JPH0330610A - コンバインのピッチング制御装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、コンバインのピッチング制御装置に係るもの
である。

（従来技術） 従来１条横判定装置を備えた刈取部と、機体の前後傾斜
を自動調節するピッチング装置を設けたコンバインは公
知である。

（発明が解決しようとする問題点） 前記公知のコンバインの、条横判定装置と、自動ピッチ
ング装置は、°夫々独立して無関係に作動していた。

しかし、水田圃場を、自動田植装置により植付（すした
その跡は、田植装置の車輪跡ができるので、条方向は略
平坦であるが、横方向は車輪跡の激しい凹凸面となる。

それゆえ、収穫期にコンバインを入れると、条方向走行
は略平坦で円滑に走行できるが、横方向は車輪跡の激し
い凹凸面を走行するので振動が多い、このような条件の
基では、ピッチング制御を考慮する必要があり、従来は
同等考慮されていないので、条方向走行では必要以上に
ピッチングさせ、横方向では激しい凹凸面に対応してい
なかった。

（発明の目的） そこで本発明は、圃場の状態に応じて適正なピッチング
制御を行って、無駄な振動を防止し、横方向の激しい凹
凸面に対応できるようにしたものである。

（問題を解決するための手段） よって本発明は、条横判定装置６１を備えた刈取部６と
、離体１の前後傾斜を自動調節するビ・シチング装置を
設けたコンバインにおいて、前記ピッチング装置には、
前記条横判定装コロ１が横刈と判断したときは条刈と判
断したときに比し敏感となる自動制御１機構を取付けた
コンバインのピッチング制御装置としたものである。

（実施例） 本発明の一実施例を図面により説明すると、１はコンバ
インの機体、２は機体１の下方に設けた走行装置、３は
機体１の上方に設けた脱穀装置、４は脱穀装置３の脱穀
室、５は前記脱穀室３の下方に設けた風選室である。

脱穀装置３の前側には、刈取部６を設ける。

７は刈取部６の最前方部に設けた分草体、８は前記分草
体７により分草した殻稈を掻込む掻込リール、９は掻込
リール８により掻込んだ殻稈を刈取る刈刃、１０は刈刃
９により刈取った殻稈を集めるオーガ、Ｕはオーガ１０
で集めた殻稈を前記脱穀装置３の脱穀室４に供給する搬
送装置である。

前記刈取部６は、前記搬送装置１１の上部回転軸１２を
中心に刈取上下シリンダ１３により上下調節目在に機体
側に取付けられる。

しかして、前記走行装置２には、圃場の左右傾斜に対し
て機体１を水平にするローリング装置及び機体１を前後
傾斜させるピッチング装置を設ける。

１４．１４′は走行装置２を構成する左右一対のクロー
ラ−１１５，１５°はクローラ−１４，１４゛　の転輪
であり、前記夫々の転輪１５．１５°は前後方向の転輪
取付杆１６．１６’　に所定の間隔を置いて夫々取付け
る。

前記転輪取付杆１６．１６°の後部には、該転輪取付杆
１６．１６°より内側に突き出る後部横取付軸１７．１
７゛　を夫々取付ける。夫々の後部横取付軸１７．１７
′　にはＬ型形状のアーム１８．１８゛　の下端部を夫
々軸着する。

前記夫々の転輪取付杆１６．１６°の前部には、前部横
取付軸四、１９′を夫々取付け、夫々の前部横取付軸１
９．１９°にはＬ型形状のアーム冗、２０゛　の下端部
を軸着する。

前記アーム１８．１８“の中間部は、前記転輪取付杆１
６．１６゛　と並行の中間縦枠２１．２１°の後部に左
右方向の後側横軸ηにより回転自在に取付ける。アーム
１８．１８′の上端部にはローリング用シリンダｎ、２
３°の先端を夫々軸着する。

