JPH01251804A - 一次放射器 - Google Patents

一次放射器

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JPH01251804A
JPH01251804A JP4643988A JP4643988A JPH01251804A JP H01251804 A JPH01251804 A JP H01251804A JP 4643988 A JP4643988 A JP 4643988A JP 4643988 A JP4643988 A JP 4643988A JP H01251804 A JPH01251804 A JP H01251804A
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JP
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radio wave
thickness
opening
radio waves
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JP4643988A
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Inventor
Nobutaka Inoue
井上 信敬
Seiichi Honma
誠一 本間
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Maspro Denkoh Corp
Original Assignee
Maspro Denkoh Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、マイクロ波やミリ波等の電波の受信の為の
パラボラアンテナにおいて用いられる一次放射器に関す
る。更に詳しくは、電波受入用の開口部がカバー部材で
覆われて、開口部から内部へ向けての塵の侵入が防止さ
れるようにしてある一次放射器に関する。
〔従来の技術〕
一次放射器においては、その一端に設けられている電波
受入用の開口部から塵が侵入すると、その塵が一次放射
器における内部空間を通して、他端に備えられている受
信部材に付着する。その付着の結果、受信部材において
絶縁が悪化し動作不良を起こす問題がある。
そこで上記開口部をカバー部材で覆って上記塵の侵入を
防止する。このような技術は、例えば実開昭60−12
1306号公報において知られている。
(発明が解決しようとする課題〕 上記のようにカバー部材を取付けると、電波は上記カバ
ー部材を通って一次放射器の内部に入る為、上記カバー
部材が上記電波に対してt員失を与える。
そこで従来は、上記カバー部材をなるべく薄く形成して
、上記損失が少なくなるようにしていた。
しかしながらそのように薄いカバー部材は鳥かつついた
り、風で飛ばされた異物が当たったりすると簡単に破損
して防塵効果が発揮できなくなってしまう。
本発明は以上のような点に鑑みてなされたもので、その
目的とするところは、カバー部材番こよって塵の侵入を
防止することができ、しかもそのカバー部・材は機械的
強度が強く、その上電波の損失も極めて少なくなるよう
にした一次放射器を提供することである。
〔課題を解決する為の手段〕
上記目的を達成する為に、本願発明は前記請求−の範囲
記載の通りの手段を講じたものであって、その作用は次
の通りである。
〔作用〕
カバー部材は、電波導入部材における電波受入用の開口
部への塵の侵入を防止する。カバー部材の厚みは、カバ
ー部材の形成材料として用いた合成樹脂材料の電波透過
損失曲線における谷部に一致する大きい厚みである為、
その機械的強度は高く、また、カバー部材を通して開口
部へ向かう電波が、カバー部材によって減衰される量は
極めて僅かである。
〔実施例〕
以下本願の実施例を示す図面について説明する。
第1図において、符号1は、マイクロ波の一例として、
12GHz帯の電波の受信に用いる一次放射器を示す。
該−次放射器1は、電波導入部材の一例として示された
筒状の本体2と、その先端に被せ付けたカバー部材3と
を含む。
上記本体2は、銅、アルミニウム合金、真ちゆう等の導
電性の良好な材料を用いて筒状に形成されている。該本
体2において、4は導波管部で、例えば内径21+nの
ものである。これはIEC規格のC−120に相当する
円形導波管でも良い。5は導波管部4の一端に連なるホ
ーン部で、その内側が電波受入用の開口部6となってい
る。7はホーン部5の開口端を示す、導波管部4の他端
には、周波数変換器8が連結してある。この周波数変換
器8において、9は受信部材を示し、共振用の空洞9a
とその内部に備えたプローブ9bとを含む、この受信部
材9においては、上記導波管部4を通して空洞9aに入
来した導波管モードの電波が、プローブ9bにより同軸
モードの信号として取り出される。尚その取り出された
信号は、図示はしないが、よく知られているように、周
波数変換器8のケース8a内に備えられている周波数変
換回路に与えられ、そ・こでより低い周波数の信号に変
換される。
次に10は本体2における先端部の外周側に設けられた
カバー部材取付用の鍔を示し、外周には螺着用の雄ねじ
11が形成してある。 12は凹溝で、環状に形成され
ており、そこには防水用の環状のパツキン13が存置さ
れている。
次にカバー部材3は、合成樹脂材料(−例としてポリカ
ーボネート)で形成されている。このカバー部材3にお
いて、15は開口部6を塞ぐ閉塞部を示す。この閉塞部
15において、17は電波受入領域で、到来する電波を
上記開口部6へ向けて透過させる為の領域である。該領
域17の外面17a及び内面17bは共通の一点Fを中
心(球心)とする球面に形成してある。上記受入領域1
7の厚み寸法【は、カバー部材3の形成材料である合成
樹脂材料の電波透過損失曲線における第1の谷部に一致
する厚み(受信電波の波長の2分の1にカバー部材3の
材質に応じた波長短縮率(ポリカーボネートの場合0.
