JPH032972Y2 - - Google Patents

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JPH032972Y2
JPH032972Y2 JP10724585U JP10724585U JPH032972Y2 JP H032972 Y2 JPH032972 Y2 JP H032972Y2 JP 10724585 U JP10724585 U JP 10724585U JP 10724585 U JP10724585 U JP 10724585U JP H032972 Y2 JPH032972 Y2 JP H032972Y2
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JP
Japan
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cap
circular waveguide
threaded part
packing
retaining ring
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JP10724585U
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JPS6217205U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本願考案は次に述べる問題点の解決を目的とす
る。
(産業上の利用分野) この考案は放送衛星等から到来するマイクロ波
の電波を受信するパラボラアンテナにおいて、反
射鏡で反射されたマイクロ波を受信する為に用い
られるマイクロ波受信用一次放射器に関するもの
である。
(従来の技術) 上記のようなパラボラアンテナは屋外で用いら
れ、しかも一次放射器における円形導波管の先端
部は電波を導入し得るよう開口させてあるため、
雨が降つたりすると雨水が円形導波管の内部に侵
入する問題点がある。これを解決すべく円形導波
管の開口部にキヤツプを被せることが行われてい
るが、長期間に渡つて使用している状態において
上記キヤツプが緩むと、円形導波管との隙間から
内部に雨水が侵入してしまう問題点があつた。
(考案が解決しようとする問題点) この考案は上記従来の問題点を除き、雨水の侵
入を防ぐ為に円形導波管の端口とキヤツプの外向
鍔との間に介在させる防水用のパツキンにより、
キヤツプを止着するための止着リングの緩みの防
止を図ることができて、導波管内部への雨水の侵
入防止を安定的に行い得るようにしたマイクロ波
受信用一次放射器を提供しようとするものであ
る。
本願考案の構成は次の通りである。
(問題点を解決する為の手段) 本願考案は前記請求の範囲記載の通りの手段を
講じたものであつてその作用は次の通りである。
(作用) 円形導波管の周囲に形成された雄ねじ部に、漏
洩電流阻止器の内周に形成された雌ねじ部と止着
リングに形成された雌ねじ部とを螺合させた状態
において、止着リングに備える内向鍔は、キヤツ
プに設けられた外向鍔を円形導波管におけるパツ
キン座に添わされたパツキンに対して押しつけ
る。このためパツキンの弾力性による反力がキヤ
ツプの外向鍔を介して止着リングの内向鍔に加わ
り、止着リングの緩みを防止する。又止着リング
と漏洩電流阻止器とは円形導波管に対して二重ナ
ツト状となる為、止着リング及び漏洩電流阻止器
の円形導波管に対する止着状態が堅固に維持され
る。
(実施例) 以下本願の実施例を図に示す図面について説明
する。1は支持台、2はそれに取り付けられたパ
ラボラアンテナを示す。このアンテナにおいて、
3は反射鏡、4は支持棒、5は支持棒の先端に装
着した取付板、6は取付板5に取付けた一次放射
器、7はそれに連結したコンバータ、8は同軸ケ
ーブルを夫々示す。
次に上記一次放射器6について詳しく説明す
る。11は円形導波管、12はその元部に備えさ
せた止付部でフランジとして構成してあり、ここ
に前記コンバータ7が連結してある。13は係止
鍔、14は導波管11の先端部外周に形成した雄
