JP3469265B2 - 酸性アミラーゼ、その製造法およびそれを用いた澱粉分解物の製造法 - Google Patents

酸性アミラーゼ、その製造法およびそれを用いた澱粉分解物の製造法

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  • Enzymes And Modification Thereof (AREA)
  • Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、低いpHで澱粉物質を
加水分解するのに有用な新規な酸性アミラーゼ、該アミ
ラーゼの製造法およびそれを用いた特異的な組成を有す
る澱粉分解物の製造法に関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】アミ
ラーゼは澱粉を加水分解し、澱粉を液化させる酵素とし
て古くから知られ、従来から、澱粉工業、アルコール製
造工業、繊維工業、食品加工業など、産業上広範に用い
られている重要な酵素である。特に、食品分野におい
て、澱粉分解物、特にマルトオリゴ糖(グルコースのα
−1,4結合したもので重合度2〜10のもの)は、低甘
味(砂糖を100とした場合、10〜30)で、かつ低粘
度という性質を有しているため、食品改良剤として用い
られている。その上、溶解性も高く、マルトトリオース
(G3)を含んでいるものはその性質上、保湿性にも優れ
ている。
【0003】ところが、今まで一段の酵素反応でマルト
オリゴ糖を生成する型のアミラーゼは、澱粉に作用させ
ると、その分解物にグルコース(G1)やマルトース(G
2)が組成比で約20〜30重量%(以下、特に断らない
限り%は重量%である)程度含まれるのが普通である。
この場合、これらの糖が食品中に含まれてしまうことに
より、甘味度の上昇やアミノ酸、タンパク質との反応に
よる褐変現象(メイラード反応)、異性化など食品の風
味、外観において悪影響を及ぼすことになる。
【0004】現在までにマルトオリゴ糖生成型アミラー
ゼの中で、比較的G1やG2の生成が少なく、G3以上
のオリゴ糖を生成するものが幾つか存在している[特開
昭63−237786号公報、Yoshiyuki Takahashi,
Agric. Biol. Chem., 47, 2193−2199
(1983)など]。しかし、得られる分解物におけるG
1とG2の組成比が10%を下回るものは知られていな
い。
【0005】また、酸性領域に至適pHが存在している
アミラーゼが幾つか知られている[特開昭60−218
2号公報、特開昭61−115484号公報、特開昭6
2−91181号公報、特開昭63−196288号公
報、Agric. Biol. Chem.,46, 7−13(198
2); J. Bacteriol., 128, 515−521(19
76); Starch Istaerke, 31, 166−171(1
979)]。しかし、それを用いた分解物はいずれも一般
のアミラーゼと大差がない。また、特開平4−6608
4号公報にも新規な酸性アミラーゼが開示されている
が、それによる澱粉分解物には依然としてG1やG2が
含まれる。
【0006】最近、ある種のラクトバチルス属の微生物
が特異的な澱粉分解能を有することが報告されたが
(J.Ferment.Bioeng., 73, 3, 193−197
(1992))。しかしながら、その酵素は未だ単離され
るに至っていない。本発明者らは、かかるラクトバチル
ス属の微生物の酵素ついて研究を重ねる間に、当該微生
物が、酸性側で安定な、比較的高分子量の新規なアミラ
ーゼを産生することを見出し、その単離に成功した。ま
た、当該アミラーゼがG1やG2を殆ど含まない澱粉分
解物を生成することを見出した。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記本発明者
らの知見に基づいて完成されたものであって、次の性質
を有するラクトバチルスL−137株(FERM P−
