JPH03296519A - 光半導体用エポキシ樹脂封止材料 - Google Patents

光半導体用エポキシ樹脂封止材料

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JPH03296519A
JPH03296519A JP40568990A JP40568990A JPH03296519A JP H03296519 A JPH03296519 A JP H03296519A JP 40568990 A JP40568990 A JP 40568990A JP 40568990 A JP40568990 A JP 40568990A JP H03296519 A JPH03296519 A JP H03296519A
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JP
Japan
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filler
epoxy resin
refractive index
matrix
sealing material
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Pending
Application number
JP40568990A
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English (en)
Inventor
Kenji Kitamura
賢次 北村
Taro Fukui
太郎 福井
Shinji Hashimoto
眞治 橋本
Masaya Tsujimoto
雅哉 辻本
Hiroshi Yamamoto
広志 山本
Yasuhisa Kishigami
泰久 岸上
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
[0001]
【産業上の利用分野】
この発明は、LED、フォトトランジスタ、フォトダイ
オード、フォトカップラー CCD、EPROM、フォ
トセンサーなどの受発光素子、または、光を利用して機
能する素子なでの光半導体を安価に封止できるエポキシ
樹脂封止材料に関する。 [0002]
【従来の技術】
光半導体素子を封止するための封止材料としては、透明
性が要求されるため、エポキシ樹脂および酸無水物から
なり、充填材を含まない組成物を用いていた。 これは、組成物に充填材を含有させると、不透明になり
、不適であるからである[0003] この封止材料の信頼性は極めて低く、高級な素子(CC
D、EPROMなど)では安価な樹脂封止は一般的でな
く、透明な石英ガラス窓を有するセラミック気密封止が
行われている。 [0004]
【発明が解決しようとする課題】
前記従来の封止材料は、充填材を含有していないため、
線膨張係数α1=7〜8  [X 10−5/deg、
、]であり、透明性を持たないエポキシ樹脂封止材料の
3〜5倍である上、吸湿率も大きい。 さらに、充填材を含有していないと、硬化発熱が大きく
、マイルドな硬化条件が必要であり、速硬化させると黄
変して透明性が低下してしまう。多官能性材料や脂環式
エポキシ樹脂を含有させると、硬化発熱が一層大きくな
るため、硬化物Tgも120℃程度であった。 [0005] このように線膨張係数が大きい、吸湿率が大きい、Tg
が低いという物性は、半導体用封止材料として信頼性が
低いことを意味している。 この発明は、前記のような問題を克服し、速硬化で、信
頼性の高い光半導体用エポキシ樹脂封止材料を提供する
ことを課題とする。 [0006]
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するために、請求項1から6までの各発
明にかかる光半導体用エポキシ樹脂封止材料は、エポキ
シ樹脂、酸無水物硬化剤および充填材を含有し同充填材
が下記(I)式の関係を満たす屈折率を持つものである
。 n (matrix) −0、02≦n (fille
r)≦n (matrix)+ 0 、 07    
・−(I )〔式中、n (matrix)は封止材料
全部のうち充填材以外の成分を硬化させてなる硬化物の
屈折率を表し、n (filler)は充填材の屈折率
を表す。〕請求項2の発明によれば、さらに、前記充填
材としてシリカが含有されている[0007] 請求項3の発明によれば、請求項1に加えてさらに、前
