JPH0329418B2 - - Google Patents

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JPH0329418B2
JPH0329418B2 JP56031994A JP3199481A JPH0329418B2 JP H0329418 B2 JPH0329418 B2 JP H0329418B2 JP 56031994 A JP56031994 A JP 56031994A JP 3199481 A JP3199481 A JP 3199481A JP H0329418 B2 JPH0329418 B2 JP H0329418B2
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biasing member
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bile duct
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JP56031994A
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  • Media Introduction/Drainage Providing Device (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、たとえば膵、胆管に造影剤を注入す
るときに使用する医療用チユーブに関する。
膵、胆管に造影剤を注入してX線撮影を行なう
方法はその膵、胆管の診断上きわめて重要であ
る。この場合、膵、胆管に造影剤を注入する方法
としては、内視鏡の挿通用チヤンネルを通じて経
口的に造影剤注入用チユーブを十二指腸に誘導す
るとともに、その造影剤注入用チユーブの先端部
を乳頭部から膵、胆管内に差し込み、造影剤を注
入するようにしている。しかしながら、膵、胆
管、特に胆管は、上方に向つて走行する状態にあ
るため、造影剤注入用チユーブを差し込む際に
は、その先端部に内視鏡の鉗子起上台を押し当て
てしごくことにより曲りぐせをつけ、胆管の走行
方向に合わせるようにしなければ挿入できない。
したがつて、従来の造影剤注入用チユーブはテフ
ロンなどの合成樹脂で比較的曲りぐせのつき易い
材質のもので形成されている。
このようにして造影剤注入用チユーブは胆管に
差し込まれるが、上記乳頭部における胆管の開口
部分はきわめて狭く、また、胆管の走行方向も各
症例ごとに異なり明確にわからないのが普通であ
る。したがつて、造影剤注入用チユーブにつける
曲りぐせの程度も経験と勘に頼つていることが多
い。このため、曲りぐせの方向と胆管の走行方向
とが合わずに差し込むことができないことも多か
つた。このような場合、内視鏡の挿通用チヤンネ
ルからわざわざその造影剤注入用チユーブを引き
抜き、手で曲りぐせを取り除いてから再び挿入し
て作業のやり直しをしていた。また、胆管に造影
剤を注入した後、次の膵管に差し込むときにはそ
の膵管の走行方向が胆管の走行方向とは異なるの
で、やはり挿通用チヤンネルからわざわざ造影剤
注入用チユーブを引き抜き、手で曲りぐせを取り
除いてから行なうようにしている。つまり、従来
の場合にはいちいち造影剤注入用チユーブの出し
入れを繰り返さなければならないため、非常に面
倒であるとともに、処置時間が大巾に長びき、患
者の負担も大きかつた。
本発明は上記事情に着目してなされたもので、
その目的とするところは、一旦チユーブを体内に
挿入した後、体外に引き出さないで、挿入したま
ま先端部の曲りぐせを容易に矯正し、そのまま使
用を続けることができる医療用チユーブを提供す
ることにある。
以下、本発明の一実施例を第1図ないし第6図
にもとづいて説明する。
第1図中1はそのチユーブであり、このチユー
ブ1はたとえばポリアミド、4フツ化エチレンあ
るいは4フツ化エチレンと6フツ化プロピレンの
共重合体などの害がなく、摩擦係数の小さい合成
樹脂によつて形成されている。チユーブ1の基端
には円筒状の口金2が共軸的に取付け固定されて
いる。この口金2の側面には口金2の内部中空部
を通じて上記チユーブ1に連通する注入孔3を有
した注入口部4が設けられている。また、口金2
の後端開口部5には芯体6のつまみ7が着脱自在
に取り付けられるようになつている。上記芯体6
は比較的剛性の強い、たとえば合成樹脂などから
なり、この後端部に上記つまみ7が接着固定され
ている。そして、芯体6は口金2を通じてチユー
ブ1内に挿入されるが、チユーブ1の内面との間
には後述するように造影剤を流せるだけの隙間が
形成されている。また、芯体6はその先端がチユ
ーブ1を突き抜けることなく、先端部1aの後端
付近に達する長さに設定されている。チユーブ1
の先端部1a内には芯体6が位置しないので、そ
の先端部1aは容易かつ自由に曲ることができる
とともに、その曲げた状態に曲りぐせが付くよう
になつている。
さらに、チユーブ1の先端部1aの肉厚内には
第2図で示すように線状に形成した複数本の付勢
部材8…がチユーブ1の長手方向に沿つて埋設さ
れている。この各付勢部材8…は形状記憶合金に
よつて形成されており、この形状記憶合金として
は、たとえばCu−Zn−Al系合金あるいはTi−Ni
系合金などが使われている。そして、この付勢部
材8…はその形状記憶合金が母相(高温相)であ
るときには真直ぐになり、先端部1aが仮に曲つ
ていてもこれを直線状に付勢するようになつてい
る。さらに、常温(体温)において外力を加えて
塑性変形させると、マルテンサイト変態を起し、
マルテンサイト相を形成する。また、マルテンサ
イト相から母相への逆変態が終了する温度Afが
体温以上、たとえば50℃であるものが使用されて
いる。
一方、先端部1aの肉厚内に埋設された付勢部
材8…にはその全長にわたつて電流が流れるよう
にリード線9,9が接続されている。なお、付勢
部材8…の相互も別のリード線10によつて接続
されている。そして、上記リード線9,9はチユ
