JPH03294898A - ドラムの胴 - Google Patents

ドラムの胴

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JPH03294898A
JPH03294898A JP2098244A JP9824490A JPH03294898A JP H03294898 A JPH03294898 A JP H03294898A JP 2098244 A JP2098244 A JP 2098244A JP 9824490 A JP9824490 A JP 9824490A JP H03294898 A JPH03294898 A JP H03294898A
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drum
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barrel
grained
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Toshinori Yamashita
山下 俊宜
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Yamaha Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明はタムタム(トムトム)、スネアドラム、バスド
ラム等に用いられるドラムの胴(シェル)に間し、胴の
外周層を胴の円周方向に沿う木理を有する木板で、その
内層部を胴の軸方向(深さ方向)に沿う木理を有する木
板で、これらを積層して構成することにより、音質の改
善を図るとともに、胴の機械的強度を向上させるもので
ある。
〈従来の技術〉 従来からドラムの胴としては、木板のみから構成された
ウッド胴が知られている。
このウッド胴は、その構造の違いにより、くり抜き胴、
合板胴、単板側、ブロック胴等に分けることができる。
以下、各々の胴についての説明を行なう。
くり抜き胴は、例えばメープル等の木材を、所定の長さ
に切断し、この木材の中心部分をくりぬいて円筒状に形
成したものである。
したがって、この胴の木理(木目)の延在方向は円筒体
の軸方向と同一であるので、この胴の一方の開口端に張
設されたドラムヘッドを叩いた場合、その振動が木理の
方向に素早く伝搬され、他方の開口端に張設されたドラ
ムヘット伝わるため、低音域の音色が豊かになる。
合板胴は、十分に乾燥させた樺、メープル、うワン、ブ
ナ等の板材を複数枚積層して圧着した後、これを円筒状
に成形したものである。
単板胴は、例えばメープル等の板材を蒸気を用いて柔ら
かくした後、円筒状に成形した(スチーム・ベンディン
グ)ものである。この場合、胴の木理は円筒体の円周方
向に沿って延在することとなる。
ブロック胴は、幅の小さい木板材を複数枚その長辺同士
(木理方向はドラムの深さ方向)を接着することにより
糺合せ円筒状に成形したものである。
〈発明が解決しようとする課題〉 しかしながら、このような従来のドラムの胴(シェル)
にあっては、以下の課題があった。
まず、くり抜き胴にあっては、木理が軸方向にはしって
いるため、その厚みを材質との関係から一定の値以下に
すると外力にもろく、非常に割れ易やすかった。また、
木材の太さに制限があるため大きなサイズのドラムを製
造することはできなかった。更に、胴の厚さが均一にな
るように加工しなければならないため、その加工が非常
に難しかった。このため、胴製造時の作業効率が低下し
ていた。
また、合板胴は、その強度の保持を目的としたもので、
薄い複数の木板材の木理方向はドラムの深さ方向と必ず
しも特定の関係を持たずに積層されていた。このため、
木板材の木理方向が必ずしも胴の深さ方向に沿って延在
しておらず、中音・高音域の音色に対比すると、低音域
にあっては、その音色、音量とも甚だ不十分なものであ
る。
単板胴は、その木理方向が円周方向に沿って延在してい
たため、低音域についてはその音色、音量ともに不十分
なものとなっている。
更に、ブロック胴にあっては、複数の小片を接着等する
ため、それらの加工組立が困難であって胴製造時の作業
効率の低下を招いていた。
そこで、本発明の目的は、胴の機械的強度を向上させ、
音質を改善し、サイズの異なる各種の胴についても製造
することができるとともに、製造時の作業効率の向上を
図ることができるドラムの胴を提供するものである。
〈課題を解決するための手段〉 本発明に係るドラムの胴にあっては、少なくとも2枚の
木板を積層し、これを円筒体に成形したドラムの胴にお
いて、上記円筒体の外周側を、その木理が円筒体の円周
方向に沿って延在する木板て構成するとともに、その円
筒体の内層部を、その木理が円筒体の軸方向に沿って延
在する木板て構成したものである。
く作用〉 本発明に係るドラムの胴にあっては、胴の内層部を円筒
体の軸方向に沿って延在する木理を有する木板で構成し
たため、ドラムヘッドを叩くと、このドラムヘッドの振
動はこの木板の木理にしたがって高速で反対側のドラム
ヘッドに伝達される。
すなわち、音響振動伝搬特性を向上させることができ低
音域についても音量音色を充分なものとすることかでき
る。
また、この胴の外周側を胴の円周方向に沿う木理を有す
る木板て構成したため、胴の機械的強度を増すことがで
きる。
〈実施例〉 以下、本発明に係る実施例を図面を参照して説明する。
第1図は本発明の第1実施例に係るウッド胴の一部を拡
大して示す断面図である。
