JPH0424689Y2 - - Google Patents

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JPH0424689Y2
JPH0424689Y2 JP1985053352U JP5335285U JPH0424689Y2 JP H0424689 Y2 JPH0424689 Y2 JP H0424689Y2 JP 1985053352 U JP1985053352 U JP 1985053352U JP 5335285 U JP5335285 U JP 5335285U JP H0424689 Y2 JPH0424689 Y2 JP H0424689Y2
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JP
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connector seat
casing
external connection
connector
male threaded
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Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の技術分野〕 本考案は、1つのアンテナからケーブルを複数
のテレビ受信機に分配接続するための分配器等と
して用いられる共聴機器に係り、とりわけケーシ
ングから外方へ突出するコネクタ座の構造に特徴
を有する共聴機器に関する。
〔考案の技術的背景とその問題点〕
屋外で使用するテレビジヨン等の共聴機器は、
通常、防水機能、高周波シールド機能を有するケ
ーシング内にプリント配線基板などの回路部品が
配設され、ケーシングの外壁部に同軸ケーブルな
どを接続するためのコネクタ座が外方に向けて突
出して固着された構造をしている。
このコネクタ座は、通常、外周囲に外部接続用
のおすねじ部が形成された円筒状をしている。第
5図乃至第7図は、共聴機器のケーシングに対
し、コネクタ座を固着する種々の方法を示す従来
例である。第5図に示す構造においては、共聴機
器のケーシング10は、ダイカスト製のトツプケ
ース11と、このトツプケース11の底部に防水
用ガスケツト12を介してボルト締めされたボト
ムプレート13とから構成されており、このボト
ムプレート13に対し、コネクタ座14がナツト
15を用いて固着されている。ナツト15は、ボ
トムプレート13のケーシング10内側からコネ
クタ座14のおすねじ部に螺合され、一方、コネ
クタ座14の中間付近に一体形成され正六角形状
のフランジ部14aを、ボトムプレート13のケ
ーシング10外側に当接させ、これらでボトムプ
レート13を挟むようにして締付けられている。
符号16は防水用のOリングである。
この構造においては、六角スパナなどの工具を
用いて外部からの同軸ケーブルを接続あるいは取
外す際、ボトムプレート13のケーシング外側に
突出している正六角形状のフランジ部14aを誤
まつて回わしてしまうおそれがある。また、締付
け用のナツト15をコネクタ座14とは別個に作
らなければならず、さらに、狭いスペース内でナ
ツト15を回わす作業を要求されるなど、コスト
および組立作業上の難点がある。また、ボトムプ
レート13からフランジ部14aが外部へ突出し
ていることはデザイン的にも望ましくない。
第6図においては、ボトムプレート17をダイ
カスト等の厚みのある部材で製作し、これにめす
ねじ部17aを穿設するとともに、コネクタ座1
8の外周囲にねじ締付用筒部19を一体成形し、
ねじ締付用筒部19を用いてコネクタ座18のお
すねじ部をめすねじ部17aにねじ込み固定して
ある。
この構造によれば部品点数が簡単となり取扱い
が簡単であるが、ねじ締付用筒部19が外部に突
出しているので、中心コンタクトの平板ばね部2
1と、コネクタ座18の内側とのインピーダンス
整合が高周波で広帯域となるほど難しくなる。ま
た、上記の例と同様に、ねじ締付用筒部19を誤
まつて回わしてしまつたり、美観的にも望ましく
ないという難点がある。
このような従来の構造の欠点を解決する方法と
して、第7図に示すような構造が開発されてい
る。第7図に示す構造においては、共聴機器のケ
ーシング20をダイカスト製のトツプケース11
とダイカスト製のボトムケース22により製作
し、コネクタ座23を、このボトムケース22と
一体にダイカスト成形してある。
このように、コネクタ座23をボトムケース2
2と一体成形することは、防水、電波漏れ防止等
には非常に効果があるが、なお次のような欠点を
有している。すなわち、鋳造時のバラツキなどに
よりコネクタ座23が折損することがある。特
