JP2014213876A - 気泡シート包装成形品及びその製造方法 - Google Patents

気泡シート包装成形品及びその製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】気泡シートのみを使用して安価に製造することができる気泡シート包装成形品及びその製造方法を提供する。
【解決手段】気泡シート包装成形品10は、下側シート層22の上面に粒状気泡層21を一体に有する気泡シート20の下側シート層22側を外面側とする収容凹部11が真空成形によって成形されていることを特徴とする。気泡シート包装成形品10の製造方法は、下側シート22の上面に粒状気泡層21を一体に有する気泡シート20を用い、気泡シート20を加熱するとともに、気泡シート20のシート層22を成形型50の凹部52に載置し真空吸引して成形することを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、気泡シート包装成形品及びその製造方法に関する。
果物や野菜等の傷付きやすい物品は、トレーや包装材等の包装成形品に収容されて保護される。これらの包装成形品は、発泡合成樹脂や熱可塑性樹脂等の材料を用いて所定の形状に成形される。
ところで、発泡合成樹脂や熱可塑性樹脂等よりも安価で保護性に優れた材料として、下側シート層の上面に粒状気泡層が積層された気泡シートが知られており、様々な物品の緩衝材として広く利用されている。
しかしながら、気泡シートは特定の形状に賦形することが困難である。気泡シートを特定形状に成形しようとする場合、例えば、発泡樹脂シート等の賦形しやすい材料からなる裏打ち材等を用いる必要があった(例えば、特許文献1参照。)。そのため、包装成形品に気泡シートを用いた場合は、保護性は向上するものの、製造コストがかさんで経済的に不利であった。
そこで、本発明者は、裏打ち材等を用いることなく気泡シートのみを使用して安価に製造することができる気泡シート包装成形品及びその製造方法を発明するに至った。
実用新案登録第3171266号公報
本発明は、前記の点に鑑みなされたものであって、気泡シートのみを使用して安価に製造することができる気泡シート包装成形品及びその製造方法を提供するものである。
すなわち、請求項1の発明は、下側シート層の上面に粒状気泡層を一体に有する気泡シートの前記下側シート層側を外面側とする収容凹部が真空成形によって成形されていることを特徴とする気泡シート包装成形品に係る。
請求項2の発明は、粒状気泡層の上下面に下側シート層及び上側シート層を一体に有する気泡シートに収容凹部が真空成形によって成形されていることを特徴とする気泡シート包装成形品に係る。
請求項3の発明は、前記成形品がそれ自体で屈曲しない保形性を有する請求項1又は2に記載の気泡シート包装成形品に係る。
請求項4の発明は、下側シートの上面に粒状気泡層を一体に有する気泡シートを用い、前記気泡シートを加熱するとともに、前記気泡シートのシート層を成形型の凹部に載置し真空吸引して成形することを特徴とする気泡シート包装成形品の製造方法に係る。
請求項5の発明は、粒状気泡層の上下面に下側シート層及び上側シート層を一体に有する気泡シートを用い、前記気泡シートを加熱するとともに、前記気泡シートを成形型の凹部に載置し真空吸引して成形することを特徴とする気泡シート包装成形品の製造方法に係る。
請求項6の発明は、前記真空成形時に前記成形型の凹部に対応する凸部を備えたアシスト型を使用する請求項4又は5に記載の気泡シート包装成形品の製造方法に係る。
請求項7の発明は、前記真空成形時における前記気泡シート温度が40〜100℃である請求項4ないし6のいずれかに記載の気泡シート包装成形品の製造方法に係る。
請求項1の発明に係る気泡シート包装成形品は、下側シート層の上面に粒状気泡層を一体に有する気泡シートの前記下側シート層側を外面側とする収容凹部が真空成形によって成形されているため、安価に製造することができる。