記充填材としてガラスが含有されている。 請求項4の発明によれば、さらに、前記充填材として球
状のものが用いられている。 請求項5の発明によれば、さらに、前記エポキシ樹脂と
して少なくとも脂脂式エポキシ樹脂が含有されている。 [0008] 請求項6の発明によれば、さらに、前記エポキシ樹脂と
して少なくともトリグリシジルイソシアヌレートが含有
されている。 なお、前記屈折率は、たとえば、通常n、と呼ばれてい
る数値である。また、n (matrix)は、たとえ
ば、室温(20℃)での値である。 前記課題の解決のためには、線膨張係数を低下させるこ
とが必須であり、そのために最も有効な手段は、組成物
中に充填材を配合することである。しかし、従来の封止
材料に通常の充填材を配合すると不透明となってしまい
、不適当である。この原因は、マトリックス樹脂と充填
材の屈折率が異なるため、入射光が界面で屈折・散乱を
起こしてしまうためである。 [0009] もしも、屈折率を完全に一致できれば、充填材含有の硬
化物を透明にすることができることは公知の事実である
が、有機物であるマトリックス樹脂と、線膨張係数の低
下のために添加する無機充填材とでは、属性率の温度依
存性が異なる(有機物の方が温度依存性が大きい)ため
、温度変化も含めて両者の屈折率を一致させることは不
可能である。 [0010] 発明者らは、光半導体用として要求される透明度と使用
温度範囲(たとえば、通常O〜100℃程度である)を
鑑み、研究を行った結果、封止材料を前記のような組成
にすることによってO〜100℃程度の全領域で光半導
体用としての透明度が確保できることを見出したのであ
る。 この発明の封止材料には、前述の必須成分以外にも、硬
化促進剤、カップリング剤、その他の、マトリックス樹
脂に溶解して機能を発揮する添加剤を加えてもよい。こ
のように必須成分に加えてその他の成分を加えた場合に
も、前記(I)式を満足する範囲に充填材屈折率がある
ことが必須である。さらに、透明性を悪化させるような
物質であっても、微量添加ならば光半導体用としての透
明度を確保できるものならば添加しても差し支えない。 [00113 この発明に用いる充填材の大きさ等には、特に制限はな
いが、充填材量を多くした時に粘度が高くなって気泡を
生じやすいという意味から、通常の封止材料の充填材と
して用いられている粒度、粒度分布であることが好まし
い。たとえば、平均粒度1〜30μm、粒度分布100
以下が好ましい。これらの範囲を外れると、成形時の流
動性の悪化、トランスファー成形時のゲート詰まり、液
状ポツティング時の沈降などが起きる恐れがある。 [0012] 充填材の形状についても特に制限されないが、破砕状の
ものよりも球状充填材の方が好ましい。これは、図1に
みるように、球状の充填材2がマトリックス樹脂1中に
分散している場合、臨界角を超えた入射光4が散乱(反
射)される確率が小さいのに、図2にみるように、破砕
状の充填材12がマトリックス樹脂1中に分散している
場合、臨界角を超えた入射光4が散乱(反射)される確
率が大きく、少しの屈折率差でも透明性が低下する傾向
にあるためである。球状の充填材としては、真球である
ことが好ましいカミ通常、破砕状のもの(鋭利な先端を
持っている)をいわゆる溶射と呼ばれる方法によって前
記鋭利な部分を丸くしたものも球状と呼ばれており、こ
のようなものは、この発明の効果の点が、破砕状のもの
よりは高い。 [0013] 以上に述べたような効果を持つためには、充填材は均一
な屈折率を持つことが好ましい。たとえば、ガラスの場
合、n=1.46の石英ガラスとn=2.16のジルコ
ニアを混合して添加しても、この発明の効果は得られな
い。このような場合には、両方またはいずれか一方が不
透明化成分となるからである。 すなわち、原子レベルで両者が混合された物質が持つ屈
折率が問題となるのである。原子レベルで混合して屈折
率を制御するなめには、気相法、ゾル−ゲル法、CVD
法等の無機粉体合成時に混合されるべき原子を供給する
必要がある。 [0014] ゾル−ゲル法による屈折率制御の使用例は、たとえば、
科学と工業〔vol、 63、No、2、p、57〜6
4 (1989))に記載されている。前記のように無
定形シリカ(石英ガラス)を主体とすることが好ましく
、しかも、後で述べるように、マトリックス樹脂硬化物
の20℃での屈折率は、たとえば、1.50〜1゜56
程度である。 [0015] したがって、石英ガラス単独では、この発明の目的を達
成することが難しく、石英ガラスに高屈折率原子を混合
