JPH03294297A - 化粧品基剤 - Google Patents

化粧品基剤

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JPH03294297A
JPH03294297A JP9844490A JP9844490A JPH03294297A JP H03294297 A JPH03294297 A JP H03294297A JP 9844490 A JP9844490 A JP 9844490A JP 9844490 A JP9844490 A JP 9844490A JP H03294297 A JPH03294297 A JP H03294297A
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正人 吉岡
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ペプチド鎖中にシスティン酸残基を有するケ
ラチン酸化ペプチドのアシル化物またはその塩、その製
造方法、およびケラチン酸化ペプチドのアシル化物また
はその塩からなる化粧品基剤に関する。
〔従来の技術〕
従来から、ケラチンを加水分解して得られるケラチンペ
プチドが毛髪化粧品や皮膚化粧品の配合網として有用で
あることは知られている。これは、ケラチンペプチドが
毛髪と同様の化学構造を有していて、そのアミノ基やカ
ルボキシル基などにより、毛髪に吸着して、毛髪を保護
し、かつ毛髪を柔軟にし、また毛髪になめらかさ、潤い
、艷などを付与し、皮膚に対しては、しっとり感、潤い
、なめらかさ、艶などを付与し、しかも天然のタンパク
賞であるケラチンの誘導体であって、皮膚や粘膜に対す
る刺激性が少なく、安全性が高いという理由によるもの
である。
本発明者らは、上記のようなケラチンペプチドの特性を
損なうことなく、ケラチンペプチドに、さらに有用な特
性を付与すべく研究を重ね、これまでにも、ケラチンペ
プチドと高級脂肪酸とを縮合(アシル化)させて、ケラ
チンペプチドにはない界面活性能を付与したケラチンペ
プチドのアシル化物を開発し、既に特許出願をしてきた
(特開昭59−10!449号公報)。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、化粧品の研究に携わる者にとっては、上
記ケラチンペプチドのアシル化物の有する特性を保持し
ながら、さらにその有用性を高め、それを毛髪化粧品や
皮膚化粧品などに配合して、より高品質の化粧品を得た
いという要望がある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、ケラチンを加水分解して得られるケラチンペ
プチドを酸化するか、またはケラチンを酸化して得られ
るケラチン酸化物を加水分解することによって得られた
ケラチン酸化ペプチドをアシル化することにより、下記
の一般式(1)で示されるペプチド鎖中にシスティン酸
残基を有するケラチン酸化ペプチドのアシル化物または
その塩を得て、 上記要望に応えるようにしたものである。
上記−数式(1)で示されるケラチン酸化ペプチドのア
シル化物またはその塩は、そのペプチド鎖中に CH,−3o、M。
−NH−CH−CO− で示されるスルホン酸残基を有しているので、前記特開
昭59−101449号公報に記載のケラチンペプチド
のアシル化物またはその塩(以下、先願発明のケラチン
ペプチドのアシル化物またはその塩という)に比べて、
より強力な洗浄力、乳化力を有し、かつ酸性下でも良好
な界面活性能を発揮するという特性を有している。
つまり、本発明の一般式(1)で示されるケラチン酸化
ペプチドのアシル化物またはその塩と、先願発明のケラ
チンペプチドのアシル化物またはその塩とを比較すると
、先願発明のケラチンペプチドのアシル化物またはその
塩は、ペプチド末端のカルボキシル基がアシル化するこ
とによって界面活性能を有するようになったカルボン酸
型アニオン活性剤であるのに対し、本発明の一般式(I
)で示されるケラチン酸化ペプチドのアシル化物または
その塩は、上記ペプチド末端のカルボキシル基のアシル
化による界面活性能に加えて、ケラチンペプチドまたは
ケラチンの酸化に基づきペプチド鎖中にシスティン酸残
基を有するので、このシスティン酸残基が強酸であるス
ルホン酸型アニオン活性剤として働くため、先願発明の
ケラチンペプチドのアシル化物またはその塩に比べて、
より強い洗浄力、乳化力を有し、pH5〜6以下の酸性
pH1l域でも良好な界面活性能を発揮する。
また、本発明の一般式(1)で示されるペプチド鎖中に
システィン酸残基を有するケラチン酸化ペプチドのアシ
ル化物またはその塩は、先願発明のケラチンペプチドの
アシル化物またはその塩と同様に、毛髪を保護し、毛髪
を柔軟にし、毛髪になめらかさ、潤い、艶などを付与し
、毛髪のくし通りを良好にし、また、皮膚に対しては、
しっとり感、潤い、なめらかさ、艷などを付与する性質
を存している。もとより、天然のタンパク質であるケラ
チンから誘導されるものであるため、皮膚や粘膜に対し
て低刺激性であって、安全性も優れている。
上記−数式(1)で示されるケラチン酸化ペプチドのア
シル化またはその塩は、前記のように、ケラチンペプチ
ドを酸化して得られるケラチン酸化ペプチドまたはケラ
チンを酸化して得られるケラチン酸化物を加水分解する
ことによって得られたケラチン酸化ペプチドをアシル化
して得られるので、加水分解による分子量低下によって
、ペプチド鎖中にシスティン酸残基を有しなくなるもの
と一緒に得られる場合がある。
すなわち、ケラチンはいずれもシスチンを有していて、
シスチンか酸化されるとシスティン酸になるが、ケラチ
ン源として羊毛を用い、完全に酸化したとき、計算上は
アミノ#10個あたり約1個のシスティン酸残基を有す
るので、加水分解による分子量低下により、平均分子量
が約1.200以下、アミノ酸数がlO以下のケラチン
酸化ペプチドでは、ペプチド鎖中にシスティン酸残基を
有しないものも生じることになり、それをアシル化する
と、ぺブチド鎖中にシスティン酸残基を存しないものも
生じることになる。その結果、ペプチド鎖中にシスティ
ン酸残基を存するアシル化物またはその塩と、ペプチド
鎖中にシスティン酸残基を有しなし1アシル化物または
その塩とが混在した状態で得られるようになる。
しかし、このようなペプチド鎖中にシスティン酸残基を
有しないケラチン酸化ペプチドのアシル化物またはその
塩も、システィン酸残基を有するものに比べると洗浄力
や乳化力などは低下するものの、毛髪や皮膚に対して先
願発明のケラチンペプチドのアシル化物またはその塩と
同様の作用をして、毛髪や皮膚に対して好ましい特性を
付与するので、特にそれらの混在物中からペプチド鎖中
にシスティン酸残基を有するものを単離する必要はなく
、ペプチド鎖中にシスティン酸残基を有しないものが混
在した状態で化粧品基剤として用いることができる。
−a式(I)で示されるケラチン酸化ペプチドのアシル
化物またはその塩を得るにあたって、出発物質のケラチ
ンとしては、例えば、羊毛などの獣毛、毛髪、羽毛、羽
根、蹄、爪、角などが用いられる。
ケラチンペプチドを得るためのケラチンの加水分解は、
酸、アルカリまたは酵素によって行われる。
酸加水分解に際しては、塩酸、硫酸、リン酸、硝酸、臭
化水素酸などの無機酸、酢酸、ギ(蟻)酸などの有機酸
が用いられる。
アルカリ加水分解に際しては、水酸化ナトリウム、水酸
化カリウム、水酸化リチウム、水酸化バリウム、炭酸ナ
トリウム、炭酸カリウム、炭酸リチウムなどが用いられ
る。
また、酵素による加水分解に際しては、ペプシン、プロ
クターゼA、プロクターゼBなどの酸性タンパク賞分解
酵素、パパイン、ブロメライン、サーモライシン、トリ
プシン、プロナーゼ、キモトリプシンなどの中性タンパ
ク賞分解酵素などが使用される。また、スブチリシン、
スタフィロコッカスプロテアーゼなどの国産性の中性な
いしアルカリ性タンパク譬分解酵素も使用できる。酵素
の使用に際しては、それらの国産性タンパク賞分解酵素
を含む菌体、あるいは酵素または酵素を含む菌体を固定
化した膜、粒体などの状態で使用に供することもできる
。また、酸で部分的に加水分解後に酵素で加水分解する
など、酸による加水分解と酵素による加水分解とを併用
することもできる。
ケラチンペプチドを得るためのケラチンの加水分解の詳
細は、例えば、次の通りである。
(1)#による加水分解 酸としては、前記のように、塩酸、硫酸、リン酸、硝酸
、臭化水素酸などの無機酸、酢酸、ギ酸などの有機酸が
あげられる。また塩酸と酢酸とを混合して用いてもよい
、これらは一般に5〜85%(以下、濃度を示す%で、
基準表示のないものは、いずれも重量%である)の濃度
で使用されるが、加水分解の反応が常にpH4以下とな
るようにするのが望ましい0反応温度は、40〜100
℃が好ましいが、加圧下では160″Cまで上げること
