JPH09322636A - コンバインの車高制御装置 - Google Patents

コンバインの車高制御装置

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Publication number
JPH09322636A
JPH09322636A JP8163930A JP16393096A JPH09322636A JP H09322636 A JPH09322636 A JP H09322636A JP 8163930 A JP8163930 A JP 8163930A JP 16393096 A JP16393096 A JP 16393096A JP H09322636 A JPH09322636 A JP H09322636A
Authority
JP
Japan
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height
cutting
machine
inclination
mowing
Prior art date
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Pending
Application number
JP8163930A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshiki Hirano
野 俊 樹 平
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yanmar Co Ltd
Original Assignee
Yanmar Agricultural Equipment Co Ltd
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Publication date
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  • Control Of Position, Course, Altitude, Or Attitude Of Moving Bodies (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 湿田或いは乾田など圃場条件の影響を
受けない常に刈高さを一定とさせた刈取作業を可能とさ
せる。 【解決手段】 本機に対する刈取部(8)の前後傾き
を検出する刈取傾斜センサ(48)と、刈取部(8)の
刈高さを検出する刈高さセンサ(47)と、走行部(1
a)(1b)に支持する本機の昇降制御を行う車高制御
手段(53)とを備え、刈取部(8)の刈高さに応じた
適正傾きを一定維持させるべく本機を昇降制御するよう
に設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はコンバインにあって
本機となるコンバイン機台をクローラなど走行部に昇降
自在に支持するコンバインの車高制御装置に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】従来この種車高制御装
置を有するコンバインにあっては、湿田や乾田など使用
する圃場の条件が変化する場合には、車高切換スイッチ
の切換操作や車高可変設定器の設定操作などによって、
その都度車高を大小に調節して圃場面に対する本機の地
上高さを一定維持させて、本機に支持する刈取部の刈高
さの安定維持を図っている。
【0003】しかし乍ら、一部が湿田で一部が乾田の圃
場条件或いは一部だけが深い湿田など変化の激しい圃場
条件下においては、設定をいちいち場所によって変えら
れないため、刈取部の姿勢が変化して高刈りになったり
刈刃が土に突っ込んだりする不都合がある。
【0004】
【課題を解決するための手段】したがって本発明は、本
機に対する刈取部の前後傾きを検出する刈取傾斜センサ
と、刈取部の刈高さを検出する刈高さセンサと、走行部
に支持する本機の昇降制御を行う車高制御手段とを備
え、刈取部の刈高さに応じた適正傾きを一定維持させる
べく本機を昇降制御するように設けて、湿田では車高を
大に、乾田では車高を小に自動的に調整して、圃場条件
下に関係なく刈高さを常に一定に安定維持させて、刈取
精度に秀れた作業を可能とさせるものである。
【0005】また、地上面に対する刈取部の前後傾きを
検出する刈取傾斜検出手段と、走行部に支持する本機の
昇降制御を行う車高制御手段とを備え、地上面に対する
刈取部の適正傾きを一定維持させるべく本機を昇降する
ように設けて、上述同様自動的に刈高さを一定に安定維
持させるものである。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面に基
づいて詳述する。図1は車高制御回路図、図2はコンバ
インの全体側面図、図3は同平面図であり、図中(1
a)(1b)は走行部である左右走行クローラ(2a)