6)を乗じた寸法で、本例では8.3fi)に形成して
ある。また内面17bの半径は20.8tmとなってい
る。二つの2点鎖線18.18は上記受入領域17の電
波受入可能範囲を示す、 16は筒状の持出部である。
該持出部16は受入領域17をホーン部5の開口端7よ
りもやや前方へ変位させる。その変位の結果、上記の点
Fがホーン部5の内側の開口部6内に位置する。またそ
の点Fは開口部6の軸上に位置している。ホーン部5の
内側でかつ軸上に上記の点Fが位置すると、後から述べ
る如く点Fに向けて集束してくる電波は、受入領域17
のいずれの部分を透過するものも全て同じ条件で受入領
域17を透過する。従ってそれらの電波はホーン部5内
に効率良く受は入れられることができる。向上起点Fの
場所は、ホーン部5の中心軸上において、ホーン部5の
内側よりも4分の1波長程度の範囲で受入領域17の側
又は導波管部4の側に前後した場所でもよい、上記のよ
うな持出部16は一般に受入領域17と同程度の厚みに
形成されるが、必要充分な強度が得られる範囲でより薄
くしても、あるいは厚くしてもよい、また該持出部16
が無くても上記の点Fが上記の如くホーン部5の内側に
位置する場合には、持出部16は形成してなくてもよい
0次に、19は閉塞部15と一体形成の取付部材で、該
カバー部材3を本体2に装着する為の部材である。該部
材19は、中間に段部20を有する環状に形成され、ま
た前記雄ねじ11と螺合する雌ねじ21が形成してある
。上記のように閉塞部15の厚みが大きいと、それと同
様に厚みの大きい取付部材19を閉塞部15と一体に形
成できる。このことはカバー部材3を本体2に取付ける
為の別の部品の省略に役立つ、尚段部20の端面20a
は前記パツキン13に水密的に圧接している。
上記構成のものにあっては、閉塞部15が開口部6を遮
蔽している為、屋外で使用される状態において一次放射
器1に風で舞った塵が降りかかっても、その塵が一次放
射器1の内部に侵入することは防止される。その結果、
ホーン部5や導波管部4の内面の変質による電気的特性
の悪化が防止される。また、導波管部4の他端に取付け
られている周波数変換器8においては、絶縁部材9cの
表面に上記塵が付着してプローブ9bと空洞9aの内面
との間の絶縁が悪化し動作不良が生ずるといった事故が
防止される。
また上記使用状態においては、閉塞部15の厚みは大き
いから、風で飛ばされた石ころが閉塞部15に当ったり
、あるいは鳥が口ばしで閉塞部15をつついたりしても
、閉塞部の破損は防止される。更に、上記のように閉塞
部15の厚みは大きいから、太陽の光や雨風による風化
に対しても長期に渡って耐えることができ、長寿命に利
用できる。またその上、端面20aがパツキン13に密
着している為、雨が降りかかってもその雨水が一次放射
器1の内部に侵入することは防止される。その結果、ホ
ーン部5や導波管部4の内面の腐蝕や、受信部材9の破
損が防止される。
上記使用状態において、前記受入可能範囲18゜18内
において第1図の左方より到来する12GHzの電波は
、閉塞部15における電波受入領域17を透過し、ホー
ン5の開口部6に入る。その入来した電波は周知の如く
ホーン部5の内部及び導波管部4の内部を伝搬して、前
記周波数変換器8へ至り、受信部2材9によって受信さ
れる。
次に第2図は前記カバー部材3の形成材料として用いた
ポリカーボネートの、厚さと電波透過損失との関係を示
す、この第2図において、Aは受入電波の周波数が12
GHz  (衛星放送)、Bは23GH2(CATVの
中継)、Cは50.5GHz  (簡易無&l)での透
過損失曲線を夫々示すものである。前記第1図の例にお
いては、Aの曲線において符号A1で示すように、電波
受入領域17の厚みが、上記曲線Aの第1の谷部に一致
する厚みとなっている。
尚カバー部材3による電波の透過損失は、一般に約0.
