JPH03297795A - 車椅子乗用踏段付エスカレータ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ この発明は身体障害者用の車椅子と、一般乗客とともに
利用できるエスカレータに関するものである。

［従来の技術］ 車椅子乗用踏段付エスカレータに関しては実開昭５９−
２２２７９号公報や特願昭６３−１６３４１３号に示す
ものなどが提案されている。

［発明が解決しようとする課題］ 従来の車椅子乗用踏段付きエスカレータでは。

車椅子運転状態では、可動踏板などの可動体を上昇させ
た場合など、可動体と踏段の両側に近接して配設された
スカートパネルとの隙間が２通常運転時の踏段の両側と
スカートパネルとの隙間よりも広いことにより、一般乗
客が車椅子踏段に乗ったり近づいたりした場合に危険で
あるという問題点があった。

このため車椅子乗用時に、確実に一般利用者が入らない
ように自動開閉ゲートを設けるなど装置が大がかりとな
る。又付添の係員を配置して仕切チェーンで一般利用者
をしゃ断する場合は９乗降客の流れを著しく阻害したり
あるいは乗降口に複数の係員を必要とするなどの問題点
があった。

この発明は、上記のような問題点を解決するためになさ
れたもので、車椅子運転状態で一般乗客が確実に可動体
を存する踏段と離れて通常踏段に（１） （２） 乗るようにすることにより、効率的でしかも安全性が高
い車椅子乗用踏段付きエスカレータを得ることを目的と
している。

［課題を解決するための手段］ エスカレータの乗込口に車椅子乗用を報知する手段を設
け、この報知により第１の警報を発して一般乗降客の利
用を停止させるとともにこの警報中にエスカレータへの
侵入者を検知した場合にさらに第２の警報手段により警
報を発するものである。

［作用］ 一般の利用者がエスカレータを共用でき、かつ車椅子を
乗用する際所定の間は２重の警報により一般利用者の利
用を停止上するので安全が確保できる。

「実施例」 以下、この発明の一実施例を図について説明する。

第１図、第２図において、（１）は水平な上、下端部（
Ｉａ）、　（ｌｂ）間に傾斜した中間部（ＩＣ）が設け
られ（３） た主枠、（２）は主枠（１）内に設けられレールを主体
として構成された無端状の循環路であり、循環路（２）
は、主枠（１）の上面側に往路（２ａ）が、上、下端部
（’ｌａ）、　（ｌｂ）に反転部（２ｂ）が、底面側に
帰路（２ｃ）がそれぞれ形成されている。（３）は循環
路（２）に沿って配置された多数の通常踏段、　（４）
、　（５）、　（６）は通常踏段（３）間に前後方向に
並べて配置された車椅子乗用踏段であり、上昇走行時に
前側となる車椅子乗用踏段（４）は傾斜踏板を有し、中
間の車椅子乗用踏段（５）は操作機構を有し、上昇走行
時に後側となる車椅子乗用踏段（６）は可動踏板および
車止めを有している。−ヒ記踏段（３）、　（４）、　
（５’）、　（６）は、軸がそれぞれ無端状の左、右踏
段鎖（７）に連結され、駆動機によって踏段鎖（７）が
駆動されることで、循環路（２）に沿って上昇、下降走
行されるように構成されている。（８）は乗降口、（９
）は欄干、　（１０）はゲート（１１）は仕切柵、（１
，２）は車椅子利用報知ボタン、（１３）は乗込可否報
知手段、　（１４）は光電検出装置；（１５）は車椅子
、（１６）は車椅子運転切換スイッチ、（＋７）は車椅
子運転起動スイッチ、　（１８）は床板、（１９）はア
クチ（４） ュエータ、　（２４）は乗込可否キーである。

第１図、第２図における動作を第３図にて説明する。車
椅子（１５）の利用者が車椅子乗用踏段（４）。

（５）、　（６）に乗用しようとする場合は先ず乗用口
（８）るボタン（１２）を押す（ステップ１）。このボ
タン（１２）の信号を検出してゲート（１０）及び欄干
（９）部に設けられた一般乗降客に対する乗込可否報知
手段（１３）が一般客の乗り込み停止を表示する（ステ
ップ２）。

第１図の例では２乗降口欄干（９）部に侵入禁止表示（
１３）例えば“Ｘ”と乗り込み可の表示例えば“↑”の
２つの表示を設けている。両者は同時に点灯することは
なく、エスカレータ本体側からの信号でどちらか一方が
点灯する。この表示例を第４図に示す。又各機器の接続
の構成を第５図に示す。

