JPH0330868A - 浸漬塗布用塗料循環装置 - Google Patents

浸漬塗布用塗料循環装置

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JPH0330868A
JPH0330868A JP16255889A JP16255889A JPH0330868A JP H0330868 A JPH0330868 A JP H0330868A JP 16255889 A JP16255889 A JP 16255889A JP 16255889 A JP16255889 A JP 16255889A JP H0330868 A JPH0330868 A JP H0330868A
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JP
Japan
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paint
coating
tank
coating material
iron
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Pending
Application number
JP16255889A
Other languages
English (en)
Inventor
Yuichi Yashiki
雄一 矢敷
Mikiko Yokogawa
横川 幹子
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH0330868A publication Critical patent/JPH0330868A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、塗料中に存在する鉄などの不純物を塗料循環
中に磁場により除去する浸漬塗布用塗料循環装置に関す
る。
従来の技術 従来より、筒体などの被塗布物に塗布を行う装置は種々
知られているが、特に塗膜の平滑性を重視する場合には
、浸漬塗布装置が使用されている。
一般に、浸漬塗布装置では、被塗布物を塗布液中に浸漬
し、次に適度な速度で引き上げて塗布を行う。この場合
、塗布槽とは別に塗料回収の為の塗料回収槽を設けて、
回収された塗料を連続的に循環させることが好ましい。
一方、顔料を結着樹脂および/又は溶剤に分散させた分
散系塗料においては、分散の際に分散機からの削れ等に
より、鉄を始め、ニッケル、クロム等の金属成分が混入
することがある。
ところが、分散系塗料に上記のような金属が混入してい
ると、塗料の色が黒ずんだり、塗膜性能が経時劣化する
。特に塗料が電子写真感光体に使用される感光性塗料の
場合には、金属の混入は電子写真特性を劣化させる原因
になる。例えば、塗膜の電気抵抗が下がって、帯電性が
低下したり、画質欠陥の原因になるなどの障害を生じる
ようになる。したがってこれらの不純物は含有させては
ならない。
従来、塗料中の共雑物を除去するために回収された塗料
を塗布槽に還流させる際に、フィルターを通して還流さ
せることが知られている。(特開昭59−90867号
公報) 発明が解決しようとする課題 しかしながら、塗料中に含有される鉄等の金属成分は、
その粒径が顔料の粒径と同程度の範囲にあるため、フィ
ルターを用いる場合には、金属成分のみを除去すること
は不可能であった。
ところで、金属成分の混入を防止するためには、顔料の
合成−精製一乾燥一造粒および分散などの全ての工程に
おいて、金属製の容器を用いてはならない。しかしなが
ら、その様なことは非現実的であり、非金属製容器を用
いて全ての工程を実施する為には、実験的規模の装置し
か使用できず、実用的ではない。
そこで、金属成分が混入しても、顔料の分散後において
有効に除去できるような実用的な方法の開発が望まれて
いる。本発明は、このような実状の下になされたもので
ある。したがって、本願発明の目的は、顔料を分散させ
て得られた塗料から、金属不純物を特別な工程を加えず
に効率的に除去し、塗膜欠陥のない塗料を得ることがで
きる浸漬塗布用塗料循環装置を提供することにある。
課題を解決するための手段 本発明者等は、種々検討の結果、金属成分のうち、特に
塗膜上で問題となるのは、鉄であることを見出した。す
なわち、鉄は卑金属の代表的なものであるように、イオ
ン化傾向が高く、酸化されやすく、したがって、被塗布
物である基体の腐蝕の原因となったり、酸化されて体積
が膨張して、突起を生じたりすることを見出した。また
、鉄の酸化物は、感光性塗料に対して電荷注入性があり
、感光特性を変化させることも判明した。
そこで、金属成分のなかでも鉄を除去する方法について
、鉄の有する磁気的性質に着目し、磁場によって鉄およ