3dB以下であれば良い、従って上記谷部とは、透過損
失が約0.3dB以下となっている範囲を意味する。
上記第2図からは次のことも理解できる。即ち、上記曲
線Bから明らかなように、符号B1で示される4、3f
lの厚みの電波受入領域を持ったカバー部材は、23G
Hzの電波に対する透過損失が小さい。
従って23G)lzを受信する一次放射器におけるカバ
ー部材として利用できる。また、符号B2で示される8
、7鶴の厚みの電波受入領域を持ったカバー部材を同様
の理由で23GHzの電波の受信用の一次放射器に利用
できる。これらの場合、夫々上記曲線Bにおける第1.
2の谷部が利用されている。さらに、曲線Cから明らか
なように、例えば夫々符号CI、 C2,C3で示され
る2龍、4fl、6誼lの厚みの電波受入領域を持った
カバー部材は、いずれも50.5GH2の電波に対する
透過損失が小さいので、その電波の受信用の一次放射器
に利用できる。この場合、夫々上記曲線における第1.
2.3の谷部が利用されている。これらを表にして示す
と次第1表 次に、電波受入領域17における外面17a及び内面1
7bが前述のような形状であると次のような利点がある
。即ち、電波が符号18.18で示される如き広い範囲
から入来する場合であっても、その範囲の電波に対して
受入領域17はどこもみな同じ厚みとなる。従って、受
入領域17の厚みが、受入電波の波長の数倍(例えば2
倍、3倍、4倍)となるような、より高次の谷部に一致
する厚みであっても、上記の範囲から入来する電波は、
受入領域17を透過して、損失少なく開口部6に入来す
ることができる。これにより、上記の如き大きな厚みの
電波受入領域をもったカバー部材の実用化が可能となる
、次に例えば前記12GHzより少し低い10GHz程
度の電波の受信の為の一次放射器におけるカバー部材と
しては、上記^1で示される3、3mmよりももう少し
厚く形成した電波受入領域を有するカバー部材を利用で
きる。この場合、第1の谷部が利用される。また前記2
3GH2より少し高い25GHz程度の電波の受信の為
の一次放射器におけるカバー部材としては、上記81.
