JPH0329930B2 - - Google Patents
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- JPH0329930B2 JPH0329930B2 JP8918483A JP8918483A JPH0329930B2 JP H0329930 B2 JPH0329930 B2 JP H0329930B2 JP 8918483 A JP8918483 A JP 8918483A JP 8918483 A JP8918483 A JP 8918483A JP H0329930 B2 JPH0329930 B2 JP H0329930B2
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- Japan
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- valve
- pressure
- hydraulic
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Links
- 238000005336 cracking Methods 0.000 claims description 15
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 10
- 230000007935 neutral effect Effects 0.000 description 4
- 238000009412 basement excavation Methods 0.000 description 3
- 230000008602 contraction Effects 0.000 description 3
- 238000006073 displacement reaction Methods 0.000 description 3
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- 239000011435 rock Substances 0.000 description 3
- 238000007796 conventional method Methods 0.000 description 2
- 230000002040 relaxant effect Effects 0.000 description 1
- 239000004576 sand Substances 0.000 description 1
Classifications
-
- E—FIXED CONSTRUCTIONS
- E02—HYDRAULIC ENGINEERING; FOUNDATIONS; SOIL SHIFTING
- E02F—DREDGING; SOIL-SHIFTING
- E02F9/00—Component parts of dredgers or soil-shifting machines, not restricted to one of the kinds covered by groups E02F3/00 - E02F7/00
- E02F9/20—Drives; Control devices
- E02F9/22—Hydraulic or pneumatic drives
- E02F9/2203—Arrangements for controlling the attitude of actuators, e.g. speed, floating function
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Fluid-Pressure Circuits (AREA)
- Mining & Mineral Resources (AREA)
- Civil Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Structural Engineering (AREA)
- Operation Control Of Excavators (AREA)
- Component Parts Of Construction Machinery (AREA)
- Control And Safety Of Cranes (AREA)
- Jib Cranes (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明はクレーン兼用の油圧シヨベルの油圧回
路に係り、特に、油圧シリンダ収縮時の作動速度
に対する規制を緩和させることができる油圧回路
