JPH0329391B2 - - Google Patents

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JPH0329391B2
JPH0329391B2 JP62262301A JP26230187A JPH0329391B2 JP H0329391 B2 JPH0329391 B2 JP H0329391B2 JP 62262301 A JP62262301 A JP 62262301A JP 26230187 A JP26230187 A JP 26230187A JP H0329391 B2 JPH0329391 B2 JP H0329391B2
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aluminum
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glucosidase
sulfate
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P20/00Technologies relating to chemical industry
    • Y02P20/50Improvements relating to the production of bulk chemicals
    • Y02P20/52Improvements relating to the production of bulk chemicals using catalysts, e.g. selective catalysts

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  • Enzymes And Modification Thereof (AREA)
  • Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は安定なα−1,6−グルコシダーゼ組
成物に関するものである。 (従来の技術) α−1,6−グルコシダーゼは澱粉またはその
派生物中のα−1,6−グルコシド結合あるいは
(および)プルランのα−1,6−グルコシド結
合などを加水分解する酵素の総称であり、その基
質特異性の差からプルラナーゼあるいはイソアミ
ラーゼと呼ばれる酵素がある。 α−1,6−グルコシダーゼはβ−アミラーゼ
と併用して、澱粉からマルトースを収量よく製造
するのに使用したり、また、最近、酵素法による
澱粉からのグルコースの製造において、グルコア
ミラーゼと併用して、グルコースを収する目的に
使用されている。 (発明が解決しようとする問題点) α−1,6−グルコシダーゼは、バシルス属、
クレブシラ属、シユードモナス属など、種々の細
菌や、ストレプトマイセス属などの放線菌により
生産されることが知られているが、一部の微生物
の生産するものを除き、一般に、耐酸性や耐熱性
などの安定性に劣ることが問題であつた。特に、
本酵素をグルコアミラーゼと併用する場合、グル
コアミラーゼは、工業的には、PH4〜5、温度約
60℃で2〜3日間使用されるため、このような酸
性と高温で長時間、活性を保持できるプルラナー
ゼは少なく、これまで、バシルス・アシドプルリ
テイカス(Bacillus acidopullulyticus)のプル
ラナーゼが知られているのみである(特公昭62−
25036ほか)。 (問題点を解決するための手段) 本発明者は、従来知られているα−1,6−グ
ルコシダーゼの安定化法について、鋭意、研究を
行つてきた結果、α−1,6−グルコシダーゼは
アルミニウム塩の存在下で著しく安定化され、か
つ長期間安定に保存できるることを認めた。本発
明はこの知見に基づいてなされたものである。 すなわち、本発明はα−1,6−グルコシダー
ゼに、塩化アルミニウム、硫酸アルミニウム、硫
酸アルミニウム・アンモニウム、及び硫酸アルミ
ニウム・カリウムから選ぶアルミニウム塩にグリ
セリン及び乳酸ナトリウムから選ぶ化合物との混
合物を存在させた安定なα−1,6−グルコシダ
ーゼ組成物に関するものである。 以下に、本発明の内容を更に具体的に説明す
る。 本発明において使用されるアルミニウム塩とし
ては、例えば、塩化アルミニウム、硫酸アルミニ
ウム、硫酸アルミニウム アンモニウム、硝酸ア
ルミニウム、硫酸アルミニウム カリウムなどの
無機酸塩のほか、酢酸アルミニウム、乳酸アルミ
ニウムなどの有機酸塩など、通常、水溶性の塩が
挙げられる。しかし、アルミニウム塩の水溶液は
強い酸性(PH2〜4)を示し、α−1,6−グル
コシダーゼは直ちに失活するため、PHを低くと
も、程度に上げる必要がある。しかし、PHを上げ
ると、アルミニウム塩は分解して、水不溶性の水
酸化アルミニウムを生成するという問題がある。
このため、該酵素に安定なPHで水溶性を維持でき
るアルミニウム溶液について検討してきた結果、
塩化アルミニウム、硫酸アルミニウム、硫酸アル
ミニウム アンモニウム、硫酸アルミニウム カ
リウムなどの溶液または懸濁物に、糖、グリセリ
ン、乳化ナトリウムなどを存在させて、PHを調整
するか、あるいは乳酸アルミニウムの溶液をPH調
整して該酵素と混合するのが適当であることを認
めた。特に、乳酸アルミニウムを使用するとき
は、高濃度の溶液が調整でき、また安定した溶解
物を得ることができる。 (発明の効果) α−1,6−グルコシダーゼに添加されるアル
ミニウム塩は、同酵素の使用時における濃度が1
×1-4〜1×10-2モル程度になるのが望ましいが、
酵素の種類とその濃度により適宜変更する必要が
ある。そして、このような混合物の存在下におい
て、α−1,6−グルコシダーゼは長期間安定し
て保存することができ、また、PH4〜5、温度60
℃の、酸性、かつ高温下の反応においても、長時
間活性を保持することができる。例えば、バシル
ス・ズブチリスのプルラナーゼについて、5%プ
ルランを基質として、PH4.5、温度60℃で反応さ
せた場合、アルミニウム塩が存在していない酵素
の場合、1時間以内に失活するのに対し、アルミ
ニウム塩を存在させた酵素では、少なくとも3日
