JPH03297623A - 収納容器の製造方法 - Google Patents
収納容器の製造方法Info
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Landscapes
- Blow-Moulding Or Thermoforming Of Plastics Or The Like (AREA)
- Containers Having Bodies Formed In One Piece (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業、I−、の利用分野)
この発明は収納容器の製造方法に関し、特には食品や物
品のための物品収容部を有する包装用容器の真空成形方
法に関する。
品のための物品収容部を有する包装用容器の真空成形方
法に関する。
(従来の技術)
肉類あるいは魚類もしくは加工食品等の水分を多量に含
む食品のトレー容器として、各種の合成樹脂成形品より
なる容器本体内底面に水分吸収用の発泡樹脂シートを載
置したものがしばしば用いられている。現状では、これ
らは、成形後の容器に必要な大きさに裁断した発泡シー
トを一枚ずつ挿入して製造しているのであるが、製造効
率が悪い上に1発泡シートが容器の包装あるいは移送時
さらには使用の際に脱落したり、ずれたりする問題があ
った。
む食品のトレー容器として、各種の合成樹脂成形品より
なる容器本体内底面に水分吸収用の発泡樹脂シートを載
置したものがしばしば用いられている。現状では、これ
らは、成形後の容器に必要な大きさに裁断した発泡シー
トを一枚ずつ挿入して製造しているのであるが、製造効
率が悪い上に1発泡シートが容器の包装あるいは移送時
さらには使用の際に脱落したり、ずれたりする問題があ
った。
また、例えばぶどう等の高級果実の包装容器として、容
器内に薄い柔軟材よりなる吊底部を形成したものが知ら
れているが、容器本体の成形後に吊底部を形成するので
製造工程が煩雑となり、またコストも高くつく。
器内に薄い柔軟材よりなる吊底部を形成したものが知ら
れているが、容器本体の成形後に吊底部を形成するので
製造工程が煩雑となり、またコストも高くつく。
(発明が解決しようとする課題)
この発明は、上のような状況に鑑みて、−回の工程で、
容器本体の成形と容器の物品収容部に発泡樹脂シートか
らなる吊底部を成形することができる極めて簡単かつ容
易な製造方法を提供することを目的とするものである。
容器本体の成形と容器の物品収容部に発泡樹脂シートか
らなる吊底部を成形することができる極めて簡単かつ容
易な製造方法を提供することを目的とするものである。
(課題を解決するための手段)
すなわち、この発明は、成形品の基本的形状を規定する
基体樹脂シートに発泡樹脂シートを接合してなる少なく
とも2層以上の複合シート材を、成形品の物品収容部の
ための凹部を設けた真空成形型に前記発泡樹脂シートが
上面側となるように載置して真空成形するとともに、前
記凹部に対応するシート材位置に該凹部の深さより浅く
なるように突部材を押し込み、もって前記発泡樹脂シー
トが前記基体層樹脂シートの底部より浮き上げて成形す
ることを特徴とする収納容器の製造方法に係る。
基体樹脂シートに発泡樹脂シートを接合してなる少なく
とも2層以上の複合シート材を、成形品の物品収容部の
ための凹部を設けた真空成形型に前記発泡樹脂シートが
上面側となるように載置して真空成形するとともに、前
記凹部に対応するシート材位置に該凹部の深さより浅く
なるように突部材を押し込み、もって前記発泡樹脂シー
トが前記基体層樹脂シートの底部より浮き上げて成形す
ることを特徴とする収納容器の製造方法に係る。
(実施例)
以下添付の図面に従って実施例を説明すると、第1図は
この発明によって得らえた収納容器の一例を示す果実用
包装容器の斜視図、第2図はその一部の拡大断面図、第
3図は複合シートの一例を示す拡大断面図、第4図はこ
の発明方法の一実施例を表わす成形型の要部の断面図で
ある。
この発明によって得らえた収納容器の一例を示す果実用
包装容器の斜視図、第2図はその一部の拡大断面図、第
3図は複合シートの一例を示す拡大断面図、第4図はこ
の発明方法の一実施例を表わす成形型の要部の断面図で