前記アーム２０．２０’の中間部は、前記右中間縦枠２
１．２１’の前部に前側横軸２４により回動自在に夫々
取付ける。

前記アーム１８．１８゛　と前記アーム２０．２０’　
　とは、これらを同時に回動させる連結ロッド５゜２５
゛　　により夫々連結する。

前記中間縦枠２１と中間縦枠２１“には、前後に所定の
間隔を置いて左右方向の中間横枠江、ｎの左右側を固定
し、中間フレーム詑を構成する。

該中間フレーム２９の中間縦枠２１．２１’の前端部を
、前記前側横軸ｎに回動自在に取付ける。

中間横枠ｎの左右側部には上下取付杆冗、２８′を設け
、上下取付杆６、四゛に前記ローリング用シリンダ乙、
２３′の基部を回動自在に軸着する。

中間フレーム２９のと方には、前記機体１を設ける１機
体１の左右−側には、機体１を前後傾斜させるピッ・チ
ング用シリンダ加を設ける。ピ・ノチング用シリンダ３
０にはアーム３１の上端部を軸止し、アーム３１の下部
は前記機体ｌに取付けた横軸支に固定する。横軸支は前
記機体ｌに設けた左右一対の支持板間に回転自在に軸止
されている。

横軸ｇの左右中間位置には、所定の間隔を置いて前方に
伸びるアーム詞、父の後端を固定し、アーム３４、詞の
前端は横軸あに軸止する。横軸３５にはアーム１．３６
の下端部を取付け、アームあ、あの上端部は横軸ｒに取
付ける。横軸ｇの左右両側は、前記中間フレーム２９の
中間縦枠２１゜２１°の後部に固定する。

前記ピッチング用シリンダ加は前記中間フレーム２９を
前記前側横軸２４を中心に回動させて、機体前後傾斜さ
せる。

第４図は、刈取上下シリンダ１３とローリング用シリン
ダ２３．２３°及びピッチング用シリンダ３０の油圧機
構図であり、（は油タンク、３９は油圧ポンプ、４０は
アンロードバルブ、４１は刈取上下シリンダ１３の刈取
上バルブ、４２は刈取上バルブ４１のソレノイド、４３
は刈取上下シリンダ１３の刈取下バルブ、４４は刈取下
バルブ４３のソレノイ阻４５．４５’　はローリング用
シリンダ２３．２３’のローリングバルブ、４６．６°
はローリングバルブ４５．４５°の丑ソレノイド、　４
７．４７’はローリングバルブ４５．４５°の下ソレノ
イド、４８は前記ピッチング用シリンダ囮のピッチング
バルブ。

４９はピッチングバルブ槌の後傾ソレノイド、（資）は
ピッチングバルブ槌の前傾ソレノイドである。

第５図は制ｗ機構図であり、５１は運転席に設けた手動
傾斜レバーのスイッチであり、手動傾斜レバーにより前
記ローリング用シリンダｎ、２３′　　とピッチング用
シリンダ３０を伸縮させて、左右のクローラ１４．１４
°の上下、機体の前後傾斜を行なう。

５２は車高上下レバーのスイッチであり、前記ローリン
グ用シリンダｎ、２３°を同時に伸縮させて、機体全体
の高さ調節を行なう。

５３は前記刈取上下シリンダ１３を伸縮させて刈取部６
の高さＵ！４１１Ｂを行なう刈取上下操作レバー７０に
接続した刈取部操作スイッチであり、前記刈取上下操作
し／ヘー司を操作して刈取上下シリンダ１３により刈取
部６を限界まで上下動させ、続けて更に前記刈取上下操
作レバー７０を操作すると、前記ピッチング用シリンダ
勇により機体１を前後傾斜させる。

父は前記刈取上下操作レバー冗により刈取部６を一ヒ下
させたとき、その限界を検知する検知部、５５は機体を
水平制御性なうスイッチ、郭は機体前後傾斜センサ、５
７は機体左右傾斜センサ、羽は制御部、０、閏°は左右
の機体傾斜を検知するポテンショメータ、８、ジはポテ
ンショメータ聞、羽°のリンク機構、δは前後の機体傾
斜を検知するポテンショメータ、μｓポテンショメータ
６５のリンク機構である。

しかして、圃場は、田植装置により植付けたとき、条方
向は略平坦であるが、横方向は前記田植装置の車輪跡等
により凹凸面が激しい、したがって、収穫期にコンバイ
ンによる刈取作業を行なう場合、条刈と横向とを、同じ
ピッチング制御を行なうと、条刈のときは、上下差が小
であるにも関わらず頻繁にピッチングして、ピッチング
装置の耐久性に悪影響を与え、横向のときは、圃場の上
下差の大きい凹凸面に追従しない結果となる。