に関する。
路に係り、特に、油圧シリンダ収縮時の作動速度
に対する規制を緩和させることができる油圧回路
に関する。
第１図および第２図はクレーン兼用の油圧シヨ
ベルを示す説明図で、第１図は掘削作業時等にお
ける態様を示す側面図、第２図はクレーン作業時
における態様を示す側面図である。
ベルを示す説明図で、第１図は掘削作業時等にお
ける態様を示す側面図、第２図はクレーン作業時
における態様を示す側面図である。
第１図において、１は本体、２はこの本体１に
回動可能に装着されるブーム、３はこのブーム２
に回動可能に装着されるアーム、４はこのアーム
３に回動可能に装着されるバケツト、５はブーム
２を回動させるブームシリンダ、６はアーム３を
回動させるアームシリンダ、７はバケツト４を回
動させるバケツトシリンダである。このように構
成される油圧シヨベルにあつては、シリンダ５，
６，７を適宜伸縮させることにより、負荷体を形
成するブーム２、アーム３、バケツト４が回動
し、土砂の掘削作業、岩石の破壊作業等をおこな
うことができる。
回動可能に装着されるブーム、３はこのブーム２
に回動可能に装着されるアーム、４はこのアーム
３に回動可能に装着されるバケツト、５はブーム
２を回動させるブームシリンダ、６はアーム３を
回動させるアームシリンダ、７はバケツト４を回
動させるバケツトシリンダである。このように構
成される油圧シヨベルにあつては、シリンダ５，
６，７を適宜伸縮させることにより、負荷体を形
成するブーム２、アーム３、バケツト４が回動
し、土砂の掘削作業、岩石の破壊作業等をおこな
うことができる。
また、この第１図に示す油圧シヨベルは、バケ
ツト４、バケツトシリンダ７を取外し、第２図に
示すようにアーム３の先端にフツク８を装着する
ことにより、所定のワーク９の昇降、すなわちク
レーン作業をおこなうことができるようになつて
いる。
ツト４、バケツトシリンダ７を取外し、第２図に
示すようにアーム３の先端にフツク８を装着する
ことにより、所定のワーク９の昇降、すなわちク
レーン作業をおこなうことができるようになつて
いる。
第３図はこのような第１，２図に示す油圧シヨ
ベルに備えられる従来のバケツトシリンダの一例
を示す回路図である。
ベルに備えられる従来のバケツトシリンダの一例
を示す回路図である。
この第３図において、５は前述したブームシリ
ンダ、１０はこのブームシリンダ５に圧油を供給
する油圧ポンプ、１１はこの油圧ポンプ１０とブ
ームシリンダ５との間に介設され、ブームシリン
ダ５の駆動を制御する方向切換弁である。１２は
クレーン作業時の安全性を確保するホールデイン
グバルブで、ブームシリンダ５のボトム室１３に
連絡される管路、すなわち、ブームシリンダ５の
収縮時に戻り油側を形成する管路１４に介設した
カウンタバランス弁１５と、このカウンタバラン
ス弁１５に並列に設けた逆止弁１６とから成つて
いる。
ンダ、１０はこのブームシリンダ５に圧油を供給
する油圧ポンプ、１１はこの油圧ポンプ１０とブ
ームシリンダ５との間に介設され、ブームシリン
ダ５の駆動を制御する方向切換弁である。１２は
クレーン作業時の安全性を確保するホールデイン
グバルブで、ブームシリンダ５のボトム室１３に
連絡される管路、すなわち、ブームシリンダ５の
収縮時に戻り油側を形成する管路１４に介設した
カウンタバランス弁１５と、このカウンタバラン
ス弁１５に並列に設けた逆止弁１６とから成つて
いる。
上述のカウンタバランス弁１５は、第４図に示
すように構成される。このカウンタバランス弁１
５の開口面積Ａは、ブームシリンダ５のボトム室
１３の圧力P2と背圧P3との圧力差や、ボトム室
１３からの排出油量およびポンプ側圧力P1など
の諸条件によつて決定される。
すように構成される。このカウンタバランス弁１
５の開口面積Ａは、ブームシリンダ５のボトム室
１３の圧力P2と背圧P3との圧力差や、ボトム室
１３からの排出油量およびポンプ側圧力P1など
の諸条件によつて決定される。
なお第３図において、１７はブームシリンダ５
のロツド室、１８はこのロツド室１７に連絡され
る管路、すなわち、ブームシリンダ５の収縮時供
給油側を形成する管路、１９は油圧ポンプ１０の
リリーフ圧を設定するメインリリーフ弁、２０は
方向切換弁１１とホールデイングバルブ１２との
間に位置する管路、２２はタンクである。また２
３は他のアクチユエータに連絡される管路であ
る。
のロツド室、１８はこのロツド室１７に連絡され
る管路、すなわち、ブームシリンダ５の収縮時供
給油側を形成する管路、１９は油圧ポンプ１０の
リリーフ圧を設定するメインリリーフ弁、２０は
方向切換弁１１とホールデイングバルブ１２との
間に位置する管路、２２はタンクである。また２