ーブ1の肉厚内を通じてその後端部に導びかれた
のち外部に導出され、外部の電源回路における電
源11のスイツチ12に接続されていて、スイツ
チ12を閉じると、上記リード線9,9を通じて
付勢部材8…に電流を供給し、その付勢部材8…
をジユール熱(抵抗熱)で加熱できるようになつ
ている。
次に、上記実施例の使用方法を第4図ないし第
6図を参照して説明する。
まず、あらかじめ十二指腸下行脚13内にまで
導入した内視鏡14の挿通用チヤンネル15を通
じてチユーブ1をその十二指腸下行脚13内に導
出する。そして、内視鏡14の鉗子起上台16な
どを利用して胆管17の走行方向に合わせた曲り
ぐせをつける。この後で、第4図で示すように胆
管17の走行方向に合わせてその胆管17内にチ
ユーブ1の先端部1aを差し込む。しかし、胆管
17の開口部分はきわめて狭いので、その胆管1
7の走行方向を明確に知ることができず、このた
め、胆管17の走行方向にその先端部1aの曲り
が一致しないことが起りやすい。このような場
合、そのままで差し込むことは非常に困難であ
る。そこで、曲りの程度が小さいときにはさらに
強く曲りぐせをつければよいが、曲りが大きすぎ
た場合には外部の電源回路のスイツチ12を閉
じ、スイツチ線9,9,10を通じて形状記憶合
金からなる付勢部材8…に電流を供給する。これ
により付勢部材8…はジユール熱によつて加熱さ
れる。そして、付勢部材8…を形成する形状記憶
合金は曲りぐせのついている状態ではマルテンサ
イト相であるが、これが加熱されることによつて
逆変態終了温度Af、たとえば50℃に達すると形
状記憶効果によつて真直ぐになろうとし、上記先
端部1aを強制的に真直ぐにする。そこで、上記
スイツチ12を開き、やや冷却した後に鉗子起上
台16などで再び適切な曲りぐせをつけてその先
端部1aを胆管17内に差し込めばよい。そし
て、確実に差し込んだところで、注入口部4に図
示しない注入器などを接続し、造影剤を圧入す
る。
また、胆管17に対する造影剤の注入が済んだ
あと、さらに膵管18にも造影剤を注入する場合
にはチユーブ1を内視鏡14の挿通用チヤンネル
15に挿通したまま、外部の電源回路のスイツチ
12を閉じ、付勢部材8…に電流を供給して上記
同様に加熱させる。これによりその付勢部材8…
は真直ぐになろうとして先端部1aを真直ぐにす
る。そして、鉗子起上台16などにより適切な曲
りぐせをつけて膵管18に差し込むものである。
第7図および第8図は本発明の他の実施例を示
すものである。
この実施例はチユーブ1の先端部1a内に大径
内孔部19を形成し、この大径内孔部19に形状
記憶合金からなるコイル状の付勢部材20を嵌装
したものである。そして、この付勢部材20を形
成する形状記憶合金は第7図で示すようにチユー
ブ1の先端部1aが真直ぐな状態での結晶構造が
母相であり、また、先端部1aが第8図で示すよ
うに外力が加わつて曲りぐせがつくにともなつて
その形状記憶合金には塑性変形が起り、コイル部
分の外側が引き伸ばされ、マルテンサイト相を形
成して曲つた形になる。また、付勢部材20の両
端には前記実施例同様のリード線21,21がそ
れぞれ接続されている。
そこで、使用中先端部1aに曲りぐせをつけす
ぎたときには前記実施例と同様にその付勢部材2
0に通電することにより加熱すれば、引き伸ばさ
れた部分は元の状態に戻り、第7図で示すように
なるように強制的に付勢し、真直ぐな状態にす
る。
以上説明したように本発明はチユーブの先端部
に、加熱するとその先端部をほぼ直線状にする形
状記憶合金からなる付勢部材を設け、この付勢部
材を電熱により加熱できるようにしたものであ
る。したがつて、チユーブ自体を体腔内から引き
抜くことなく、先端部の曲りぐせを容易に取り除
けるので、迅速かつ容易に、例えば〓、胆管など
に造影剤を注入することができる。そして、患者
と術者の双方の負担を大巾に軽減できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す全体の斜視
図、第2図は同じくその実施例の先端部付近の側
断面図、第3図は同じくその実施例の手元側部分
の側断面図、第4図ないし第6図はそれぞれ上記
実施例の使用状態の説明図、第7図は本発明の他
の実施例を示すその先端部付近の側断面図、第8
図は同じくその実施例における曲りぐせをつけた
状態の先端部付近の側断面図である。 1……チユーブ、1a……先端部、8……付勢
部材、9……リード線、14……内視鏡、15…
…挿通用チヤンネル、17……胆管、18……膵
管、20……付勢部材、21……リード線。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 チユーブの先端部に、形状記憶合金からなり
    加熱すると上記先端部をほぼ直線状にする付勢部
    材を設けるとともに、この付勢部材にリード線を
    接続してなり、このリード線を通じて上記付勢部
    材に電流を供給して発熱させることにより、上記
    形状記憶合金からなる付勢部材を加熱するように
    したことを特徴とする医療用チユーブ。 2 特許請求の範囲第1項において、チユーブ先
    端部の壁部内に線状に形成した付勢部材をそのチ
    ユーブの長手方向に沿つて埋設したことを特徴と
    する医療用チユーブ。 3 特許請求の範囲第1項において、付勢部材は
    コイル状に形成してチユーブ先端部内孔部に設置
    したことを特徴とする医療用チユーブ。
JP56031994A 1981-03-06 1981-03-06 Tube for pouring contrast agent Granted JPS57148927A (en)

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JPS57148927A JPS57148927A (en) 1982-09-14
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