請求項2の発明に係る気泡シート包装成形品は、粒状気泡層の上下面に下側シート層及び上側シート層を一体に有する気泡シートに収容凹部が真空成形によって成形されているため、高い強度を備えるとともに安価に製造することができる。
請求項3の発明は、請求項1又は2において、前記成形品がそれ自体で屈曲しない保形性を有するため、当該包装成形品の使用時の変形を抑制することができる。
請求項4発明に係る気泡シート包装成形品の製造方法は、下側シートの上面に粒状気泡層を一体に有する気泡シートを用い、前記気泡シートを加熱するとともに、前記気泡シートのシート層を成形型の凹部に載置し真空吸引して成形するため、気泡シートのみを使用して安価に気泡シート包装成形品を製造することができる。
請求項5の発明に係る気泡シート包装成形品の製造方法は、粒状気泡層の上下面に下側シート層及び上側シート層を一体に有する気泡シートを用い、前記気泡シートを加熱するとともに、前記気泡シートを成形型の凹部に載置し真空吸引して成形するため、気泡シートのみを使用して安価に気泡シート包装成形品を製造することができる。
請求項6の発明は、請求項4又は5において、前記真空成形時に前記成形型の凹部に対応する凸部を備えたアシスト型を使用するため、気泡シートに対して細かな形状を賦形することが可能となる。
請求項7の発明は、請求項4ないし6において、前記真空成形時における前記気泡シート温度が40〜100℃であるため、粒状気泡層の破壊を防止して適度に気泡シートを軟化させることができる。
本発明の一実施例に係る気泡シート包装成形品の斜視図である。 気泡シートの断面図である。 第1実施例の気泡シート包装成形品の概略断面図である。 第2実施例の気泡シート包装成形品の概略断面図である。 成形型の断面図である。 真空成形している状態を表した成形型の断面図である。 第1実施例の気泡シートの成形状態を表した拡大断面図である。 第2実施例の気泡シートの成形状態を表した拡大断面図である。
図1は、気泡シート20に収容凹部11を有する所定形状を賦形して成形した気泡シート包装成形品10であって、果物や野菜等の傷付きやすい物品が好適に収容される。気泡シート包装成形品10の形状としては、収容凹部11が浅いトレー状、収容凹部11が深い箱状またはカップ状等、収容する物品に応じて適宜に構成される。図1に示す実施例の気泡シート包装成形品10は、イチゴ等が収容可能なトレー状である。図において、符号12は収容凹部11を構成する包装成形品10の底部、13は収容凹部11を構成する包装成形品10の側壁部、14は包装成形品10の開口部、15は開口部の縁部に形成されたフランジ部である。
気泡シート20は、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン、ポリウレタン等の公知の合成樹脂材料を主体とする材料からなり、図2に示すように、多数の粒状気泡層21を有している。粒状気泡層21は、空気層21aにより緩衝性及び保温(保冷)性を確保するものである。粒状気泡層21の大きさや形状は、包装成形品10の用途や大きさ等に応じて適宜設定されるものであって、例えば、高さ2〜4mm、直径7〜10mmの円柱または円錐台形状である。
図2(a)及び図3に示す第1実施例の気泡シート包装成形品10Aでは、下側シート層22の上面に粒状気泡層21を一体に有する2層構造の気泡シート20Aが用いられ、下側シート層21側を外面側とする収容凹部11Aが真空成形によって成形されている。2層構造の気泡シート20Aは、安価で容易に入手可能であり、保護性や保温(保冷)性に優れる。
上記気泡シート包装成形品10Aは、裏打ち材等を用いることなく気泡シート20Aのみを使用して構成されたものであるため、気泡シート20Aの特性である優れた保護性や保温(保冷)性を備えるとともに、従来に比して安価に製造することができる。また、この包装成形品10Aは、気泡シート20Aが所定形状に賦形されるものであるため、例えば、他の包装容器の内部形状と同形に賦形することで、使用時のズレを防止することが可能な包装用中敷きとして好適に用いることができる。さらに、収容凹部11の深さを浅く形成すれば、包装成形品10Aの保形性を高めることができ、単独で物品が収容可能な包装容器として用いることが可能となる。