３は他のアクチユエータに連絡される管路であ
る。
このように構成してある油圧シヨベルにあつて
は、方向切換弁１１を位置Ａに切換えることによ
り、油圧ポンプ１０の圧油が方向切換弁１１、管
路２０、逆止弁１６、管路１４を介してブームシ
リンダ５のボトム室１３に供給され、またロツド
室１７の圧油は管路１８、方向切換弁１１を介し
てタンク２２に戻され、これによつてブームシリ
ンダ５は伸長する方向に作動する。
は、方向切換弁１１を位置Ａに切換えることによ
り、油圧ポンプ１０の圧油が方向切換弁１１、管
路２０、逆止弁１６、管路１４を介してブームシ
リンダ５のボトム室１３に供給され、またロツド
室１７の圧油は管路１８、方向切換弁１１を介し
てタンク２２に戻され、これによつてブームシリ
ンダ５は伸長する方向に作動する。
なお、上記したブームシリンダ５の伸長動作中
すなわちブーム上げ動作中に例えば管路２０が破
損した場合には、ブーム２を含むフロントの自重
によつてブームシリンダ５は収縮しようとする
が、このときブームシリンダ５のボトム室１３の
圧油はホールデイングバルブ１２を構成する逆止
弁１６によつて流出が阻止され、ブームシリンダ
５、すなわちブーム２は停止状態に保持される。
すなわちブーム上げ動作中に例えば管路２０が破
損した場合には、ブーム２を含むフロントの自重
によつてブームシリンダ５は収縮しようとする
が、このときブームシリンダ５のボトム室１３の
圧油はホールデイングバルブ１２を構成する逆止
弁１６によつて流出が阻止され、ブームシリンダ
５、すなわちブーム２は停止状態に保持される。
また、方向切換弁１１を位置Ｂに切換えること
により、油圧ポンプ１０の圧油が方向切換弁１
１、管路１８を介してブームシリンダ５のロツド
室１７に供給され、一方、ボトム室１３の圧油は
管路１４、カウンタバランス弁１５、管路２０、
方向切換弁１１を介してタンク２２に戻され、こ
れによつてブームシリンダ５は収縮する方向に作
動する。なおこの場合、フロントの慣性等によつ
て管路１８の圧力P3が負圧になり、この負圧を
生じることによるハンチングの発生が懸念される
が、このハンチングの発生を防止するために、こ
の従来の油圧回路にあつてはカウンタバランス弁
１５の開口面積Ａを極力小さく設定してある。
により、油圧ポンプ１０の圧油が方向切換弁１
１、管路１８を介してブームシリンダ５のロツド
室１７に供給され、一方、ボトム室１３の圧油は
管路１４、カウンタバランス弁１５、管路２０、
方向切換弁１１を介してタンク２２に戻され、こ
れによつてブームシリンダ５は収縮する方向に作
動する。なおこの場合、フロントの慣性等によつ
て管路１８の圧力P3が負圧になり、この負圧を
生じることによるハンチングの発生が懸念される
が、このハンチングの発生を防止するために、こ
の従来の油圧回路にあつてはカウンタバランス弁
１５の開口面積Ａを極力小さく設定してある。
また、このような油圧回路にあつては、ブーム
シリンダ５をゆつくり収縮動作させた後に方向切
換弁１１を中立位置Ｎに急操作すると、ロツド室
１７に高圧が閉じ込み、カウンタバランス弁１５
は開いたままの状態となる。したがつて、ブーム
２すなわちブームシリンダ５は方向切換弁１１に
よつて保持される。このために、管路２０が破損
した場合には、方向切換弁１１を中立位置Ｎにし
ているにもかかわらず管路１８の圧力P3がカウ
ンタバランス弁１５のクラツキング圧以下になる
までブーム２は落下し、その後停止するので、安
全性の点で必ずしも十分とは言い難い不具合があ
る。なおこの場合、ブーム２の落下量が大きいと
きは、フロントのバネ効果によりブーム２がはね
上り、これによつて再度圧力P3が上昇し、その
後落下する。このような上昇と落下がくり返しお
こなわれる。
シリンダ５をゆつくり収縮動作させた後に方向切
換弁１１を中立位置Ｎに急操作すると、ロツド室
１７に高圧が閉じ込み、カウンタバランス弁１５
は開いたままの状態となる。したがつて、ブーム
２すなわちブームシリンダ５は方向切換弁１１に
よつて保持される。このために、管路２０が破損
した場合には、方向切換弁１１を中立位置Ｎにし
ているにもかかわらず管路１８の圧力P3がカウ
ンタバランス弁１５のクラツキング圧以下になる
までブーム２は落下し、その後停止するので、安
全性の点で必ずしも十分とは言い難い不具合があ
る。なおこの場合、ブーム２の落下量が大きいと
きは、フロントのバネ効果によりブーム２がはね
上り、これによつて再度圧力P3が上昇し、その
後落下する。このような上昇と落下がくり返しお
こなわれる。
また、この従来の油圧回路にあつては、上述し
たようにハンチングの発生を防止するために、カ
ウンタバランス弁１５の開口面積Ａを小さく設定