もてきる0反応時間は2〜24時間が好適である0反応
物は水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸ナトリウ
ム、アンモニアなどのアルカリで中和し、そのまま使用
できるが、反応物または中和物をゲル濾過、イオン交換
樹脂、限外濾過、透析、電気透析などによって精製して
使用することもできる。
(2)アルカリによる加水分解 アルカリとしては、前記のように、水酸化ナトリウム、
水酸化カリウム、水酸化リチウム、水酸化バリウム、炭
酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸リチウムなどの無機
アルカリが使用される。これらは一般に1〜20%の濃
度が適切である。アルカリを必要以上に使用すると、ペ
プチド溶液の色相が褐色〜黒色となるので好ましくない
0反応は室温〜100℃の温度で30分〜24時間行う
のが好ましく、必要以上に温度に上げすぎたり、反応時
間を長くしないよう注意する必要がある。アルカリによ
る加水分解では反応の進行とともにケラチンの加水分解
物が溶出し、反応の進行状況が目に見えるという利点が
ある0反応は反応混合物が均一溶液となった時点で終了
させればよい6反応後、前出の酸で中和するか、あるい
はゲル濾過、イオン交換樹脂、限外濾過、透析、電気透
析などにより精製を行うのが好ましい。
(3)酵素による加水分解 酵素としては、前記のように、ペプシン、プロクターゼ
A、プロクターゼBなどの酸性タンパク質分解酵素、パ
パイン、ブロメライン、サーモライシン、トリプシン、
プロナーゼ、キモトリプシンなどの中性ないしアルカリ
性タンパク質分解酵素が使用される。またスブチリシン
、スタフィロコカスブロテアーゼなどの国産性タンパク
賞分解酵素も使用できる。加水分解時のpHはペプシン
などの酸性タンパク質分解酵素の場合にはpH1〜4の
範囲、パパインなどの中性ないしアルカリ性タンパク質
分解酵素の場合にはpH4〜IOの範囲に調整するのが
好ましい。pHは一般に酢酸/酢酸ナトリウム緩衝液、
リン#緩衝液などの緩衝液により、あるいは酸、アルカ
リなどの添加によって適切に調整するのが便利である0
反応温度は30〜45℃が望ましく、反応時間としては
一般に3〜24時間が適切である。
酵素による加水分解反応では、酵素の使用量、反応温度
、反応時間によりケラチンペプチドの分子量は大きく影
響される。したがって、目的とする分子量のケラチンペ
プチドを得るためには、酵素使用量、反応温度、反応時
間の各条件について、得られたケラチンペプチドの分子
量分布をゲル濾過法により調べ、最適条件を決定するの
が好ましい。
酵素による加水分解によって得られるケラチンペプチド
は、酸またはアルカリによる加水分解によって得られる
ケラチンペプチドに比較して分子量分布がせまく、遊離
のアミノ酸の生成も少ないので、化粧品用として使用す
るのに非常に好適である。
上記のような酸、アルカリまたは酵素による加水分解に
よって得られるケラチンペプチドとしては、一般式(I
)におけるmが0〜25、nがO〜25、n+mが1〜
25にするのが適切である(このm+nが1〜25とい
うことは、ペプチドの平均分子量で約200〜約3,0
00に相当する)。
すなわち、上記m+nが1より小さい場合は、アミノ酸
部分が多くなり、アシル化物の洗浄力、乳化力が低下し
、皮膚への刺激性、浸透性も高くなって好ましくなく、
m+nが25より大きくなると水溶性が低下するからで
ある。なお、ケラチンの加水分解によって得られるケラ
チンペプチドは分子量の異なるものの混合物の状態で得
られるので、上記m、nは平均値で示されることになる
そして、一般式(1)におけるR2は、ケラチンペプチ
ドの構成アミノ酸の側鎖であるが、そのアミノ酸として
は、例えば、アラニン、グリシン、バリン、ロイシン、
イソロイシン、プロリン、フェニルアラニン、チロシン
、セリン、トレオニン、メチオニン、アルギニン、ヒス
チジン、リジン、アスパラギン、アスパラギン酸、グル
タミン、グルタミン酸、シスチン、システィン、システ
ィン酸、トリプトファンなどが挙げられる。
これらのアミノ酸の組成比の一例を示すと第1表のとお
りである。なお、第1表中にアスパラギンやグルタミン
が示されていないが、これは分析に先だって行われる加
水分解時(常法では6N塩酸により完全加水分解される
)にそれぞれアスパラギン酸とグルタミン酸になったか
らである。つまり、第1表中のアスパラギン酸やグルタ
ミン酸にはケラチンペプチド中ではアスパラギンやグル
タミンとして存在したものも含まれている。また、シス
チンはアミノ基とカルボキシル基をそれぞれ2個ずつ有
するので、第1表において組成比を示すにあたってはハ
ーフシスチンとして表示されている。
第 1 表 ケラチンペプチドを酸化するための酸化荊としては、シ
スチンのジスルフィド結合をできるだけ選択的にかつ強
力に酸化するものが好ましく、例えば、過酸化水素、臭
素酸ナトリウム、臭素酸カリウム、過ホウ酸ナトリウム
、過酢酸、過蟻(ギ)酸などが用いられる。特に、過酸
化水素は、選択性が良く、また、酸化後の後処理も容易
であることから、ケラチンペプチドの酸化に最も適して
いる。このケラチンペプチドの酸化は、例えば、pH3
〜lO1室温〜70°C11〜48時間の条件下で行わ
れる。
また、ケラチンを酸化して、その後に加水分解する場合
のケラチンの酸化は、上記ケラチンペプチドの酸化の場
合とほぼ同様に行われ、また、ケラチン酸化物の加水分
解も、前記ケラチンの加水分解の場合とほぼ同様に行わ
れる。
上記のようにして得られたケラチン酸化ペプチドをアシ
ル化する方法としては、最も一般的な方法としてはショ
ツテン−バウマン反応(Schotten−Batus
ann反応)を挙げることができる。
この反応は、ケラチン酸化ペプチドの水溶液に、縮合さ
せる高級脂肪酸の酸クロライド誘導体をPH8〜10の
アルカリ性条件下に攪拌しながら加える反応である。こ
の反応によれば、副生物として塩酸が生成し、pHが低
下するので、酸クロライドを加えながら、水酸化ナトリ
ウムや水酸化カリウムなどのアルカリを加えてpH8〜
10に維持することが必要である0反応時間は1〜6時
間、反応温度は0〜60℃、好ましくは20〜50℃が
採用される。
高級脂肪酸側成分としては、上記の酸クロライド以外に
も、Br、■などの高級脂肪酸の酸ハライドが使用でき
る。ただし、酸クロライドが最も一般的である。
また炭素数7〜21の汎用されている脂肪酸では、上記
酸ハライドによる方法以外に、150〜200″Cの高
温、高圧下、ケラチン酸化ペプチドと高級脂肪酸または
そのメチルエステル、エチルエステルなどの低級アルコ
ールエステルとを処理し、脱水縮合または脱アルコール
縮合させる方法も採用できるが、高温処理による方法で
あるため生成物が着色し必ずしも好ましいとはいえない
さらに、ペプチド合成に使用されている試薬を用い、高
級脂肪酸をたとえばN−オキシコハク酸イミドエステル
、N−フタルイミドエステルなどのカルボキシル基活性
誘導体とした上でケラチン酸化ペプチドと反応させる方
法も採用できるが、コスト高になる上に、酸ハライドに
よる反応はど反応性は高くない。
いずれにせよ、得られたアシル化物は、好ましくは塩酸
、硫酸などの強酸の水溶液中に放出して遊離物を浮遊沈
殿として採取し、これを水洗して精製したのち、遊離の
まま、あるいは中和して塩のかたちにして、水またはア
ルコール、プロピレングリコールなどの溶剤に溶かして
好ましい濃度(10〜60%、特に20〜40%)の溶
液状にするか、あるいは乾燥して粉末状にして使用に供
される。
ケラチン酸化ペプチドのアシル化にあたって使用される
高級脂肪酸のアシル基における炭化水素部分は、−数式
(1)においてR1で示されているように、炭素数7〜
2Iのアルキル基、炭素数7〜21のアルケニル基(上
記アルキル基やアルケニル基は鎖状のものでもよいし、
また分岐状のものでもよい)、あるいは脂環構造の炭化
水素基であり、脂肪酸の状態でその具体例を挙げると、
例えば、カプリル酸、カプリン酸、ラウリン酸、ミリス
チン酸、バルミチン酸、ステアリン酸、アラキン酸、ベ
ヘニン酸、インバルミチン酸、インミリスチン酸、イソ
ステアリン酸、ウンデシレン酸、オレイン酸、ミリスト
レイン酸、エライジン酸、エルカ酸、リノール酸、リノ
リン酸、アラキドン酸、ヤシ油脂肪酸、牛脂肪酸、樹脂
酸(アビエチン#)などが挙げられる。
上記のようにして得られるケラチン酸化ペプチドのアシ
ル化物またはその塩としては、システィン酸を5〜18
モル%含むようにするのが好ましい。
これはシスティン酸量が5モル%より少ない場合は、酸
性条件下での界面活性能や溶解性が低下し、またシステ
ィン酸量が18モル%より多くなると、界面活性能や乳
化性は向上するが、同時に皮膚刺激性も強くなって、本
来の特徴である低刺激性で安全性が高いという特徴が損