させることが好ましい。高屈折率原子(正確には、酸化
物が高屈折率を持つ原子)の例としては、前記のZrの
他、Ti等を挙げることができる。 一方、ガラス系充填材としては、特に限定はされないが
、たとえば、ホウケイ酸バリウム系ガラスやホウケイ酸
鉛系ガラス等を用いることが好ましい。これらのガラス
の組成は、たとえば、Si0 30〜47重量部、B2
031〜18重置部、Ba016〜49重量部、および
PbO0〜23重量部含有する。また、この中でも、室
温における屈折率が1.53〜1.68の範囲にあるも
のが好ましい。 [0016] 前述の屈折率の範囲について、さらに説明すると、マト
リックス樹脂に粉体充填して透明性を得るためには、両
者の屈折率が等しいことが好ましいが、両者に差がある
場合、マトリックス樹脂の屈折率く充填材屈折率の関係
の方が、より透明化を達成することができる。光半導体
用として許される範囲は、理由は不明であるが、下記(
II)式の範囲であることが実験的に確認されている。 (マトリックス樹脂の屈折率−領 02)〜(マトリッ
クス樹脂の屈折率+0゜O9・・・(II) さて、無機充填材の屈折率は、0〜100℃では大きく
変化しないが、マトリッスク樹脂硬化物は、100℃で
の屈折率が0℃でのそれに対して0.02程度小さくな
る。したがって、封止材料のうち充填材以外の全成分を
用いた硬化物の20℃での屈折率をn (matrix
)とした時、0〜100℃の範囲では、硬化物の屈折率
は、n (matrix)からn (matrix) 
−0、02程度変化する。この全温度領域に対して前記
関係式(II)を満たすための条件は前記関係式(I)
となる。 [0017] この発明に用いるエポキシ樹脂の硬化剤としては、酸無
水物系のものが必須である。アミン系、フェノール系硬
化剤は、熱処理により、黄変、赤変を起こし、透明度が
低下するため、好ましくない。酸無水物系硬化剤は、大
きな変化を起こさないが、内部に二重結合を有すると、
長時間加熱や硬化時に二重結合が酸化され、若干黄色を
呈するため、好ましくは、不飽和結合を持たないものを
選ぶべきである。酸無水物系硬化剤の好ましい例として
は、たとえば、メチルへキサヒドロ無水フタール酸、ヘ
キサヒドロ無水フタール酸、無水コハク酸などを挙げる
ことができる。 [0018] この発明には、エポキシ樹脂として、通常のグリシジル
エーテル型エポキシ樹脂(ビスフェノールA型、ビスフ
ェノールF型、ノボラック型、クレゾールノボラック型
など)をはじめ、いかなるエポキシ樹脂を用いてもよい
。しかし、前に挙げた無水物とグリシジルエーテル型エ
ポキシ樹脂の組み合わせは、フェノール樹脂硬化剤を用
いた通常の封止材に耐熱性が低いことがある。そこで、
耐熱性を高くするためには、エポキシ樹脂として、下記
■、■のうちのいずれか一方または両方を一部または全
部含有することが好ましい。 [0019] ■ 脂脂式エポキシ樹脂〔たとえば、具体例を下記の(
A)〜(E)式で示す〕 [0020]
【化1】 [0021]
【化2】 [0022]
【化3】 [0023]
【化4】
【化5】 [0025] ■ トリグリシジルイソシアヌレート す〕 [0026]
【化6】 〔たとえば、具体例を下記の(F)式で示[0027] 耐熱性を上げる手段としては、この他に、他の3官能以
上のエポキシ樹脂を用いる方法、2つ以上の酸無水物骨
格を持つ分子を含有させる方法などが考えられるしかし
、トリグリシジルイソシアヌレート以外の3官能を持つ
エポキシ樹脂では、ポットライフが悪化したり、硬化発
熱が大きく、充填材を含有しても速硬化させると黄色に
着色したりするため、好ましくない。また、2つ以上の
酸無水物骨格を持つ分子を硬化剤として併用させると、
やはり速硬化により着色を生じたり、反応性が著しく異
なり、不溶状態で沈降して、Tgが上がらないという欠
点がある。さらに、通常のグリシジルエーテル型エポキ
シ樹脂も芳香環を有しており、単独では透明性があるも
のの、速硬化させると硬化時に若干、黄色がかった色と
なり、LED等の色あいが変化する恐れがある。これに
対して、前記■または■のエポキシ樹脂を併用すると、
無色透明性が向上する。 [0028] この発明では、前記構成成分の配合割合は、特に限定さ
れないが、たとえば、エポキシ樹脂100重量部に対し
て、酸無水物硬化剤20〜120重量部、前記特定の屈
折率を持つ充填材10〜85重量部、その他の配合物0
〜2重量部とするのが好ましい。酸無水物硬化剤の割合
が前記範囲を外れると、硬化物のTgが低く、電気特性