せざるを得ないが、このように開口面積Ａを小さ
くするとブーム２の下降速度すなわちブームシリ
ンダ５の収縮時の作動速度が規制される不具合を
生じる。すなわち、第１図に示すようにバケツト
４を装着させて、例えばこのバケツト４によつて
岩石の破壊作業等を実施したい場合、つまりブー
ム２を急降下させたい場合に、方向切換弁１１を
位置Ｂに切換え、油圧ポンプ１０の供給油量を増
加させると、これに伴つてボトム室１３からの排
出油量が増加する。ところがこのとき、カウンタ
バランス弁１５の開口面積Ａが小さいために、管
路１４の圧力P2が高くなり、これに応じて管路
１８の圧力、すなわちポンプ側圧力P3も高くな
る。そして、このポンプ側圧力P3が高くなると、
メインリリーフ弁１９が作動し、これによつて当
該圧力P3が低くなり、ブーム２を急降下させる
に十分な作動速度が得られなくなる。
たようにハンチングの発生を防止するために、カ
ウンタバランス弁１５の開口面積Ａを小さく設定
せざるを得ないが、このように開口面積Ａを小さ
くするとブーム２の下降速度すなわちブームシリ
ンダ５の収縮時の作動速度が規制される不具合を
生じる。すなわち、第１図に示すようにバケツト
４を装着させて、例えばこのバケツト４によつて
岩石の破壊作業等を実施したい場合、つまりブー
ム２を急降下させたい場合に、方向切換弁１１を
位置Ｂに切換え、油圧ポンプ１０の供給油量を増
加させると、これに伴つてボトム室１３からの排
出油量が増加する。ところがこのとき、カウンタ
バランス弁１５の開口面積Ａが小さいために、管
路１４の圧力P2が高くなり、これに応じて管路
１８の圧力、すなわちポンプ側圧力P3も高くな
る。そして、このポンプ側圧力P3が高くなると、
メインリリーフ弁１９が作動し、これによつて当
該圧力P3が低くなり、ブーム２を急降下させる
に十分な作動速度が得られなくなる。
本発明は、このような従来技術における実情に
鑑みてなされたもので、その目的は、油圧シリン
ダ収縮時における管路の破損に伴う負荷体の落下
を確実に防止できるとともに、ハンチングの発生
を防止でき、かつ、ホールデイングバルブのカウ
ンタバランス弁の開口面積を大きく設定すること
ができるクレーン兼用の油圧シヨベルの油圧回路
を提供することにある。
鑑みてなされたもので、その目的は、油圧シリン
ダ収縮時における管路の破損に伴う負荷体の落下
を確実に防止できるとともに、ハンチングの発生
を防止でき、かつ、ホールデイングバルブのカウ
ンタバランス弁の開口面積を大きく設定すること
ができるクレーン兼用の油圧シヨベルの油圧回路
を提供することにある。
この目的を達成するために本発明は、ブーム等
の負荷体を駆動する油圧シリンダと、この油圧シ
リンダの駆動を制御する方向切換弁とを備えると
ともに、油圧シリンダと方向切換弁との間に、か
つ、油圧シリンダの負荷体自重落下時戻り油側を
形成する管路に、カウンタバランス弁を有し、ク
レーン作業時の安全性を確保するホールデイング
バルブを備えたものにおいて、油圧シリンダと方
向切換弁との間に、かつ、油圧シリンダの負荷体
自重落下時供給油側を形成する管路に、上述した
カウンタバランス弁を作動させる定差減圧弁を設
けた構成にしてある。
の負荷体を駆動する油圧シリンダと、この油圧シ
リンダの駆動を制御する方向切換弁とを備えると
ともに、油圧シリンダと方向切換弁との間に、か
つ、油圧シリンダの負荷体自重落下時戻り油側を
形成する管路に、カウンタバランス弁を有し、ク
レーン作業時の安全性を確保するホールデイング
バルブを備えたものにおいて、油圧シリンダと方
向切換弁との間に、かつ、油圧シリンダの負荷体
自重落下時供給油側を形成する管路に、上述した
カウンタバランス弁を作動させる定差減圧弁を設
けた構成にしてある。
以下、本発明のクレーン兼用の油圧シヨベルの
油圧回路を図に基づいて説明する。
油圧回路を図に基づいて説明する。
第５図は本発明の一実施例を示す回路図であ
る。なおこの図において、前述した第３図に示す
ものと同じものは同一符号で示してある。
る。なおこの図において、前述した第３図に示す
ものと同じものは同一符号で示してある。
同第５図において、２４はホールデイングバル
ブ１２のカウンタバランス弁１５を作動させる定
差減圧弁で、ブームシリンダ５と方向切換弁１１
との間に、かつ、ブームシリンダ５の収縮時供給
油側を形成する管路１８に設けてある。カウンタ
バランス弁１５は定差減圧弁２４の入口圧力P4
と出口圧力P3との圧力差をパイロツト圧として
作動する。なお、２５は定差減圧弁２４のクラツ
キング圧を調整可能なスプリングである。
ブ１２のカウンタバランス弁１５を作動させる定
差減圧弁で、ブームシリンダ５と方向切換弁１１
