびに発光波形C3を示し、第4,5図に対
応するものである。
従つて、チヤタリングが生じた時のコンデンサ
6の充電特性は、チヤタリングにより補助コンデ
ンサ25が充放電を繰り返すため、補助コンデン
サ25の充電電圧がツエナーダイオード27のブ
レークオーバー電圧を越えることによつて充電さ
れていたコンデンサ6の充電電荷が抵抗26を介
して放出される時間に影響される。即ち、第3図
では補助コンデンサ25の放電時と上記ブレーク
オーバー電圧まで充電される時間が生じ、コンデ
ンサ6のみかけ上の充電時定数が非常に大きくな
り、チヤタリング時にコンデンサ6の充電電圧値
がトランジスタ5の導通レベルに達することはな
い。すなわち、第2図では第5図B2から明らか
なごとく、発光ののち所定の時間経過しコンデン
サ6の充電が進むとチヤタリングによりL2に示
す誤発光の生ず可能性があつたが、第3図ではこ
れも全く生じない。
6の充電特性は、チヤタリングにより補助コンデ
ンサ25が充放電を繰り返すため、補助コンデン
サ25の充電電圧がツエナーダイオード27のブ
レークオーバー電圧を越えることによつて充電さ
れていたコンデンサ6の充電電荷が抵抗26を介
して放出される時間に影響される。即ち、第3図
では補助コンデンサ25の放電時と上記ブレーク
オーバー電圧まで充電される時間が生じ、コンデ
ンサ6のみかけ上の充電時定数が非常に大きくな
り、チヤタリング時にコンデンサ6の充電電圧値
がトランジスタ5の導通レベルに達することはな
い。すなわち、第2図では第5図B2から明らか
なごとく、発光ののち所定の時間経過しコンデン
サ6の充電が進むとチヤタリングによりL2に示
す誤発光の生ず可能性があつたが、第3図ではこ
れも全く生じない。
尚、第3図に図示した回路例におけるシンクロ
接点閉成時のコンデンサ6の放電時定数は、抵抗
26をコンデンサ6とによつて決定されることは
いうまでもない。
接点閉成時のコンデンサ6の放電時定数は、抵抗
26をコンデンサ6とによつて決定されることは
いうまでもない。
更に、トランジスタ24をIC化する場合、コ
ンデンサ6の容量によつてその耐量が問題となる
が、第3図の如くの回路構成によると、コンデン
サ6の容量を小さくしても、補助コンデンサ25
の容量を大きくしてやると、上述した如くの効果
を期待できるため、問題なくIC化できる。
ンデンサ6の容量によつてその耐量が問題となる
が、第3図の如くの回路構成によると、コンデン
サ6の容量を小さくしても、補助コンデンサ25
の容量を大きくしてやると、上述した如くの効果
を期待できるため、問題なくIC化できる。
以上述べた如く、本発明はトリガー回路にスイ
ツチング素子を使用した電子閃光装置におけるチ
ヤタリングによる誤発光を、上記スイツチング素
子の動作制御を行なうゲート回路の動作を発光動
作に応じて制御することにより、あるいは発光動
作およびシンクロ用端子の動作に応じて制御する
ことにより防止する回路手段を提供するものであ
り、非常に実用価値の高いものである。
ツチング素子を使用した電子閃光装置におけるチ
ヤタリングによる誤発光を、上記スイツチング素
子の動作制御を行なうゲート回路の動作を発光動
作に応じて制御することにより、あるいは発光動
作およびシンクロ用端子の動作に応じて制御する
ことにより防止する回路手段を提供するものであ
り、非常に実用価値の高いものである。
第1図は従来の自動調光電子閃光装置の回路構
成図、第2図、第3図はそれぞれ本発明の実施例
の自動調光電子閃光装置の回路構成図、第4図
A1,B1,C1,D1,E1、第5図A2,B2,C2,D2,
E2、6図A3,B3,C3,D3,E3はそれぞれ第1,
2,3図の各部の信号波形図である。 1……電源スイツチ、2……電源、4……電圧
発生回路、5……トランジスタ、6……コンデン
サ、7……抵抗、10……ダイオード、11……
シンクロ用端子、12……ゲート回路、15……
サイリスタ、17……閃光放電管、18,20…
…スイツチ素子、21……調光回路、22……過
渡電圧発生回路、23……主放電コンデンサ、2
4……スイツチ素子、25……補助コンデンサ、
26……抵抗、8……抵抗、9……可変抵抗。
成図、第2図、第3図はそれぞれ本発明の実施例
の自動調光電子閃光装置の回路構成図、第4図
A1,B1,C1,D1,E1、第5図A2,B2,C2,D2,
E2、6図A3,B3,C3,D3,E3はそれぞれ第1,
2,3図の各部の信号波形図である。 1……電源スイツチ、2……電源、4……電圧
発生回路、5……トランジスタ、6……コンデン
サ、7……抵抗、10……ダイオード、11……
シンクロ用端子、12……ゲート回路、15……
サイリスタ、17……閃光放電管、18,20…
…スイツチ素子、21……調光回路、22……過
渡電圧発生回路、23……主放電コンデンサ、2
4……スイツチ素子、25……補助コンデンサ、
26……抵抗、8……抵抗、9……可変抵抗。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 トリガー回路に第1のスイツチング素子を有
し、主放電コンデンサの充電状態を検出する検出
回路と、該検出回路の出力端子と接続され、その
出力が供給されるコンデンサ、第2のスイツチン
グ素子によつて動作制御されると共に電源と接続
され、前記第2のスイツチング素子の導通により
導通する第3のスイツチング素子を含み出力端子
に前記電源の電圧を出力する電圧発生回路と、該
電圧発生回路の出力端子と接続されると共にシン
クロ用端子と接続され、前記シンクロ用端子の閉
成により動作し出力端子に前記電圧発生回路の出
力電圧に応じた電圧を前記第1のスイツチング素
子の動作電圧として出力するゲート回路と、前記
検出回路の出力端子と前記シンクロ用端子の高電
位側との間に設けられ前記シンクロ用端子が閉成
されると同時に前記検出回路の出力を側路し、前
記第2のスイツチング素子を非導通となし前記電