ある。
第1図およびその一部断面図である第2図に示したよう
に、例えば杭用の包装用容器10は、または複数の物品
収容部11を有するトレー状の容器本体12の上面側が
発泡樹脂シート層13によって覆われているとともに、
前記物品収容部11には該発泡樹脂シート層13による
吊底部14が形成されてなるものである。従って、容器
本体12の底部16と吊底部15との間には空間Sが形
成される。
に、例えば杭用の包装用容器10は、または複数の物品
収容部11を有するトレー状の容器本体12の上面側が
発泡樹脂シート層13によって覆われているとともに、
前記物品収容部11には該発泡樹脂シート層13による
吊底部14が形成されてなるものである。従って、容器
本体12の底部16と吊底部15との間には空間Sが形
成される。
第3図は第1図の容器lOを成形するための複合シート
20の一例を示すものである。図示したように、この複
合シー)10は、成形品の基本的形状を規定する基体樹
脂シー)21に発泡樹脂シート22を接合してなる少な
くとも2層以上の複合材よりなる。
20の一例を示すものである。図示したように、この複
合シー)10は、成形品の基本的形状を規定する基体樹
脂シー)21に発泡樹脂シート22を接合してなる少な
くとも2層以上の複合材よりなる。
上記構成において、基体樹脂シート21の肉厚は100
〜3000ミクロン、発泡樹脂シート22の肉厚は、0
.5〜5mmが経済的である。
〜3000ミクロン、発泡樹脂シート22の肉厚は、0
.5〜5mmが経済的である。
そして、基体樹脂シート21の基材としては、ポリプロ
ピレン、塩化ビニル樹脂、ハイインパクトポリスチレン
樹脂等の非発泡樹脂、あるいは嵩密度が0.03〜o、
sg/cm”の発泡ボリスチレンペーハー (P S
P ) 、架橋発泡ポリエチレン、発泡ポリプロピレン
等の発泡樹脂を用いることができる。断熱性あるいは緩
衝性等の点では後者の発泡樹脂が好ましく用いられる。
ピレン、塩化ビニル樹脂、ハイインパクトポリスチレン
樹脂等の非発泡樹脂、あるいは嵩密度が0.03〜o、
sg/cm”の発泡ボリスチレンペーハー (P S
P ) 、架橋発泡ポリエチレン、発泡ポリプロピレン
等の発泡樹脂を用いることができる。断熱性あるいは緩
衝性等の点では後者の発泡樹脂が好ましく用いられる。
また、発泡樹脂シート22の基材としては、通常は連通
気泡構造のポリウレタンフォームが使用される。なお、
実施例のポリウレタンフォームの物性は、延び率(JI
S K−6301)が120〜180%、見掛は密度
(JIS K−6401)が10〜40g7文、反発
弾性率(J I 5K−6401)が25〜50%、圧
縮残留歪(JIS K−6401)が10%以下のも
のを用いた。なお、実験によれば、上記ポリウレタンフ
ォームの伸び率が120%未満では、トレイ容器に果物
を収納したとき果物の収まりが悪く、また反発弾性率が
25%未満では輸送時における容器のクツション性が十
分でないが、しかしながら逆に高過ぎると果物の収納ト
レイへの収まりが悪い。
気泡構造のポリウレタンフォームが使用される。なお、
実施例のポリウレタンフォームの物性は、延び率(JI
S K−6301)が120〜180%、見掛は密度
(JIS K−6401)が10〜40g7文、反発
弾性率(J I 5K−6401)が25〜50%、圧
縮残留歪(JIS K−6401)が10%以下のも
のを用いた。なお、実験によれば、上記ポリウレタンフ
ォームの伸び率が120%未満では、トレイ容器に果物
を収納したとき果物の収まりが悪く、また反発弾性率が
25%未満では輸送時における容器のクツション性が十
分でないが、しかしながら逆に高過ぎると果物の収納ト
レイへの収まりが悪い。
さらに、圧縮残留歪が10%を超えるとトレイ容器のク
ツション性が悪く、果物が傷つき易くなることがわかっ
た。
ツション性が悪く、果物が傷つき易くなることがわかっ
た。
上記した基体樹脂シー)21と発泡樹脂シート22は、
第3図のように通常、接着剤23によって一体に接着さ
れる。ここで、使用される接着剤23としてはエチレン
・酢酸ビニル共重合体、サーリン、低密度ポリエチレン
等の比較的融点の低い樹脂フィルムが用いられる。
第3図のように通常、接着剤23によって一体に接着さ