図2(b)及び図4に示す第2実施例の気泡シート包装成形品10Bでは、粒状気泡層21の上下面に下側シート層22及び上側シート層23を一体に有する3層構造の気泡シート20Bが用いられ、収容凹部11Bが真空成形によって成形されている。3層構造の気泡シート20Bは、気泡シート20Aと同様に安価で容易に入手可能であるとともに保護性や保温(保冷)性に優れる。加えて、強度が高く耐久性や保形性等にも優れているとともに、シートの表裏に関係なく使用することができる。
気泡シート包装成形品10Bは、気泡シート包装成形品10Aと同様に裏打ち材等を用いることなく気泡シート20Bのみを使用して構成されたものであるため、気泡シート20Bの特性である優れた保護性や保温(保冷)性を備えるとともに、従来に比して安価に製造することができる。また、包装成形品10Bでは、気泡シート20Bが高い強度を備えていることにより、単独で物品が収容可能な包装容器として用いることが可能となる。特に、収容凹部11の深さを浅く形成したり、気泡シート20をポリプロピレン等の高い剛性を有する材料で構成したりすることで、当該成形品10Bにそれ自体で屈曲しない優れた保形性(腰強さ)を付与することができるため、比較的重量がある物品を収容した場合でも、物品の重量に起因する包装成形品10Bの変形を抑制することができる。一方、軽量な物品を収容する場合であれば、収容凹部11を深く形成しても包装成形品10Bの変形が抑制される。
次に、気泡シート包装成形品10(10A,10B)の製造方法について、図5〜図8を用いて説明する。気泡シート包装成形品10の製造方法は、気泡シート20を所定温度まで加熱する加熱工程と、加熱された気泡シート20を成形型50に載置して真空吸引する真空成形を行う真空成形工程とからなる。図において、符号51は気泡シート包装成形品10の収容凹部11の形状を規定する凹部52が形成された型面51Aを有する下型、53は下型51の凹部52に対応する凸部54が形成された型面53Aを有する成形型50の上型(アシスト型)、55は下型51の型面51Aに開口した真空吸引孔、56は真空吸引孔55に接続された真空ポンプ等の吸引装置である。
加熱工程は、加熱装置により気泡シート20を加熱して軟化させる工程である。加熱装置は、ヒーター等の公知の加熱手段が用いられる。加熱工程における加熱温度は、気泡シート20を軟化可能かつ粒状気泡層21が破壊されない範囲で気泡シート20の材料に応じて適宜設定されるものである。実施例では、気泡シート温度が40〜100℃、特には60〜100℃となるように加熱温度が設定されている。気泡シート温度が40℃未満である場合、気泡シート20の軟化が不十分で所定形状を賦形することが困難となる。また、気泡シート温度が40℃以上かつ60℃未満である場合、収容凹部11の深さ等の単純な(大まかな)形状を賦形することが可能であるがフランジ部15やリブ(図示せず)等の細かな形状を賦形することが困難となる。気泡シート温度が100℃より高い場合、気泡シート20が過剰に軟化されて成形前または成形時に粒状気泡層21が破壊されるおそれがある。なお、気泡シート温度は、公知のレーザー温度測定器によって測定される。
真空成形工程は、図5,6に示すように、気泡シート20を成形型50の下型51に載置し、真空吸引孔55を介して吸引装置56を作動させて気泡シート20を下型51の型面51Aに密着させ、下型51の凹部52により気泡シート20に収容凹部11を有する所定形状を付与する工程である。また、この真空成形工程では、特に、凸部54が形成された上型(アシスト型)53を下型51上の気泡シート20に対して押圧させて、下型51と上型53とで真空プレス成形が行われる。下型51と上型53とで真空プレス成形を行うことにより、気泡シート20に対してフランジ部15やリブ(図示せず)等の細かな形状を賦形することが可能となる。