(2b)を装設するトラックフレーム、(3)は前記ト
ラックフレーム(1a)(1b)に架設する機台、
(4)はフィードチェン(5)を左側に張架し扱胴
(6)及び処理胴(7)を内蔵している脱穀部、(8)
は刈刃(9)及び穀稈搬送機構(10)などを備える刈
取部、(11)は刈取フレーム(12)を介して刈取部
(8)を昇降させる油圧刈取昇降シリンダ、(13)は
排藁チェン(14)終端を臨ませる排藁処理部、(1
5)は脱穀部(4)からの穀粒を揚穀筒(16)を介し
て搬入する穀物タンク、(17)は前記タンク(15)
の穀粒を機外に搬出する排出オーガ、(18)は運転操
作部(19)及び運転席(20)を備える運転キャビ
ン、(21)は運転キャビン(18)下方に設けるエン
ジンであり、連続的に穀稈を刈取って脱穀するように構
成している。
【0007】図5乃至図6に示す如く、左右の前記走行
クローラ(2a)(2b)は機台(3)側のミッション
ケース(22)に取付く駆動スプロケット(23)と、
前記トラックフレーム(1a)(1b)に取付く複数の
トラックローラ(24)及びイコライザ転輪(25)及
び遊動輪(26)とで支持すると共に、前記トラックフ
レーム(1a)(1b)を前後横枢支軸(27)(2
8)及び前後ベルクランクリンク(29)(30)を介
して上下昇降自在に機台(3)に支持させている。前記
クランクリンク(29)(30)は機台(3)下部の前
後連結横フレーム(31)(32)に各軸受(33)
(34)及び支軸(35)(36)を介して中間をそれ
ぞれ揺動自在に支持させ、前記枢支軸(27)(28)
を該リンク(29)(30)の一端側に可回動に支持す
ると共に、前後クランクリンク(29)(30)の他端
側間を軸(37)(38)及びロッド(39)を介し相
互に連動連結させ、機台(3)にブラケット(40)を
介し基端を枢支する左右の油圧昇降シリンダ(41)
(42)のピストンロッド(41a)(42a)先端に
前記後クランクリンク(30)の他端を枢軸(43)を
介して連結させて、左右走行クローラ(2a)(2b)
にそれぞれ備える前記シリンダ(41)(42)のピス
トンロッド(41a)(42a)を適宜伸縮動作させる
ことにより機台(3)に対し左右のトラックフレーム
(1a)(1b)を各別に上下動させて、左右走行クロ
ーラ(2a)(2b)による機台(3)の支持高さつま
り車高(H)を可変させるように構成している。
【0008】また、図4に示す如く、前記刈取部(8)
は分草板(43)及び穀稈引起しケース(44)などを
前端部に備え、基端となる刈取フレーム(12)後端を
昇降枢支軸(45)を介し機台(3)前端の軸受台(4
6)に昇降自在に支持させるもので、刈刃(9)で刈取
る穀稈の刈高さを検出する超音波式刈高さセンサ(4
7)を分草板(43)の後側に設けると共に、本機とな
る機台(3)側に対し刈取部(8)の前後傾き(α)を
検出する刈取傾斜検出手段である刈取傾斜センサ(4
8)を軸受台(46)など本機側に設けている。
【0009】そして刈高さを設定する刈高さ設定器(4
9)と、機台(3)側の前後傾きを検出する刈取傾斜検
出手段である本機傾斜センサ(50)と、前記支軸(3
5)(36)に設けてクランクリンク(29)(30)
の揺動変化に基づいて昇降シリンダ(41)(42)の
昇降位置を検出するポテンショメータ式車高センサ(5
1)(52)を備え、刈高さ及び刈取傾斜及び本機傾斜
の各センサ(47)(48)(50)(51)(52)
と刈高さ設定器(49)とを車高制御手段である車高制
御用コントローラ(53)に入力接続すると共に、前記
昇降シリンダ(11)(41)(42)にコントローラ
(53)を出力接続させて、刈取部(8)及び機台
(3)を昇降させての一定刈高さ制御を行うように構成
している。
【0010】而して、図7のに示す如く、本機の水平
姿勢時にあって分草板(43)における地上高さ(A)
が適正で、機台(3)の車高(地上高さ)(H)が適正
状態のとき、本機に対する刈取部(8)の前後傾き
(α)も適正状態の略水平(α≒0)(分草板(43)
と刈刃(9)の地上高さが水平ライン上)を保って、刈
刃(9)の取付高さ(B)を適正保持しての設定刈高さ
の刈取作業が行われる。
【0011】また同図に示す如く、分草板(43)に
おける地上高さ(A)が適正で、機台(3)の車高(H
1)が高すぎる(H1>H)とき、本機に対し刈取部
(8)が適正時より前下り状態となって、前後傾き(α
1)を大(プラス側)とさせて、刈刃(9)の取付高さ
(B1)を設定刈高さ(B)より大(B1>B)とさせ
た高刈り作業が行われる。
【0012】一方、同図に示す如く、分草板(43)
における地上高さ(A)が適正で、機台(3)の車高
(H2)が低すぎる(H2<H)とき、本機に対し刈取
部(8)が適正時より前上の状態となって、前後傾き
(α2)を小(マイナス側)とさせて、刈刃(9)の取
付高さ(B2)を設定刈高さ(B)より小とさせた(B
2<B)低刈り作業が行われる。
【0013】したがって、本機の水平姿勢時にあって、