も悪化し、吸湿性も高くなる恐れがある。前記充填材の
割合が前記範囲を下回ると、この発明の効果が得られな
い恐れがあり、上回ると、高粘度となり成形できない恐
れがある。その他の配合物の割合が前記範囲を上回ると
、硬化物の透明性の低下が大きくなる恐れがある。ただ
し、透明性を損なわないものならば0.5重量部以上入
れてもよい。 [0029] この発明の封止材料の形態は、特に制限されるものでは
なく、液状であっても、成形材料化されて粉体であって
もよい。さらに、グラニユールであっても、これをペレ
ットまたはタブレット化したものであってもよい。成形
材料化する場合には、組成物全体をホモデイスパーで混
練してB−ステージ化を進めておくことが好ましい。材
料は、よく混練して、充填材とマトリックス樹脂をよく
親和させておく必要があり、マクロな気泡が残らないよ
うに成形する必要がある。混線時も不透明化を起こす物
質が混入しないようにゴミの混入を避け、混線機もセラ
ミック、ステンレス等の硬い素材を用いることが好まし
い。 [0030]
【作用】
前記(I)式を満たす範囲の屈折率を持つ充填材を用い
ることにより、透明性のある樹脂硬化物が得られる。 この発明によれば、従来の封止材料の透明性を維持した
まま、低線膨張化(たとえば、1/2〜115)、低吸
湿化(たとえば、1/2〜115) および低硬化発熱
等を達成できる。 [0031] このため、この発明によれば、前述のような光半導体を
封止することができ、信頼性向上、速硬化が可能となる
。 [0032]
【実施例】
以下に、この発明の具体的な実施例および比較例を示す
が、この発明は下記実施例に限定されない。 下記実施例および比較例では、充填材として、下記の屈
折率を持つ、シリカを主体としたものA−Eと、無アル
カリガラスFとを用いた。 [0033] A:n=1.46 C通常の溶融シリカ(タラモリ社製
のRD−8)、破砕状〕B:n=1.51 [”ゾル−
ゲル法によって屈折率制御した溶融シリカ(徳山曹達(
株)製)、真球状〕 C:n=1.53 (ゾル−ゲル法によって屈折率制御
した溶融シリカ(徳山曹達(株)製)、真球状〕 D:n=1.55 [ゾル−ゲル法によって屈折率制御
した溶融シリカ(徳山曹達(株)製)、真球状〕 E:n=1.55 [”充填材りを溶融後、機械的に破
砕したもの。破砕状〕F :n=1.575 [無アル
カリガラス(山村ガラス製)、破砕状]なお、これら充
填材A−Fの平均粒径は、Aが5μm1B−Eが各2μ
m、 Fが20μmで、A−Eは全て50μm以上の粒
分を持たないものであった。 [0034] また、屈折率の測定は、アツベの屈折計を用いて行った
。 一実施例1〜4− エポキシ樹脂としてビスフェノールA型エポキシ樹脂(
東都化成(株)製のYD−840:エポキシ当量180
)と、酸無水物としてメチルへキサヒドロ無水フタル酸
(犬日本インキ化学工業(株)製の8650)とを、後
記表1に示したように配合し、ホモデイスパーを用いて
5分間混線を実施し、配合物(エポキシ樹脂封止材料)
を得た。 [0035] この配合物を、1mm厚となるようなスペーサを置いて
対向させた2枚のポリメチルペンテン製平板の間に注型
した。これを乾燥機中で120℃で4時間熱処理し、さ
らに、150℃で3時間の熱処理をして硬化させた。 この硬化物を以下の物性測定用に適宜切り出して物性を
測定した。 さらに、金ワイヤーによりガラス−エポキシ基板上に接
続された評価用アルミパターンチップに対して、前記配
合物をドリップコートして、チップオンボードにおける
信頼性を評価した。 掬性激定 ・線膨張係数:TMAにより測定し、50〜80℃の値
を計算した。 ・吸湿率;2気圧のPCTを200時間処理後の重量増
加から計算した。 ・Tg;粘弾性スペクトロメータを使用して求めた。 ・光透過率;U■光度計を用い、660nm(赤色光)
での透過率を採用した。 ・その他;目視により色合いを見た。 信題性 ・PCT; n=10で2気圧のPCT処理によって5
0時間ごとに測定し、5個以上アルミ腐食による断線が
生じる時間を測定した。 ・温度サイクル: n=10で、−65℃で30分間〜
室温5分間〜150℃で30分間を1サイクルとして繰
り返し、20サイクルごとに測定し、5個以上の断線が
生じる時間を測定した。 [0036] 一比較例1一 実施例1において充填材を含まないこと以外は全く同様
にしてエポキシ樹脂封止材料を得、実験を行った。 一方、比較例1の硬化物の屈折率を20℃で測定したと
ころ、1.55であった。また、100℃での測定では