間活性を保持していた。 本発明は細菌、放線菌など、種々の微生物の生
産するα−1,6−グルコシダーゼに適用するこ
とができる。例えば、クレブシラ・ニユーモニア
(Klebsiella pneumoniae)、バシルス・ズブチリ
ス(Bacillus subtilis)、バシルス・ステアロセ
ーモフイラス(Bacillus stearothermophilus)、
バシルス・セレウス(Bacillus cereus)、バシル
ス・セレウス・ヴアリエータス・ミコイデス
(Bacillus cereus var.mycoides)、バシルス・ア
シドプルリテイカス(Bacillus
acidopulluliticus)、シユードモナス・アミロデ
ラモサ(Pseudononas amyloderamosa)などの
生産するα−1,6−グルコシダーゼが挙げられ
る。 以下に、実施例により本発明の詳細を説明す
る。 実施例 1 コーン・ステイープ・リカー10%、乳糖2%、
燐酸二カリ0.3%、硫酸マグネシウム(7水塩)
0.1%、硝酸ナトリウム0.25%、ツイーン60 0.3
%、硫酸銅5×10-5M、塩化マンガン2.5×
10-6M、塩化カルシウム1×10-3M、硫酸亜塩1
×10-4M、硫酸第一鉄1×10-5Mの組成からなる
培地(PH7.0)を、常法により殺菌後、バシル
ス・ズブチリスTU(Bacillus subtilis TU)
FERM−BP684を接種し、30℃で4日間振盪培
養した。培養後、遠心分離して得た上澄液に、硫
酸アンモニウムを70%飽和になるように加えて酵
素を沈澱させ、遠心分離して回収した酵素を、蒸
溜水で透析したものを原酵素液として使用した 該酵素2ml(25単位)に、0.4M硫酸アルミニ
ウム アンモニウムと1.2M乳酸ナトリウムの等
量混合液(水酸化ナトリウムでPH5に調整)1ml
を添加した組成物(アルミニウム濃度として6.6
×10-2)を調製した。該組成物は、アルミニウム
無添加のものと比較して活性の低下は少なく、長
期間安定であつた。 該酵素組成物および対照酵素、各0.13単位に、
プルラン5%、酢酸緩衝液(PH4.5)0.01M、塩
化カルシウム0.01Mになるように加え、全量1ml
で、60℃で反応させた。経時点に一定量をとり、
生成した還元糖(マルトトリオース)をグルコー
スとして定量した。得られた結果を第1表に示
す。 表から明らかなように、アルミニウム塩を添加
した酵素組成物は、対照酵素に比べ、長時間活性
を保持した。
【表】 ここで、α−1,6−グルコシダーゼ活性は以
下のようにして測定した。 0.1M酢酸緩衝液に溶解した2%プルラン液
(PH5.0)0.5mlに適当量の酵素液を加え、蒸留水
で全量1mlとし、40℃で反応させる。この条件下
で、1分間に1マイクロモルのグルコースに相当
する還元力を生成する酵素量を1単位とした。 参考例 1 クレブシラ・ニユーモニア(Klebsiella
pneumoniae)の生産するプルラナーゼ(英国
ABM社製、商品pulluzyme)を蒸溜水に対し透
析した酵素液1ml(約500単位)に、2M乳酸アル
ミニウム(水酸化ナトリウムでPH5.8に調整した
溶液)を、それぞれ0、0.25、0.50、0.75、1.00
mlを加え、蒸留水で全量2mlとした組成物を調製
保存した。一週間後に測定した活性は第2表に示
す通りであつた。
【表】 表から明らかなように、アルミニウム塩の存在
下で保存したものは、無添加のものに比べ、高い
活性を保持した。なお、乳酸アルミニウムは試験
した2×10-4〜5×10-3Mにおいて、同酵素に対
する阻害および賊活作用は認められていない。 乳酸アルミニウム無添加および上記調製酵素組
成物、各0.37単位とプルラン5%、酢酸緩衝液
(PH4.5)0.01Mを含む混合液1mlを、60℃で反応
させた。反応46時間目に生成した還元糖(マルト
トリオース)をグルコースとして定量した。得ら
れた結果は、第3表に示す通りであつた。
【表】 表から明らかなように、アルミニウム塩を含む
酵素組成物は、対照の酵素に比べ高いプルラン分
解活性を示し、また反応時だけにアルミニウム塩
を加えた場合(第2段)に比べても、高い分解活
性を示した。 参考例 2 実施例1で調製した酵素、それぞれ40単位に、
乳酸アルミニウムを0、0.25あるいは0.5Mにな
るように加えた組成物(2ml)を調製した。 各酵素組成物の一定量(酵素量およびアルミニ
ウム塩の終濃度は第4表に記載)に、プルラン5
%、酢酸緩衝液(PH4.5)、塩化カルシウム0.01M
になるように加えた反応液1mlを60℃で反応させ
た。反応45時間目に生成した還元糖(マルトトリ
オース)をグルコースとして定量した。得られた
結果を第4表に示す。 表から明らかなように、アルミニウム塩を含む
酵素組成物は、対照酵素に比べ高い分解活性を示
した。
【表】
【表】

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 α−1,6−グルコシダーゼに、塩化アルミ
    ニウム、硫酸アルミニウム、硫酸アルミニウム・
    アンモニウム、及び硫酸アルミニウム・カリウム
    から選ぶアルミニウム塩にグリセリン及び乳酸ナ
    トリウムから選ぶ化合物との混合物を存在させた
    安定なα−1,6−グルコシダーゼ組成物。
JP62262301A 1987-10-16 1987-10-16 安定なα−1,6−グルコシダーゼ組成物 Granted JPH01104170A (ja)

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JP62262301A JPH01104170A (ja) 1987-10-16 1987-10-16 安定なα−1,6−グルコシダーゼ組成物

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6115827A (ja) * 1984-06-29 1986-01-23 Lion Corp 口腔用組成物

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