JPH0329921Y2 - - Google Patents

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JPH0329921Y2
JPH0329921Y2 JP1986150790U JP15079086U JPH0329921Y2 JP H0329921 Y2 JPH0329921 Y2 JP H0329921Y2 JP 1986150790 U JP1986150790 U JP 1986150790U JP 15079086 U JP15079086 U JP 15079086U JP H0329921 Y2 JPH0329921 Y2 JP H0329921Y2
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train
grounding
guide rail
grounding wire
wire
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、ガイドレールに案内されて一定経路
を走行するバツテリー駆動型搬送用電車のアース
装置に関するものである。
(従来の技術及びその問題点) 搬送用電車を案内するガイドレールはアルミニ
ウム等の金属製であり、このガイドレール上を転
動する電車側の車輪は騒音防止等の観点から少な
くともレールと接触する周部がプラステイツクに
よつて構成される。従つて電車の走行に伴つて静
電気が発生し、当該電車が帯電することになる。
給電レールから電車の走行駆動用モーターに直
流電源電圧を供給するタイプの搬送用電車の場合
は、車体を前記給電レールのマイナス側にアース
しておくことにより、電車の帯電を防止すること
が出来るが、バツテリー駆動型の搬送用電車の場
合は、このような対策を講ずることが出来ない。
しかしながら、電車の帯電を放置すると、作業
者がこの電車や当該電車に搭載されている金属製
の被搬送物等に触れたときに電気シヨツクを受け
ることになるばかりでなく、電車走行経路中に金
属製の他物と接近する箇所がある場合に、電車と
当該他物との間で放電現象が生じ、この放電に起
因するノイズが当該電車の制御回路に誤動作を生
じさせることにもなる。
そこで電車の走行経路脇にアース用電線を敷設
し、このアース用電線に摺接するアース用接触端
子を電車側に取付けて、電車が帯電するのを防止
することが考えられるが、例えば実公昭51−
25041号公報に開示されたように、アース用電線
を電車案内用ガイドレールから離れた場所に架設
するときは、当該アース用電線と電車走行経路
(アース用接触端子の移動経路)との間の距離や
方位が略一定になるように前記アース用電線を精
度良く敷設しなければならず、電車案内用ガイド
レールとは別に、アース用電線を支持する部材や
保護用カバーが必要であることと相俟つて、コス
ト高になる。
(問題点を解決するための手段) 本考案は上記のような従来の問題点を解決する
ために成されたものであつて、その特徴は、後述
する実施例の参照符号を付して示せば、アース用
電線18とアース用接触端子16とを有する搬送
用電車3のアース装置であつて、前記アース用電
線18はガイドレール1に沿つて張設され、前記
ガイドレール1は搬送用電車3を案内する上下一
対のレール部材1a,1bを備えた縦断面コの字
形のもので、前記アース用電線18は当該ガイド
レール1の垂直部内側に張設されており、前記ア
ース用接触端子16は前記搬送用電車3に取付け
られ、且つ前記アース用電線18に摺接するよう
に構成された搬送用電車のアース装置を提案する
ものである。
(実施例) 以下に本考案の一実施例を添付の例示図に基づ
いて説明すると、第1図及び第2図に於いて、1
はガイドレールであつて、上下一対の溝形レール
部1a,1bを備えた縦断面コの字形のもので、
アルミニウム等の金属から構成され、吊り下げ部
材2により頭上適当高さに架設されている。3は
搬送用電車であつて、駆動トロリー4、従動トロ
リー5、及びこれら両トロリー4,5によつて前
記ガイドレール1から吊り下げられる電車本体3
aから構成され、当該電車本体3aには、前記両
トロリー4,5間に於いてバツテリー6と制御装
置7とが搭載され、前記電車本体3aの下側には
被搬送物8を支持するハンガー9が連設されてい
る。
前記駆動トロリー4には、前記ガイドレール1
の下側レール部1bに嵌合する駆動車輪10、こ
の駆動車輪10の前後で前記レール部1bに嵌合
する振れ止め用垂直軸ローラー11a,11b、
駆動車輪10の真上で前記ガイドレール1の上側
レール部1aに嵌合する振れ止め用垂直軸ローラ
ー11c、及びこのローラー11cの前後で前記
レール部1aに嵌合するバツクアツプローラー1
2a,12bが軸支され、更に前記駆動車輪10
にはブレーキ付きモーター13が連動連結されて
いる。このモーター13は、前記バツテリー6か
ら供給される電力により駆動され、前記制御装置
7により制御される。
前記従動トロリー5には、前記ガイドレール1
の下側レール部1bに嵌合する遊転車輪14、こ
の遊転車輪14の前後で前記レール部1bに嵌合
する振れ止め用垂直軸ローラー15a,15b、
及び遊転車輪14の真上で前記ガイドレール1の
上側レール部1aに嵌合する振れ止め用垂直軸ロ
ーラー15cが軸支され、更に前後一対のアース
用接触端子16が取り付けられている。これら両
トロリー4,5は、ガイドレール1の真下位置で
前記電車本体3aの巾方向中央位置に夫々垂直ピ
ン17の周りで相対回転自在に結合されている。
前記ガイドレール1にはアース用電線18が張
設されている。このアース用電線18は、前記ガ
イドレール1の上下一対のレール部1a,1bを
連結する垂直部内側に敷設され、前記アース用接
触端子16が摺接する。前記アース用接触端子1
6やアース用電線18は、従来の給電線給電タイ
プの搬送用電車、即ちガイドレール1に張設され
た給電線から集電子を介して供給される電力によ