 B2で示される夫々4.3鰭、8゜7fiよりも夫々
やや薄く形成した電波受入領域を有するカバー部材を利
用できる。それら各々の場合、夫々第1又は第2の谷部
が利用される。
次に第3図には前記第1図の一次放射器1を使用したパ
ラボラアンテナの例が示されている。この第3図におい
て、24はパラボラアンテナの反射鏡で、・下端が地面
又は建造物に固定されている支柱(マスト)25の上記
に周知の取付具26を用いて取付けである。27は元部
を反射鏡24に固定したアームで、先端部に前記−次放
射器1が取付けてある。尚その取付の状態は、前記−次
放射器1における点Fに反射鏡24の焦点が一致する状
態にされる。また−次放射器1としては、反射鏡24の
開口角29に比べ一次放射器lにおける前記電波の受入
可能範囲18.18の角度が同じ又はやや広いものが用
いられて、反射鏡24で集束された電波が効率良くホー
ン部5の開口部6に入るようにされる。28は一次放射
器1における導波管4の後端に接続した周波数変換器を
示す。
上記使用例において、放送衛星から到来するSHFの電
波は反射鏡24で反射され、−次放射器lに向けて集束
する。−次放射器1においては1、上記電波がカバー部
材3を透過して前記開口部6からその内部に入来し、そ
の入来した電波は周波数変換器28に与えられる0周波
数変換器28は周知の如くその電波を周波数変換してよ
り低い周波数の信号にし、それをチューナに向けて送出
する。向上記パラボラアンテナは本実施例ではSHF電
波として放送衛星からの電波(11,7〜12.0GH
2)を受信する為のアンテナを示す、しかしこのパラボ
ラアンテナとしては上記のような用途のアンテナの他に
、通信衛星からの12GHz帯の電波を受信する為のパ
ラボラアンテナや、通信衛星へ向けて14GH2帯の電
波を送信する為のパラボラアンテナ、或いはその他3〜
50GH2のマイクロ波やミリ波の電波の送受信を行う
パラボラアンテナ等がある。
次に第4図は本願の異なる実施例を示すもので、カバー
部材3eにおける電波受入領域17eの厚みを16.6
fl(受信電波の波長に、前記波長短縮率を乗じた寸法
)に形成した例を示すものである0本例の場合、12G
Hzの電波を受信する場合には、この厚みは、前記第2
図に符号A2で示すように曲線Aにおける第2の谷部に
一致する。向上記の厚みの受入領域17eを持った力°
バ一部材3eは、23GH2の電波に対しても、第2図
において符号B4で示されるように透過損失が小さい(
第4の谷部に一致する厚か)ので、23GHzの電波の
受信にも利用可能である。
なお、機能上前図のものと同−又は均等構成と考えられ
る部分には、前回と同一の符号にアルファベットのeを
付して重複する説明を省略した。
(また次回以降のものにおいても順次同様の考えでアル
ファベットのf、g、h、t、j、kを順に付して重複
する説明を省略する。) 次に第5図は本願の更に異なる実施例を示すもので、カ
バー部材3fにおける電波受入領域17fの厚みを24
.9fl(受信電波の波長の1.5倍に、前記波長短縮
率を乗じた寸法)に形成(第2図の符号A3から明らか
な如(曲線Aの第3の谷部に一致する厚み)した例を示
すものである。
次に第6図はカバー部材の材質の違いによる電波透過損
失曲線の違いを示すもので、Dはポリカーボネート(比
誘電率εr =2.8)の場合、Eはボリアリレート(
εr =3.6)の場合、Gは不飽和ポリエステル(ε
r =4.0)の場合を夫々示す。
前記カバー部材をポリカーボネート以外の材料例えば上
記ポリ了りレートや不飽和ポリエステルで形成する場合
、前記電波受入部の厚みは次の第2表に種々示される値
にすると良い。
第2表 次に第7図は本願の更に異なる実施例を示すもので、閉
塞部を平板状(半径無限大の曲面)に形成した一例を示
すものである。平板状の防塵体15gを備えるカバー部
材3gは一例としてポリフェニレンオキサイドで形成し
てある。上記平板状の閉塞部15gの厚み寸法t1は、
カバー部材3gの形成材料である合成樹脂材料の電波透
過損失曲線における第1の谷部に一致する厚み(本例で
は8.2fi)に形成してある。しかしより高次(第2
、第3)の谷部に一致する厚みでもよい、上記カバー部
材3gの鍔10gに対する取付は、締付環31で行なう