第2図は第1実施例に係るウッド胴の積層構成を示す分
解斜視図である。
第1図において、このウッド胴11は、単板12を合板
13.14て挟んて構成されている。その厚さは略7m
mである。単板12は円筒体であるドラムの胴(シェル
)の深さ方向(円筒体の軸線方向)に沿って木理が延在
するように形成されている。すなわち、単板12は縦目
の木理である。
これに対して単板12を内外から挟むようにこれに接着
剤等を使用して圧着された合板13および14は、それ
ぞれ2枚の板によって形成されている。すなわち、第2
図に展開して示すように、合板13は、その展開時矩形
である木板15および16を積層して形成されている。
木板15はそのドラムの胴11の最外周面を構成するも
ので、その木理方向は横方向にはしっている(木理は横
目である)。また、木板16は縦方向に沿って木理が延
在している。第2図中矢印はこれらの木理方向を示すも
のである。したがって、この木板15が第1図に示すよ
うに円筒体の胴11として構成されたとき、その木理は
円筒体の円周方向に沿って延在するものである。
合板13と同様に、合板14も2枚の木板17.18に
よって構成されている。すなわち、木板17は縦目板で
、木板18は横目板である。したがって、円筒体である
胴11を構成した場合に、最内周面を構成する木板18
は円周方向に沿ってその木理が延在する構成とされる。
以上のように、縦目板(単板12、木板16及び17)
を間に挟み込んで、横目板(木板15および18)によ
フて外周側と内周側とを構成したため、ドラムのウッド
胴11としての機械的強度は著しく向上している。
また、このウッド胴11は芯材として縦目板12.16
.17を使用したため、ドラムヘッドを打撃した場合、
その振動は縦目板を介して素早く反対側のドラムヘッド
に伝達されることとなる。
すなわち、音響振動の伝達特性は格段と向上し、特に低
音部の音量、音色に優れた特性を示すものである。
なお、このウッド胴11は、この単板12および合板1
3.14を各々製造し、内層から外層に向かって合板1
4、単板12、合板13を順次積層接着する(第2図参
照)。そして、この矩形の積層体を円筒状に成形してド
ラムの胴11を製造する。この実施例の構成に係るドラ
ムの胴11は、例えば、タムタム、スネアドラム等に用
いる。
第3図は本発明の第2実施例に係るウッド胴の一部分を
拡大して示す断面図である。
第4図は第2実施例に係るウッド胴の積層体としての構
成を示す分解斜視図である。
これらの図にあって、このウッド胴21は、2枚の単板
23.24を重ね合わせ、その表裏両面に2枚の合板2
2.25を更に貼り合わせた構成の積層体であり、その
厚さは略10mmである。
これらの単板23.24は、第3図および第4図に示す
ように、その短手方向に沿って木理(縦目)を有する矩
形の板材である。
一方、合板22は、第3図および第4図に示すように、
縦目の木板28と横目の木板29とを積層してなる積層
体である。また、合板25も横目の木板26と縦目の木
板27とを積層している。
この実施例では芯材としての縦目板の厚さが第1実施例
のそれに比べて増しているため、胴21は上記第1の実
施例に比べて音響振動伝搬特性に優れ、また、胴の機械
的強度も優れている。この実施例の構成に係るドラムの
胴は、バスドラムまたはフロデタムタム等に用いられる
く効果〉 以上説明してきたように本発明によれば、胴の機械的強
度を向上させ、音質を改善し、サイズの異なる各種の胴
についても製造することができるとともに、製造時の作
業効率の向上を図ることができるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1実施例に係るウッド胴の一部分を
拡大して示す断面図、 第2図は第1実施例に係るウッド胴の積層体構造を示す
ための分解斜視図、 第3図は本発明の第2実施例に係るウッド胴の一部分を
拡大して示す断面図、 第4図は本発明の第2実施例に係るウッド胴の積層体構
造を示すための分解斜視図である。 11.21・・・・・・・・胴(ウッド胴)、12.2
3.24・・・・・単板、 13、14.22.25・・合板。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 少なくとも2枚の木板を積層し、これを円筒体に成形し
    たドラムの胴において、 上記円筒体の外周側を、その木理が円筒体の円周方向に
    沿って延在する木板で構成するとともに、その円筒体の
    内層部を、その木理が円筒体の軸方向に沿って延在する
    木板で構成したことを特徴とするドラムの胴。
JP2098244A 1990-04-12 1990-04-12 ドラムの胴 Expired - Lifetime JPH0792663B2 (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009163112A (ja) * 2008-01-09 2009-07-23 Yamaha Corp ドラム用胴およびこれを用いたドラム
JP2014066989A (ja) * 2012-08-27 2014-04-17 Remo Inc 楽器ヘッド装着装置

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57160195U (ja) * 1981-04-01 1982-10-07

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