ここで、2層構造の気泡シート20Aを用いた第1実施例の気泡シート包装成形品10Aの製造方法は、加熱工程において気泡シート20Aを加熱するとともに、真空成形工程において気泡シート20Aの下側シート層22を成形型50の下型51の凹部52に載置し真空吸引して成形するように構成される。包装成形品10Aの製造方法では、粒状気泡層21側を真空吸引すると粒状気泡層21が破壊されることから、下側シート層22側を真空吸引することで粒状気泡層21の破壊を抑制して成形を行うことができる。
また、3層構造の気泡シート20Bを用いた第2実施例の気泡シート包装成形品10Bの製造方法は、加熱工程において気泡シート20Bを加熱するとともに、気泡シート20Bを成形型50の下型51の凹部52に載置し真空吸引して成形するように構成される。気泡シート包装成形品10Bの製造方法では、3層構造の気泡シート20Bが表裏関係なく使用可能であることから、下側シート層22と上側シート層23のいずれを凹部52に配置した場合でも、粒状気泡層21の破壊を抑制して成形を行うことができる。
次に、本発明の気泡シート包装成形品の具体的な実施例について説明する。以下の例では、気泡シートとして2層構造の気泡シート(川上産業株式会社製のプチプチ(登録商標)♯37)、3層構造の気泡シート(川上産業株式会社製のプチプチ(登録商標)♯216L)をそれぞれ使用して、試作品1〜28を得た。
試作例1は、二層構造の気泡シートを使用し、気泡シート温度31℃で真空成形を行って収容凹部が浅いトレイ状の気泡シート包装成形品を得た。試作例2は、二層構造の気泡シートを使用し、気泡シート温度42℃で真空成形を行って収容凹部が浅いトレイ状の気泡シート包装成形品を得た。試作例3は、二層構造の気泡シートを使用し、気泡シート温度64℃で真空成形を行って収容凹部が浅いトレイ状の気泡シート包装成形品を得た。試作例4は、二層構造の気泡シートを使用し、気泡シート温度71℃で真空成形を行って収容凹部が浅いトレイ状の気泡シート包装成形品を得た。試作例5は、二層構造の気泡シートを使用し、気泡シート温度81℃で真空成形を行って収容凹部が浅いトレイ状の気泡シート包装成形品を得た。試作例6は、二層構造の気泡シートを使用し、気泡シート温度97℃で真空成形を行って収容凹部が浅いトレイ状の気泡シート包装成形品を得た。試作例7は、二層構造の気泡シートを使用し、気泡シート温度110℃で真空成形を行って収容凹部が浅いトレイ状の気泡シート包装成形品を得た。
試作例8は、三層構造の気泡シートを使用し、気泡シート温度30℃で真空成形を行って収容凹部が浅いトレイ状の気泡シート包装成形品を得た。試作例9は、三層構造の気泡シートを使用し、気泡シート温度45℃で真空成形を行って収容凹部が浅いトレイ状の気泡シート包装成形品を得た。試作例10は、三層構造の気泡シートを使用し、気泡シート温度63℃で真空成形を行って収容凹部が浅いトレイ状の気泡シート包装成形品を得た。試作例11は、三層構造の気泡シートを使用し、気泡シート温度70℃で真空成形を行って収容凹部が浅いトレイ状の気泡シート包装成形品を得た。試作例12は、三層構造の気泡シートを使用し、気泡シート温度85℃で真空成形を行って収容凹部が浅いトレイ状の気泡シート包装成形品を得た。試作例13は、三層構造の気泡シートを使用し、気泡シート温度92℃で真空成形を行って収容凹部が浅いトレイ状の気泡シート包装成形品を得た。試作例14は、三層構造の気泡シートを使用し、気泡シート温度112℃で真空成形を行って収容凹部が浅いトレイ状の気泡シート包装成形品を得た。
