JPH03247409A - 音響用木材 - Google Patents

音響用木材

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Publication number
JPH03247409A
JPH03247409A JP4653690A JP4653690A JPH03247409A JP H03247409 A JPH03247409 A JP H03247409A JP 4653690 A JP4653690 A JP 4653690A JP 4653690 A JP4653690 A JP 4653690A JP H03247409 A JPH03247409 A JP H03247409A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wood
sound
compressed
specific gravity
air
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4653690A
Other languages
English (en)
Inventor
Saburo Egawa
江川 三郎
Toshio Tanaka
敏夫 田中
Hirokazu Sakai
裕計 堺
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TANAKA ZAIMOKUTEN GOUSHI
ABC Trading Co Ltd
Original Assignee
TANAKA ZAIMOKUTEN GOUSHI
ABC Trading Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by TANAKA ZAIMOKUTEN GOUSHI, ABC Trading Co Ltd filed Critical TANAKA ZAIMOKUTEN GOUSHI
Priority to JP4653690A priority Critical patent/JPH03247409A/ja
Publication of JPH03247409A publication Critical patent/JPH03247409A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Landscapes

  • Floor Finish (AREA)
  • Veneer Processing And Manufacture Of Plywood (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、音響特性のよい木材に関し、強度を必要とす
るフローリングその他の建造用内装材に特に好適なもの
とした音響用木材に関する。
(従来の技術) 従来より、音響特性の最も優れた木材として線系のスプ
ルースが広く知られており、楽器の材料等に使用されて
いる。
スプルースは、気乾比重く木材を大気中に放置して水分
を蒸発させ、環境湿度に平衡した水分量とした状態下で
の容積に対する重量の割合−重量/容積)が0.4台と
小さく、材質が柔らかく、音質も柔らかい。そのために
、フローリングの如きある程度以上の硬さを必要とする
物には利用することができないものであった。
この硬さ不足の問題点を解消すべく、硬質材例えばぶな
、かばざくら材等を積層し、接着一体化した積層板とす
ることが考えられる。この場合、強度は上がるけれども
、共振点が高域側にずれると共に、繊維方向と直交方向
に伝播する音は分散されて(ぼやける或いはゆるむ)減
衰性が悪くなり、音響用として不向きなものとなってし
まう。
そのため、繊維方向を略合致させて積層することが考え
られるが、しかし、このように積層すると年輪間の柔ら
かい木質部分の方向も合致するために、振動しゃすい該
柔木質部分で音の共振現象が起きやすく、その結果とし
てやはり音の減衰性が悪くなり、やはり音響特性をもっ
た木材して好適に用いることができないものとなってし
まう。
この点を解決する有効な方法として特開昭63−224
901号の技術が開示されている。該公開公報には、広
葉樹みずめざくら材を外側層に、異樹種である針葉樹ス
プルース材を中間層にし、各層の繊維方向を互いに90
度未満例えば30度づつずらせて交差させて積層した木
材結合構造が開示されている。これによれば、各積層板
によって音質を変化させ、共振特性を整えることができ
るものであるとされている。
なお、積層板として種々合板が古くから使用されている
が、これらは音響用として用いられる考慮はされていな
いので、従来技術としては直ちに考慮の対象とはなし難
い。
(発明が解決しようとする課題) 上記公開公報に開示されたく如く、異樹種(又は同樹種
)を異方向に積層して木材とした場合、各異方向への反
りが合わさって、木材全体に捩れを生じさせるおそれが
あることが判明した。捩れはフローリング等の平坦性を
要求される用途には好ましくない現象である。
本発明は、このような従来の問題点に着眼し、この点を
解決しつつ、音響特性に優れ、かつ十分な強度を有する
音響用木材を提供することを目的としてなしたものであ
る。
(課題を解決するための手段) 上記目的を解決するために、本発明は、天然木材を圧縮
成形してなる圧縮木材と気乾比重0. 4台乃至それ以
下の柔材質の非圧縮木材とを繊維方向を略同方向にして
二層以上に積層し、最上層乃至最表層を圧縮木材として
音響用木材を構成したことを特徴とする。
また、圧縮木材は、ブナ材若しくはブナに近似した気乾
比重を有するか又はより小さい気乾比重の木材を圧縮し
て形成するのが好ましく、非圧縮木材は、スプルース若
しくはスプルースと同等乃至近似した音響特性を有する
杉等の木材とするのが好ましく、これら木材の繊維方向
を略同方向にして二層以上に積層し、最上層乃至最表層
を圧縮木材として音響用木材を構成したことも特徴とし
ている。
いずれにおいても、圧縮材は天然木材を用途に応じて6
0〜90%前後に圧縮したものとするのが最適である。
(作用) 積層材は、繊維方向が揃えられ、かつ圧縮材によって音
響特性が整えられると共に、硬質木材となって音の伝播
性が向上し、スプルースの好ましい音響を維持しつつ最
適な音響特性が発揮される。
圧縮材によって繊維方向が略同方向でありながら、高い
強度と平坦性が維持される。
(実施例) 以下、本発明の一実施例を図面によって説明する。
本発明においては、最も音響特性がよいとされているス
プルース材、或いはこれに準じる杉材等の木材が音響用
基材として使用される。該木材は柾目材、板目材のいず
れでもよいが、柾目材が音響特性上鏝も好ましい。スプ
ルースの気乾比重は約0.41〜0.47であり、杉等
も0.4台の気乾比重を有している。これらは、楢、挿
接、楓等の気乾比重0.7台の硬質材に比して柔らかく
、このような柔木材は伝播音を柔らかい音質とする(も
とより気乾比重が音質を決定する唯一の要因ではないが
、音質を判断する指針として最も有効である。)。
また、一般に好ましい音響特性を有するとされているブ
ナ材、或いはこれに準じる同程度以下の気乾比重を有し
た木材が圧縮木材の基材として使用される。該木材は、
もとより音響特性としては柾目材の方が好ましいが、板
目材を用いて全く差し支えない。音響特性のよいブナ材
等を用いることにより、スプルース材等の音響特性を最
大限に生かし音を整えることができる。
ブナ材等の圧縮は用途に応じて適度に行えばよいが、例
えば3叩の天然木材を2cmに圧縮した場合は、気乾比
重約0.8となり、チーク材よりも硬い気乾比重約0.
75の楢よりも一層硬い木材となり、フローリング等に
最適である。
圧縮木材は、硬度に従って硬い音になるが、上記スプル
ース材等と積層されることによって、調和された非常に
好ましい音質となると同時に、ブナ等の圧縮木材によっ
てスプルースの音が最大限に生かされる。また、前述し
たように、繊維方向を揃えて木材を積層すると繊維方向
には強いが、柔らかい年輪間の木質方向も揃うため、繊
維方向と直交する方向には弱い木材となり、同時に該直
交方向に音が共振して音がゆるみやすくなってしまうが
(引き締まったよい音は、音の減衰が明確であり、縦軸
を減衰度、横軸を経過時間とした場合に減衰曲線が明確
できれいな連続下り傾斜曲線をなすものである。ゆるん
だ音は、明確な減衰曲線として表れない音である)、圧
縮木材とすることにより、柔らかい木質部分が著しく硬
化され、上記直交方向にも極めて強い木材となると同時
に、共振現象が起こりにくいものとなり、端整なよい音
となる。さらに圧縮して硬質となることにより、ブナ材
としての音質が若干硬くなるが、分子間密度が高まる結
果、伝播速度が非常に高められる。
図において、1はブナを圧縮した圧縮木材、2はスプル
ース材を用いた非圧縮木材であり、両木材の繊維方向3
を略同方向にし、非圧縮木材2を中間にして積層し、耐
水性のある水性ビニール系接着剤、その他の適宜接着剤
によって接着一体化されている。なお、各単位板の端面
方向の接続は任意構造でよく、上記木材による連続面形
成の際の接続構造も任意でよい。
積層は、図示の如く三層でもよく、上層或いは表層を圧
縮木材1とした二層でもよく、さらには上層或いは表層
を圧縮木材1とした三層以上の多層の構成としてもよい
(発明の効果) このようにして、本発明によれば、望ましい音質特性を
有する木材特に好ましくはスプルース材等を用い、該音
響特性を最大限に活かした音響特性に優れた積層木材を
得ることができる。これは、繊維方向を略同方向にして
積層しながら、音質がよく、共振しにくく、伝播性がよ
いと同時に、反り、捩れが生じにくく平坦性を維持し得
る強度の高い音響用木材として提供される。
本発明に係る音響用木材は、フローリングとし特に好適
であると共に、建造物中、壁材、天井、間仕切、その他
の内装材として使用するのに好適である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例に係る一部切欠平面図、第2
図はその側断面図である。 1・・・圧縮木材、2・・・非圧縮木材、3・・・繊維
方向第 図 第 図 ■