なわれることになるからである。
ケラチン酸化ペプチドのアシル化物またはその塩中のシ
スチンの残存量が多いと、PH安定性が低下し、低曇点
が得られなくなるので、酸化はできるだけシスチンの残
存量が少なくなるようにするのが好ましく、ハーフシス
チンとして2モル%以下になるようにすることが好まし
い。
本発明の一般式(I)で示されるケラチン酸化ペプチド
のアシル化物またはその塩は、そのペプチド鎖中にシス
ティン酸残基を有するので、従来のケラチンペプチドの
アシル化物またはその塩に比べて、洗浄力、乳化力が強
く、また乳化安定性が良好であり、酸性pHでも、良好
な界面活性能を発揮する。また、本発明の一般式(1)
で示されるケラチン酸化ペプチドのアシル化物またはそ
の塩は、毛髪を保護し、毛髪を柔軟にし、毛髪になめら
かさ、潤い、艶を付与し、毛髪のくし遥り性を良好にす
る。そして、皮膚に対しては、しっとり感、潤い、なめ
らかさ、艷などを付与する。
しかも、皮膚や粘膜に対する刺激性が少な(、安全であ
る。
上記−数式(1)で示されるペプチド鎖中にシスティン
酸残基を有するゲラチン酸化ペプチドのアシル化物また
はその塩は、従来の化粧品配合剤に代えて、あるいは従
来の化粧品配合剤と併用して、各種化粧品に配合される
上記−数式(1)で示されるペプチド鎖中にシスティン
酸残基を有するケラチン酸化ペプチドのアシル化物また
はその塩が配合される化粧品としては、例えば、シャン
プー ヘアーリンス、枝毛コート、パーマネントウェー
ブ用第1荊、パーマネントウェーブ用第2剤、ヘアーク
リーム、エアゾール型フオーム、ヘアーコンディジツナ
−、セットローション、ヘアーカラー ヘアーカラーチ
、ヘアートリートメント、ヘアートリートメントリンス
、液体整髪料(ローシラン)、ヘアーバック、ヘアート
ニック、養毛・青毛刑などの毛髪化粧品、化粧水、アフ
ターシェーブローシラン、シェービングフオーム、バニ
シングクリーム、クレンジングクリーム、エモリエント
クリーム、コールドクリーム、モイスチャークリーム、
ハンドクリーム、洗顔クリームなどの各種クリーム、脱
毛側、フェイスバック、乳液、ボディーシャンプー、各
種石鹸、メーキャップ用品、日焼は止め用品など、各種
化粧品を挙げることができる。そして、その配合量とし
ては化粧品組成物中、純分換算で0.1〜20%程度に
するのが好ましい。
また、上記化粧品に、−数式(1)で示されるペプチド
鎖中にシスティン酸残基を有するケラチン酸化ペプチド
のアシル化物またはその塩と併用して配合できる成分と
しては、例えば、ラウリル硫酸アンモニウム、ラウリル
硫酸エタノールアミン、ラウリル硫酸ナトリウム、ラウ
リル硫酸トリエタノールアミンなどのアルキル硫酸塩、
ポリオキシエチレン(2EO)ラウリル−チル硫酸トリ
エタノールアミン(なお、EOはエチレンオキサイドで
、EOの前の数値はエチレンオキサイドの付加モル敗を
示す)、ポリオキシエチレン(3EO)アルキル(炭素
数11〜15のいずれかまたは2種以上の混合物)エー
テル硫酸ナトリウムなどのポリオキシエチレンアルキル
エーテル硫酸塩、ラウリルベンゼンスルホン酸ナトリウ
ム、ラウリルベンゼンスルホン酸トリエタノールアミン
などのアルキルベンゼンスルホン酸塩、ポリオキシエチ
レン(3EO)  トリデシルエーテル酢酸ナトリウム
などのポリオキシエチレンアルキルエーテル酢酸塩、ヤ
シ油脂肪酸サルコシンナトリウム、ラウロイルサルコシ
ントリエタノールアミン、ラウロイルメチル−β−アラ
ニンナトリウム、ラウロイル−し−グルタミン酸ナトリ
ウム、ラウロイル−し−グルタミン酸トリエタノールア
ミン、ヤシ油脂肪酸−L−グルタミン酸ナトリウム、ヤ
シ油脂肪酸−L−グルタミン酸トリエタノールアミン、
ヤシ油脂肪酸メチルタウリンナトリウム、ラウロイルメ
チルタウリンナトリウムなどのN−アシルアミノ酸塩、
エーテル硫酸アルカンスルホン酸ナトリウム、硬化ヤシ
油脂肪酸グリセリン硫酸ナトリウム、ランデシレノイル
アミドエチルスルホコハク酸二ナトリウム、オクチルフ
ェノキシジェトキシエチルスルホン酸ナトリウム、オレ
イン酸アミドスルホコハク酸二ナトリウム、スルホコハ
ク酸ジオクチルナトリウム、スルホコハク酸うウリルニ
ナトリウム、ポリオキシエチレンアルキル(炭素数12
〜15)エーテルリン酸(8〜1.0EO)ポリオキシ
エチレンオレイルエーテルリン酸ナトリウム、ポリオキ
シエチレンセチルエーテルリン酸ナトリウム、ポリオキ
シエチレンスルホコハク酸うウリルニナトリウム、ポリ
オキシエチレンラウリルエーテルリン酸ナトリウム、ラ
ウリルスルホ酢酸ナトリウム、テトラデセンスルホン酸
ナトリウムなどのアニオン性界面活性剤、塩化ジステア
リルジメチルアンモニウム、塩化ジポリオキシェチレン
オレイルメチルアンモニウム、塩化ステアリルジメチル
ベンジルアンモニウム、塩化ステアリルトリメチルアン
モニウム、塩化セチルトリメチルアンモニウム、塩化ト
リ (ポリオキシエチレン)ステアリルアンモニウム、
塩化ポリオキシプロピレンメチルジエチルアンモニウム
、塩化ミリスチルジメチルベンジルアンモニウム、塩化
ラウリルトリメチルアンモニウムなどのカチオン性界面
活性剤、2−フルキルーN−カルボキシメチル−N−ヒ
ドロキシエチルイミダゾ+1ニウムベタイン、ウンデシ
ルヒドロキシエチルイミダゾリウムベタインナトリウム
、ウンデシル−N−ヒドロキシエチル−N−カルボキシ
メチルイミダゾリニウムベタイン、ステフリルジヒドロ
キシエチルベタイン、ステアリルジメチルアミノ酢酸ベ
タイン、ヤシ油アルキルベタイン、ヤシ油脂肪酸アミド
プロピルベタイン、ヤシ油アルキルN−カルボキシエチ
ル−N−ヒドロキシエチルイミダゾリニウムベタインナ
トリウム、ヤシ油アルキルN−カルボキシエトキシエチ
ル−N−力ルボキシエチルイミダゾリニウムジナトリウ
ムヒドロキシド、ヤシ油アルキルNカルボキシメトキシ
エチル−N−カルボキシメチルイミダゾリニウムジナト
リウムラウリル硫酸、N−ヤシ油脂肪酸アシルし一アル
ギニンエチル・DL−ピロリドンカルボン酸塩などの両
性界面活性剤、ポリオキシエチレンアルキル(炭素数1
2〜14)エーテル(7EO)、ポリオキエチレンオク
チルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンオレイルエ
ーテル、ポリオキシエチレンオレイン酸グリセリル、ポ
リオキシエチレンステアリルエーテル、ポリオキシエチ
レンセチルエーテル、ポリオキシエチレンセチルステア
リルジエーテル、ポリオキシエチレンソルビトール・ラ
ノリン(40EO)、ポリオキシエチレンノニルフェニ
ルエーテル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレン
セチルエーテル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピ
レンデシルテトラデシルエーテル、ポリオキシエチレン
ラノリン、ポリオキシエチレンラノリンアルコール、ポ
リオキシプロピレンステアリルエーテルなどのノニオン
性界面活性荊、カチオン化セルロース、カチオン化ヒド
ロキシエチルセルロース、ポリ (塩化ジアリルジメチ
ルアンモニウム)、ポリビニルピリジン、ポリエチレン
イミンなどのカチオン性ポリマー、両性ポリマー、アニ
オン性ポリマーなどの合成ポリマー、イソステアリン酸
ジェタノールアミド、ウンデシレン酸モノエタノ−ルア
ミド、オレイン酸ジェタノールアミド、牛脂肪酸モノエ
タノールアミド、硬化牛脂肪酸ジェタノールアミド、ス
テアリン酸ジェタノールアミド、ステアリン酸ジエチル
アミノエチルアミド、ステアリン酸モノエタノールアミ
ド、ミリスチン酸ジェタノールアミド、ヤシ油脂肪酸エ
タノールアミド、ヤシ油脂肪酸ジェタノールアミド、ラ
ウリン酸イソプロパツールアミド、ラウリン酸エタノー
ルアミド、ラウリン酸ジェタノールアミド、ラノリン脂
肪酸ジェタノールアミドなどの増粘剤、ワックス、パラ
フィン、脂肪酸エステル、グリセライド、動植物油など
の油脂類、動植物抽出物、ポリサッカライドまたはその
誘導体、鎖状または環状メチルポリシロキサン、メチル
フェニルポリシロキサン、ジメチルポリシロキサンポリ
エチレングリコール共重合体、ジメチルポリシロキサン
ポリプロピレン共重合体、アミノ変性シリコンオイル、
第4級アンモニウム変性シリコンオイルなどのシリコン
オイル、プロピレングリコール、1.3−ブチレングリ
コール、エチレングリコール、グリセリン、ポリエチレ
ングリコールなどのIII剤、エタノール、メタノール
、プロピルアルコール、イソプロピルアルコールなどの
低級アルコール類、L−アスパラギン酸、L−アスパラ
ギン酸ナトリウム、DL−アラニン、L−アルギニン、
グリシン、L−グルタミン酸、L−システィン、L−ス
レオニンなどのアミノ酸などを挙げることができる。
また、上記−数式(I)で示されるペプチド鎖中にシス
