JPH0329747Y2 - - Google Patents

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JPH0329747Y2
JPH0329747Y2 JP1984173490U JP17349084U JPH0329747Y2 JP H0329747 Y2 JPH0329747 Y2 JP H0329747Y2 JP 1984173490 U JP1984173490 U JP 1984173490U JP 17349084 U JP17349084 U JP 17349084U JP H0329747 Y2 JPH0329747 Y2 JP H0329747Y2
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valve
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eluent
sampling
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は、被測定体中のイオン種をクロマトグ
ラフイツクに分析するイオンクロマト装置に関す
る。
〈従来の技術〉 従来のイオンクロマト装置は、試料採取弁で所
定量の被測定体を採取し、該被測定体を溶離液で
分離カラムに搬送してイオン種を分離し、その
後、該分離カラムから溶出する液の物理量(例え
ば導電率)を所定の検出器で検出するようになつ
ていた。また、検出器を通つた液は、通常そのま
ま廃棄されるようになつていた。このため、上記
検出器を通過した液の一部を上記試料採取弁で採
取し上記分離と検出を繰り返そうとする(以下
「リサイクル法」という)場合には、上記検出器
の出口を上記試料採取弁の接続口へ配管接続しな
ければならない欠点があつた。また、上記分離カ
ラムで例えば陰イオン種を分離しそのイオン種を
上記検出器で検出している場合、1台のイオンク
ロマト装置で陽イオンも同時に分析しようとする
(以下「カツプル法」という)と、上記試料採取
弁、分離カラム、および検出器に新たに一組追加
して装着すると共に、新たに追加された試料採取
弁の接続口へ上記検出器の出口を配管接続しなけ
ればならないという欠点もあつた。更に、被測定
体中のイオン種と上記溶離液との関係で、溶離液
の溶離力を経時的に変化させたい(以下「グラジ
ユエント法」という)場合には、溶離液が貯留さ
れている槽を経時的に他の溶離液槽と交替させな
ければならない等の欠点もあつた。
〈考案が解決しようとする問題点〉 本考案は、かかる欠点等に鑑みてなされたもの
であり、その目的は、煩雑な配管接続等を行なう
ことなく、上記リサイクル法、カツプル法、およ
びグラジユエント法等を容易に行なえるようなイ
オンクロマト装置を提供することにある。
〈問題点を解決するための手段〉 上述のような問題点を解決する本考案の特徴
は、イオンクロマト装置において、第1電荷イオ
ン種を分離して検出する第1測定システムと、第
2電荷イオン種を分離して検出する第2測定シス
テムと、上記第1測定システムから流出する液体
の一部を採取する試料採取弁と、該採取弁と上記
第1測定システムとの接続を断続させる第1切換
弁と、上記試料採取弁を上記第1若しくは第2の
測定システムに交互に接続させる第2切換弁とを
設けたことにある。
〈実施例〉 以下、本考案について図を用いて詳細に説明す
る。図は本考案実施例の構成説明図であり、図
中、1a,1cは夫々第1、第2の溶離液が貯留
されてなる槽、1bは例えばドデシルベンゼンス
ルホン酸のような除去液が貯留されてなる槽、1
d〜1hは廃液槽、2a〜2cは送液ポンプ、3
a〜3cは液体中に含有されている固形不純物等
を除去するフイルタ、4a〜4cは圧力計、5は
第1〜第6の接続口5a〜5fを有する第1切換
弁、6は第1〜第6の接続口6a〜6fと計量管
6gを有する第1試料採取弁、7は第1〜第6の
接続口7a〜7fおよび計量管7gを有する第2
試料採取弁、8は第1〜第6の接続口8a〜8f
および計量管8gを有する第3試料採取弁、9は
第1〜第6の接続口9a〜9fを有する第2切換
弁、10a,10bは夫々例えば陰イオン交換樹
