JPH0330295A - 帯電防止性カバーフィルム - Google Patents

帯電防止性カバーフィルム

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Publication number
JPH0330295A
JPH0330295A JP1163880A JP16388089A JPH0330295A JP H0330295 A JPH0330295 A JP H0330295A JP 1163880 A JP1163880 A JP 1163880A JP 16388089 A JP16388089 A JP 16388089A JP H0330295 A JPH0330295 A JP H0330295A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
layer
antistatic
antistatic agent
cover film
cmps
Prior art date
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Pending
Application number
JP1163880A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenjiro Abe
健二郎 阿部
Naoe Moriya
森屋 尚衛
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Asahi Kasei Polyflex Ltd
Original Assignee
Asahi Kasei Polyflex Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Asahi Kasei Polyflex Ltd filed Critical Asahi Kasei Polyflex Ltd
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Publication of JPH0330295A publication Critical patent/JPH0330295A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、静電気障害に弱い電子部品等を成形されたプ
ラスチック容器に入れ、その上面をかかる部品の落下防
止あるいは外部から保護する為に加熱融着するテーピン
グ包装用のカバーフイルムに関し、特に帯電防止特性、
かつ、易剥離性を有した帯電防止性カバーフィルムに関
する。
[従来の技術] 最近の電子機器の小型高性能化に伴い、使用される電子
部品等もチップ化が推進されてきており、量産化及び自
動挿入機械に係わるテーピング包装が一般に行われてい
る。
この包装方法は、第3図aに示すように、チップ等を収
納できるくぼみを有した戒形テーブ、いわゆる底材1に
チップを収納後、かかる底材1の上面フランジ部にカバ
ーフィルム2を重ね、第3b図に示すように、シールパ
ー3にて両端を長さ方向に加熱融着するものである。
かかる包装部材に要求される性能は、電子部品が静電気
によって悪影響を受けないよう、非帯電性に優れている
ことが必要である。
そこで、従来カバーテープ材としては、PET/PE/
EVAの三層構造から成る静電防止剤練り込みタイプ、
あるいはPET/PE/PSの三層から或る静電防止剤
コートタイプ等が使用されている。
前記従来例の一つを第2図に示すと、包装時の最外部に
位置する静電防止コーティング層1lがあり、その下に
基材となるPET層12、さらにPE層(接着層) 1
3、帯電防止剤を練り込んだホットメルト層14とが積
層された構造になっている。かかるホットメルト層14
は加熱により粘着性を示す特性を有するものである。
[発明が解決しようとする課題] ところで、以上のようなカバーフィルムとポリ塩化ビニ
ル(PVC)より成る底材とによって包装された部品収
納テープは、電気製品等の製造工程において、例えばテ
ープ搬送ライン速度40〜50m/min 、剥離角度
l606〜180@の条件の基で、カバーフィルムは部
品毎に自動ビーリング装置によって剥離され、収納部品
が自動取り出し装置によって取り出された後、回路基盤
等にセットされることになる。この際、カバーテープの
剥離強度が必要以上に強いと、テープ基板(底材)が跳
ね、自動取り出しがうまくゆかず、部品が落下(ダンピ
ング現象)したりして、生産ラインは停止してしまう。
このダンピング現象は、融着層であるホットメルト層に
帯電防止剤練り込み処理を施したものに多く発生し、又
、経時変化によってもその頻度が大きくなる。
かかる剥離強度のバラツキは、帯電防止剤で処理した部
位の組成の不均一による影響が大きいと考えられている
すなわち、底材との接触界面において、帯電防止剤が多
く存在するところは剥離強度が小さく、ホットメルト層
の主成分である接着剤が多く存在するところでは剥離強