ねじ部、15は導波管11の先端に形成されたパ
ツキン存置用のパツキン座、16はそこに備えた
防水パツキンを夫々示す。次に導波管11の内部
において、17は位相差板で、ポリスチレン、ポ
リスチロール等のように比誘電率が2.45〜2.65,
tanδが1〜3×10-4(1MHzにおいて)で、しかも
加工し易く高周波特性の良い材料を用いて板状
(例えば厚さ10mm、幅60mm、長さ117mm)に形成し
てある。この位相差板17は、導波管11の内周
面にその中心軸を挟んで対向状に設けられた一対
の溝18にその両端を嵌め込んである。また先端
部は導波管11から実出(例えば38mm)させて、
空間と円形導波管11とのインピーダンス整合が
良好となり、軸比が良くなり、主方向の利得が良
くなるようにしてある。19は矩形導波管部、2
0は周知のステツプアツプアダプタを示す。21
は抵抗板で、導電性(103〜106Ω)を有するポリ
プロピレン樹脂を厚さ3mmのダンボール板状に成
形すると共に、それを奥行26mm、長さ56mmに切断
して構成されており、その両縁を矩形導波管部1
9に設けられた一対の溝22,22に嵌め込むと
共にそこに接着剤で固定させてある。次に25は
漏洩電流阻止器(コルゲート、チヨークとも呼ば
れる)で、導電性の良好な材料、例えばアルミニ
ウム合金をダイカスト成形して形成されている。
この阻止器25は指向特性におけるサイドローブ
の抑圧用で、その前面には複数の環状凹部26
(例えば幅19mm、深さ22mm(3.6〜4.2GHzの受信信
号に対し自由空間波長の4分の1))が形成され
ている。27は内周面に形成した雌ねじ部を示
す。28は透孔で、止付用のねじ棒29をもつて
取付板5に取付られる。次に31はキヤツプで、
電波の通過特性が良好でしかも位相差板17を保
護するに充分な強度を持ち、更に充分な耐候性を
有する誘電体材料、例えば四フツ化エチレン樹脂
を用いて肉厚約1.5mmに形成されている。32は
キヤツプにおける外向鍔で、防水パツキン16と
重合するように設けられている。次に33は止着
リングで、上記キヤツプにおける外向鍔32を押
さえるための内向鍔34と、雄ねじ部14に螺合
するための雌ねじ部35が備わつている。
次に上記構成の一次放射器の組立手順を説明す
る。先ず雄ねじ部14に雌ねじ部27を螺合させ
て阻止器25を導波管11に装着する。この場合
上記螺合は阻止器25が係止鍔13に当接する位
置まで行う。次に防水パツキン16を段部15に
装着し、更にキヤツプ31を位相差板17におい
て導波管11から突出している部分に被せると共
にその外向鍔32を防水パツキン16に添わせ、
止着リング33の雌ねじ部35を雄ねじ部14に
螺合させる。この螺合はリング33の端面33a
が阻止器25に当接するまで行う。この状態にお
いては内向鍔34は外向鍔32に当接し、その外
向鍔32をパツキン16に押しつける状態とな
る。
上記のように組立てた状態においては、導波管
11の段部15とキヤツプ31の外向鍔32との
間に防水パツキン16が介在するため、キヤツプ
31や導波管11に雨がかかつてもその雨水が導
波管11の内部に侵入することは阻止される。
又上記状態においては、止着リング33と阻止
器25とは円形導波管11にダブルナツト状に止
着させている為、阻止器25が導波管11に対し
不用意に戻り回動することが阻止され、導波管1
1に対する阻止器25の止着状態が堅固に維持さ
れる。
次に上記一次放射器6の販売及びその為の輸送
は、第7図に示される如く漏洩電流阻止器25の
みを導波管11から取り外し、キヤツプ31及び
止着リング33は導波管11に装着して小嵩化し
た状態で梱包ケース37に収納して行うとよい。
(考案の効果) 以上のように本考案にあつては、円形導波管1
1の端口にパツキン16を当付け、かつキヤツプ
31が導波管11の開口部を塞ぐ状態でキヤツプ
31の外向鍔32をパツキン16に当付け、その
状態において止着リング33でもつて上記キヤツ
プ31の外向鍔32を円形導波管の側へ向けて押
圧して上記パツキンに水密効果をもたせるもので
あるから、円形導波管11における開口部からの
雨水の侵入を完全に防止することのできる特長が