13425)が生産する新規な酸性アミラーゼ: (1)至適pH3.5〜4.5、 (2)pH3.5〜5.0の範囲で最大活性の50%を
保持、 (3)作用温度30℃〜45℃で、至適作用温度35℃
付近、 (4)pH6以上の活性は最大活性の数%以下、 (5)50℃以上の活性は最大活性の数%以下、 (6)55℃30分間の処理で失活、および (7)カラムクロマトグラフィーにより測定した分子量
約180,000〜220,000、を提供するもので
ある。
【0008】また、本発明はラクトバチルス属に属する
該新規酸性アミラーゼ産生能を有する微生物を培養して
アミラーゼを産生させ、その培養物から該アミラーゼを
回収する該新規アミラーゼの製造法および該アミラーゼ
を澱粉に作用させることにより、マルトトリオース(G
3)、マルトテトラオース(G4)およびマルトペンタオ
ース(G5)を主成分とし、実質的にグルコース(G1)お
よびマルトース(G2)を含まない澱粉分解物を得る澱粉
分解物の製造法も提供するものである。以下、本発明を
詳細に説明する。
【0009】本発明の新規酸性アミラーゼは、当該アミ
ラーゼ産生能を有するラクトバチルス属に属する微生
物、代表的には上記J. Ferment. Biolog., 73,
3, 193−197(1992)に記載されるラクトバチ
ルスL−137株により産生される。該菌株は発酵食品
より分離されたラクトバチルスに属する微生物であり、
1993年2月12日に工業技術院生命工学工業技術研
究所に、FERM P−13425の寄託番号の下に寄
託されている。この菌株の菌学的性質を表1に示す。
【0010】
【表1】
【0011】また、糖からの酸およびガスの産生は表2
に示すとおりである。
【0012】
【表2】
【0013】これらの結果より、「バージエーズ・マニ
ュアル・オブ・デターミネイティブ・バクテリオロジ
ー」第8版に基づいて本菌株はラクトバチルス属の微生
物と同定された。この微生物は、DNAのグアニンとシ
トシン(G+C)の含量が45.1%と類似しているラク
トバチルス・プランタラム(Lactobacillus plantaru
m)と比較すると、セロビオース、ラクトース、マンニト
ール、メリビオース、キシロース、可溶性澱粉について
の酸の産生が異なる。すなわち、L−137株ではメリ
ビオースおよび可溶性澱粉から酸を産生するのに対し、
ラクトバチルス・プランタラムでは産生しない。また、
セロビオース、ラクトース、マンニトールについては、
L−137株では酸を産生しないのに対し、ラクトバチ
ルス・プランタラムはこれらの糖から酸を産生する。
【0014】以上のことから、ラクトバチルスL−13
7株はラクトバチルス属の新規な微生物とされており、
本菌株の産生する本発明の酸性アミラーゼも、その至適
pH、分子量および特異的な澱粉分解物を生成するとこ
ろから、従来の酸性アミラーゼとは異なる新規なもので
ある。
【0015】本発明の酸性アミラーゼの詳細な酵素学的
性質は以下のとおりである。 作用および基質特異性 可溶性澱粉および糊化澱粉に作用するが、未糊化澱粉に
は作用しない。また、プルラン、グリコーゲンにも作用
する。
【0016】作用pH 本酵素を0.3%可溶性澱粉存在下、グリシン・塩酸緩
衝液、酢酸緩衝液、リン酸緩衝液中で40℃で30分反
応させると、pH3.5において最大活性の70%を示
し、pH4.0〜5.0において80%の活性を有する
が、pH3以下および5.5以上で急激な活性の低下がみ
られ、pH2.0および6.0では活性を示さない。
【0017】pH安定性 本酵素をグリシン・塩酸緩衝液、酢酸緩衝液、リン酸緩
衝液を用いて、氷中16時間放置すると、その残存活性
は、pH3.5〜5.0において最大活性の50%以上で
ある。
【0018】作用温度 本酵素のpH4.5における至適温度は35℃付近であ
り、70%以上の活性を有する温度は45℃までであ
る。活性は50℃以上で急激に低下し、55℃での活性
は殆どみられない。
【0019】温度安定性 本酵素をpH4.0および5mMカルシウムイオン存在下
で20℃〜60℃で30分間放置後の活性は、40℃ま