、即ち、カバー部材3gにおいて、32は閉塞部15g
と一体形成の取付部材で、筒部33と鍔部34とから成
る。
締付環31は、上記鍔部34を鍔10gに対して締付固
定する。またこの締付環31は銅、アルミニウム、真ち
ゅう等の導電性の良好な材料で形成され、−重のコルゲ
ートホーンとして一次放射器1gを動作させる。
上記のような形状のカバー部材3gは、前記球状の電波
受入領域を有していたものに比べ製造が容易であり、製
造コストが安価となる。
上記のような平板状の閉塞部15gは、ホーン部5gの
軸に沿って入来する電波に対する電気的な厚みに比べ、
上記の軸に対して傾斜して入来する電波に対する電気的
な厚みが大きい、またその電気的な厚みは、上記軸に対
する入来電波の傾斜角が大きければ大きい程大きくなる
。従って上記のような閉塞部15gを有するカバー部材
3gは、ホーン部5gから見た反射鏡の開口角が比較的
小さい(例えば90’以下)パラボラアンテナに用いる
と良い。
向上記カバー部材のその他の形成材料と、11.7〜1
2.0GHzのSHF電波を取り扱う場合における閉塞
部15gの厚みとのいくつかの例を示せば、ポリカーボ
ネート(厚み7.8鰭)、ポリテトラフルオロエチレン
(9,6m) 、四フフ化エチレンコポリマー(7,8
fi)等である。
次に第8図は上記カバー部材3gの形成材料として使用
したポリフェニレンオキサイドの電波透過損失特性を示
すもので、横軸は上記の材料の厚みを、縦軸はSHF電
波の透過損失を夫々示す、そして前記カバー部材3gに
おける防塵体15gの厚み寸法は、この特性において、
SHF電波のi3過損失曲線H1〜13 (Hlはlo
、95GHz、 H2は11.3GHz S83は11
.7GHzでの夫々透過損失曲線を示す)の第1の谷部
■に一致する厚みに定められる。更にその厚みは上記谷
部において、上記透過損失がSHF電波の受信に大きな
影響を与えない値となる範囲、即ち透過損失が許容され
る値(例えば0.3dB)以下となる範囲において適宜
に選定される。なお上記谷部に・おいて透過損失が最低
となる厚みは、上記SHF電波の2分の1波長にカバー
部材の形成材料である合成樹脂の波長短縮率を乗じた寸
法である。上記電波の2分の1波長とは自由空間での波
長と導波管部4g内での波長の平均の半分のことである
次に本願の他の実施例を示す図面第9図について説明す
る。この例では、閉塞部15hにはその周縁部の後面側
に筒部35を具備させである。該筒部35の存在により
、ホーン部5hの開口端7hと、閉塞部15hにおける
上記開口端7hとの対向面15aとの間に、空間36が
形成される。上記筒部35の厚み寸法t2及び空間36
の巾Wは、何れも取り扱うSHF電波の自由空間波長の
4分の1に該カバー部材3hの形成材料の波長短縮率を
乗じた寸法にしてある。
またこの例においては、カバー部材3h自身にそれと一
体形成の締付環37を具備させである。
上記のような筒部35、空間36を具備させることによ
り、閉塞部tshの存在により生ずる電波の透過損失は
、閉塞部が存在しない場合と同程度に少な(なり、また
VSWRも閉塞部が無い場合と同様に良好になる。
次に第10図、第11図は、夫々カバー部材31゜3j
を閉塞部151115Jのみで構成した例を示すもので
ある。これらの例において各カバー部材3i、 3jは
、各々の外径寸法を導波管部4i、 4jの内径寸法よ
りも僅かに大きく形成される。そして本体石。
2jに対するそれらの装着に当っては、それらカバー部
材3L 3jが導波管部4i、 4j内に圧入される。
上記圧入の場合、第11図の例においては周囲の張出部
38がホーン部5jの内面に当ってカバー部材3jの位
置決が自動的になされる。従って、容易に所定位置まで
の正大作業ができる。これら第10.11図に示される
カバー部材3i、 3jは形状が単純である為、その製
造が容易である。また製造コストも安い、また本体2i
、 2jへの組付も簡易である。
尚これらの例においては、カバー部材3i、 33の各
全周囲を夫々接着剤でもって導波管部4i、 4jの内
周面に水密的に貼り付けてもよい。
次に第12図には形態の異なる電波導入部材を備えた一
次放射器が示される。電波導入部材4oは周波数変換器
8にのケース8ak と一体に作っである。
また電波導入部材40は電波受入用のホーン部5にのみ