分草板(43)における地上高さ(A)が適正で、本機
に対する刈取部(8)の適正傾き(α≒0)を維持させ
るとき、刈高さも適正を保持するもので、刈取部(8)
の適正傾き(α)を常に維持させるように車高を制御す
るものである。
【0014】また、本機の傾斜姿勢時にあっては、本機
傾斜センサ(50)で検出される本機の前後方向の傾き
と、刈取傾斜センサ(48)で検出される本機に対する
刈取部(8)の前後傾きとで、地上面を基準とした刈取
部(8)の刈取傾斜角となる前後傾きを算出して、この
傾きを一定維持させる状態に車高を制御することによっ
て、刈高さの適正保持が行えるもので、地上面を基準と
した刈取部(8)の適正傾きを維持させる車高の上昇及
び下降制御が行われるものである。
【0015】そして車高制御は、図8の如きフローチャ
ートに基づいて行われるもので、前記刈高さセンサ(4
7)に基づいて刈取昇降シリンダ(11)による刈取部
(8)の一定刈高さ制御が行われると共に、本機の水平
時にあっては本機に対する刈取部(8)の前後傾きを一
定とさせる車高の上昇及び下降制御が行われて、刈高さ
の一定保持が図られる。また、本機の水平以外の傾斜時
にあっては、本機の前後傾きと、本機に対する刈取部
(8)の前後傾きとに基づいて、地上面を基準とする刈
取部(8)の前後傾きが算出されて、この前後傾きを一
定とさせる車高の上昇及び下降制御が行われて刈高さの
一定保持が図られるものである。
【0016】なお、刈取部(8)の前後傾き(α)は、
クローラ(1a)(1b)の沈下量が0の時の刈高さと
前後傾き(α)の関係をマップなどより設定しても良い
し、分草板(43)と刈刃(9)との高さの関係を常に
一定とした前後傾き(α)を0とする設定でも良い。
【0017】また刈取部(8)の前後傾きを、前記傾斜
センサ(48)による枢支軸(45)を中心とした刈取
部(8)の回動変位量でもって検出する構成としたが、
刈取部(8)に一体的に設けてその前後傾きを直接的に
検出する構成でも良い。
【0018】
【発明の効果】以上実施例から明らかなように本発明
は、本機に対する刈取部(8)の前後傾きを検出する刈
取傾斜センサ(48)と、刈取部(8)の刈高さを検出
する刈高さセンサ(47)と、走行部(1a)(1b)
に支持する本機の昇降制御を行う車高制御手段(53)
とを備え、刈取部(8)の刈高さに応じた適正傾きを一
定維持させるべく本機を昇降制御するように設けたもの
であるから、湿田では車高を大に、乾田では車高を小に
自動的に調整して、圃場条件に関係なく刈高さを常に一
定に安定維持させて、刈取精度に秀れた作業が可能にで
きるものである。
【0019】また、地上面に対する刈取部(8)の前後
傾きを検出する刈取傾斜検出手段(48)(50)と、
走行部(1a)(1b)に支持する本機の昇降制御を行
う車高制御手段(53)とを備え、地上面に対する刈取
部(8)の適正傾きを一定維持させるべく本機を昇降制
御するように設けたものであるから、湿田或いは乾田な
ど圃場条件に関係なく刈高さを常に一定に保った作業能
率と刈取精度に秀れた作業を可能にできるなど顕著な効
果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】車高制御回路図である。
【図2】コンバインの全体側面図である。
【図3】コンバインの全体平面図である。
【図4】刈取部の側面図である。
【図5】クローラ部の側面図である。
【図6】クローラ部の背面説明図である。
【図7】車高の高低状態と刈刃の関係を示す説明図であ
る。
【図8】フローチャートである。
【符号の説明】
(1a)(1b) クローラ(走行部) (8) 刈取部 (47) 刈高さセンサ (48) 刈取傾斜センサ(刈取傾斜検出手段) (50) 本機傾斜センサ(刈取傾斜検出手段) (53) コントローラ(車高制御手段)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本機に対する刈取部の前後傾きを検出す
    る刈取傾斜センサと、刈取部の刈高さを検出する刈高さ
    センサと、走行部に支持する本機の昇降制御を行う車高
    制御手段とを備え、刈取部の刈高さに応じた適正傾きを
    一定維持させるべく本機を昇降制御するように設けたこ
    とを特徴とするコンバインの車高制御装置。
  2. 【請求項2】 地上面に対する刈取部の前後傾きを検出
    する刈取傾斜検出手段と、走行部に支持する本機の昇降
    制御を行う車高制御手段とを備え、地上面に対する刈取
    部の適正傾きを一定維持させるべく本機を昇降するよう
    に設けたことを特徴とするコンバインの車速制御装置。
JP8163930A 1996-06-03 1996-06-03 コンバインの車高制御装置 Pending JPH09322636A (ja)

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