圧発生回路の出力を零となす側路回路と、閃光放
電管の発光動作により動作し、前記放電管の発光
停止時期を制御する調光回路の電源となる過渡電
圧を所定期間発生する過渡電圧発生回路とを有し
てなる自動調光電子閃光装置において、前記過渡
電圧が供給されることにより導通し、前記検出回
路の出力端子をアースと短絡する第4のスイツチ
ング素子を備え、前記閃光放電管の発光後の前記
過渡電圧が存在する間、前記検出回路の出力を側
路し、前記シンクロ用端子のチヤタリングによる
誤発光を防止することを特徴とする自動調光電子
閃光装置。 2 側路回路を抵抗とダイオードとの直列体で構
成し、誤抵抗とダイオードとの接続点とアース間
に補助コンデンサを接続し、かつ前記検出回路の
出力端子と前記側路回路との接続点と前記第2の
スイツチング素子との間にブレークオーバー電圧
を有する素子を接続してなることを特徴とする特
許請求の範囲第1項に記載の自動調光電子閃光装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4494579A JPS5622420A (en) | 1979-04-12 | 1979-04-12 | Automatic dimming electronic flashing unit |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4494579A JPS5622420A (en) | 1979-04-12 | 1979-04-12 | Automatic dimming electronic flashing unit |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5622420A JPS5622420A (en) | 1981-03-03 |
JPS631571B2 true JPS631571B2 (ja) | 1988-01-13 |
Family
ID=12705614
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4494579A Granted JPS5622420A (en) | 1979-04-12 | 1979-04-12 | Automatic dimming electronic flashing unit |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5622420A (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
ZA842916B (en) * | 1983-04-26 | 1984-12-24 | Gkn Technology Ltd | Cast articles and method of production thereof |
JPS60191233A (ja) * | 1984-03-13 | 1985-09-28 | West Electric Co Ltd | 測光装置 |
-
1979
- 1979-04-12 JP JP4494579A patent/JPS5622420A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5622420A (en) | 1981-03-03 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
GB2047991A (en) | Controlling flash intensity | |
US4256995A (en) | Electronic pre-emission flash device | |
US3993928A (en) | Extended range correct exposure annunciator | |
JPS6230412B2 (ja) | ||
JPS631571B2 (ja) | ||
US5146250A (en) | External power source for electronic flash | |
US4085353A (en) | Remote sensor trigger circuit | |
US5713055A (en) | Ambient light sensitive automatic flash control circuit | |
US4531078A (en) | Control circuit for electronic flash | |
US4132923A (en) | Circuit for light-integrator-controlled electronic flash unit | |
JPS629890B2 (ja) | ||
US4561751A (en) | Flash device | |
JPS6230411B2 (ja) | ||
JP3950187B2 (ja) | 自動調光ストロボ装置 | |
US4249110A (en) | Controlled energy cut-off for an electronic flash device | |
JPS5845793B2 (ja) | 電子閃光装置 | |
JPS5943678Y2 (ja) | 電子閃光装置 | |
JPS6227365B2 (ja) | ||
GB2125978A (en) | Photographic flash device | |
JPS6392936A (ja) | 閃光装置 | |
JPH0576618B2 (ja) | ||
JPH0712979Y2 (ja) | 持続放電防止電子閃光装置 | |
JPH0421998B2 (ja) | ||
JPS5927888B2 (ja) | 電子閃光装置 | |
JPS63771B2 (ja) |