JPH0613930Y2 - アンテナ付き軒樋 - Google Patents
アンテナ付き軒樋Info
- Publication number
- JPH0613930Y2 JPH0613930Y2 JP12101088U JP12101088U JPH0613930Y2 JP H0613930 Y2 JPH0613930 Y2 JP H0613930Y2 JP 12101088 U JP12101088 U JP 12101088U JP 12101088 U JP12101088 U JP 12101088U JP H0613930 Y2 JPH0613930 Y2 JP H0613930Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- antenna
- eaves gutter
- antenna element
- metal plate
- wavelength
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Landscapes
- Details Of Aerials (AREA)
- Support Of Aerials (AREA)
Description
本考案は、軒樋にアンテナを組み込んだアンテナ付き軒
樋に関するものである。
樋に関するものである。
FM放送、AM放送、TV放送等の受信やその他ワイヤ
レスチャイム、ワイヤレスインターホン等のワイヤレス
機器の受信のためにアンテナが必要である。そしてアン
テナとしては八木アンテナなどのように、家屋の屋外部
分、例えば屋根や天井に立てることによって取り付ける
ようにしたものが一般的である。しかしこのように屋外
にアンテナを立てる場合には、アンテナの取り付け工事
に手間がかかる等の問題や、屋外に突出するアンテナで
家屋の外観を損ねるおそれがある等の問題があった。 そこで、実開昭56−29504号公報などにみられる
ように、軒樋にアンテナを設けるようにする試みがみな
されている。すなわち、軒樋に沿って半波長のアンテナ
素子を取り付けることによって、取り付け工事に手間が
かかることなくアンテナの施工をおこなうことができ、
またアンテナが屋外に突出して家屋の外観を損なうよう
なこともないのである。
レスチャイム、ワイヤレスインターホン等のワイヤレス
機器の受信のためにアンテナが必要である。そしてアン
テナとしては八木アンテナなどのように、家屋の屋外部
分、例えば屋根や天井に立てることによって取り付ける
ようにしたものが一般的である。しかしこのように屋外
にアンテナを立てる場合には、アンテナの取り付け工事
に手間がかかる等の問題や、屋外に突出するアンテナで
家屋の外観を損ねるおそれがある等の問題があった。 そこで、実開昭56−29504号公報などにみられる
ように、軒樋にアンテナを設けるようにする試みがみな
されている。すなわち、軒樋に沿って半波長のアンテナ
素子を取り付けることによって、取り付け工事に手間が
かかることなくアンテナの施工をおこなうことができ、
またアンテナが屋外に突出して家屋の外観を損なうよう
なこともないのである。
しかし、金属板を芯材として樹脂中にインサートして形
成される軒樋にアンテナを設ける場合、導電部材である
金属板の長さが影響して半波長よりも長くなったアンテ
ナとして動作することになり、受信帯域が変わったり雑
音が入ったりすることがあるという問題があった。 本考案は上記の点に鑑みて為されたものであり、金属板
をインサートした軒樋にあっても感度良く受信すること
ができるアンテナ付き軒樋を提供することを目的とする
ものである。
成される軒樋にアンテナを設ける場合、導電部材である
金属板の長さが影響して半波長よりも長くなったアンテ
ナとして動作することになり、受信帯域が変わったり雑
音が入ったりすることがあるという問題があった。 本考案は上記の点に鑑みて為されたものであり、金属板
をインサートした軒樋にあっても感度良く受信すること
ができるアンテナ付き軒樋を提供することを目的とする
ものである。
本考案に係るアンテナ付き軒樋は、金属板1を樹脂2内
にインサートして形成される軒樋3の外面にそって、受
信周波数の半波長の長さのアンテナ素子4を設けると共
にアンテナ素子4の長手方向の両側位置においてそれぞ
れ1/4波長のトラップ5,5を設けて成ることを特徴と