との間に、かつ、ブームシリンダ５の収縮時供給
油側を形成する管路１８に設けてある。カウンタ
バランス弁１５は定差減圧弁２４の入口圧力P4
と出口圧力P3との圧力差をパイロツト圧として
作動する。なお、２５は定差減圧弁２４のクラツ
キング圧を調整可能なスプリングである。
上記した定差減圧弁２４は第６図に示す特性を
有しており、またこの定差減圧弁２４によつて作
動するカウンタバランス弁１５は第７図に示す特
性を有している。
有しており、またこの定差減圧弁２４によつて作
動するカウンタバランス弁１５は第７図に示す特
性を有している。
第６図は縦軸に入口圧力P4と出口圧力P3との
圧力差を、横軸に通過流量Q0をとつてある。ま
た同第６図中、αはクラツキング圧がPAのとき
の特性線を、βはクラツキング圧がPBのときの
特性線を、またΔPはクラツキング圧PBとクラツ
キング圧PAとの差を示している。なお、PB＞PA
の関係にあるものとする。この第６図から、定差
減圧弁２４の通過流量Q0が等しい場合、クラツ
キング圧の大きさに相応して入口圧力P4と出口
圧力P3との圧力差が変わることがわかる。
圧力差を、横軸に通過流量Q0をとつてある。ま
た同第６図中、αはクラツキング圧がPAのとき
の特性線を、βはクラツキング圧がPBのときの
特性線を、またΔPはクラツキング圧PBとクラツ
キング圧PAとの差を示している。なお、PB＞PA
の関係にあるものとする。この第６図から、定差
減圧弁２４の通過流量Q0が等しい場合、クラツ
キング圧の大きさに相応して入口圧力P4と出口
圧力P3との圧力差が変わることがわかる。
第７図は縦軸にカウンタバランス弁１５の開口
面積Ａを、横軸に当該カウンタバランス弁１５の
スプール変位をとつてある。また同第７図中、
S1，S2はそれぞれ第６図に示す特性線α，βに対
応するスプール変位を示しており、AA，ABは
これらのスプール変位S1，S2に相応する開口面積
Ａを示している。
面積Ａを、横軸に当該カウンタバランス弁１５の
スプール変位をとつてある。また同第７図中、
S1，S2はそれぞれ第６図に示す特性線α，βに対
応するスプール変位を示しており、AA，ABは
これらのスプール変位S1，S2に相応する開口面積
Ａを示している。
この第７図および上述した第６図から、カウン
タバランス弁１５の開口面積Ａは、、定差減圧弁
２４のクラツキング圧を変えることにより所望の
値に設定できることがわかる。すなわち、スプリ
ング２５を調整して定差減圧弁２４のクラツキン
グ圧を小さくすれば開口面積Ａは小さくなり、ボ
トム室１３から排出される流量が制限され、逆に
クラツキング圧を大きくすれば開口面積Ａは大き
くなり、ボトム室１３から排出される流量の制限
が緩和される。したがつて、クレーン作業時の安
全性を確保するホールデイングバルブ１２を流量
制御弁として活用することができる。
タバランス弁１５の開口面積Ａは、、定差減圧弁
２４のクラツキング圧を変えることにより所望の
値に設定できることがわかる。すなわち、スプリ
ング２５を調整して定差減圧弁２４のクラツキン
グ圧を小さくすれば開口面積Ａは小さくなり、ボ
トム室１３から排出される流量が制限され、逆に
クラツキング圧を大きくすれば開口面積Ａは大き
くなり、ボトム室１３から排出される流量の制限
が緩和される。したがつて、クレーン作業時の安
全性を確保するホールデイングバルブ１２を流量
制御弁として活用することができる。
なお、前述した第５図において、２６は定差減
圧弁２４に並例に配置され、管路１８から管路２
１に向う圧油の流れのみを許容する逆止弁であ
る。また２７はカウンタバランス弁１５のクラツ
キング圧を調整可能なスプリングで、前述した定
差減圧弁２４のスプリング２５を調整する代り
に、このスプリング２７を調整してカウンタバラ
ンス弁１５のクラツキング圧を変えることによつ
ても、前述と同様にホールデイングバルブ１２を
流量制御弁として活用することができる。
圧弁２４に並例に配置され、管路１８から管路２
１に向う圧油の流れのみを許容する逆止弁であ
る。また２７はカウンタバランス弁１５のクラツ
キング圧を調整可能なスプリングで、前述した定
差減圧弁２４のスプリング２５を調整する代り
に、このスプリング２７を調整してカウンタバラ
ンス弁１５のクラツキング圧を変えることによつ
ても、前述と同様にホールデイングバルブ１２を
流量制御弁として活用することができる。
この一実施例にあつては、方向切換弁１１を位
置Ａに切換えることにより、油圧ポンプ１０の圧
油が方向切換弁１１、管路２０、逆止弁１６、管
路１４を介してブームシリンダ５のボトム室１３
に供給され、またロツド室１７の圧油は管路１
８、逆止弁２６、管路２１、方向切換弁１１を介