を有し、そのホーン部5kに受信部材9kが直結してあ
る。
〔発明の効果〕
以上のように本発明にあっては、カバー部材3によって
塵の侵入を防止することができるは勿論のこと、 上記カバー部材はカバー部材の形成材料として用いた合
成樹脂材料の電波透過損失曲線における谷部に一部する
大きい厚みに形成されるから、鳥かつついたり、異物が
当ったりする等の外力の印加に対し大きな機械的強度を
発揮して、それらによる破損を未然に防止できる効果が
ある。
しかもそれと同時に、カバー部材3を大きな厚みに形成
しても、そのカバー部材による電波の損失を極めて少な
くできて、電波を効率良く受は入れることができる効果
もある。
【図面の簡単な説明】
図面は本願の実施例を示すもので、第1図は一次放射器
をその中間の一部を省略して示す縦断面図、第2図はカ
バー部材を形成する合成樹脂材料の一例について、その
電波透過損失を種々の周波数に関して示すグラフ、第3
図は一次放射器の使用例を示す図、第4図、第5図は、
夫々カバー部材の異なる実施例を示す縦断面図、第6図
は合成樹脂材料の違いによる電波透過損失曲線の違いを
示すグラフ、第7図はカバー部材の更に異なる実施例を
示す縦断面図、第8図は第1図、第6図とは別な合成樹
脂材料の電波透過損失特性を示すグラフ、第9図はカバ
ー部材の形状の他の例を示す一部破断図、第10図及び
第11図は夫々−次放射器本体に対するカバー部材の装
着手段の他の例を示す図、第12図は電波導入部材の形
態の異なる例を示す縦断面図。 3・・・カバー部材、6・・・開口部、7・・・開口端
。 頬 明 5 永雪

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.電波受入用の開口部を有する電波導入部材と、電波
    の透過が可能な合成樹脂材料で形成され、かつ上記電波
    導入部材に対し上記開口部を塞ぐ状態に装着したカバー
    部材とを含む一次放射器において、上記カバー部材にお
    いて上記開口部を塞ぐ部分の厚みは、上記カバー部材の
    形成材料として用いた合成樹脂材料の電波透過損失曲線
    における谷部に一致する厚みである一次放射器。
  2. 2.電波受入用の開口部を有する電波導入部材と、電波
    の透過が可能な合成樹脂材料で形成され、かつ上記電波
    導入部材に対し上記開口部を塞ぐ状態に装着したカバー
    部材とを含む一次放射器において、上記カバー部材にお
    いて上記開口部を塞ぐ部分の外面及び内面は、上記開口
    部内において開口部の軸上の一点を共通の中心点とする
    球面であり、しかもその部分の厚みは、上記カバー部材
    の形成材料として用いた合成樹脂材料の電波透過損失曲
    線における谷部に一致する厚みである一次放射器。
  3. 3.電波受入用の開口部を有する電波導入部材と、電波
    の透過が可能な合成樹脂材料で形成され、かつ上記電波
    導入部材に対し上記開口部を塞ぐ状態に装着したカバー
    部材とを含む一次放射器において、上記カバー部材にお
    いて上記開口部を塞ぐ部分は、平板状で、かつその厚み
    は、上記カバー部材の形成材料として用いた合成樹脂材
    料の電波透過損失曲線における谷部に一致する厚みであ
    る一次放射器。
  4. 4.電波受入用の開口部を有する電波導入部材と、電波
    の透過が可能な合成樹脂材料で形成され、かつ上記電波
    導入部材に対し上記開口部を塞ぐ状態に装着したカバー
    部材とを含む一次放射器において、上記カバー部材にお
    いて上記開口部を塞ぐ部分は、平板状で、かつその厚み
    は、上記カバー部材の形成材料として用いた合成樹材料
    の電波透過損失曲線における谷部に一致する厚みであり
    、しかも上記開口部における開口端と、上記開口部を塞
    ぐ部分における上記開口端との対向面との間には、VS
    WR低下用の空間が形成してある一次放射器。
JP4643988A 1987-12-02 1988-02-29 一次放射器 Pending JPH01251804A (ja)

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