ティン酸残基を有するケラチン酸化ペプチドのアシル化
物またはその塩と、ペプチド鎖中にシスティン酸残基を
有しないケラチン酸化ペプチドのアシル化物またはその
塩とが混在したもの、つまり、−数式(1)で示される
ペプチド鎖中にシスティン酸残基を有するケラチン酸化
ペプチドのアシル化物またはその塩と、ペプチド鎖中に
システィンM残基を有しないケラチン酸化ペプチドのア
シル化物またはその塩との混合物も、上記−数式(1)
で示されるペプチド鎖中にシスティン酸残基を有するケ
ラチン酸化ペプチドのアシル化物またはその塩の単独の
場合と同様に使用することができる。この場合、−数式
(1)で示されるペプチド鎖中にシスティン酸残基を有
するケラチン酸化ペプチドのアシル化物またはその塩の
特性は、該−数式(r)で示されるケラチン酸化ペプチ
ドのアシル化物またはその塩が上記混合物中において占
める割合に応じて発揮される。
〔実施例〕
つぎに実施例を挙げて本発明をより具体的に説明する。
ただし、本発明は実施例のみに限定されるものではない
、また、実施例に先立ち、ケラチン酸化ペプチドの製造
例を参考例として示す。
参考例1 三ツロフラスコ中で羊毛500gに35%塩酸450g
を加え、80°Cで18時間攪拌下に加水分解を行った
。加水分解後、反応混合物を濾過し、濾液を弱塩基性ア
ニオン交換樹脂ダイヤイオンWA20(商品名、三菱化
成社製]  1,40(ldにより中和したのち、濃縮
し、濾過してイオン交換樹脂を除去し、濃度40%のケ
ラチンペプチドの水溶液を得た。
このようにして得られたケラチンペプチドの分子量をゲ
ル濾過法により測定したところ、平均分子量400であ
った。また、得られたケラチンペプチド中のシスチン量
をアミノ酸自動分析計〔日本電子社製J L C−30
0型〕によって測定したところ、シスチン量は全アミノ
酸中8.7モル%であった。
得られたケラチンペプチドの40%水溶液200gに対
し、35%過酸化水素水20gを加え、pH1にして3
日間室温で処理して酸化した。酸化後、20%水酸化ナ
トリウム水溶液を加え、pH9にして、40゛Cで3時
間撹拌し、残存する過酸化水素水を分解した後、濃度調
整をして濃度40%のケラチン酸化ペプチド水溶液を得
た。
このようにして得られたケラチン酸化ペプチドの平均分
子量は300であり、また、得られたケラチン酸化ペプ
チド中のシスティン酸量は8.5モル%で、シスチン量
は0.2モル%であった。なお、平均分子量の測定はゲ
ル濾過法によるものであり、システィン酸量とシスチン
量の測定はアミノ酸分析によるものであって、これらは
以下においても同様である。
参考g42 粉砕した羊毛500 gに32%塩酸800gを加え、
25℃で72時間攪拌して加水分解を行った。加水分解
後、反応液に20%水酸化ナトリウム水溶液を加えてP
H5にした。この反応液にタンパク賞加水分解酵素パパ
インを0.5g加え、42℃で攪拌しながら24時間加
水分解を行った。加水分解途中、20%水酸化ナトリウ
ム水溶液を加えて反応液のpHを5に保った。パパイン
による加水分解後、反応液を75℃で1時間加熱してパ
パインを失活させた。
反応液に20%水酸化ナトリウム溶液を加えてpH6に
したのち、濾過し、濾液を下記の電気透析装置により電
気透析して脱塩し、濃度調整を行い、濃度25%のケラ
チンペプチドの水溶液を得た。使用された電気透析装置
は下記のとおりである。
型式:DO−CbC帝人エンジニアリング社製〕膜名称
:セレミオンCMVおよびAMV (旭硝子社製、商品
名) 膜寸法: 18cii X 12C11組込膜数:10
対 電圧:30V 陽極液:硫酸ナトリウム水溶液(無水硫酸ナトリウムと
して約5%) 陰極液:硫酸ナトリウム水溶液(無水硫酸ナトリウムと
して約5%) このようにして得られたケラチンペプチドの平均分子量
は1 、200で、ケラチンペプチド中のシスチン量は
全アミノ酸中7.2モル%であった。
得られたケラチンペプチドの25%水溶液200gに対
し、35%過酸化水素水10gを加え、以後、参考例1
と同様に酸化し、濃度調整をして濃度40%のケラチン
酸化ペプチド水溶液を得た。
得られたケラチン酸化ペプチドの平均分子量は700で
、システィン酸量は6.0モル%、シスチン量は1.1
モル%であった。
参考例3 粉砕した羊毛500gに30%塩酸750gを加え、2
0℃で72時間攪拌して加水分解を行った。加水分解後
、反応液を冷却攪拌しながらアンモニアガスを反応液に
通じてpH7に中和した。つぎに、反応液を濾過したの
ち、参考例2と同様の電気透析によって脱塩し、濃縮し
て濃度30%のケラチンペプチドの水溶液を得た。
このようにして得られたケラチンペプチドの平均分子量
は3 、800で、ケラチンペプチド中のシスチン量は
全アミノ酸中12.2モル%であった。
得られたケラチンペプチドの30%水溶液200gに対
し、35%過酸化水素水Logを加え、以後、参考例1
と同様に酸化し、濃度調整をして濃度30%のケラチン
酸化ペプチド水溶液を得た。
このようにして得られたケラチン酸化ペプチドの平均分
子量は2.000で、システィン酸量は12.0モル%
、シスチン量は0.2モル%であった。
實施例1 参考例1で得られたケラチン酸化ペプチドの40%水溶
液500gに45℃恒温下で攪拌しながらミリスチン酸
クロライド147g (ケラチン酸化ペプチドの01g
当量)を2時間かけて滴下した。その間、20%水酸化
す) IJウム水溶液を適宜加えてpH9に維持した。
45℃で1時間撹拌したのち、温度を50°Cに上げ1
時間攪拌して反応を終了した。
反応混合物を5%硫酸水溶液51中に放出し、生成した
アシル化物を遊離のかたち(ペプチドのカルボン酸が塩
でない−COOHのがたち)で浮遊させてから、水洗し
、水洗後、30%水酸化カリウム水溶液を加えて中和し
、ケラチン酸化ペプチドとミリスチン酸との縮合物のカ
リウム塩の30%水溶液1.020gを得た。収率は8
5%であった。
なお、得られた生成物の確認は以下のようにして行った
得られた生成物の30%水溶液について、ファン・スレ
ータ(Van 5lake )法によりアミノ履チッ素
を求めたところ、0.094mg/gであった。原料と
して用いた参考例1で得られたケラチン酸化ペプチドの
40%水溶液はアミノ態チッ素18.5m g/gであ
り、生成物においてほとんどのアミノ基がアシル化され
ていることが判明した。
ついで、生成物の少量を試験管にとり、これに6N塩酸
を加え、チッ素ガス置換後、試験管を封管し、110℃
で24時間加水分解を行った。開封し、減圧濃縮により
塩酸を除去したのち、水とエーテルを加え、分液ロート
にて水層とエーテル層に分離し抽出を行った。水層を試
料とし、これのアミノ酸分析を行ったところ、原料とし
て用いた参考例1で得られたケラチン酸化ペプチドとほ
ぼ同じ組成を有していることが判明した。エーテル層を
常法に従ってN−メチル−N−ニトロソ−P−)ルエン
スルホンアミドを用いてメチルエステル化を施したのち
、ガスクロマトグラフィーを行ったところ、同様に処理
してメチルエステル化した原料のミリスチン酸のメチル
エステルとまったく同じものであることが判明した。
以上の結果から、生成物は原料として用いた参考例1で
得られたケラチン酸化ペプチドのアミノ基におけるミリ
スチン酸の縮合物のカリウム塩であることが確認された
。アミノ酸分析の結果を第2表に、ガスクロマトグラフ
ィーの結果を第1図に示す。
本実施例1のガスクロマトグラフィーの分析条件および
後記実施例2〜8のガスクロマトグラフィーの分析条件
をまとめて示すと下記のとおりである。
カラム:DEGS(ジエチレングリコールサクシネート
)+H,PO,(10: 1)、内径3■×長さ2m(
実施例1〜7お よびその原料) シリコン5E30、内径3−×2■(実施例8およびそ
の原料) ガ ス:チッ素(50Ml/分) 検 出:水素炎イオン化検出法 温度については各図に表示した0図中の各ピークの数字
はピーク検出時間(分)を示す。
実施例2 実施例1におけるミリスチン酸クロライドに代えてヤシ
油脂肪酸(炭素数8〜18の混合脂肪酸)クロライド1
50 g (ケラチン酸化ペプチドの1.0当量)を用
い、水酸化カリウムに代えてトリエタノールアミンを用
いたほかは、実施例1と同様にして濃度30%のケラチ
ン酸化ペプチドのヤシ油脂肪酸縮合物のトリエタノール
アミン塩水溶液1,140gを得た。収率は90%であ
った。
なお、得られた生成物の確認は以下のようにして行った
得られた生成物の30%水溶液について、ファンスレー
ク法によりアミノ態チッ素を求めたところ、0.054
m g / gであった。原料として用いた参考例1で
得られたケラチン酸化ペプチドの40%水溶液はアミノ
態チッ素18.5mg/gであり、生成物においてほと
んどのアミノ基がアシル化されていることが判明した。
ついで、生成物の少量を試験管にとり、これに6N塩酸