してタンク２２に戻され、これによつてブームシ
リンダ５は伸長する方向に作動する。
置Ａに切換えることにより、油圧ポンプ１０の圧
油が方向切換弁１１、管路２０、逆止弁１６、管
路１４を介してブームシリンダ５のボトム室１３
に供給され、またロツド室１７の圧油は管路１
８、逆止弁２６、管路２１、方向切換弁１１を介
してタンク２２に戻され、これによつてブームシ
リンダ５は伸長する方向に作動する。
また、ブームシリンダ５の伸長動作中、すなわ
ち、ブーム上げ動作中に例えば管路２０が破損し
た場合には、ブーム２を含むフロントの自重によ
つてブームシリンダ５は収縮しようとするが、こ
のときブームシリンダ５のボトム室１３の圧油は
ホールデイングバルブ１２を構成する逆止弁１６
によつて流出が阻止され、ブームシリンダ５、す
なわちブーム２は停止状態に保持される。
ち、ブーム上げ動作中に例えば管路２０が破損し
た場合には、ブーム２を含むフロントの自重によ
つてブームシリンダ５は収縮しようとするが、こ
のときブームシリンダ５のボトム室１３の圧油は
ホールデイングバルブ１２を構成する逆止弁１６
によつて流出が阻止され、ブームシリンダ５、す
なわちブーム２は停止状態に保持される。
また、方向切換弁１１を位置Ｂに切換えること
により、油圧ポンプ１０の圧油が方向切換弁１
１、管路２１を介して定差減圧弁２４に供給され
る。そして、当該圧油がこの定差減圧弁２４のク
ラツキング圧以上になると定差減圧弁２４が開か
れ、油圧ポンプ１０からの圧油が管路１８を経て
ブームシリンダ５のロツド室１７に導かれる。ま
たこのとき、定差減圧弁２４の入口圧力P4と出
口圧力P3との圧力差に応じてカウンタバランス
弁１５が開かれ、ボトム室１３からの圧油が管路
１４、カウンタバランス弁１５、管路２０、方向
切換弁１１を介してタンク２２に戻され、これに
よつてブームシリンダ５は収縮する方向に作動す
る。なお、カウンタバランス弁１５のパイロツト
圧は定差減圧弁２４の入口圧力P4と出口圧力P3
との圧力差であるため、ロツド室１７に圧力変動
を生じてもカウンタバランス弁１５のスプールは
変位することがない。
により、油圧ポンプ１０の圧油が方向切換弁１
１、管路２１を介して定差減圧弁２４に供給され
る。そして、当該圧油がこの定差減圧弁２４のク
ラツキング圧以上になると定差減圧弁２４が開か
れ、油圧ポンプ１０からの圧油が管路１８を経て
ブームシリンダ５のロツド室１７に導かれる。ま
たこのとき、定差減圧弁２４の入口圧力P4と出
口圧力P3との圧力差に応じてカウンタバランス
弁１５が開かれ、ボトム室１３からの圧油が管路
１４、カウンタバランス弁１５、管路２０、方向
切換弁１１を介してタンク２２に戻され、これに
よつてブームシリンダ５は収縮する方向に作動す
る。なお、カウンタバランス弁１５のパイロツト
圧は定差減圧弁２４の入口圧力P4と出口圧力P3
との圧力差であるため、ロツド室１７に圧力変動
を生じてもカウンタバランス弁１５のスプールは
変位することがない。
そして、このようなブームシリンダ５の収縮動
作中に仮に管路２０が破損した場合には、方向切
換弁１１を中立位置Ｎに切換えればよく、これに
よつて、定差減圧弁２４の入口圧力P4と出口圧
力P3との間に圧力差を生じなくなり、その結果、
カウンタバランス弁１５は閉じられ、このカウン
タバランス弁１５によつてボトム室１３の圧油の
流出が阻止され、ブームシリンダ５すなわちブー
ム２は停止状態に保持される。
作中に仮に管路２０が破損した場合には、方向切
換弁１１を中立位置Ｎに切換えればよく、これに
よつて、定差減圧弁２４の入口圧力P4と出口圧
力P3との間に圧力差を生じなくなり、その結果、
カウンタバランス弁１５は閉じられ、このカウン
タバランス弁１５によつてボトム室１３の圧油の
流出が阻止され、ブームシリンダ５すなわちブー
ム２は停止状態に保持される。
この実施例にあつては、ブームシリンダ５の収
縮動作、すなわち、ブーム２の下降中にフロント
の慣性等によりロツド室１７に負圧を生じた場合
でも、定差減圧弁２４を通過する流量に変化を生
じることがなく、したがつて、当該定差減圧弁２
４の入口圧力P4と出口圧力P3との圧力差は一定
であり、カウンタバランス弁１５のスプールは変
位することがなく、このようなロツド室１７の圧
力変動によるハンチングを発生することがない。
またこのような場合、カウンタバランス弁１５の
スプールが変位しないことから、管路１４の圧力
P2の変動も少なく、それ故、ブームシリンダ５
が等速度で作動するまでの時間が早い。
縮動作、すなわち、ブーム２の下降中にフロント
の慣性等によりロツド室１７に負圧を生じた場合
でも、定差減圧弁２４を通過する流量に変化を生