び鉄酸化物を除去することについていて検討を加えた結
果、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は、少なくとも被塗布物を浸漬する塗
布槽、及び塗料を循環する循環流路を有し、該塗布槽へ
の塗料の供給および回収を繰り返し行う浸漬塗布用塗料
循環装置において、循環する塗料の通路のいずれかの部
分に磁場を生じさせて磁性体を吸着する装置を設けたこ
とを特徴とする。
本発明の浸漬塗布用塗料循環装置において、磁場を生じ
させて磁性体を吸着する装置としては、電磁石或いは永
久磁石等、磁場を発生するものならばどの様なものでも
使用でき、そして循環する塗料の通路のどこに設けても
よい。例えば、塗布槽の底部に設けてもよく、或いは、
循環流路に設けてもよい。循環流路に塗料回収槽が設け
られている場合には、塗料回収槽に設けてもよい。
作用 本発明の浸漬塗布用塗料循環装置は、塗布槽に満たされ
た塗料中に被塗装物を浸漬して塗装する浸漬塗布装置に
おいて使用されるが、浸漬塗布操作を行う場合、塗布槽
に満たされる塗料は、循環流路を循環させることによっ
て、塗布槽への供給と塗布槽からの回収とが繰り返され
る。その際、塗料の通路には、磁場を生じさせて磁性体
を吸着する装置が設けられているから、塗料が磁場が形
成された帯域を通過するとき、塗料中に含まれている鉄
その他の磁性体が磁場の作用によって吸着され、循環す
る塗料中から除去されることになる。
実施例 以下、本発明を実施例によって詳細に説明する。
第1図は、本発明の浸漬塗布用塗料循環装置が適用され
た浸漬塗布装置の概略構成図である。図中、■は塗布槽
であり、塗料6が満たされている。
また、2は案内管、3は回収タンク、4は配管であって
、それによって塗料循環流路が形成されている。配管4
には、塗料を循環させるためのポンプ5と、磁場を形成
させるための電磁石7が設けられている。8は塗料の泡
立ちを防止するための案内部材であり、9は塗布槽上部
から溢流する塗料を案内する樋である。また、10はモ
ータ11により回転するボールねじてあり、12は被塗
布物13を支持する支持部材である。
上記浸漬塗布装置を用いて被塗布物13を塗装するには
、モータ11を駆動してボールねじ10を回転させるこ
とによって支持部材12を下方に移動させる。それによ
って被塗布物13は塗布槽1の塗料中に浸漬される。次
いで、所定の速度で被塗布物13を引き上げて被覆を行
う。その際、塗料6はポンプ5を駆動することによって
循環させる。塗料は、塗布槽下部から供給され、上部か
ら樋9に溢流し、案内管4を通って回収タンク3に回収
されることになる。回収された塗料6は、配管4を通っ
て再び塗布槽1に供給される。
配管4には電磁石7が設けられているため、磁場が形成
されており、したがって配管を通過する塗料は、その磁
場の作用によって精製される。すなわち、塗料中に含ま
れる鉄その他の磁性体が電磁石により吸着され、塗料中
から除去される。
なお、上記の場合、配管を構成する材料としては、非磁
性材料が使用され、そして、吸着した磁性体が除去でき
るように取り外し容易にしておくことが好ましい。
第2図は、本発明の浸漬塗布用塗料循環装置の他の実施
例の概略構成図である。この実施例においては、塗布槽
1の底部に永久磁石14が配設されている。なお、永久
磁石は回収タンク3の中に配設させてもよい。なお、第
2図の場合のように磁石が塗料と直接接触するように構
成している場合には、塗料中の磁性体が効率的に吸゛着
して除去できるので好ましい。また、永久磁石としては
N極とS極を交互に配列させた多極体のものが特に好ま
しく使用できる。
次に、本発明の浸漬塗布用塗料循環装置を用いた場合に
ついての具体的操作例を説明する。
例1 顔料として、市販のジブロモアントアントロン顔料(I
CI製)を用意した。この顔料には、合成時に反応容器
から混入した鉄および鉄化合物が、既に200〜350
1)plmの範囲で含まれていた。
この顔料8部(重量部、以下同じ)を、ポリビニルブチ
ラール樹脂(商品名:BMl、積木化学■製)の5%シ
クロヘキサノン溶液20部に添加混合した。なお、樹脂
および溶剤には鉄は含まれていないものを使用した。更
にトリフルオロ酢酸0.02部を添加した後、IIII
Ilφガラスピーズを分散媒としたサンドミル装置で分
散を行った。サンドミル装置のディスクとベッセルはい
ずれも5US304からなっていた。分散後、分散液固
形分の鉄分を分析したところ、50〜LOOppl増加
して、鉄分含量250〜450ppo+になっていた。
これらの増加鉄分は、サンドミル装置からの削れとみら
れる。なお、鉄分の大きさは0,1〜t、Oaであり、
一方顔料の平均粒径は0.411!Rであるので、鉄分