を加え、チッ素ガス置換後、試験管を封管し、110°
Cで24時間加水分解を行った。開封し、減圧濃縮によ
り塩酸を除去したのち、水とエーテルを加え、分液ロー
トにて水層とエーテル層に分離し抽出を行った。水層を
試料とし、これのアミノ酸分析を行ったところ、原料と
して用いた参考例1で得られたケラチン酸化ペプチドと
ほぼ同じ組成を存していることが判明した。エーテル層
を常法に従ってN−メチル−N−ニトロソ−p−トルエ
ンスルホンアミドを用いてメチルエステル化を施したの
ち、ガスクロマトグラフィーを行ったところ、同様に処
理しメチルエステル化した原料のヤシ油脂肪酸のメチル
エステルとまったく同じ組成のものであることが判明し
た。
以上の結果から、生成物は原料として用いた参考例1で
得られたケラチン酸化ペプチドのアミノ基におけるヤシ
油脂肪!!(炭素数8〜18の混合脂肪酸)の縮合物の
トリエタノールアミン塩であることが確認された。アミ
ノ酸分析の結果を第2表に、ガスクロマトグラフィーの
結果を第2図に示す。
実施例3 参考例2で得られたケラチン酸化ペプチドの40%水溶
液500gに40℃恒温下で攪拌しながらパルミチン酸
クロライド73g(ケラチン酸化ペプチドの0.95当
量)を2時間かけて滴下した。その間20%水酸化ナト
リウム水溶液を適宜加えて、PH9に維持した。さらに
40℃で1時間攪拌したのち、温度を45℃に上げ1時
間攪拌を続けて反応を終了した。
反応混合物を5%硫酸水溶液51中に放出し、生成した
アシル化物を浮遊させ、浮遊物を水洗後、30%アンモ
ニア水を加えて中和し、ケラチン酸化ペプチドのバルミ
チン酸縮合物のアンモニウム塩の30%水溶液828g
を得た。収率は98%であった。
なお、得られた生成物の確認は以下のようにして行った
得られた生成物のアンモニアにより中和する前の浮遊物
(乾燥残分36.87%)について、ファン・スレーク
法によりアミノ態チッ素を求めたところ、0.083m
 g / gであった。なお、アンモニア水による中和
前のものについてアミノ態チッ素の測定を行ったのは、
中和後はアンモニアのアミノ基を測定してしまうためア
ミノ態チッ素の測定試料にできないからである。原料と
して用いた参考例2で得られたケラチン酸化ペプチドの
40%水溶液はアミノ態チッ素7.8m g / gで
あり、生成物においてほとんどのアミノ基がアシル化さ
れていることが判明した。
ついで、生成物の少量を試験管にとり、これに6N塩酸
を加え、チッ素ガス置換後、試験管を封管し、110℃
で24時間加水分解を行った。開封し、減圧濃縮により
塩酸を除去したのち、水とエーテルを加え、分液ロート
にて水層とエーテル層に分離し抽出を行った。水層を試
料とし、これのアミノ酸分析を行ったところ、原料とし
て用いた参考例2で得られたケラチン酸化ペプチドとほ
ぼ同し組成を有していることが判明した。エーテル層を
常法に従ってN−メチル−N−ニトロソ−P−トルエン
スルホンアミドを用いてメチルエステル化を施したとこ
ろ、ガスクロマトグラフィーを行ったところ、同様に処
理しメチルエステル化した原料のバルミチン酸のメチル
エステルとまったく同じものであることが判明した。
以上の結果から、生成物は原料として用いた参考例2で
得られたケラチン酸化ペプチドのアミノ基におけるバル
ミチン酸の縮合物のアンモニウム塩であることが確認さ
れた。アミノ酸分析の結果を第2表に、ガスクロマトグ
ラフィーの結果を第3図に示す。
実施例4 参考例3で得られt:ケラチン酸化ペプチドの30%水
溶液500 gに30℃恒温下で攪拌しながらウンデシ
レン酸クロライド15.2g (ケラチン酸化ペプチド
の1.0当量)を2時間かけて滴下した。その間、20
%水酸化ナトリウム水溶液を適宜加えてpH9に維持し
た。 30℃で1時間撹拌したのち、温度を40℃に上
げ1時間攪拌して反応を終了した。
反応混合物を5%硫酸水溶液51中に放出し、生成した
アシル化物を遊離のかたち(ペプチドのカルボン酸が塩
でない−COOHのかたち)で浮遊させてから、水洗し
、水洗後、30%水酸化カリウム水溶液を加えて中和し
、ケラチン酸化ペプチドのウンデシレン酸縮金物のカリ
ウム塩の30%水溶液558gを得た。収率は97%で
あった。
なお、得られた生成物の確認は以下のようにして行った
得られた生成物の30%水溶液について、ファン・スレ
ーク法によりアミノ態チッ素を求めたところ、0.05
6m g / gであった。原料として用いた参考例3
で得られたケラチン酸化ペプチドの30%水溶液はアミ
ノ態チッ素2.1mg/gであり、生成物においてほと
んどのアミノ基がアシル化されていることが判明した。
ついで、生成物の少量を試験管にとり、これに4Nメタ
ンスルホン酸を加え、チッ素ガス置換後、試験管を封管
し、110°Cで12時間加水分解を行った。開封し、
水とエーテルを加え、分液ロートにて水層とエーテル層
に分離し抽出を行った。水層を試料とし、これのアミノ
酸分析を行ったところ、原料として用いた参考例3で得
られたケラチン酸化ペプチドとほぼ同じ組成を有してい
ることが判明した。エーテル層を常法に従ってN−メチ
ルN−ニトロソ−P−トルエンスルホンアミドを用いて
メチルエステル化を施したのち、ガスクロマトグラフィ
ーを行ったところ、同様に処理しメチルエステル化した
原料のウンデシレン酸のメチルエステルとまったく同じ
ものであることが判明し以上の結果から、生成物は原料
として用いた参考例3で得られたケラチン酸化ペプチド
のアミノ基におけるウンデシレン酸の縮合物のカリウム
塩であることが確認された。アミノ酸分析の結果を第2
表に、ガスクロマトグラフィーの結果を第4図に示す。
実施例5 参考例1で得られたケラチン酸化ペプチドの40%水溶
液500gに45°C恒温下で攪拌しながらイソステア
リン酸クロライド180g cケラチン酸化ペプチドの
09g当量)を3時間かけて滴下した。その間、20%
水酸化ナトリウム水溶液を適宜加えてpH9に維持した
。さらに45℃で1時間攪拌してのち温度を50″Cに
上げ1時間攪拌を続けて反応を終了した。
反応混合物を5%硫酸水溶液sIl中に放出し、生成し
たアシル化物を遊離のかたちで浮遊させ、浮遊物を水洗
したのち、2−アミノ−2−メチル−1,3−プロパン
ジオールで中和し、エチルアルコールを加えて、ケラチ
ン酸化ペプチドのイソステアリン酸縮合物の2−アミノ
−2−メチル−1,3−プロパンジオール塩の25%エ
チルアルコール−水溶液1.460gを得た。エチルア
ルコールの濃度は50%である。収率は87%であった
なお、得られた生成物の確認は以下のようにして行った
得られた生成物の2−アミノ−2−メチル−1,3−プ
ロパンジオールにより中和する前の浮遊物(乾燥残分4
6.31%)について、ファン・スレーク法によりアミ
ノ態チッ素を求めたところ、0.043m g / g
であった。なお、2−アミノ−2−メチル−1,3−プ
ロパンジオールによる中和前のものについてアミノ態チ
ッ素の測定を行ったのは、中和後は2−アミノ−2−メ
チル−1,3−プロパンジオールのアミノ基を測定して
しまうためアミノ態チッ素の測定試料にできないからで
ある。原料として用いた参考例1で得られたケラチン酸
化ペプチドの40%水溶液はアミノ態チッ素18.5m
g/gであり、生成物においてほとんどのアミノ基がア
シル化されていることが判明した。
ついで、生成物の少量を試験管にとり、これに6N塩酸
を加え、チッ素ガス置換後、試験管に封管し、110″
Cで24時間加水分解を行った。開封し、減圧*mによ
り塩酸を除去したのち、水とエーテルを加え、分液ロー
トにて水層とエーテル層に分離し抽出を行った。水層を
試料とし、これのアミノ酸分析を行ったところ、原料と
して用いた参考例1で得られたケラチン酸化ペプチドと
ほぼ同じ組成を有していることが判明した。エーテル層
を常法に従ってN−メチル−N−ニトロソ−P−)ルエ
ンスルホンアミドを用いてメチルニスエル化を施したの
ち、ガスクロマトグラフィーを行ったところ、同様に処
理しメチルエステル化した原料のイソステアリン酸のメ
チルエステルとまったく同じものであることが判明した
以上の結果から、生成物は原料として用いた参考例1で
得られたケラチン酸化ペプチドのアミン基におけるイソ
ステアリン酸の縮合物の2−アミノ−2−メチル−1,
3−プロパンジオール塩であることが確認された。アミ
ノ酸分析の結果を第2表に、ガスクロマトグラフィーの
結果を第5図に示す。
実施例6 実施例5におけるイソステアリン酸クロライドに代えて
オレイン酸クロライド179g (ケラチン酸化ペプチ
ドの01g当量)を用い、2−アミノ−2−メチル−1
,3−プロパンジオールに代えて水酸化ナトリウムを用
い、エチルアルコールを用いたほかは実施例5と同様に
してケラチン酸化ペプチドのオレイン#縮合物のナトリ
ウム塩の30%水溶液941gを得た。収率は85%で
あった。
なお、得られた生成物の確認は以下のようにして行った