じることがなく、したがつて、当該定差減圧弁２
４の入口圧力P4と出口圧力P3との圧力差は一定
であり、カウンタバランス弁１５のスプールは変
位することがなく、このようなロツド室１７の圧
力変動によるハンチングを発生することがない。
またこのような場合、カウンタバランス弁１５の
スプールが変位しないことから、管路１４の圧力
P2の変動も少なく、それ故、ブームシリンダ５
が等速度で作動するまでの時間が早い。
また、方向切換弁１１が中立位置Ｎの状態、つ
まりブームシリンダ５が動作していない状態であ
るならば、ブームシリンダ５のロツド室１７の圧
力の大きさにかかわりなくカウンタバランス弁１
５は閉じられ、したがつてブームシリンダ５は管
路２０が破損した場合にも収縮することはなく、
ブーム２の落下が確実に防止される。
まりブームシリンダ５が動作していない状態であ
るならば、ブームシリンダ５のロツド室１７の圧
力の大きさにかかわりなくカウンタバランス弁１
５は閉じられ、したがつてブームシリンダ５は管
路２０が破損した場合にも収縮することはなく、
ブーム２の落下が確実に防止される。
またこの一実施例にあつては、ロツド室１７の
圧力変動によるハンチングを生じることがないの
で、スプリング２５あるいはスプリング２７を適
宜調整することにより、カウンタバランス弁１５
の開口面積Ａを十分に大きく設定することができ
る。
圧力変動によるハンチングを生じることがないの
で、スプリング２５あるいはスプリング２７を適
宜調整することにより、カウンタバランス弁１５
の開口面積Ａを十分に大きく設定することができ
る。
またこの一実施例にあつては、ホールデイング
バルブ１２を流量制御弁として活用することがで
きるので、ブーム２の最大下降速度の制御が可能
となり、安全性がより向上する。
バルブ１２を流量制御弁として活用することがで
きるので、ブーム２の最大下降速度の制御が可能
となり、安全性がより向上する。
なお上記実施例では、負荷体としてブーム２を
挙げ、負荷体を駆動する油圧シリンダとしてブー
ムシリンダ５を挙げたが、本発明はこれに限ら
ず、例えば負荷体がアーム、油圧シリンダがアー
ムシリンダであつてもよい。
挙げ、負荷体を駆動する油圧シリンダとしてブー
ムシリンダ５を挙げたが、本発明はこれに限ら
ず、例えば負荷体がアーム、油圧シリンダがアー
ムシリンダであつてもよい。
本発明のクレーン兼用の油圧シヨベルの油圧回
路は、以上のように構成してあることから、油圧
シリンダの負荷体自重落下時における管路の破損
に伴う負荷体の落下を確実に防止でき、それ故、
従来に比べて安全性が向上する効果がある。ま
た、ハンチングの発生を防止でき、かつ、ホール
デイングバルブのカウンタバランス弁の開口面積
を大きく設定することができ、それ故、油圧シリ
ンダ収縮時における当該油圧シリンダの作動速度
に対する規制を緩和させることができ、バケツト
による岩石破壊作業等の作業性を従来に比べて向
上させることができる効果がある。
路は、以上のように構成してあることから、油圧
シリンダの負荷体自重落下時における管路の破損
に伴う負荷体の落下を確実に防止でき、それ故、
従来に比べて安全性が向上する効果がある。ま
た、ハンチングの発生を防止でき、かつ、ホール
デイングバルブのカウンタバランス弁の開口面積
を大きく設定することができ、それ故、油圧シリ
ンダ収縮時における当該油圧シリンダの作動速度
に対する規制を緩和させることができ、バケツト
による岩石破壊作業等の作業性を従来に比べて向
上させることができる効果がある。
第１図および第２図はクレーン兼用の油圧シヨ
ベルを示す説明図で、第１図は掘削作業時等にお
ける態様を例示する側面図、第２図はクレーン作
業時における態様を例示する側面図、第３図は従
来のクレーン兼用の油圧シヨベルの油圧回路の一
例を示す回路図、第４図は第３図に示す油圧回路
に備えられるカウンタバランス弁の構造を示す断
面図、第５図は本発明のクレーン兼用の油圧シヨ
ベルの油圧回路の一実施例を示す回路図、第６図
は第５図に示す一実施例に備えられる定差減圧弁
の特性を示す説明図、第７図は同じく第５図に示
す一実施例に備えられるカウンタバランス弁の特
性を示す説明図である。 １……本体、２……ブーム、３……アーム、４
……バケツト、５……ブームシリンダ、６……ア
ームシリンダ、７……バケツトシリンダ、８……
フツク、９……ワーク、１０……油圧ポンプ、１
１……方向切換弁、１２……ホールデイングバル
ブ、１３……ボトム室、１４，１８，２０，２１
……管路、１５……カウンタバランス弁、１６，
２６……逆止弁、１７……ロツド室、１９……メ
インリリーフ弁、２２……タンク、２４……定差
減圧弁、２５，２７……スプリング。