を濾過によって除去することは困難であった。また、遠
心分離によって鉄分を除去しようとしたところ、顔料も
同時に沈降してしまった。そして、鉄分を半減させるた
めには、顔料の固形分濃度が約lハ減少したので、顔料
の利用効率を考慮すると実用的ではなかった。
上記の顔料分散液に更にシクロヘキサノンを加え、濃度
lO%の塗料を調製した。この塗料を第2図に示す塗料
循環装置に入れた。塗布槽は120 mmφX400m
m、回収タンクは200■φX800mmの大きさのも
のを使用した。塗布槽の底部には10mmφ×50m■
の大きさのアルニコ磁石を接地した。塗料をロータリー
ポンプにより毎分6gの量で循環させた。24時間循環
後、アルニコ磁石には鉄粉が吸着しており、そして分析
の結果、塗料の固形分の鉄分は、90〜lQOppmに
減少していた。
例2 8ナイロン樹脂(商品名ニラツカマイト、大日本インキ
■製)のメタノール/ブタノール混合溶液を用意し、浸
漬塗布法によってアルミニウムバイブ(l■+mtX8
4龍φX310mm)の表面に塗布した。5分間の自然
乾燥の後、乾燥器に入れ、100℃に加熱して10分間
乾燥した。これにより膜厚1、ORの障壁層を形成した
形成された障壁層の上に、実施例1と同様にして得られ
た顔料分散液を、実施例1と同様の塗料循環装置を備え
た浸漬塗布装置を用いて塗布し、100℃で10分間乾
燥して膜厚0.8虜の電荷発生層を形成した。
次に、N、N’−ジフェニル−N、N’−ビス(3−メ
チルフェニル)−[1,1−ビフェニル]−4,4’−
ジアミン4部と、ポリカーボネート2樹脂6部とをモノ
クロロベンゼン40部に溶解させ、得られた溶液を浸漬
塗布法によって塗布し、110℃で1時間乾燥して、厚
さ20虜の電荷輸送層を形成し、電子写真感光体を得た
一方、比較のために、電荷発生層を形成する際に塗布槽
に磁石を設置しない浸漬塗布装置を使用して同様に電荷
発生層を形成し以外は、上記と同様にして電子写真感光
体を作成した。
このようにして作成されたそれぞれの電子写真感光体に
対して、−5,5kVのコロトロン耐電機で帯電しく^
)、1秒経過後(B) 、90エルグ/C−の白色光を
照射して放電させる(C)というプロセスによって、各
電位を測定した。結果を第1表に示す。
第1表 実施例2の場合は、比較例に比較して、(A)と(B)
との差が小さく、電位の暗減衰が少ないので好ましい感
光特性を示すことが分かる。
なお、各電子写真感光体の画質を調べたところ、比較例
の場合においては、ベタ黒画像部に白点が生じており、
画像欠陥となっていたのに対して、実施例2の場合には
、画質に異常が認められなかった。
発明の効果 上記の比較から明らかなように、本発明の浸漬塗布用塗
料循環装置は、塗料を単に循環させるというごく簡単な
操作を行うのみで、鉄分が多く含まれている塗料から鉄
分を減少させることができる。しかも、塗料中の鉄分を
減少させた後は、そのままの状態で塗料循環装置を浸漬
塗布に供することができるので有利である。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の浸漬塗布用塗料循環装置が適用され
た浸漬塗布装置の概略構成図、第2図は本発明の浸漬塗
布用塗料循環装置の他の実施例の概略構成図である。 1・・・塗布槽、2・・・案内管、3・・・回収タンク
、4・・・配管、5・・・ポンプ、6・・・塗料、7・
・・電磁石、8・・・案内部材、9・・・樋、10・・
・ボールねじ、11・・・モータ、12・・・支持部材
、13・・・被塗布物、14・・・永久磁石。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)少なくとも被塗布物を浸漬する塗布槽、及び塗料
    を循環する循環流路を有し、該塗布槽への塗料の供給お
    よび回収を繰り返し行う浸漬塗布用塗料循環装置におい
    て、循環する塗料の通路のいずれかの部分に磁場を生じ
    させて磁性体を吸着する装置を設けたことを特徴とする
    浸漬塗布用塗料循環装置。
  2. (2)塗料槽中に磁石を設置することを特徴とする特許
    請求の範囲第1項に記載の浸漬塗布用塗料循環装置。
JP16255889A 1989-06-27 1989-06-27 浸漬塗布用塗料循環装置 Pending JPH0330868A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001081398A (ja) * 1999-09-10 2001-03-27 Tokyo Paint Kk 回収・再利用が可能な防錆塗料組成物およびその回収方法

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