でほぼ最大活性に近く、45℃以上で急激に低下し、5
0℃以上では完全に失活する。
【0020】分子量 本酵素の分子量は、ゲル濾過カラムクロマトグラフィー
(セファロースCL−4B、ファルマシア社製)における
移動度より、約150,000〜300,000、好まし
くは180,000〜220,000、さらに好ましくは
200,000前後である。
【0021】本酵素による澱粉分解物 本酵素を1%可溶性澱粉存在下、pH4.5、50mM酢
酸緩衝液で40℃、60分間反応させた場合の分解物
は、G3、G4およびG5が主成分(組成比が約90%)
であり、G1およびG2は5%以下である。
【0022】かくして、本発明の酸性アミラーゼを製造
するには、該アミラーゼ産生能を有するラクトバチルス
属に属する微生物、代表的にはラクトバチルスL−13
7株であり、または該アミラーゼ産生能を有する、例え
ば、化学的変異手段、遺伝子操作技法等の公知手段によ
るその変異株を培地で培養する。用いる培地の組成は特
に限定するものではなく、ラクトバチルス属の微生物培
養に通常用いられるものが使用できる。例えば、窒素源
としては、コーン・スティープ・リカー、ポリペプト
ン、肉汁エキス、酵母エキス、カザミノ酸が使用でき、
炭素源としては、グルコース、マルトース、乳糖、各種
澱粉、可溶性澱粉、澱粉液化液、デキストリン等が使用
できる。これらの窒素源、炭素源の他に各種塩(マグネ
シウム塩、マンガン塩、鉄塩、ナトリウム塩など)や各
種ビタミンを必要により添加してもよい。
【0023】本発明に使用する微生物の生育初発pHお
よび生育pHは弱酸性であるので、適当なpH調整剤
(例、炭酸カルシウム等)を用いて培地のpHを6.0〜
7.0、好ましくは6.2〜6.6に調整する必要があ
り、酢酸ナトリウムのような各種緩衝液を用いることも
できる。
【0024】培養は静置培養、緩やかな振とう培養のよ
うな通常の培養法が採用でき、温度約20℃〜40℃、
好ましくは30℃で20時間〜72時間程度の培養によ
り培地中に酸性アミラーゼが分泌され、蓄積される。培
養後、遠心分離等の常套の分離手段により菌体を除去す
る。得られた粗酵素液は、そのまま本発明の酸性アミラ
ーゼとしての活性を有するが、所望により、硫酸アンモ
ウニム等の塩析、エタノール、アセトンなどの溶媒沈澱
法、限外濾過法、イオン交換クロマトグラフィー、ゲル
濾過クロマトグラフィー等の一般的な酵素精製法により
精製することもできる。
【0025】また、得られた酵素を公知の酵素剤調製法
により、要すれば、適当な担体、希釈剤、賦形剤と共に
液体や固体の製剤としてもよく、また、固定化酵素とし
てもよく、そのような酵素も本発明の範囲内のものであ
る。
【0026】本発明における澱粉分解物の製造は、該酵
素の活性条件下、例えば、pH3〜5、温度20〜45
℃で、該酵素を、例えば、バッチ式または連続式で澱粉
に作用させることにより製造できる。用いる澱粉は、特
に、限定するものではなく、例えば、可溶性澱粉、デキ
ストリン等が挙げられ、通常、固形分濃度0.5〜30
%程度で0.5〜2時間酵素を作用させるとG3〜G5
を主成分(例、含量80%以上)とし、実質的にG1およ
びG2を含まない(例、5%以下)所望の澱粉分解物が得
られる。
【0027】得られた分解物はその主成分がマルトトリ
オース、マルトテトラオース、マルトペンタオースであ
り、グルコース、マルトースを殆ど含んでいないので、
低甘味度、吸湿性の向上等のすぐれた特性を有し、食品
改良剤等として使用でき、医薬等の分野における使用も
期待できる。
【0028】
【実施例】以下、実施例を挙げて本発明をさらに詳しく
説明するが、これに限定されるものではない。なお、本
明細書において、アミラーゼ活性の測定は次のようにし
て行った。1%の可溶性澱粉(ナカライテスク(株)製ア
ミラーゼ定量用)50μlと、0.1M酢酸ナトリウム−
酢酸緩衝液(所定のpHに調整したもの)75μlとを混合
し、40℃5分間保温した。ついで、酵素液25μlを
添加し、所定の温度で所定の時間反応させ、直ちに1.