脂、陽イオン交換樹脂が充填された第1、第2の
分離カラム、11は例えば陽イオン交換膜でなる
チユーブ11aによつて内部が内室11bと外室
11cに区分けされてなる二重管構造のサブレツ
サ、12a,12bは例えば導電率計でなる第
1、第2の検出器、13は分離カラム10a,1
0b,サプレツサ11、および検出器12a,1
2bを収容しこれらを所定温度(例えば40℃)に
保つ恒温槽、14a,14bは自動試料採取装置
(オートサンブラー)等が装着される配管接続部
である。尚、切換弁5,9および試料採取弁6〜
8は図の実線接続状態と破線接続状態が交互に切
換えられるようになつている。
このような構成からなる本考案の実施例におい
て、ポンプ2aの駆動により、槽1a内の第1溶
離液は、ポンプ2a→フイルタ3a→圧力計4a
→第1切換弁5の第1、第6接続口5a,5f→
第1試料採取弁6の第1、第2接続口6a,6b
→第1切換弁5の第3、第2接続口5c,5b→
配管接続部14a→第2試料採取弁7の第1、第
2接続口7a,7b→第1分離カラム10a→サ
プレツサ11の内室11b→第1検出器12a→
第2切換弁9の第1、第2接続口9a,9b→廃
液槽1fの流路で流れる。ポンプ2bの駆動によ
り、槽1b内の除去液は、ポンプ2b→フイルタ
3b→圧力計4b→サプレツサ11の外室11b
→廃液槽1gの流路で流れる。ポンプ2cの駆動
により、槽1c内の第2溶離液は、ポンプ2c→
フイルタ3c→圧力計4c→第1切換弁5の第
5、第4接続口5e,5d→配管接続部14b→
第3試料採取弁8の第1、第2接続口8a,8b
→第2分離カラム10b→第2検出器12b→廃
液槽1hの流路で流れる。この状態で、注射器等
を用いて、被測定体を第2試料採取弁7の第4接
続口7dから注入して計量管7g内に充填させ
る。その後、第2試料採取弁7がオンにされ、図
の実線接続状態から破線接続状態に切換えられる
と、計量管7g内の被測定体は溶離液に搬送さ
れ、分離カラム10aおよびサプレツサ11を経
て検出器12aで検出される。同時にして、計量
管8g内の被測定液は分離カラム10bを経て検
出器12bで検出される。従つて、分離カラム1
0a,10bに例えば陰イオン交換樹脂、陽イオ
ン交換樹脂が夫々充填されている場合には、検出
器12a,12bの出力信号から上記被測定体中
の陰イオン濃度、陽イオン濃度が夫々得られるよ
うになる。ところで、前記リサイクル法は次のよ
うにして行なわれる。即ち、最初、第2試料採取
弁7、分離カラム10a、サプレツサ11、およ
び検出器12aを用いて上述の分析操作が行なわ
れる。次に、検出器12aの出力信号によつて描
かれるクロマトグラムを見ながら必要時に第2切
換弁9をオンにしその内部流路を図の実線接続状
態から破線接続状態に切換える。最後に、計量管
6g内に検出器12aの排出液が到達したとこ
ろ、第1試料採取弁6をオンにしその内部流路を
破線接続状態に切換える。計量管6g内の液体は
溶離液に搬送され、再び分離カラム10aおよび
サプレツサ11を経て検出器12aで例えば含有
陰イオン種が検出される。また、前記カツプル法
は次のようにして行なわれる。即ち、最初、第2
試料採取弁7、分離カラム10a、サプレツサ1
1、および検出器12aを用いた上述の分析操作
が行なわれる。次に、第1、第2切換弁5,9を
オンにし、それらの各内部流路を破線接続状態に
切換える。最後に、計量管6g内に検出器12a
の排出液が到達したころ、第1試料採取弁6をオ
ンにしその内部流路を破線接続状態に切換える。
計量管6g内の液体は溶離液に搬送され、第2分
離カラム10bを経て検出器12bで例えば含有
陽イオン種が検出される。更に、前記グラジユエ
ント法は次のようにして行なわれる。即ち、最初
に、第2切換弁9の第5接続口9eから溶離力の
強い溶離液(以下「第3溶離液」という)を連続
的に注入し、第1試料採取弁6の計量管6gに常
に第3溶離液が充満するようにしておく。次に、
第2試料採取弁7、分離カラム10a、サプレツ
サ11、および検出器12aを用いた上述の分析
操作を行なう。この分析操作の途中で、必要に応
じて第1試料採取弁6をオンしその内部流路を破
線接続状態に切換えるという操作を繰り返す。こ