ある。
しかも上記のキヤツプは雨水の侵入は防止する
が、電波の透過は可能にする材料で形成してある
から、電波の受信に何らの害をもたらさない効果
もある。さらに本考案の優れた特長は、上記導波
管11に対する止着リング33の螺着は上記パツ
キン16を弾力的に締めつける状態で螺着させる
ものであるから、パツキン16の復元力によつて
止着リング33の戻り回動が阻止されてその外れ
防止効果が発揮されており、容易に脱落しない特
性がある。
このことは同時に漏洩電流阻止器25が雄ねじ
部14から抜脱することを上記止着リング33が
阻止し、両者の止着を維持するのに効果がある。
更に又、上記の雄ねじ部14は漏洩電流阻止器
25と止着リング33を螺着するに充分なねじ長
有しているから、この止着リングを螺合締着した
状態において漏洩電流阻止器25と止着リング3
3とを通称二重ナツトと称される状態にして、完
全な戻り止め効果を発揮させることのできる効果
があり、上記漏洩電流阻止器25の脱落及び止着
リング33の緩みによる防水効果の低減を防止す
るに極めて大きな効果がある。
更に上記止着リング33と漏洩電流阻止器25
とは同じねじ方向に向けて締め或いは緩めること
によつて、円形導波管11に対する組付け及び分
解が簡単に行えるから、生産に当たつての組付け
工数が僅かで足りるはもちろんのこと、パツキン
の交換等の作業も、極めて迅速に行える構造上の
利点がある。
【図面の簡単な説明】
図面は本願の実施例を示すもので、第1図は一
次放射器の縦断面図(第3図の−線断面図)、
第2図は一部破断分解斜視図、第3図は一次放射
器の正面図、第4図はパラボラアンテナの側面
図、第5図は第4図における一次放射器部分の拡
大図、第6図は導波管の後端部を示す斜視図、第
7図は一次放射器の梱包状態を示す図。 11……導波管、14……雄ねじ部、25……
漏洩電流阻止器、16……防水パツキン、31…
…キヤツプ、33……止着リング。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 電波を通す為の中空部を有しかつ両端開口の円
    形導波管の元部には、次段の機器への止付部を備
    えさせる一方、上記円形導波管における先端部の
    外周には、サイドローブ抑圧用の漏洩電流阻止器
    及び止着リングを螺合させる為の雄ねじ部を装設
    し、さらに円形導波管の先端には防水用パツキン
    を添わせる為のパツキン座を周設し、上記雄ねじ
    部においては上記元部側の部分に対して内周に雌
    ねじ部を有する漏洩電流阻止器を螺合装着し、更
    に上記パツキン座には環状のパツキンを定置する
    と共に、上記円形導波管の先端にはそこの開口部
    を塞ぐ為の、電波透過材料製のキヤツプを対向位
    置させ、しかも該キヤツプには外向鍔を周設状に
    具備させると共に、該外向鍔は円形導波管内に雨
    水が侵入することを阻止し得るよう上記環状のパ
    ツキンに当付けてあり、更に上記キヤツプの周囲
    には、自体の内周に上記雄ねじ部に螺合させる為
    の雌ねじ部と、上記キヤツプにおける外向鍔に対
    し円形導波管の軸線方向に重合させる為の内向鍔
    とを有する止着リングを配設すると共に、該止着
    リングの雌ねじ部は上記雄ねじ部における先端側
    の部分に螺合させて、上記内向鍔により上記キヤ
    ツプの外向鍔をパツキンに向けて押圧してあり、
    さらに上記雄ねじ部の円形導波管の軸線方向の長
    さは、上記止着リングの雌ねじ部を上記内向鍔が
    キヤツプの外向鍔をパツキンに押圧する状態で螺
    合させるに充分なねじ長と、その状態において雄
    ねじ部の残部に漏洩電流阻止器の雌ねじ部が螺合
    するに充分なねじ長を持つていることを特徴とす
    るマイクロ波受信用一次放射器。
JP10724585U 1985-07-12 1985-07-12 Expired JPH032972Y2 (ja)

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