（２０）はスイッチ、　（２１）は制御装置、　（２２
）はエスカレータ本体駆動部、　（２３）は車椅子乗用
踏段駆動部である。

即ち２通常運転時においては、ＵＰ、ＤＯＷＮスイッチ
（図示せず）の操作により、上昇運転時は下部乗り込み
側は乗り込み可の表示が、上部降り口側は侵入禁止の表
示が出る。下降運転時は一ヒ部乗り込み側は乗り込み可
の表示が、下部降り口側は侵入禁止の表示がでる。車椅
子運転報知時日動的にこのキー操作信号により、各々の
乗り口側の表示も侵入禁止表示に変わる。これは、車椅
子乗り込み時、エスカレータは一旦停止する。乗り込み
完了後、エスカレータを再起動させることになるが、一
般の利用者はこの僅かの時間、後ろを振り向いたり１歩
いたりする可能性があり、一般利用者を乗せた状態での
再起動は危険である。従って、この時点で侵入禁止表示
を出すことが必要である。車椅子乗り込み時、エスカレ
ータを一旦停止させると述べたがこの時、一般利用者に
とってＩＦまった状態でこのエスカレータが上昇運転中
であるか、下降運転中であるか判別できない。この点、
逆方向からの侵入を防止する意味で、降り口側の侵入防
止表示は効果がある。スイッチ（１６）に（５） （６） より車椅子運転に切換え（ステップ３）て車椅子を車椅
子が利用可能な踏段に乗せた後、車椅子運転を開始する
スイッチ（エフ）を入れる（ステップ４）。

車椅子を降ろす時、エスカレータを止めずに降ろすこと
ができる車椅子乗用踏段付きエスカレータテハ、この時
点で一般利用者がエスカレータを利用することを許可さ
れる。しかし、車椅子運転起動スイッチを入れた直後で
は、車椅子乗用踏段に一般利用者が近付くことになり１
次の場合を考えると危険である。すなわち、車椅子が降
りる際、降りる動作に僅かの余裕時間もなくなる。万一
、降り口への乗り上げを失敗した場合、すぐうしろから
、一般利用者がきており、一般利用者が集中し危険とな
る。また、車椅子乗用踏段自身、車止が突出したり変化
する場合も多く、あまり、一般の人を近付けるのはよく
ない。したがって、この余裕時間をとって２表示を乗り
込み可表示に替えるこの時間は踏段（３）に設けたアク
チュエータ（１９）と本体側に設けたスイッチ（２０）
による信号で表示を替える（ステップ７．８）。これ以
後、このエスカレ（７） 一部は車椅子利用者と一般利用者の同時利用が可能であ
り乗り口側の表示は乗り込み可表示が継続して出される
。

一方、安全装置が働いたり、故障等でエスカレータが一
旦停止した場合は、一般利用者は乗り込ませることはで
きないので２表示を侵入禁止に替える。

第６図に表示についての他の実施例を示す。表示盤はエ
スカレータ欄干部に設けるのではなく。

天井から吊したものを提案している。車椅子運転起動ス
イッチを入れた後、タイマーにより一定時間経過後１表
示を替えるものでもよい。

又乗込可否表示（１３）はオートアナウンスによるガイ
ダンス放送でもよい。さらに、このエスカレータにおい
ては、ゲート（１０）に光電検出装置（１４）が設けて
あり２乗込可否表示（１３）が禁止を表示している際、
侵入者の検知を行い（ステップ５）、もし検知があれば
ブザー等で警告を発する（ステップ６）。この侵入検知
は逆乗込側を車椅子乗用運転中生かしておく（ステップ
９．１０）。又この警報は乗（８） 込可否表示後若干時間をおいて作動させてもよいなお車
椅子利用報知ボタン（Ｊ２）を係員呼びボタンとしても
良い。呼ばれた係員は乗込可否表示キー　（２４）を操
作して乗客の降りたことを確認して車椅子運転切換スイ
ッチ（１６）、車椅子運転起動スイッチ（１７）等の操
作を行う。

乗込側の表示が一定時限後、利用可に変わり、同時にガ
イダンス放送も変更される。但し降り側の表示は利用不
可のままであり、逆乗込に対しては放送やブザーで警告
される。なおこのブザー警告は２０秒間程度続ける。

以上の構成により、一般利用者が車椅子と同時に乗って
は危険と思われる区間では侵入が禁止され２問題がない
区間では乗り込みが可となる。

［発明の効果］ 以−Ｆのようにこの発明によれば、車椅子を乗用する際
、所定の間は２重の警報により一般利用者の利用を停止
するので効率的でしかも安全性が高い車椅子乗用踏段付
エスカレータを得ることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図及び第２図はこの発明のエスカレータの一例を示
す全体概念図、第３図はこの発明のエスカレータの動作
を示すフローチャート、第４図はこの発明のエスカレー
タの一部斜視図、第５図はこの発明のエスカレータの一
部構成図、第６図は他の実施例の説明図である。 （８）は乗降口、　（１２）は車椅子利用報知ボタン。 （１３）は乗込可否報知手段、　（１４）は光電検出装
置を示す。 なお図中同一符号は同−又は相当部分を示す。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. エスカレータの乗込口付近に配設され、車椅子の乗用を
   報知する車椅子利用報知手段と、上記車椅子利用報知手
   段の動作を検知後、乗降口付近にて所定の間一般乗降客
   の利用停止を知らせる第１の警報手段と、上記第１の警
   報手段が利用停止を警報している上記エスカレータの乗
   降口を監視し上記エスカレータへの侵入者を検知した場
   合に警報を発する第２の警報手段と、を備えた車椅子乗
   用踏段付エスカレータ。