試作例15は、二層構造の気泡シートを使用し、気泡シート温度33℃で真空成形を行って収容凹部が深いカップ状の気泡シート包装成形品を得た。試作例16は、二層構造の気泡シートを使用し、気泡シート温度44℃で真空成形を行って収容凹部が深いカップ状の気泡シート包装成形品を得た。試作例17は、二層構造の気泡シートを使用し、気泡シート温度60℃で真空成形を行って収容凹部が深いカップ状の気泡シート包装成形品を得た。試作例18は、二層構造の気泡シートを使用し、気泡シート温度79℃で真空成形を行って収容凹部が深いカップ状の気泡シート包装成形品を得た。試作例19は、二層構造の気泡シートを使用し、気泡シート温度85℃で真空成形を行って収容凹部が深いカップ状の気泡シート包装成形品を得た。試作例20は、二層構造の気泡シートを使用し、気泡シート温度95℃で真空成形を行って収容凹部が深いカップ状の気泡シート包装成形品を得た。試作例21は、二層構造の気泡シートを使用し、気泡シート温度108℃で真空成形を行って収容凹部が深いカップ状の気泡シート包装成形品を得た。
試作例22は、三層構造の気泡シートを使用し、気泡シート温度31℃で真空成形を行って収容凹部が深いカップ状の気泡シート包装成形品を得た。試作例23は、三層構造の気泡シートを使用し、気泡シート温度45℃で真空成形を行って収容凹部が深いカップ状の気泡シート包装成形品を得た。試作例24は、三層構造の気泡シートを使用し、気泡シート温度65℃で真空成形を行って収容凹部が深いカップ状の気泡シート包装成形品を得た。試作例25は、三層構造の気泡シートを使用し、気泡シート温度73℃で真空成形を行って収容凹部が深いカップ状の気泡シート包装成形品を得た。試作例26は、三層構造の気泡シートを使用し、気泡シート温度81℃で真空成形を行って収容凹部が深いカップ状の気泡シート包装成形品を得た。試作例27は、三層構造の気泡シートを使用し、気泡シート温度90℃で真空成形を行って収容凹部が深いカップ状の気泡シート包装成形品を得た。試作例28は、三層構造の気泡シートを使用し、気泡シート温度111℃で真空成形を行って収容凹部が深いカップ状の気泡シート包装成形品を得た。
上記試作例1〜28について、賦形の状態、粒状気泡層の状態の評価を行い、その結果を表1に示した。
Figure 2014213876
賦形の状態について、下記の基準にて視覚的に評価した。
A ・・・ 細かな形状まで賦形された
B ・・・ 単純な形状は賦形されたが、細かな形状は賦形されなかった
C ・・・ 十分に賦形されなかった
粒状気泡層の状態について、下記の基準にて視覚的に評価した。
A ・・・ 破壊は見られなかった
B ・・・ 破壊は見られなかったが、変形が見られた
C ・・・ 多数が破壊された
表1に示した結果から理解されるように、気泡シート温度が40℃未満である試作例1,8,15,22では、粒状気泡層に破壊が見られなかったものの十分に賦形されておらず、実用が困難であることがわかった。また、気泡シート温度が100℃より高い試作例7,14,21,28では、細かな形状まで賦形されたものの粒状気泡層の破壊が多数見られ、実用が困難であることがわかった。
一方、気泡シート温度が40℃以上かつ60℃未満である試作例2,9,16,23では、粒状気泡層の破壊がなく、単純な形状が賦形され、複雑な形状を必要としない包装成形品であれば実用可能であることがわかった。また、収容凹部が浅いトレイ状で気泡シート温度が60〜100℃である試作例3,4,5,6,10,11,12,13では、粒状気泡層の破壊がなく、細かな形状まで賦形されて、極めて良好な包装成形品が得られることがわかった。さらに、収容凹部が深いカップ状で気泡シート温度が60〜100℃である試作例17,18,19,20,24,25,26,27では、細かな形状まで賦形され、一部で粒状気泡層が部分的に変形(破壊せず)していたが、性能面で問題がなく実用可能であることがわかった。
以上図示し説明したように、本発明の気泡シート包装成形品10Aでは、下側シート層22の上面に粒状気泡層21を一体に有する気泡シート20Aの下側シート層22側を外面側とする収容凹部11Aが真空成形によって成形されているため、裏打ち材等が必要なく、気泡シート20Aのみで収容凹部11Aを有する所定形状に賦形された包装成形品を安価に製造することができる。