の弁6のオンオフ回数に比例して第3溶離液が第
1溶離液流路に注入され、混合溶離液の溶離力が
漸増し所謂グラジユエントが行なわれるようにな
る。更にまた、配管接続口14a,14bに自動
試料採取装置が装着されると、第2、第3の自動
試料採取弁7,8を用いず自動試料採取が行なわ
れる。また、配管接続口14a,14bに自動試
料濃縮装置(オートコンセントレータ)が装着さ
れると、この装置を用いて試料の自動濃縮が行な
われる。
〈考案の効果〉 以上詳しく説明したような本考案によれば、第
1測定システムから流出する液体を第2切換弁を
介して第1試料採取弁の計量管に導き、該第1試
料採取弁を駆動させて計量管内の液体を採取して
再び第1測定システムで分析できるため、リサイ
クル法を容易に行なえる利点がある。また、第1
測定システムから流出する液体を第2切換弁を介
して第1試料採取弁の計量管に導き、第1切換弁
をオンにすると共に第1試料採取弁を駆動させて
計量管内の液体を採取し第2測定システムで分析
できるため、カツプル法を容易に行なえる利点が
ある。更に、第2切換弁に溶離力の強い第3溶離
液が注入されると該溶離液を第1試料採取弁の第
1計量管に供給せしめるとともに第1試料採取弁
のオンオフ動作によつて混合溶離液の溶離力を漸
増させることができるため、グラジエント法を容
易に行なえる利点がある。また、配管接続部14
a,14bに自動試料採取装置や自動試料濃縮装
置を装着することにより、試料(被測定液)の自
動採取や自動濃縮が容易に行なえる利点もある。
【図面の簡単な説明】
図は本考案実施例の構成説明図である。 1a〜1h……槽、2a〜2c……槽、3a〜
3c……フイルタ、5,9……切換弁、6〜8…
…試料採取弁、10a,10b……分離カラム、
11……サプレツサ、12a,12b……検出
器、13……恒温槽。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 被測定体中のイオン種をクロマトグラフイツ
    クに分析する装置において、 前記被測定体中の第1電荷イオン種を分離し
    て検出する第1測定システムと、該第1測定シ
    ステムで分析する試料を一定量採取する第2試
    料採取弁と、前記被測定体中の第2電荷イオン
    種を分離して検出する第2測定システムと、該
    第2測定システムで分析する試料を一定量採取
    する第3試料採取弁と、前記第2及び第3試料
    採取弁の上流側に設けられた第1試料採取弁を
    前記第1及び第2の測定システムに交互に接続
    させる第1切換弁と、注入される溶液離力の強
    い第3溶離液もしくは前記第1測定システムか
    らの流出液を前記第1試料採取弁の計量管に供
    給せしめる第2切換弁とを具備してなるイオン
    クロマトグラフ。 (2) 前記第1及び第2の電荷イオン種はそれぞれ
    陰イオン種および陽イオン種でなる実用新案登
    録請求の範囲第(1)項記載のイオンクロマトグラ
    フ装置。
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JP5760408B2 (ja) * 2010-12-01 2015-08-12 東ソー株式会社 ステップグラジエント流路系
JP5585431B2 (ja) * 2010-12-15 2014-09-10 東ソー株式会社 イオンクロマトグラフ装置
JP5754298B2 (ja) * 2011-08-18 2015-07-29 東ソー株式会社 検体希釈装置を備えた分析装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS51104893A (ja) * 1975-03-12 1976-09-17 Hitachi Ltd Saijunkankuromatogurafuiihohooyobisochi
JPS59195155A (ja) * 1983-04-20 1984-11-06 Yokogawa Hokushin Electric Corp 電解質成分の定量分析方法およびその装置

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