、1.53であった。 [0037] 一比較例2および3一 実施例1において、1.55の屈折率を持つ充填材りに
代えて、1.53(=、=1゜55−0.02)未満の
屈折率を持つ充填材A、Bを用いたこと以外は全く同様
にしてエポキシ樹脂封止材料材料を得、実、験を行った
。 一実施例5〜1〇一 実施例1〜4と同様の手段で後記衣2に示す配合により
エポキシ樹脂封止材料を得、実験を行った。 [0038] 後記衣2中、七ロキサイド2021とは、ダイセル(株
)製のエポキシ樹脂で、前記(A)式の構造を持つもの
、TGIは、三菱ガス化学(株)製で、前記(F)式の
構造を持つエポキシ樹脂、B−4400は、大日本イン
キ化学工業(株)製の多官能酸無水物(5−(2,5−
ジオキソテトラヒドロ−3−フラニル)−3−メチル−
3−シクロヘキセン−1,2−ジカルボン酸無水物〕で
、次式で示される構造を持つものである。 [0039]
【化7】 [0040] 一比較例4− 後記衣2に示す配合を用いたこと以外は実施例5と全く
同様にしてエポキシ樹脂封止材料を得、実、験を行った
。この配合は実施例5で充填材を含まないものであり、
20℃での屈折率は1゜50であった。 −比較例5− 前記(I)式の関係を満たさない屈折率を持つ充填材を
用いたこと以外は実施例5と同様にしてエポキシ樹脂封
止材料を得、実験を行った。 [0041] 一参考例1一 実施例6において充填細を用いなかったこと以外は実施
例6と全く同様にしてエポキシ樹脂封止材料を得、硬化
物を得た。同硬化物の20℃での屈折率は1゜49であ
った。 一参考例2一 実施例9において充填材を用いなかったこと以外は実施
例9と全く同様にしてエポキシ樹脂封止材料を得、硬化
物を得な。周硬化物の20℃での屈折率は1゜51であ
った。 [0042] 一参考例3一 実施例10において充填材を用いなかったこと以外は実
施例10と全く同様にしてエポキシ樹脂封止材料を得、
硬化物を得た。同硬化物の20℃での屈折率は1.50
であった。 一実施例11〜20一 実施例1〜10と同一配合の組成物を用い、前回よりも
速硬化(120℃で30分間+160℃で2時間)させ
たこと以外は同様にして実、験を行った。 [0043] 光透過率、色合い、および信頼性評価結果を後記表3に
示した。 −比較例6〜1〇− 比較例1〜5と同一配合の組成物を用い、前回よりも速
硬化(120℃で30分間+160℃で2時間)させた
こと以外は同様にして実、験を行った。 光透過率、色合い、および信頼性評価結果を後記表4に
示した。 [0044] 一実施例21〜25− エポキシ樹脂としてクレゾールノボラック型エポキシ樹
脂(住友化学工業(株)製のESCN−195XL:エ
ポキシ当量195)と、酸無水物としてヘキサヒドロ無
水フタル酸(牛丼化学薬品(株)製試薬)と、前記TG
IおよびB−4400とを、後記表5に示したような割
合で配合し、ハンマーミルを用いて粉砕混合した。この
混合品を70℃でミキシングロールを用いて10分間混
練し、エポキシ樹脂封止材料を得た。 [0045] 得られた封止材料をトランスファー成形機を用いて、所
定形状に成形して物性測定を行った。光透過率および色
合いの測定には1mm厚のサンプルを用いた。信頼性評
価には、前記評価用アルミパターンチップを16DIP
に成形したものを使用した。成形は160℃で3分間行
った後、150℃で6時間のアフターキュアを行った。 [0046] 一比較例11一 実施例21で充填材を含まない以外は全く同様にしてエ
ポキシ樹脂封止材料を得、実験を行った。得られた硬化
物の20℃での屈折率は1.56であった。 −比較例12〜14− この発明の範囲に入らない屈折率を持つ充填材を用いて
実施例21〜25と同様にしてエポキシ樹脂封止材料を
得、実験を行った。 [0047] 一参考例4一 実施例24において充填材を用いなかったこと以外は実
施例24と全く同様にしてエポキシ樹脂封止材料を得、
硬化物を得た。同硬化物の20℃での屈折率は1.56
であった。 一参考例5一 実施例25において充填材を用いなかったこと以外は実
施例25と全く同様にしてエポキシ樹脂封止材料を、硬
化物を得た。同硬化物の20℃での屈折率は156であ
った。 [0048] 一実施例26− エポキシ樹脂としてビスフェノールA型エポキシ樹脂(
油化シェルエポキシ(株)製のエピコート1001:エ
ポキシ当量467)と、酸無水物としてヘキサヒドロ無
水フタル酸(牛丼化学薬品(株)製試薬)とを、後記衣
6に示した割合で配合し、ホモデイスパーを用いて5分