また、気泡シート包装成形品10Bでは、粒状気泡層21の上下面に下側シート層22及び上側シート層23を一体に有する気泡シート20Bに収容凹部11Bが真空成形によって成形されているため、高い強度を備えるとともに、気泡シート包装成形品10Aと同様に裏打ち材等が必要なく、気泡シート20Bのみで収容凹部11Bを有する所定形状に賦形された包装成形品を安価に製造することができる。特に、成形品10Bがそれ自体で屈曲しない保形性を有するように構成すれば、当該包装成形品10Bの使用時の変形を抑制することができる。
一方、本発明の気泡シート包装成形品10Aの製造方法では、下側シート22の上面に粒状気泡層21を一体に有する気泡シート20Aを用い、気泡シート20Aを加熱するとともに、気泡シート20Aのシート層22を成形型50の凹部52に載置し真空吸引して成形するため、気泡シート20Aの粒状気泡層21の破壊を抑制して気泡シート20Aに対して良好に賦形することが可能となり、気泡シート20Aのみを使用して安価に気泡シート包装成形品10Aを製造することができる。
また、気泡シート包装成形品10Bの製造方法では、粒状気泡層21の上下面に下側シート層22及び上側シート層23を一体に有する気泡シート20Bを用い、気泡シート20Bを加熱するとともに、気泡シート20Bを成形型50の凹部52に載置し真空吸引して成形するため、気泡シート20Bの表裏関係なく粒状気泡層21の破壊を抑制して気泡シート20Bに対して良好に賦形することが可能となり、気泡シート20Bのみを使用して安価に気泡シート包装成形品10Bを製造することができる。
特に、上記包装成形品10A,10Bの製造方法では、真空成形時に成形型50の凹部52に対応する凸部54を備えたアシスト型53を使用することにより、気泡シート20(20A,20B)に対して真空プレス成形を行って、細かな形状を賦形することが可能となる。
加えて、真空成形時における気泡シート温度が40〜100℃であるため、粒状気泡層21の破壊を防止して適度に気泡シート20(20A,20B)を軟化させることができる。
なお、本発明の気泡シート包装成形品及びその製造方法は、前述の実施例のみに限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲において構成の一部を適宜に変更して実施することができる。
10 気泡シート包装成形品
11 収容凹部
20 気泡シート
21 粒状気泡層
22 下側シート層
23 上側シート層
50 成形型
51 下型
51A 下型の型面
52 下型の凹部
53 上型(アシスト型)
53A 上型の型面
54 上型の凸部

Claims (7)

  1. 下側シート層の上面に粒状気泡層を一体に有する気泡シートの前記下側シート層側を外面側とする収容凹部が真空成形によって成形されていることを特徴とする気泡シート包装成形品。
  2. 粒状気泡層の上下面に下側シート層及び上側シート層を一体に有する気泡シートに収容凹部が真空成形によって成形されていることを特徴とする気泡シート包装成形品。
  3. 前記成形品がそれ自体で屈曲しない保形性を有する請求項1又は2に記載の気泡シート包装成形品。
  4. 下側シートの上面に粒状気泡層を一体に有する気泡シートを用い、前記気泡シートを加熱するとともに、前記気泡シートのシート層を成形型の凹部に載置し真空吸引して成形することを特徴とする気泡シート包装成形品の製造方法。
  5. 粒状気泡層の上下面に下側シート層及び上側シート層を一体に有する気泡シートを用い、前記気泡シートを加熱するとともに、前記気泡シートを成形型の凹部に載置し真空吸引して成形することを特徴とする気泡シート包装成形品の製造方法。
  6. 前記真空成形時に前記成形型の凹部に対応する凸部を備えたアシスト型を使用する請求項4又は5に記載の気泡シート包装成形品の製造方法。
  7. 前記真空成形時における前記気泡シート温度が40〜100℃である請求項4ないし6のいずれかに記載の気泡シート包装成形品の製造方法。
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