ベルを示す説明図で、第１図は掘削作業時等にお
ける態様を例示する側面図、第２図はクレーン作
業時における態様を例示する側面図、第３図は従
来のクレーン兼用の油圧シヨベルの油圧回路の一
例を示す回路図、第４図は第３図に示す油圧回路
に備えられるカウンタバランス弁の構造を示す断
面図、第５図は本発明のクレーン兼用の油圧シヨ
ベルの油圧回路の一実施例を示す回路図、第６図
は第５図に示す一実施例に備えられる定差減圧弁
の特性を示す説明図、第７図は同じく第５図に示
す一実施例に備えられるカウンタバランス弁の特
性を示す説明図である。 １……本体、２……ブーム、３……アーム、４
……バケツト、５……ブームシリンダ、６……ア
ームシリンダ、７……バケツトシリンダ、８……
フツク、９……ワーク、１０……油圧ポンプ、１
１……方向切換弁、１２……ホールデイングバル
ブ、１３……ボトム室、１４，１８，２０，２１
……管路、１５……カウンタバランス弁、１６，
２６……逆止弁、１７……ロツド室、１９……メ
インリリーフ弁、２２……タンク、２４……定差
減圧弁、２５，２７……スプリング。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 １ 負荷体を駆動する油圧シリンダと、この油圧
シリンダの駆動を制御する方向切換弁とを備える
とともに、上記油圧シリンダと上記方向切換弁と
の間に、かつ、上記油圧シリンダの負荷体自重落
下時戻り油側を形成する管路に、カウンタバラン
ス弁を有し、クレーン作業時の安全性を確保する
ホールデイングバルブを備えたクレーン兼用の油
圧シヨベルの油圧回路において、上記油圧シリン
ダと上記方向切換弁との間に、かつ、上記油圧シ
リンダの負荷体自重落下時供給油側を形成する管
路に、上記カウンタバランス弁を作動させる定差
減圧弁を設けたことを特徴とするクレーン兼用の
油圧シヨベルの油圧回路。 ２ 定差減圧弁は、そのクラツキング圧が調整可
能になつていることを特徴とする特許請求の範囲
第１項記載のクレーン兼用の油圧シヨベルの油圧
回路。 ３ カウンタバランス弁は、そのクラツキング圧
が調整可能になつていることを特徴とする特許請
求の範囲第１項記載のクレーン兼用の油圧シヨベ
ルの油圧回路。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8918483A JPS59217839A (ja) | 1983-05-23 | 1983-05-23 | クレ−ン兼用の油圧シヨベルの油圧回路 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8918483A JPS59217839A (ja) | 1983-05-23 | 1983-05-23 | クレ−ン兼用の油圧シヨベルの油圧回路 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS59217839A JPS59217839A (ja) | 1984-12-08 |
| JPH0329930B2 true JPH0329930B2 (ja) | 1991-04-25 |
Family
ID=13963654
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8918483A Granted JPS59217839A (ja) | 1983-05-23 | 1983-05-23 | クレ−ン兼用の油圧シヨベルの油圧回路 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS59217839A (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4711793B2 (ja) * | 2005-09-26 | 2011-06-29 | 株式会社加藤製作所 | ブーム起伏用油圧回路 |
| JP6982517B2 (ja) * | 2018-02-27 | 2021-12-17 | Ｋｙｂ−Ｙｓ株式会社 | 流体圧制御装置 |
| CN108773784A (zh) * | 2018-07-17 | 2018-11-09 | 北京市第三建筑工程有限公司 | 提升器 |
-
1983
- 1983-05-23 JP JP8918483A patent/JPS59217839A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS59217839A (ja) | 1984-12-08 |
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