本発明は、前記ピッチングの自動制御は感度調節自在に
構成し、前記刈取部６には条横判定装置６１を設け、該
条横判定装置６１が横向と判断したときは、前記ピッチ
ング装置の条刈の自動制御よりも横向の自動制御を敏感
に行なうように構成する。

前記自動制御の感度調節は、 ■　前記機体前後傾斜センサ％の検出値自体を増減調節
して、条刈時と横向時の検出値を調節したり、又、前記
機体前後傾斜センサ聞の検出値により作動するビー７チ
ング用シリンダ（９）の作動レベルを変更させたりする
パルス制御信号の感度を調節する方法、 偵）　ビー戸チング用シリンダ（９）の作動油圧の流量
を調節してシリンダ（９）の伸縮速度を変更制御させる
方法 等があり、何れの方法でもよい。

また、機体１の前後傾斜は、各コーナーでの回行時、畝
越え時、急発進・急停車時に大きいので、非刈取作業時
は刈取作業時と比較して前記自動制御の感度を敏感に行
なうようにｙＡ！ｉする。

前記条横判定装Ｍ６１は公知の殻稈センサ等により構成
される。

第６図、第７図は、前記ポテンショメータ詔、田′及び
ポテンショメータ謁に代えて、前後ストロークセンサ５
Ｂ及び左右ストロークセンサ５９、印を設けた実施例で
ある。

（作用） 次に作用を述べる。

機体ｌを前進させ、殻稈を刈取り、脱穀するが、圃場の
凹凸により機体ｌが左右に傾斜すると、機体左右傾斜セ
ンサ５７が機体ｌの左右の傾斜を検知し、左右ローリン
グ用シリンダ２３．２３’を伸縮させ、左右ローリング
用シリンダｎ、２３゜はアーム１８．１８°を回動させ
、アーム１８．１８’は連結ロッド２５、δ゛を介して
アーム冗、冗。

を同時に回動させ、転輪取付杆１６．１６°を中間縦枠
２１．２１’　に対して上下動させ、クローラ−１４，
１４’を上下動させ、機体１を水平に保持するようにロ
ーリングさせる。

しかして、圃場に凹凸があって、機体１が前後に傾斜す
ると、脱穀作業・風選作業に影響するので、機体前後傾
斜センサ郭が機体ｌの前後傾斜を検知すると、ピッチン
グ用シリンダ（９）を伸縮させて、アーム３１を回動さ
せ、アーム３１は横軸澱を回転させ、横軸ジはアームＵ
を回動させ、アームあは横軸あとアーム蕊を介して中間
フレーム３の後側を上下させて１機体１を前後傾斜させ
る。

この場合、圃場は、田植装置により植付けたとき、条方
向は略平坦であるが、横方向は前記田植装置の車輪跡等
により凹凸面が激しい、したがって、収穫期にコンバイ
ンによる刈取作業を行なう場合、条刈時と横列時におい
て同じピッチング制御を行なうと、条刈のときは、不必
要なピッチングによってピッチング装置の耐久性に悪影
響を与え、横向のときは、圃場の凹凸面に追従しない結
果となる。

本発明は、前記ピッチングの自動制御は感度７ＪＲ節自
在に構成し、前記刈取部６には条横判定装置６１を設け
、該条横判定装置６１が横向と判断したときは、前記ピ
ッチング装置の条刈の自動制御よりも横向の自動制御の
感度を敏感にするように構成しであるから、条刈のとき
は、必要以上にピッチングさせないので、ピッチング用
シリンダ園やアーム３１等への負担を減少させて耐久性
を向上させ、横向のときは、圃場の凹凸面に敏感に反応
して、作業性を向上させる。

また１機体ｌの前後傾斜は、各コーナーでの回行時、畝
越え時、急発進・急停車時に大きいので、非刈取作業時
は刈取作業時と比較して前記自動制御の感度を敏感にな
るように調節する。

（効果） 従来、条横判定装置を備えた刈取部と、機体の前後傾斜
を自動調節するピッチング装置を設けたコンバインは公
知である。前記公知のコンバインの、条横判定装置と、
自動ピッチング装置は、夫々独立して無関係に作動して
いた。しかし、水田圃場を、自動田植装置により植付け
したその跡は、田植装置の車輪跡ができるので。