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)天然木材を圧縮成形してなる圧縮木材と気乾比重
    0.4台乃至それ以下の柔材質の非圧縮木材とを繊維方
    向を略同方向にして二層以上に積層し、最上層乃至最表
    層を圧縮木材としてなる音響用木材。
  2. (2)ブナ材若しくはブナに近似した気乾比重を有する
    か又はより小さい気乾比重の木材を圧縮してなる圧縮木
    材と、スプルース若しくはスプルースと同等乃至近似し
    た音響特性を有する杉等の非圧縮木材とを、繊維方向を
    略同方向にして二層以上に積層し、最上層乃至最表層を
    圧縮木材としてなる音響用木材。
  3. (3)圧縮材は天然木材を60〜90%前後に圧縮した
    木材である第1項又は第2項記載の音響用木材。
JP4653690A 1990-02-27 1990-02-27 音響用木材 Pending JPH03247409A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009214364A (ja) * 2008-03-10 2009-09-24 Wood One:Kk 椰子を原材料とした木質材及びその製造方法
JP2012111129A (ja) * 2010-11-25 2012-06-14 Mywood 2 Kk 積層材
JP2012111128A (ja) * 2010-11-25 2012-06-14 Mywood 2 Kk 積層材

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JPS6056506B2 (ja) * 1977-01-25 1985-12-10 マンフレ−ト・シユミツト 距離滑降両用セフテイスキーバインデイング
JPS63224902A (ja) * 1987-03-13 1988-09-20 江川 三郎 木材結合構造

Patent Citations (2)

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