間混練し、エポキシ樹脂封止材料を得た[0049] 得られた封止材料をトランスファー成形機を用いて、所
定形状に成形して物性測定を行った。光透過率および色
合いの測定には1mm厚のサンプルを用いた。信頼性評
価には、前記評価用アルミパターンチップを16DIP
に成形したものを使用した。成形は150℃で3分間行
った後、120℃で16時間のアフターキュアを行った
。 [0050] 一比較例15一 実施例26で充填材を含まない以外は全く同様にしてエ
ポキシ樹脂封止材料を得、実験を行った。得られた硬化
物の20℃での屈折率は1.57であった。 [0051]
【表1】
【表2】 [0053]
【表3】 [0054]
【表4】
【表5】
【表6】 [0057] 前記衣1〜6から、下記(a)〜(d)が確認された。 (a)屈折率が前記(I)式の範囲内の充填材を用いる
ことによって、低線膨張、低吸湿で、カリ、十分に透明
な材料が得られ、その結果、信頼性が向上する。さらに
、硬化発熱量が小さくなり、速硬化しても着色が防げる
ため、生産性を向上させることができる。 [0058] (b)球状充填材を用いると、前記の透明性がさらに高
まる。 (C)脂脂式エポキシ樹脂またはトリグリシジルイソシ
アヌレートを併用すると、着色等を伴わないで、さらに
耐熱性も付与することができる。 [0059]
【発明の効果】
請求項1から6までの各発明によれば、前記特定の屈折
率を持つ充填材が用いられるので、低線膨張、低吸湿で
、かつ、十分に透明な材料が得られ、その結果信頼性が
向上する。さらに、硬化発熱量が小さくなるため、速硬
化しても着色が防がれ、生産性を向上できる。 [0060] 請求項2または3の発明によれば、封止材料中の不純物
がより少なく、線膨張係数がよりtJ)さくなる。 請求項4の発明によれば、透明性がさらに高まる。 請求項5および6の各発明によれば、着色等を伴わない
で、さらに耐熱性も付与することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 球状の充填材を用いた封止材料への入射光の経路を模式
的に表す断面図である
【図2】 破砕状の充填材を用いた封止材料への入射光の経路を模
式的に表す断面図である。
【符号の説明】
マトリックス樹脂 球状の充填材 破砕状の充填材 2
【書類芯】
図面
【図1】
【図2】
【書類名】 【提出日】 【あて先】 【事件の表示】 【出願番号】 【発明の名称】 【補正をする者】 【事件との関係】 【識別番号】 【氏名又は名称】 【代表者】 【代理人】 【識別番号】 【住所又は居所】 【弁理士】
【氏名又は名称】 松本 武彦
【補正により増加する請求項の数】
【手続補正 1】
【補正対象書類名】 【補正対象項目名】 【補正方法】 【補正の内容】
【手続補正 2】
【補正対象書類名】 【補正対象項目名】
【補正方法1 【補正の内容1 【手続補JIE3] 【補正対象書類名】 明細書 変更 手続補正書 平成3年5月15日

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】エポキシ樹脂、酸無水物硬化剤および充填
    材を含有し、同充填材が下記( I )式の関係を満たす
    屈折率を持つものである光半導体用エポキシ樹脂封止材
    料。 n(matrix)−0.02≦n(filler)≦
    n(matrix)+0.07…( I )〔式中、n(
    matrix)は封止材料全部のうち充填材以外の成分
    を硬化させてなる硬化物の屈折率を表し、n(fill
    er)は充填材の屈折率を表す。〕
  2. 【請求項2】充填材
    がシリカ系充填材である請求項1記載の光半導体用エポ
    キシ樹脂封止材料。
  3. 【請求項3】充填材がガラスである請求項1記載の光半
    導体用エポキシ樹脂封止材料。
  4. 【請求項4】充填材が球状である請求項1、2、または
    3記載の光半導体用エポキシ樹脂封止材料。
  5. 【請求項5】エポキシ樹脂が少なくとも脂環式エポキシ
    樹脂を含む請求項1から4までのいずれかに記載の光半
    導体用ポキシ樹脂封止材料。
  6. 【請求項6】エポキシ樹脂が少なくともトリグリシジル
    イソシアヌレートを含有するものである請求項1から5
    までのいずれかに記載の光半導体用エポキシ樹脂封止材
    料。
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