得られた生成物の30%水溶液について、ファン・スレ
ーク法によりアミノ態チッ素を求めたところ、0.05
7m g / gであった。原料として用いた参考例1
で得られたケラチン酸化ペプチドの40%水溶液はアミ
ノ態チッ素18.5 m g / gであり、生成物に
おいてほとんどのアミノ基がアシル化されていることが
判明した。
ついで、生成物の少量を試験管にとり、これに4Nメタ
ンスルホン酸を加え、チッ素ガス置換後、試験管を封管
し、110℃で12時間加水分解を行った。開封し、水
とエーテルを加え、分液ロートにて水層とエーテル層に
分層し抽出を行った。水層を試料とし、これのアミノ酸
分析を行ったところ、原料として用いた参考例1で得ら
れたケラチン酸化ペプチドとほぼ同じ組成を有している
ことが判明した。エーテル層を常法に従ってN−メチル
−N−ニトロソ−p−)ルエンスルホンアミドを用いて
メチルエステル化を施したのち、ガスクロマトグラフィ
ーを行ったところ、同様に処理しメチルエステル化した
原料のオレイン酸のメチルエステルとまったく同じもの
であることが判明した。
以上の結果から、生成物は原料として用いた参考例1で
得られたケラチン酸化ペプチドのアミノ基におけるオレ
イン酸の縮合物のナトリウム塩であることが確認された
。アミノ酸分析の結果を第2麦に、ガスクロマトグラフ
ィーの結果を第6図に示す。
実施g47 参考例2で得られたケラチン酸化ペプチドの40%水溶
液500gに40℃恒温下で攪拌しながらヤシ油脂肪酸
クロライド65g(ケラチン酸化ペプチドの1.0当量
)を2時間かけて滴下した。その間、20%水酸化カリ
ウム水溶液を適宜加えてp)(9に維持した。さらに4
0℃で1時間攪拌したのち、温度を45℃に上げ1時間
攪拌を続けて反応を終了した。
反応混合物を5%硫酸水溶液5j!中に放出し、生成し
たアシル化物を遊離のかたちで浮遊させ、浮遊物を水洗
したのちプロピレングリコールを加えて溶解してケラチ
ン酸化ペプチドのヤシ油脂肪#1w1合物の25%プロ
ピレングリコール水溶液960gを得た。なお、プロピ
レングリコールの濃度は40%である。収率は97%で
あった。
得られた生成物の確認は以下のようにして行った。
得られた生成物の25%プロピレングリコール水溶液に
ついて、ファン・スレーク法によりアミノ態チッ素を求
めたところ、0.034m g / gであった。原料
として用いた参考例2で得られたケラチン酸化ペプチド
の40%水溶液はアミノ態チッ素7.8mg/gであり
、生成物においてほとんどのアミノ基がアシル化されて
いることが判明した。
ついで、生成物の少量を試験管にとり、これに6N塩酸
を加え、チッ素ガス置換後、試験管を封管し、110℃
で24時間加水分解を行った。開封し、減圧濃縮により
塩酸を除去したのち、水とエーテルを加え、分液ロート
にて水層とエーテル層に分離し抽出を行った。水層を試
料とし、これのアミノ酸分析を行ったところ、原料とし
て用いた参考例2で得られたケラチン酸化ペプチドとほ
ぼ同じ組成を有していることが判明した。エーテル層を
常法に従ってN−メチル−N−二トロン−P −1ルエ
ンスルホンアミドを用いてメチルエステル化を施したの
ち、ガスクロマトグラフィーを行ったところ、同様に処
理しメチルエステル化した原料のヤシ油脂肪酸のメチル
エステルとまったく同じ組成のものであることが判明し
た。
以上の結果から、生成物は原料として用いた参考例2で
得られたケラチン酸化ペプチドのアミノ基におけるヤシ
油脂肪酸の縮合物であることが確認された。アミノ酸分
析の結果を第2表に、ガスクロマトグラフィーの結果を
第7図に示す。
実施例8 実施例1におけるミリスチン酸クロライドに代えて樹脂
#(ロジン系でアビエチン酸を主成分とするもの)クロ
ライド190g(ケラチン酸化ペプチドの01g当量)
を用いたほかは実施例1と同様にして濃度40%のケラ
チン酸化ペプチドの樹脂酸縦合物のカリウム塩水溶液8
04 gを得た。収率は84%であった。
なお、得られた生成物の確認は以下のようにして行った
得られた生成物の40%水溶液について、ファン・スレ
ーク法によりアミノ履チッ素を求めたところ、0.10
6m g / gであった。原料として用いた参考例1
で得られたケラチン酸化ペプチドの40%水溶液はアミ
ノ態チッ素18.5 m g / gであり、生成物に
おいてほとんどのアミノ基がアシル化されていることが
判明した。
ついで、生成物の少量を試験管にとり、これに6N塩酸
を加え、チッ素ガス置換後、試験管を封管し、110℃
で24時間加水分解を行った。開封し、減圧濃縮により
塩酸を除去したのち、水とエーテルを加え、分液ロート
にて水層とエーテル層に分離し抽出を行った。水層を試
料とし、これのアミノ酸分析を行ったところ、原料とし
て用いた参考例1で得られたケラチン酸化ペプチドとほ
ぼ同じ組成を有していることが判明した。エーテル層を
常法に従ってN−メチル−N−ニトロソ−PIルエンス
ルホンアミドを用いてメチルエステル化したところ、同
様に処理しメチルエステル化した原料の樹脂酸のメチル
エステルとまったく同じ組成のものであることが判明し
た。
以上の結果から、生成物は原料として用いた参考例1で
得られたケラチン酸化ペプチドのアミノ基における樹脂
酸の縮合物のカリウム塩であることが確認された。アミ
ノ酸分析の結果を第2表に、ガスクロマトグラフィーの
結果を第8図に示す。
比較例1 参考例工におけるケラチンペプチド(平均分子量400
、シスチン量8.7モル%)を酸化することなく、実施
例1と同様にアシル化して、ケラチンペプチドとミリス
チン酸との縮合物のカリウム塩を得た。このもののアミ
ノ酸分析の結果を第2表に示す。
比較例2 参考例2におけるケラチンペプチド(平均分子量1 、
200、シスチン量7.2モル%)を酸化することなく
、実施例3と同様にアシル化してケラチンペプチドのバ
ルミチン酸縮合物のアンモニウム塩を得た。このものの
アミノ酸分析の結果を第2表に示す。
比較例3 参考例4におけるケラチンペプチド(平均分子量3,8
00、シスチン量12.2モル%)を酸化することなく
、実施例4と同様にアシル化することによって、ケラチ
ンペプチドのウンデシレン酸縮合物のカリウム塩を得た
。このもののアミノ酸分析の結果を第2表に示す。
上記実施例1〜8で得られたケラチン酸化ペプチドのア
シル化物またはその塩と比較例1〜3で得られたケラチ
ンペプチドのアシル化物またはその塩のアミノ酸分析の
結果をまとめて次の第2表に示す。
つぎに、本発明の応用例について説明する。
応用例1 実施例1で得られたケラチン酸化ペプチドのミリスチン
酸縮合物のカリウム塩を配合した下記組成のシャンプー
を調製して、これを本発明の実施孔1とした。なお、各
物質名の後にカッコ(括弧)内に成分濃度を付記してい
ないものは、純分換夏した配合量である。また、各成分
の配合量はいずれも重量%によるものである。そして、
これらは以下においても同様である。
実施例1のケラチン酸化ペプチドの   15.0ミリ
スチン酸縮合物のカリウム塩( 30%) 2−アルキル−カルボキシメチル−15,ON−ヒドロ
キシエチルイミダゾリウ ムベタイン(30%) ヤシ油脂肪酸メチルタウリンナトリ    5,0ウム
(30%) ヤシ油脂肪酸ジェタノールアミド    2.5カチオ
ン化セルロース          0.4パラオキシ
安息香酸エステル・フエ   0.5ツキジ工タノール
混合物(成和化成 社製セイセブト) オリーブ油               0.8香料
       適量 滅菌イオン交換水      計100.0にするリン
ゴ#             p H6に調整また、
上記シャンプー中における実施例1のケラチン酸化ペプ
チドのミリスチンsii合物のカリウム塩に代えて、比
較例1で得られたケラチンペプチドのミリスチン#縮合
物のカリウム塩を同量配合したほかは、同組成のシャン
プーを調製し、これを比較品1とした。
この実施孔1および比較品lのシャンプーをl。
人の女性パネラ−に使用させ、シャンプーの泡立ちやす
さ、泡のきめ細がさ、洗浄力、洗髪後の毛髪のなめらか
さ、艶、くし通り性について比較した。その結果を第3
表に示す、なお、結果は、実施孔Iの方が良いと答えた
人数、比較品lの方が良いと答えた人数、どちらとも言
えないと答えた人数で示す。
第 表 第3表に示すように、実施例1のケラチン酸化ペプチド
のミリスチン酸縮合物のカリウム塩を配合した実施品1
のシャンプーは、比較例1のケラチンペプチドのミリス
チン酸縮合物のカリウム塩を配合した比較孔lのシャン
プーに比べて、シャンプーの泡立ちやすさ、泡のきめ細
かさ、洗浄力が明らかに優れていた。また、洗髪後の毛
髪のなめらかさ、艶、くし通り性を改善する効果も、実
施品lの方が優れており、酸化に基づく特性低下は認め
られなかった。
応用例2 実施例3で得られたケラチン酸化ペプチドのフイルミチ
ン酸縮金物のアンモニウム塩を配合した下記組成のシャ