するものである。
にインサートして形成される軒樋3の外面にそって、受
信周波数の半波長の長さのアンテナ素子4を設けると共
にアンテナ素子4の長手方向の両側位置においてそれぞ
れ1/4波長のトラップ5,5を設けて成ることを特徴と
するものである。
本考案にあっては、軒樋3の金属板1のうちアンテナ素
子4に対応する半波長の長さの部分以外の部分がアンテ
ナ素子4による受信に影響することを、1/4の波長の
トラップ5によって防ぐことができる。
子4に対応する半波長の長さの部分以外の部分がアンテ
ナ素子4による受信に影響することを、1/4の波長の
トラップ5によって防ぐことができる。
以下本考案を実施例によって詳述する。 軒樋3は電気絶縁性を有する合成樹脂2で形成されてい
るものであり、第2図に示すように樹脂2中にはアルミ
ニウム箔や鋼板など金属板1が軒樋3の長手方向全長に
亘ってインサートしてある。一方、アンテナ素子4は銅
板やアルミニウム板、鋼板などの良導電性金属板を扁平
に屈曲して第3図に示すように形成されるものであり、
その長さは受信する電波の波長領域に応じて設定される
ものであって、電波の半波長(1/2λ)の長さに形成し
てある。第3図の実施例では、アンテナ素子4は閉ルー
プとなった折り返しダイポールアンテナとして形成して
あり、その両端に接続端子9,9を接続して箱体8から
導出してバルントランス10を取り付け、さらにバルン
トランス10に同軸ケーブルやフィーダー線などの接続
線11を接続してある。折り返しダイポールアンテナは
閉ループでないアンテナに比べて受信波長領域が広いと
いう利点がある。またトラップ5はアンテナ素子4と同
様な良導電性金属板を扁平に屈曲して形成されるもので
あり、その長さは受信する電波の1/4波長(1/4
λ)に設定されるものである。このトラップ5はアンテ
ナ素子4の長手方向の両側にそれぞれ配置される。そし
てこれらアンテナ素子4及び一対のトラップ5,5は合成
樹脂製などの電波障害のおそれのない薄く長い箱体8内
に収納して取り付けてある。 上記のようにアンテナ素子4とトラップ5を収納した箱
体8は、その長手方向を軒樋3の長手方向と平行に向け
た状態で軒樋3の下面など外面に沿って接着剤で貼り付
けるなどして、第1図や第2図に示すように軒樋3に取
り付けられるものである。このように箱体8を軒樋3に
取り付けるだけでアンテナの施工をおこなうことができ
ることになる。そしてこのものにあって、アンテナ素子
4と軒樋3にインサートされた金属板1とは近接してい
るために、金属板1のアンテナ素子4よりも長い部分が
アンテナ素子4による受信に影響を及ぼすおそれがある
が、アンテナ素子4の長手方向の両側に位置する1/4
λのトラップ5,5によってアンテナ素子4を金属板1の
この部分から高周波的に分離独立させることができるも
のである。尚、上記各実施例では角の軒樋3を示した
が、断面半円形の丸軒樋についても適用されるのはいう
までもない。
るものであり、第2図に示すように樹脂2中にはアルミ
ニウム箔や鋼板など金属板1が軒樋3の長手方向全長に
亘ってインサートしてある。一方、アンテナ素子4は銅
板やアルミニウム板、鋼板などの良導電性金属板を扁平
に屈曲して第3図に示すように形成されるものであり、
その長さは受信する電波の波長領域に応じて設定される
ものであって、電波の半波長(1/2λ)の長さに形成し
てある。第3図の実施例では、アンテナ素子4は閉ルー
プとなった折り返しダイポールアンテナとして形成して
あり、その両端に接続端子9,9を接続して箱体8から
導出してバルントランス10を取り付け、さらにバルン
トランス10に同軸ケーブルやフィーダー線などの接続
線11を接続してある。折り返しダイポールアンテナは
閉ループでないアンテナに比べて受信波長領域が広いと
いう利点がある。またトラップ5はアンテナ素子4と同
様な良導電性金属板を扁平に屈曲して形成されるもので
あり、その長さは受信する電波の1/4波長(1/4
λ)に設定されるものである。このトラップ5はアンテ
ナ素子4の長手方向の両側にそれぞれ配置される。そし
てこれらアンテナ素子4及び一対のトラップ5,5は合成
樹脂製などの電波障害のおそれのない薄く長い箱体8内
に収納して取り付けてある。 上記のようにアンテナ素子4とトラップ5を収納した箱
体8は、その長手方向を軒樋3の長手方向と平行に向け