り前記モーター13を駆動するタイプの搬送用電
車に使用されている給電線と集電子とをそのまま
転用することが出来る。
前記搬送用電車3は、バツテリー6から供給さ
れる電力によりモーター13を稼動させて駆動車
輪10を回転させることにより、ガイドレール1
に沿つて前進走行又は後進走行させ、ハンガー9
に支持されている被搬送物8を搬送することが出
来る。この電車3の走行に伴つて金属製のガイド
レール1と、少なくとも周部がプラステイツク製
の各車輪10,14及びローラー11a〜11
c,12a,12b,15a〜15cとが摺接す
ることにより、静電気が発生するが、この静電気
は電車3のアース用接触端子16からガイドレー
ル1側のアース用電線18に逃がされるので、電
車3が帯電することはない。
尚、電車3の発進、変速、及び所定位置での停
止等の走行制御は、地上側から光線、磁力、電波
等によつて電車3の制御装置7に与えられる制御
信号に基づいて自動的に行われる。
上記実施例ではバツテリー搭載の電車3に被搬
送物8を支持するハンガー9を連設したが、第3
図に示すように被搬送物8を支持するハンガー1
9を備えた被牽引台車20を前記電車3で牽引す
るように構成しても良い。21は電車3の後部に
設けた連結器であつて、ソレノイド等のアクチユ
エータ22により被牽引台車20の連結器23に
係合する位置と上方に外れる位置とに切り換えら
れる。前記被牽引台車20は、前記電車3の従動
トロリー5と同一構造の前後一対のフリートロリ
ー24,25によりガイドレール1から吊り下げ
られる。尚、被牽引台車20の後部にも連結器を
設けて、複数台の被牽引台車20を電車3で牽引
し得るように構成することも出来る。
上記のように被牽引台車20を使用する場合に
は、この被牽引台車20に於いて発生する静電気
は連結器23,21から電車3を経由してアース
用接触端子16に導かれ、アース用電線18に逃
がされるので、被牽引台車20が帯電することも
ない。勿論、被牽引台車20にもアース用電線1
8に摺接するアース用接触端子16を設けて、よ
り確実な帯電防止効果を得ることも出来る。
尚、上記実施例では懸垂形モノレールタイプの
電車3を使用したが、電車の支持案内形式はこれ
に限定されない。勿論、被搬送物の支持形式も吊
り下げタイプに限定されない。
(考案の作用及び効果) 以上のように本考案のバツテリー搭載電車利用
の搬送装置によれば、仮に、金属製のガイドレー
ルに接触する電車側の車輪やローラー等の全てが
レールと接触する部分をプラステイツクで構成さ
れたものであつて、電車の走行に伴つて発生する
静電気を前記ガイドレールには全く逃がすことが
出来ないような状況であつても、この静電気を電
車側のアース用接触端子からガイドレール側のア
ース用電線に逃がし、電車が帯電することを防止
することが出来る。従つて、先に説明したように
作業者が電気シヨツクを受けるような事態や放電
火花によつて制御機器が誤動作するような事態を
回避することが出来る。
しかも本考案によれば、アース用電線の張設箇
所が単に搬送用電車の走行経路脇というだけでな
く、当該搬送用電車を案内するガイドレールその
もの、それも、搬送用電車を案内する上下一対の
レール部を備えた縦断面コの字形のガイドレール
の垂直部内側に張設されており、従つて、搬送用
電車に取付けられているアース用接触端子と前記
アース用電線との間の距離や方位を一定に維持し
てアース用電線を張設することが容易であり、延
いては、搬送用電車の走行に伴うアース用電線と
アース用接触端子との摺接を良好に行わせること
が出来る。
更に、電車案内用ガイドレールがアース用電線
の支持部材と保護用カバーを兼ねることになり、
コストダウンを図ることが出来ると共に、他物が
アース用電線に付着したり絡んだりする恐れも殆
どなくなり、安全である。
【図面の簡単な説明】
第1図は側面図、第2図は縦断正面図、第3図
は別の実施例を示す側面図である。 1……金属製のガイドレール、1a,1b……
上下一対のレール部、3……搬送用電車、4……
駆動トロリー、5……従動トロリー、6……バツ
テリー、7……制御装置、8……被搬送物、9,
19……ハンガー、10……駆動車輪、14……
遊転車輪、16……前後一対のアース用接触端
子、18……アース用電線、20……被牽引台
車、21,23……連結器。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 アース用電線18とアース用接触端子16とを
    有するバツテリー駆動型搬送用電車3のアース装
    置であつて、 前記アース用電線18はガイドレール1に沿つ
    て張設されたものであり、前記ガイドレール1は
    搬送用電車3を案内する上下一対のレール部1
    a,1bを備えた縦断面コの字形のもので、前記
    アース用電線18は当該ガイドレール1の垂直部
    内側に張設されており、 前記アース用接触端子16は前記搬送用電車3
    に取付けられ、且つ前記アース用電線18に摺接
    するものである、 搬送用電車のアース装置。
JP1986150790U 1986-09-30 1986-09-30 Expired JPH0329921Y2 (ja)

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5125041U (ja) * 1974-08-14 1976-02-24

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS6013202Y2 (ja) * 1979-06-06 1985-04-26 三菱電機株式会社 電気車の接地回路

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JPS5125041U (ja) * 1974-08-14 1976-02-24

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