度は大きくなる。
この不均一性が、剥離強度のバラツキを生じさせるもの
と考えられる。
また、経時変化によって剥離強度のバラツキが生じるも
のについては、詳細は明らかでないが、接着界面へ練り
込み帯電防止剤が滲み出すことによるものと考えられる
本発明の目的とするところは、上述のような問題点を解
消した帯電彷止性カバーフィルムを提供することにある
すなわち、帯電防止特性を損うことなく、剥離時の強度
バラツキが少なく、グンビング現象等を引き起こさない
帯電防止性カバーフィルムを提供することにある。
[課題を解決するための手段] 本発明の特徴とするところは、他部材との融着側表面が
、易剥離性融着材及びその上に帯電防止剤層を積層した
構造になっている帯電防止性カバーフィルムにある。
ここでかかる易剥離性融着材としては、変性ポリオレフ
ィン樹脂から成る層(CMPS層)が好ましく、基材に
ドライラミネート工法により直接CMPS層を積層し、
あるいは押出ラミネート工法によるポリエチレン(PE
)層を介してCMPS層を積層するものである。
かかるCMPS層の厚さは、カバーフィルム総膜厚25
−m〜100pmに対してl 5pm〜50叩が好まし
い。
また、上述の易剥離性融着材層の上に、塗布によってさ
らに積層される帯電防止剤層の材質としては、例えばシ
ロキサン系帯電防止剤、カーボン含有帯電防止剤等が好
ましく、さらに、加熱融着における前記剥離融着材の接
着効果を妨げず、かつ、帯電防止効果を得ることができ
るよう、かかる塗布層の厚さは、易剥離性融着材層膜厚
15μm〜50Hに対してlpm以下が好ましい。
また、カバーフィルムを構或する基材となる層について
は、例えばポリエチレンテレフタレート(PET)層を
用い、かかる層の外表面には、カーボンを含有した静電
防止コーティングを施したものとしても良い。
かかるPET層の厚さは、カバーフィルム紀膜厚25μ
m〜100pmに対して7pm〜50pmが好ましく、
さらに10pm〜2 5)zmが好ましい。
静電防止コーティング層を設ける場合、その層厚さは2
.0H以下が好ましい。
一方、本発明のカバーフィルムの包装処理の相手部材と
なる底材としては、静電防止効果を得るためカーボンを
練り込んだポリ塩化ビニル(PVC)より成るもの等が
好ましい。
さて、以上のようなカバーフィルムと底材を加熱融着す
る際後工程でのカバーフィルムの易剥離性を考慮して、
例えば加熱温度約140゜C〜170℃、加熱時間約0
.5秒〜1.0秒、加圧I Kg7cm2〜3 Kg/
cm2の範囲が好ましい。
[作  用] 以上述べたような構成から成る本発明に係る帯電防止性
カバーフィルムを、例えばPVCから成る底材フランジ
面にシールパー3(第3図)等にて加熱融着処理を施す
と、易剥離性融着材は粘着性を示すようになり、帯電防
止剤層が薄いこともあって、かかる層を貫通して接着界
面に点在分布(高島状に分布)するようになると考えら
れる。
上記分布状態、いわゆる界面状態がいかなる構造になっ
ているかは明確でないが、後述する剥離試験に示すよう
に剥離強度バラッキの低減効果は明らかである。
また、帯電防止剤は当初より接合界面に塗布されている
ため、従来のように経時変化により帯電防止剤が界面に
滲み出し、接合強度に不均一性を生じるようなことはな
いと考えられる。
すなわち、本発明に係る層は密着性が良好で、その一方
均一組成が得やすいので剥離性に優れる。また、透明性
も良好である為、内部視認性を損うことなく収納部品の
確認も従来通り容易に行うことができる。
以上のような加熱融着工程後、製造ライン等の自動ビー
リング装置にて剥離を行う際、ダンピング現象等の発生
もなく剥離層の部位にて容易にカバーフィルムを剥すこ
とができるものである。
[実施例] 以下、実施例にて本発明を詳述する。
本発明に係る帯電防止性カバーフィルムは、第1図に示
すように、基材となるポリエチレンテレフタレーh (
PET)層12の表面にカーボンを含有した静電防止コ
ーティング11を施して成る支持層と、前記PET層1
2の裏面にポリエチレン(PE)から或る接着層13、
その上に本発明の特徴とする変性ポリオレフィン樹脂よ
り成る易剥離性融着材層(CMPS層) 15、さらに
その上に収納部品への静電気の影響を極力避けるための
帯電防止剤(カーボン含有)層16を積層した構造から
成る。
一方、剥離層15,帯電防止剤層16とがら成る融着側
層の電気抵抗はlOl1〜10l0Ωであり、好ましく
はlOl1Ω近傍に調整するのが良い。
[実施例1] 本発明に係るカバーフィルムを作成するにあたり第1図
に示す構成とし、静電防止コーティング11,PET層
12,PE層13の三層で36−mの厚さ、厚さ30I
Lmの易剥離性融着材層(CMPS層) 15と厚さ 
0.51imの帯電防止剤層l6の二層で30.5pm
の厚さ、カバーフィルム総厚さ66.5pmとした。
かかるカバーフィルムを従来のカーボン練り込みプラス
チック容器(「エビロンCMJ大平化学■製,形名: 
TD84口)両端フランジ面に、シールパー3(シール