ンプーを調製して、これを本発明の実施品2とした。
実施例3のケラチン酸化ペプチドの   20.0バル
ミチン酸縮合物のアンモニウム 塩(30%) N−ラウロイル−し−グルタミン9   5.0ナトリ
ウム ヤシ油脂肪酸メチルタウリンナトリ   12.0ウム
(30%) ステアリン酸ジエチルアミノエチル   0.4アミド ラウリン酸ジェタノールアミド 塩化ステアリルジメチルベンジルア ンモニウム(25%) ジメチルシロキシン・メチル(ポリ オキシエチレン)シロキサン・メチ ル(ポリオキシプロピレン)シロキ サン共重合体(トーレソリコン社製 ンリコーン5H3749) オクタメチルシクロテトラシロキサ ン ビロクトンオラミン ポリオキシエチレン(20)ノニルフ ェニルエーテル バラオキシ安息香酸エステル・フェ ノキシエタノール混合物(成和化成 社製セイセプト) ケーソンCG(防腐側、ロームアン ドハースジャパン社製) エチルgmラノリン脂肪酸アミノプ ロプルエチルジメチルアンモニウム (三洋化成社製カチオンLQ) 香料       通量 滅菌イオン交換水      計100.0とするまた
、上記シャンプー中における実施例3のケラチン酸化ペ
プチドのパルミチン酸縮合物のアンモニウム塩に代えて
、比較例2のケラチンペプチドのパルミチン酸縮合物の
アンモニウム塩を同量配合したほかは、実施品2の場合
と同組成のシャンプーを調製し、これを比較孔2とした
この実施品2および比較孔2のシャンプーを10人の女
性パネラ−に使用させ、応用例1の場合と同様の評価を
させた。その結果を第4表に示す。
第 4 表 第4表に示すように、実施例3のケラチン酸化ペプチド
のバルミチン酸縮合物のアンモニウム塩を配合した実施
品2のシャンプーは、比較例2のケラチンペプチドのバ
ルミチン1IIi@1合物のアンモニウム塩を配合した
比較品2のシャンプーに比べて、シャンプーの泡立ちや
すさ、泡のきめ細かさ、洗浄力が明らかに優れていた。
応用例3 実施例4で得られたケラチン酸化ペプチドのウンデシレ
ン酸縮合物のカリウム塩を配合した下記組成のシャンプ
ーを調製して、これを本発明の実施品3とした。
実施例4のケラチン酸化ペプチドの   35.0ウン
デシレン酸縮合物のカリウム塩 (30%) ヤシ油脂肪酸アミドプロビルジメチ   1.5ルアミ
ノ酢酸ベタイン(30%) 塩化上チルトリメチルアンモニウム   0.25スル
ホコハク酸ポリオキシエチレン   4.0ラウロイル
エタノールアミドエステ ルニナトリウム ヤシ油脂肪酸ジェタノールアミド    1.2ラウリ
ン酸ジエタノールアミド     0.8ステアリン酸
ジエチルアミノエチル   0.2アミド ジメチルポリシロキサン(トーレシ   0.2リコン
社製S H2O0−500c s )ポリオキシエチレ
ン(120)メチル   0.5グルコシドジオレート カチオン化セルロース(ライオン社   0.3製レオ
ガ一ドMLP) エチレングリコールモノステアレー   0.6ト バラオキシ安息香酸エステル・フエ   0.5ツキジ
工タノール混合物(成和化成 社製セイセブト) 香料       適量 EDTA−2Na      O,1 ilIliIiイオン交換水       計100と
するまた、上記シャンプー中における実施例4のケラチ
ン酸化ペプチドのウンデシレン酸縮合物のカリウム塩に
代えて、比較例3のケラチンペプチドのウンデシレンH
li合物のカリウム塩を同量配合したほかは、実施品3
の場合と同組成のシャンプーを調製し、これを比較品3
とした。
この実施品3および比較品3のシャンプーを10人の女
性パネラ−に使用させ、応用例1の場合と同様の評価を
させた。その結果を第5表に示す。
第 5 表 第5表に示すように、実施例4のケラチン酸化ペプチド
のウンデシレン酸縮合物のカリウム塩を配合した実施品
3のシャンプーは、比較例3のケラチンペプチドのウン
デシレン酸縮金物のカリウム塩を配合した比較品3のシ
ャンプーに比べて、シャンプーの泡立ちやすさ、泡のき
め鞘かさ、洗浄力が明らかに優れていた。
応用例4 実施例2で得られたケラチン酸化ペプチドのヤシ油脂肪
#縮合物のトリエタノールアミン塩を配合した下記組成
のへアーリンスを調製して、これを本発明の実施品4と
した。
実施例2のケラチン酸化ペプチドの   4.5ヤシ油
脂肪fIIliF合物のトリエタノールアミン塩(30
%) トリメチル第4級アンモニウム誘導   2.0コラー
ゲンポリペプチド(30%)( 酸相化成社製ブロモイスW−42Q) ヘキサデシルステアレート5.5 エチレングリコールジステアレート4.5ステアリン酸
ジエチルアミノエチル   3.8アミド ジグリセリンモノイソステアレート   3.5ポリオ
キシエチレン(20)セチルエ   2.0−テル ジメチルポリシロキサン(信越シリ   O9lコーン
社製K F 96−350 c s )セチルアルコー
ル           1.0牛脂アルキルPOE(
60)エーテル   0.3ミリスチルエチレングリコ
ール(ラ イオン社製エルファコスGT282) N−ココイル−L−アルギニンエチ   0.2ルエス
テル・ピロリドンカルボン酸 塩(味の素社製CAE) バラヒドロキシ安息香酸エステル・    0.3フ工
ノキシエタノール混合物(酸相 化成社製セイセプト) 香料       適量 滅菌イオン交換水      計100.0とするクエ
ン#            PH5,5とするまた、
上記実施例2のケラチン酸化ペプチドのヤシ油脂肪酸縮
合物のトリエタノールアミン塩を配合せず、そのふん滅
菌イオン交換水を増量したほかは、実施品4の場合と同
組成のへアーリンスを調製し、これを比較品4とした。
上記実施品4および比較品4のへアーリンスを5倍に希
釈して市販のシャンプーで洗浄後の毛髪に使用し、毛髪
の艶、しなやかさ、くし通り性を10人の女性パネラ−
により評価させた。その結果を第6表に示す。
第   6   表 第6表に示すように、実施例2のケラチン酸化ペプチド
のヤシ油脂肪酸縮合物のトリエタノール塩を配合した実
施例4のヘアーリンスは、上記実施例2のケラチン酸化
ペプチドのヤシ油脂肪iut合物のトリエタノール塩を
配合していない比較M4のヘアーリンスに比べて、毛髪
の艶、しなや力さ、くし逼り性を改善する効果が優れて
いた。
特に実施品4のへアーリンスは、実施例2のケラチン酸
化ペプチドのヤシ油脂肪酸縮合物のトリエタノールアミ
ン塩の有する優れた乳化力によりヘアーリンスの調製が
容易であり、かつ調製後の保存安定性が優れていた。
応用例5 実施例5で得られたケラチン酸化ペプチドのイソステア
リン酸縮合物の2−アミノ−2−メチル−1,3−プロ
パンジオール塩を配合した下記組成のへアーリンスを調
製して、これを本発明の実施品5とした。
実施fN5のケラチン酸化ペプチドの   3.0イソ
ステアリン酸縮金物の2−アミ ノ−2−メチル−1,3−プロパン ジオール塩(30%) ジイソプロピルアジベート        3.0ベヘ
ニルアルコール          2.0セチルアル
コール           0,3塩化セチルトリメ
チルアンモニウム   6.7(27%) 塩化ジステアリルジメチルアンモニ   3.8ウム(
73%) ジメチルポリシロキサン(信越シリ    0.5コ一
ン社製K F 96−350 c s )加水分解コラ
ーゲン(30%)(酸相   2.0化成社製ブロモイ
スW−32R) プロピレングリコール          3.0パラ
ヒドロキシ安息香酸エステル・    0,3フ工ノキ
シエタノール混合物(酸相 化成社製セイセプト) 香料       適量 滅菌イオン交換水      計100.0とするまた
、上記実施例5のケラチン酸化ペプチドのイソステアリ
ン#縮合物の2−アミノ−2−メチル−1,3−プロパ
ンジオール塩を配合せず、そのふん滅菌イオン交換水を
増量したほかは、寞施品5の場合と同組成のへアーリン
スを調製して、これを比較品5とした。
この実施品5および比較品5のヘアーリンスを5倍に希
釈して、市販のシャンプーで洗浄後の毛髪に使用して両
者の使用感を比較したところ、実施品5のへアーリンス
の方が、毛髪の艷、しなやかさ、くし遺り性を改善する
効果が優れており、またへアーリンスのm製が容易で、
かつ調製後の保存安定性が優れていた。
応用例6 実施例6で得られたケラチン酸化ペプチドのオレイン酸
縮合物のナトリウム塩を配合した下記組成のスタイリン
グムース用ベースを謹製し、該スタイリングムース用ベ
ースと液化石油ガス(LPG)とを90:10でスプレ
ー容器に充填して、スタイリングムースとし、これを本
発明の実施品6とした。
実施例6のケラチン酸化ペプチドの   5.0オレイ
ン酸槽合物のナトリウム塩( 30%) ポリオキシエチレン(15)ラウリル   0.5エー
テル 99%エタノール             5.0ポ