れる。ここで、使用される接着剤23としてはエチレン
・酢酸ビニル共重合体、サーリン、低密度ポリエチレン
等の比較的融点の低い樹脂フィルムが用いられる。
そして、−Fの複合シー)20を用いて容器を成形する
例が第4図に図示される。
例が第4図に図示される。
第4図の符号30は公知の真空成形型で、成形品の物品
収容部のための凹部31と、該凹部31に真空吸引部3
2.32が設けられている。そして、この真空成形型3
0に前記発泡樹脂シート22がL面側となるように前記
シート材20を載置して真空成形がなされる。このとき
、前記凹部31に対応するシート材位置に該凹部31の
深さaよりも浅い深さbを有する突部材35が、図のよ
うに押し込まれる。突部材35の深さおよび底面形状は
当該容器の性質ならびに機能等によって適宜設計するこ
とができる9図の実施例では第2図の容器10の例のよ
うに、吊代部15の底面をやや傾斜して形成している。
収容部のための凹部31と、該凹部31に真空吸引部3
2.32が設けられている。そして、この真空成形型3
0に前記発泡樹脂シート22がL面側となるように前記
シート材20を載置して真空成形がなされる。このとき
、前記凹部31に対応するシート材位置に該凹部31の
深さaよりも浅い深さbを有する突部材35が、図のよ
うに押し込まれる。突部材35の深さおよび底面形状は
当該容器の性質ならびに機能等によって適宜設計するこ
とができる9図の実施例では第2図の容器10の例のよ
うに、吊代部15の底面をやや傾斜して形成している。
また、容器本体に補強または緩衝用のリブまたは突起等
を適宜設けることは全く自由である。
を適宜設けることは全く自由である。
このように成形することによって、複合シート材20の
発泡樹脂シート22が基体樹脂シート21より引き剥さ
れ、両者の間に空間Sが作出され、所期の吊代部15が
形成される。これは、基体樹脂シート21の真空引きに
よる延展性が発泡樹脂シート22の延展性よりも大きい
ことによる。なお、突部材35の凹部31内に対する侵
入率を約40〜80%とし、突部材35と凹部31の間
隙Sを概ね4〜20mm、望ましくは5〜15mmとす
ることが好ましい。
発泡樹脂シート22が基体樹脂シート21より引き剥さ
れ、両者の間に空間Sが作出され、所期の吊代部15が
形成される。これは、基体樹脂シート21の真空引きに
よる延展性が発泡樹脂シート22の延展性よりも大きい
ことによる。なお、突部材35の凹部31内に対する侵
入率を約40〜80%とし、突部材35と凹部31の間
隙Sを概ね4〜20mm、望ましくは5〜15mmとす
ることが好ましい。
(効果)
以上図示し、説明したように、この発明方法によれば、
−回の工程で、極めて簡単かつ容易に、容器本体の成形
と容器の物品収容部に発泡樹脂シートからなる吊代部を
成形することができる。特に、この発明によれば、真空
成形型の型面に形成された物品収容部のための凹部に押
し込むべき突部材の深さおよび形状を自在に変えること
によって、容器の性質、用途等に要求される所望の吊代
部を簡単に成形できるという、極めて大きなメリットを
有する。
−回の工程で、極めて簡単かつ容易に、容器本体の成形
と容器の物品収容部に発泡樹脂シートからなる吊代部を
成形することができる。特に、この発明によれば、真空
成形型の型面に形成された物品収容部のための凹部に押
し込むべき突部材の深さおよび形状を自在に変えること
によって、容器の性質、用途等に要求される所望の吊代
部を簡単に成形できるという、極めて大きなメリットを
有する。
第1図はこの発明によって得られた収納容器の一例を示
す果実用包装容器の斜視図、第2図はその一部の拡大断
面図、第3図は複合シートの一例を示す拡大断面図、第
4図はこの発明方法の一実施例を表わす成形型の要部の
断面図である。 lO・・・果実用包装用容器、11・・・物品収容部、
12・・・容器本体、13・・・発泡樹脂シート層、1
5・・・吊代部、16・・・容器底部、20・・・複合
シート材、21・・・基体樹脂シート、22・・・発泡
樹脂シート、23・・・接着剤層、30・・・真空成形
型、31・・・凹部、35・・・突部材。
す果実用包装容器の斜視図、第2図はその一部の拡大断
面図、第3図は複合シートの一例を示す拡大断面図、第