収穫期にコンバインを入れると、条方向は略平坦である
が、横方向は車輪跡の激しい凹凸面を走行することにな
り、条方向走行では上下差の少ない凹凸面に必要以上に
ピッチングさせ、横方向では激しい凹凸面に対応してい
なかった。

しかるに、本発明は、条横判定装置６１を備えた刈取部
６と１０機体１の前後傾斜を自動Ｅ１節するピッチング
装置を設けたコンバインにおいて。

前記ピッチング装置には、前記条横判定装ｆｉ６１が横
向と判断したときは条刈りと判断したときに比し敏感と
なる自動制御機構を取付けたコンバインのピッチング制
御装置としたものであるから、 イ１条横判定装置６１が横向と判断したときは、前記ピ
ッチング装置を１条刈時の自動制御よりも敏感に作用さ
せて、圃場の激しい凹凸面に対応させて調節し、作業性
を向上させる。

口１条横判定装置６１が条刈と判断したときは、前記ピ
ッチング装置を、横列時の自動制御よりも鈍くして、必
要以上のピッチングを無くして、無駄な振動を防止し、
走行を安定させるとともに、ピッチング装置の負担を減
少させて耐久性を向上させる。

という効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

ｉｔ図は側面図、第２図は要部平面図、第３図は勤側面
図、第４図は油圧回路図、第５図は制御回路図、第６図
、第７図は他の実施例図である。 符号の説明 ■・・・機体１．２・・・走行装置、３・・・脱穀装置
、４・・・脱穀室、５・・・１選室、６・・・刈取部、
７・・・分草体、８・・・掻込リール、９・・・刈刃、
１０・−・オーガ、１１・・・搬送装置、臣・・・上部
回転軸、１３・・・刈取上下シリンダ、１４．１４′・
・・クローラ−１１５，１５゛　・・・転輪、　ｔ６．
１６’・・・転輪取付杆、Ｉ７、！７′・・・後部横取
付軸、１８．１８’アーム、１９．１９°・・・前部横
取付軸、２０．２０°・・・アーム、２１．２１゛・・
・中間縦枠、２２・・・後側横軸、２３．２３’・・・
ローリング用シリンダ、２４・・・前側横軸、δ、２５
°・・・連結ロッド。 ２６、ｎ・・・中間横枠、冗、冗°・・・上下取付杆、
詑・・・中間フレーム、３０・・・ピッチング用シリン
ダ３１・・・アーム、３２・・・横軸、北・・・支持板
、あ・・・アーム、３５・・・横軸、３Ｉ３・・・アー
ム、３７・・・横軸、３８・・・油タンク、羽・・・油
圧ポンプ、切・・・アンロードバルブ、４１・・・刈取
上バルブ、４２・・・ソレノイド、４３・・・刈取下バ
ルブ、４４・・・ソレノイド、４５．４５°・・・ロー
リングバルブ、槌、和°・・・上ソレノイド、４７．４
７°・・・下ソレノイド、４８・・・ピッチングバルブ
。 ４９・・・後傾ソレノイド、５０・・・前傾ソレノイド
、５１・・・スイッチ、５２・・・スイッチ、閏・・・
刈取部操作スイッチ、５４・・・検知部、５・・・水平
制御スイー２チ。 ５６・・・機体前後傾斜センサ、５７・・・機体左右傾
斜センサ、５８・・・前後ストロークセンサ、５９、関
・・・左右ストロークセンサ、６１・・・条横判定装置
、乾・・・制御部、羽、詔°・・・左右傾斜検知ポテン
ショメータ、６４．６４’・・・リンク機構、ｂ・・・
前後傾斜検知ポテンショメータ、６６・・・リンク機構
、７０・・・刈取上下操作レバー 手続補 正 書 （自発） 補正の内容 １１ 明細書第１４頁１９行目 「動側面図」 を 「同側

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 条横判定装置６１を備えた刈取部６と、機体１の前後傾
   斜を自動調節するピッチング装置を設けたコンバインに
   おいて、前記ピッチング装置には、前記条横判定装置６
   １が横刈と判断したときは条刈と判断したときに比し敏
   感となる自動制御機構を取付けたコンバインのピッチン
   グ制御装置。