面長さ4mmX幅1 nun)を配置し、150℃にて
0.5秒間2 Kg/Cm”の圧力で加熱接着処理を施
し、その後かかる包装帯のカバーフィルムを自動ビーリ
ング装置にて剥離した。
ラインの搬送速度40cm/分、剥離角180゜、収納
部品100個分に相当する長さに亘って剥離試験を行っ
たところ、剥離抵抗20〜60gにあり、平均値50g
相当であった。尚、問題とするダンピング現象は生じな
かった。
[比較例1] 第2図に示す従来のカバーフィルム(総膜厚51pm)
を従来のカーボン練り込みプラスチック容器(「エビロ
ンCMJ形名: TD84口)に実施例1と同様にシー
ルバーにて加熱接着し、その後自動ビーリング装置にて
剥離を行った。
剥離条件は実施例1と同様にした。この結果、剥離抵抗
は20〜100 g相当にばらついていた。かかる最大
最小値の差が大きいことは、テープの跳ね、いわゆるダ
ンピング現象を引き起こす入力源を大きくすることにな
り、結果として収納部品の飛び出しが生じた。
[発明の効果] 以上述べたように、本発明の帯電防止性カバーフィルム
を電子部品等の包装用として用いれば、従来通り帯電を
防止し、また内部視認性を損うことなく、従来問題とな
っていたダンピング現象を防止することができる。
すなわち、製造ラインの停止等を引き起こすことがなく
、生産性向上に貢献するところ大である。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の帯電防止性カバーフィルムの積層状
態を表わす概略断面図であり、第2図は、従来の帯電防
止性カバーフィルムを示す断面図、 第3図は、カバーフィルムの使用例及び包装工程を示す
概略図である。 1・・・底材 2・・・カバーフィルム 3・・・シールバー 4・・・カバーフィルムリール 5・・・成形テープリール 11・・・静電防止用コーティング 12・・・ポリエチレンテレフタレート(PET)l3
・・・ポリエチレン(PE)層(接着層)l4・・・ホ
ットメルト層 15・・・易剥離性融着材層 16・・・帯電防止剤層 層 \ 16弔電F方正剤塗互7腎 第1図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)融着側表面が、易剥離性融着材上に帯電防止剤層
    を積層した構造になっていることを特徴とする帯電防止
    性カバーフィルム。
JP1163880A 1989-06-28 1989-06-28 帯電防止性カバーフィルム Pending JPH0330295A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1163880A JPH0330295A (ja) 1989-06-28 1989-06-28 帯電防止性カバーフィルム

Applications Claiming Priority (1)

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JP1163880A JPH0330295A (ja) 1989-06-28 1989-06-28 帯電防止性カバーフィルム

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Publication Number Publication Date
JPH0330295A true JPH0330295A (ja) 1991-02-08

Family

ID=15782545

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JP1163880A Pending JPH0330295A (ja) 1989-06-28 1989-06-28 帯電防止性カバーフィルム

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JP (1) JPH0330295A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0532288A (ja) * 1991-02-28 1993-02-09 Sumitomo Bakelite Co Ltd チツプ型電子部品包装用カバーテープ
JP2001171727A (ja) * 1999-12-10 2001-06-26 Denki Kagaku Kogyo Kk カバーテープ
JP2022125106A (ja) * 2019-04-26 2022-08-26 デンカ株式会社 カバーフィルムおよびそれを用いた電子部品包装体

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JPH0532288A (ja) * 1991-02-28 1993-02-09 Sumitomo Bakelite Co Ltd チツプ型電子部品包装用カバーテープ
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