リエチレンブリコール(14)オレ   1.0エート アクリル樹脂アルカノールアミン液    3.0塩化
セチルトリメチルアンモニウム   0.5(29%) ジメチルシロキサン・メチル(ポリ    1.0オキ
シエチレン・ポリオキシプロピ レン)シロキサン共重合体(トーレ シリコーン社製S H3749) パラヒドロキシ安息香酸エステル・    0.3フ工
ノキシエタノール混合物(成用 化成社製セイセブト) EDTA−2Na             O,1香
料       通量 滅菌イオン交換水      計100.0とするまた
、上記実施例6のケラチン酸化ペプチドのオレイン#縮
合物のナトリウム塩を配合せず、そのぶん滅菌イオン交
換水を増量したほかは、実施品6の場合と同組成のスタ
イリングムースを調製して、これを比較孔6とした。
この実施品6および比較孔6のスタイリングムースを毛
髪に使用して、両者の使用感を比較したところ、実施品
6のスタイリングムースの方が、毛髪の艶、しなやかさ
、くし通り性を改善する効果が優れており、またスタイ
リングムースペースの調製が容易で、かつ調製後のスタ
イリングムースの保存安定性が優れていた。
応用例7 実施例7で得られたケラチン酸化ペプチドのヤシ油脂肪
酸縮合物を配合した下記組成のクリームを調製し、これ
を本発明の実施品7とした。
実施例7のケラチン酸化ペプチドの   4.5ヤシ油
脂肪酸縮金物 乳化剤混合物(酸相化成社製アヤコ   12.0−ル
112) グリセリンモノイソステアレート     3.0ヘキ
サデシルイソステアレート     4.5ポリオキシ
エチレン(15)セチルエ   2.0−チル ホホバ油                1.5流動
パラフイン            2.5ジメチルポ
リシロキサン(信越シリ    0.2コ一ン社製K 
F 96−350 c s )メチルフェニルポリシロ
キサン(東   1.5レシリコ一ン社製5)I556
) パラヒドロキシ安息香酸ブチル     0.1グリセ
リン             9.01.3−ブチレ
ングリコール      5.0トリエタノールアミン
          1.0バルミチン酸レチノール 
       0.5ブチルヒドロキシトルエン   
    0.o5EDTA2−Na         
    O,1滅菌イオン交換水      計100
.0とするまた、上記実施例7のケラチンペプチドのヤ
シ油脂肪酸縮合物を配合せず、そのぶん1lilイオン
交換水を増量したほかは、実施品7の場合と同組成のク
リームを調製して、これを比較孔7とした。
二の実施品7および比較孔7のクリームを手に使用して
、両者の使用感を比較したところ、実施品7のクリーム
の方が、皮膚になじみゃすく、のびが良く、かつ皮膚に
艶と潤いを付与する効果が優れており、またクリームの
調整が容易で、がっ調整後のクリームの保存安定性が優
れていた。
応用例8 実施例8で得られたケラチン酸化ペプチドの樹脂酸縮合
物のカリウム塩を配合した下記組成の液体整髪料を調製
し、これを本発明の実施品8とした。
実施例日のケラチン酸化ペプチドの   3.0樹脂酸
槽合物のカリウム塩 ジイソブチルアジペート0.3 ポリオキシブロビレンモノブチルエ   23.。
−チル 95%エタノール            63.。
O−シメン−5−オール         0.1プロ
ピレングリコール          3.0香料  
     適量 滅菌イオン交換水      計100.0とするまた
、上記実施例8のケラチン酸化ペプチドの樹脂酸縮合物
のカリウム塩を配合せず、そのふん滅菌イオン交換水を
増量したほがは、実施品8の場合と同組成の液体整髪料
を調製し、これを比較孔8とした。
上記実施品8および比較孔8の液体整髪料を男性パネラ
−10人の毛髪にそれぞれ1週間続けて使用し、整髪力
、毛髪の艷、潤いについて、どちらの方が良いがを評価
させた。その結果を第7表に示す。
第 7 表 第7表に示すように、実施例8のケラチン酸化ペプチド
の樹脂#縮合物のカリウム塩を配合した実施品8の液体
整髪料は、上記実施N8のケラチン酸化ペプチドの樹脂
酸縮合物のカリウム塩を配合していない比較品8の液体
整髪料より、整髪力、毛髪の艶、潤いを改善する効果が
優れていた。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明の一般式(1)で示される
ペプチド鎖中にシスティン酸残基を有するケラチン酸化
ペプチドのアシル化物またはその塩は、ペプチド鎖中に
システィン酸残基を有することに基づき、従来のケラチ
ンペプチドのアシル化物またはその塩に比べて、洗浄力
が優れており、また乳化力が大きく、かつ酸性領域でも
良好な界面活性能を発揮することができる。
また、上記−数式(I)で示されるペプチド鎖中にシス
ティン酸残基を有するケラチン酸化ペプチドのアシル化
物またはその塩は、従来のケラチンペプチドのアシル化
物またはその塩と同等またはそれ以上に、毛髪を保護し
、毛髪を柔軟にし、毛髪になめらかさ、潤い、艷を付与
し、毛髪のくし通りを改善し、また、皮膚に対しては、
しっとり感、潤い、なめらかさ、艷を付与する性質を有
している。もとより、天然のタンパク質から誘導される
ものであるため、皮膚や粘膜に対して低刺激性で、安全
性も優れている。したがって、上記−数式(1)で示さ
れるペプチド鎖中にシスティン酸残基を有するケラチン
酸化ペプチドのアシル化物またはその塩は、化粧品配合
用の基剤とじて非常に優れている。
さらに、上記一般弐N)で示されるペプチド鎖中にシス
ティン酸残基を有するケラチン酸化ペプチドのアシル化
物またはその塩と、ペプチド鎖中にシスティン酸残基を
有しないケラチン酸化ペプチドのアシル化物またはその
塩との混合物も、その−数式(r)で示されるペプチド
鎖中にシスティン酸残基を有するケラチン酸化ペプチド
のアシル化物またはその塩の割合に応じて、そのペプチ
ド鎖中のシスティン酸残基に基づく特性を発揮すると共
に、ペプチド鎖中にシスティン酸残基を有しないケラチ
ン酸化ペプチドのアシル化物またはその塩も、毛髪や皮
膚に対して従来のケラチンペプチドのアシル化物または
その塩と同等またはそれ以上の特性を発揮するので、化
粧品配合用の基剤として有用である。
【図面の簡単な説明】
第1〜8図は本発明の実施例1〜8で製造された物質の
高級脂肪酸部分のメチルエステル化物と原料として用い
た高級脂肪酸のメチルエステル化物のガスクロマトグラ
フィー結果を示す図である。 温度と昇温速度は各図に示す通りである。図中の各ピー
クの数字は検出時間(分)を示す。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)次の一般式( I )で示されるペプチド鎖中にシ
    ステイン酸残基を有するケラチン酸化ペプチドのアシル
    化物またはその塩。 一般式( I ): ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、R_1は炭素数7〜21のアルキル基、炭素数
    7〜21のアルケニル基または脂環構造の炭化水素基で
    あり、R_2はケラチンペプチドの構成アミノ酸の側鎖
    である。M_1およびM_2は水素、リチウム、ナトリ
    ウム、カリウムなどのアルカリ金属、アンモニウムまた
    はモノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエ
    タノールアミン、2−アミノ−2−メチルプロパン、2
    −アミノ−2−メチル−1、3−プロパンジオールなど
    の有機アミンのオニウムであり、M_1とM_2は同一
    でもよく、また異なってもよい。mおよびnは0〜25
    で、m+nは1〜25である)
  2. (2)ケラチンを加水分解して得られるケラチンペプチ
    ドを酸化するか、またはケラチンを酸化して得られるケ
    ラチン酸化物を加水分解することによって得られたケラ
    チン酸化ペプチドをアシル化することを特徴とする請求
    項1記載の一般式( I )で示されるペプチド鎖中にシ
    ステイン酸残基を有するケラチン酸化ペプチドのアシル
    化物またはその塩の製造方法。
  3. (3)請求項1記載の一般式( I )で示されるペプチ
    ド鎖中にシステイン酸残基を有するケラチン酸化ペプチ
    ドのアシル化物またはその塩からなる化粧品基剤。
  4. (4)請求項1記載の一般式( I )で示されるペプチ
    ド鎖中にシステイン酸残基を有するケラチン酸化ペプチ
    ドのアシル化物またはその塩と、ペプチド鎖中にシステ
    イン酸残基を有しないケラチン酸化ペプチドのアシル化
    物またはその塩との混合物からなる化粧品基剤。
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