た状態で軒樋3の下面など外面に沿って接着剤で貼り付
けるなどして、第1図や第2図に示すように軒樋3に取
り付けられるものである。このように箱体8を軒樋3に
取り付けるだけでアンテナの施工をおこなうことができ
ることになる。そしてこのものにあって、アンテナ素子
4と軒樋3にインサートされた金属板1とは近接してい
るために、金属板1のアンテナ素子4よりも長い部分が
アンテナ素子4による受信に影響を及ぼすおそれがある
が、アンテナ素子4の長手方向の両側に位置する1/4
λのトラップ5,5によってアンテナ素子4を金属板1の
この部分から高周波的に分離独立させることができるも
のである。尚、上記各実施例では角の軒樋3を示した
が、断面半円形の丸軒樋についても適用されるのはいう
までもない。
上述のように本考案にあっては、金属板を樹脂内にイン
サートして形成される軒樋の外面に沿って、受信周波数
の半波長の長さのアンテナ素子を設けると共にアンテナ
素子の長手方向の両側位置においてそれぞれ1/4波長
のトラップを設けたので、軒樋の長い金属板がアンテナ
素子の受信に悪影響することを、1/4波長のトラップ
によって防ぐことができるものであり、金属板をインサ
ートした軒樋を利用してアンテナを設けるにあたってア
ンテナ素子による受信感度が低下することを防止するこ
とができるものである。
サートして形成される軒樋の外面に沿って、受信周波数
の半波長の長さのアンテナ素子を設けると共にアンテナ
素子の長手方向の両側位置においてそれぞれ1/4波長
のトラップを設けたので、軒樋の長い金属板がアンテナ
素子の受信に悪影響することを、1/4波長のトラップ
によって防ぐことができるものであり、金属板をインサ
ートした軒樋を利用してアンテナを設けるにあたってア
ンテナ素子による受信感度が低下することを防止するこ
とができるものである。
第1図は本考案の一実施例の断面図、第2図は同上の一
部切欠斜視図、第3図は同上のアンテナ素子とトラップ
の斜視図である。 1は金属板、2は樹脂、3は軒樋、4はアンテナ素子、
5はトラップである。
部切欠斜視図、第3図は同上のアンテナ素子とトラップ
の斜視図である。 1は金属板、2は樹脂、3は軒樋、4はアンテナ素子、
5はトラップである。
Claims (1)
- 【請求項1】金属板を樹脂内にインサートして形成され
る軒樋の外面に沿って、受信周波数の半波長の長さのア
ンテナ素子を設けると共にアンテナ素子の長手方向の両
側位置においてそれぞれ1/4波長のトラップを設けて
成るアンテナ付き軒樋。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12101088U JPH0613930Y2 (ja) | 1988-09-14 | 1988-09-14 | アンテナ付き軒樋 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12101088U JPH0613930Y2 (ja) | 1988-09-14 | 1988-09-14 | アンテナ付き軒樋 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0240828U JPH0240828U (ja) | 1990-03-20 |
JPH0613930Y2 true JPH0613930Y2 (ja) | 1994-04-13 |
Family
ID=31367634
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12101088U Expired - Lifetime JPH0613930Y2 (ja) | 1988-09-14 | 1988-09-14 | アンテナ付き軒樋 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0613930Y2 (ja) |
-
1988
- 1988-09-14 JP JP12101088U patent/JPH0613930Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0240828U (ja) | 1990-03-20 |
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