に、高周波帯域を広くする場合、コネクタ座23
の内径寸法を大きくする必要がり、規格により外
側のおすねじ部の直径が決つていることから、コ
ネクタ座の肉厚が薄くなり、強度不足を生ずる。
また、外部同軸ケーブル接続用のコネクタは、真
ちゆうで作られることが多く、アルミダイカスト
製のコネクタ座に締め込んだ場合、両者間で電食
を生じ、ねじ部が固着されてコネクタが外れない
などの問題を発生する。
〔考案の目的〕
本考案はこのような点を考慮してなされたもの
であり、強度的に優れ、高周波の広い帯域におい
てインピーダンス整合がとりやすいとともに、工
事などで誤まつて取扱われたり、美観を損うこと
のないコネクタ座の構造を備えた共聴機器お提供
することを目的とする。
〔考案の概要〕
本考案による共聴機器は、コネクタ座をケーシ
ングとは別部材により製作し、このコネクタ座を
外部接続用ねじ部のみがケーシング外に突出する
ようにしてケーシングに固着されていることを特
徴としている。
本考案によれば、コネクタ座のケーシング外突
出部分に、コネクタ座を回動させるようなフラン
ジ部等がないので、誤まつてコネクタ座を回わし
てしまつたり、美観を損うことがない。また、コ
ネクタ座の長さを短くするとができるので、高周
波的に広い帯域でインピーダンス整合がとりやす
い。さらに、強度の大きい材料で製作することに
より、コネクタ座の薄肉化を図ることができる。
〔考案の実施例〕
以下、第1図および第2図を参照して本考案の
一実施例について説明する。第1図は本考案によ
る共聴機器の全体構成を示す側断面図、第2図は
その要部を示す部分拡大側断面図である。共聴機
器のケーシング30は、上端にメツセンジヤワイ
ヤ止め金具31などの設けられたトツプケース3
2と、このトツプケース32の底部に、防水用ガ
スケツト33を介してボルト34により締付け固
定されたボトムケース35とから構成されてい
る。ケーシング30内部にはプリント配線基板3
6などの回路部品が配設されている。
トツプケース32およびボトムケース35は、
それぞれダイカスト、例えばアルミダイカストに
より作られ、ボトムケース35のコネクタ座取付
位置には、他の部分より厚肉の円筒ボス35aが
一体形成されている。この円筒ボス35aに対し
めすねじ部37が貫通して設けられ、このめすね
じ部37に、ケーシング30とは別部材、例えば
真ちゆう製のコネクタ座38が螺入されている。
このコネクタ座38は、中間外周部分に一体形
成されたストツパリング38aと、このストツパ
リング38aを間にして両側に形成された外部接
続用おすねじ部38bおよび締付固定用おすねじ
部38cを備えている。また、コネクタ座38の
中心部には、保持スペーサ39a、防水用ゴムス
ペーサ39b等を介して中心コネクタ41が固定
保持されている。
円筒ボス35aの入口端(ケーシング外壁端)
側には、コネクタ座38のストツパリング38a
の外周が嵌合する直径と、ストツパリング38a
の厚みと同一あるいはわずかに大きい深さ寸法を
有する円形拡大部42が形成されている。
コネクタ座38は、第2図に示すように、おす
ねじ部38cを円筒ボス35aに形成されためす
ねじ部37にねじ込むことにより、ボトムケース
35に対し固着されている。この場合、ストツパ
リング38aが円筒拡大部42に完全に入り込む
ことにより、コネクタ座38のねじ込み寸法が規
制され、また同時に、ボトムケース35の外方側
へ突出する部分が、おすねじ部38bのみとな
る。
このコネクタ座38のねじ込み締付けは、一般
に植込みボルトのねじ込みなどで用いられている
治具を用いることにより容易に行うことができ
る。また、締付け後の固着を確実にするととも
に、防水、電波漏れ防止を図るため、めすねじ部
37とおすねじ部38cとの間にシール用樹脂、
嫌気性接着剤などを注入することが望ましい。
本実施例によれば、コネクタ座38をケーシン
グ30とは別部材により製作してあるので、用途
に応じて最も適した材料で作ることができ、折損
などを生ずることなくコネクタ座38の薄肉化を
図ることができる。また、同軸ケーブル43を接
続するコネクタ44との間で電食を生ずることを
防止することができる。
また、ボトムケース35から外方に突出する部
分が、外部接続用のおすねじ部38bのみである
ので、工事などで誤まつてコネクタ座38を回わ
してしまうことはない。また、ストツパリング3
8aはボトムケース35に埋込まれた状態とな
り、従来のダイカストで一体成形されたコネクタ
座(第7図参照)と同一のデザインとすることが
できる。さらに、コネクタ座38の長さを短くす
ることができるので、高周波的に広い帯域にわた
つてインピーダンス整合をとることができる。
第3図および第4図は、本考案によるコネクタ
座の他の実施例を示す概略側断面図である。第3