4図はこの発明方法の一実施例を表わす成形型の要部の
断面図である。 lO・・・果実用包装用容器、11・・・物品収容部、
12・・・容器本体、13・・・発泡樹脂シート層、1
5・・・吊代部、16・・・容器底部、20・・・複合
シート材、21・・・基体樹脂シート、22・・・発泡
樹脂シート、23・・・接着剤層、30・・・真空成形
型、31・・・凹部、35・・・突部材。
Claims (1)
- 成形品の基本的形状を規定する基体樹脂シートに発泡樹
脂シートを接合してなる少なくとも2層以上の複合シー
ト材を、成形品の物品収容部のための凹部を設けた真空
成形型に前記発泡樹脂シートが上面側となるように載置
して真空成形するとともに、前記凹部に対応するシート
材位置に該凹部の深さより浅くなるように突部材を押し
込み、もって前記発泡樹脂シートが前記基体層樹脂シー
トの底部より浮き上げて成形することを特徴とする収納
容器の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2099909A JPH03297623A (ja) | 1990-04-16 | 1990-04-16 | 収納容器の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2099909A JPH03297623A (ja) | 1990-04-16 | 1990-04-16 | 収納容器の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03297623A true JPH03297623A (ja) | 1991-12-27 |
Family
ID=14259908
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2099909A Pending JPH03297623A (ja) | 1990-04-16 | 1990-04-16 | 収納容器の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH03297623A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB2454881A (en) * | 2007-11-20 | 2009-05-27 | Gkn Aerospace Services Ltd | Mould with suction holes for forming a diaphragm |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61100434A (ja) * | 1984-10-23 | 1986-05-19 | Sekisui Plastics Co Ltd | 果実の包装用容器の成形方法 |
JPS62234914A (ja) * | 1985-12-13 | 1987-10-15 | Otsuka Hoso Kogyo Kk | クツシヨン性を有する包装容器の製造法 |
JPH03262631A (ja) * | 1990-03-13 | 1991-11-22 | Ikeguchi Kogyo:Kk | 食品用トレーおよびその製法 |
-
1990
- 1990-04-16 JP JP2099909A patent/JPH03297623A/ja active Pending
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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GB2454881B (en) * | 2007-11-20 | 2010-03-17 | Gkn Aerospace Services Ltd | Diaphragm forming |
US8162652B2 (en) | 2007-11-20 | 2012-04-24 | Gkn Aerospace Services Limited | Diaphragm forming |
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