図に示す実施例においては、一端に工具を用いて
回動可能な六角形状フランジ51aの設けられた
コネクタ座51を、ボトムケース35に形成され
ためすねじ部に対し、六角形状フランジ51aを
用いてボトムケース35の内側からねじ込み、六
角形状フランジ51aとボトムケース35の内側
に当接させることにより抜止め固定されている。
この実施例によればコネクタ座51がボトムケー
ス35の内側からねじ込み固定されているので、
ボトムケース35の外側からコネクタ44を着脱
する際、コネクタ座51が外れにくいという特徴
がある。
第4図に示す実施例においては、一端にフラン
ジ部61aの形成されたコネクタ座61を、ボト
ムケース35の内側からおすねじ部が外方へ突出
するようボトムケース35に対して挿着し、フラ
ンジ部61aとボトムケース35との間が溶接W
により固定されている。この実施例によれば、単
に圧入、かしめなどの方法により固定されたもの
と比べより確実な固定を行うことができ、また、
電波漏れを確実に防止することができる。
なお、上述した本考案の実施例においては、コ
ネクタ座をケーシングのボトムケースに固着した
例を示したが、コネクタ座をトツプケースに固着
する場合も同様の効果を奏することができる。
〔考案の効果〕
以上説明したように、本考案によれば、共聴機
器のケーシングに突出して固着されたコネクタ座
が強度的に強く、高周波の広い帯域においてイン
ピーダンス整合がとりやすいとともに、工事など
で誤まつて取扱われたり、美観を損うことがない
などの優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案による共聴機器の全体構成を示
す側断面図、第2図はその要部を示す部分拡大側
断面図、第3図および第4図は本考案によるコネ
クタ座の他の実施例を示す概略側断面図、第5図
乃至第7図は従来の共聴機器のコネクタ座取付構
造の例を示す側断面図である。 35……ボトムケース、37……めすねじ部、
38,56,61……コネクタ座、38a……ス
トツパリング、38b……外部接続用おすねじ
部、38c……締付固定用おすねじ部、42……
円形拡大部、44……コネクタ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 外周囲に外部接続用ねじ部が形成されている円
    筒状のコネクタ座を、内部に回路部品が配設され
    ているケーシングに対し前記外部接続用ねじ部を
    外方に突出させた状態で固着してなる共聴機器に
    おいて、 前記コネクタ座は、前記ケーシングとは別部材
    により作られ、中間外周部分に一体形成されたス
    トツパリングと、このストツパリングを間にして
    両側に形成された外部接続用おすねじ部および締
    付固定用おすねじ部とを備え、 前記ケーシングには前記コネクタ座の締付固定
    用おすねじ部が螺合するめすねじ部が貫通して設
    けられ、前記コネクタ座が、前記外部接続用ねじ
    部のみがケーシング外に突出するよう固着されて
    いることを特徴とする共聴機器。
JP1985053352U 1985-04-10 1985-04-10 Expired JPH0424689Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1985053352U JPH0424689Y2 (ja) 1985-04-10 1985-04-10

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JP1985053352U JPH0424689Y2 (ja) 1985-04-10 1985-04-10

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JPS61171359U JPS61171359U (ja) 1986-10-24
JPH0424689Y2 true JPH0424689Y2 (ja) 1992-06-11

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ID=30574134

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JP1985053352U Expired JPH0424689Y2 (ja) 1985-04-10 1985-04-10

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JPS61171359U (ja) 1986-10-24

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