0N水酸化ナトリウム50μlと混合し反応を停止さ
せ、ソモジー・ネルソン(Somogyi−Nelson)法で反応
液の還元糖を測定した。酵素1単位(unit)は1分間に1
μmolのグルコースを生成する酵素量とした。
【0029】実施例1 可溶性澱粉10g、ポリペプトン5g、酵母エキス5g、
および金属溶液(硫酸マグネシウム115g、硫酸マンガ
ン24g、塩化ナトリウム24g、硫酸第一鉄2gを1リ
ットルの水に溶かしたもの)5mlを1リットルの水に溶
かした液体培地(pH6.5)に、pH調整剤として炭酸カ
ルシウム20gを添加した。ラクトバチルスL−137
株を植菌後、30℃で2日間、静置培養を行った。培養
後、培養液を7000rpmで遠心分離し、菌体における
未使用の炭酸カルシウムを除去した。ついで、培養上清
に最終濃度が50mM酢酸緩衝液(pH4.5)および1mM
フッ化フェニルメチルスルホニル(PMSF)となるよう
にこれらを添加し、排除分子量:5万の限外濾過膜(東洋
濾紙(株)製)で限外濃縮を行なった。これを陰イオン交
換クロマトグラフィー(DEAE−セファロース CL
−6B ファルマシア製)に付し、0〜0.5M塩化ナ
トリウムの直線濃度勾配を用いて分画した。活性画分を
回収後、上記の限外濾過膜で脱塩濃縮し、ゲル濾過クロ
マトグラフィー(セファロース CL−4B ファルマ
シア製)を行った。ゲル濾過によるアミラーゼ活性を有
するピークの比活性は、18.5unit/mgであり、培養
上清から比較すると約600倍と比活性が向上した。
【0030】実施例2 各種pH緩衝液(0.1M)75μl、1%可溶性澱粉50
μl、酵素液(ゲル濾過精製品)25μlで、40℃にて、
30分間反応させ、還元糖の増加をソモジー・ネルソン
法で測定することによって、各種pHにおける酵素活性
を比較した。なお、pH3.5における活性を100%と
して比較した。結果を表3に示す。
【0031】
【表3】
【0032】実施例3 0.1M酢酸緩衝液75μl、1%可溶性澱粉50μl、
酵素液(1unit/ml)25μlを各温度、30分反応さ
せ、還元糖の増加をソモジー・ネルソン法で測定するこ
とによって、各温度における酵素活性を比較した。な
お、35℃における酵素活性を100%とした。結果を
表4に示す。
【0033】
【表4】
【0034】実施例4 0.1M酢酸緩衝液(pH4.5)1.5ml、1%可溶性澱粉
1ml、酵素液(1unit/ml)0.5mlを40℃、60分間
反応させ、反応生成物を高速液体クロマトグラフィーで
確認した。カラムはAsahipak NH2P−50(旭化成
製)で行ない、アセトニリトル/水(60:40)で溶出
し、示差屈折計により検出し、データ処理装置で組成比
を求めた。結果を表5に示す。
【0035】
【表5】
【0036】G1:グルコース G2:マルトース G
3:マルトトリオース G4:マルトテトラオース G5:マルトペンタオース G6:マルトヘキサオース
【0037】実施例5 0.1M酢酸緩衝液(pH4.5)75μl、1%各種基質溶
液50μlおよび酵素液(1unit/ml)25μlを40℃、
30分間反応させたときに生じる還元糖量をソモジー・
ネルソン法で測定することにより、分解性を比較した。
なお、可溶性澱粉の場合を100%とした。結果を表6
に示す。
【0038】
【表6】
【0039】
【発明の効果】本発明によれば、新規な酸性アミラーゼ
が提供でき、これにより食品改良剤等として有用な、主
成分がマルトトリオース、マルトテトラオース、マルト
ペンタオースであり、グルコース、マルトースを殆ど含
まない澱粉分解物が得られる。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−251173(JP,A) 特開 昭63−226295(JP,A) 特開 昭63−237786(JP,A) 特開 平3−219879(JP,A) 高野光男,デンプン分解型乳酸菌およ びその酵素の利用,食品科学振興財団年 報,1989年、第1987巻,第173−175頁 Microbios, 1981, Vo l.32, p.47−62 J.Ferment.Bioen g., 1992, Vol.73, No. 3, p.193−197 J.Appl.Bacterio l., 1983, Vol.55, No. 3, p.487−493 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C12N 9/00 - 9/99 C12P 19/14 BIOSIS/WPI(DIALOG) PubMed JICSTファイル(JOIS)

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 次の性質を有するラクトバチルスL−1
    37株(FERMP−13425)が生産する酸性アミ
    ラーゼ: (1)至適pH3.5〜4.5、 (2)pH3.5〜5.0の範囲で最大活性の50%を
    保持、 (3)作用温度30℃〜45℃で、至適作用温度35℃
    付近、 (4)pH6以上の活性は最大活性の数%以下、 (5)50℃以上の活性は最大活性の数%以下、 (6)55℃30分間の処理で失活、および (7)カラムクロマトグラフィーにより測定した分子量
    約180,000〜220,000
  2. 【請求項2】 ラクトバチルスL−137株(FERM
    P−13425)を培養して酸性アミラーゼを産生さ
    せ、その培養物から該アミラーゼを回収することを特徴
    とする請求項1記載の酸性アミラーゼの製造法。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のラクトバチルスL−13
    7株(FERM P−13425)が生産する酸性アミ
    ラーゼを澱粉に作用させることにより、マルトトリオー
    ス、マルトテトラオースおよびマルトペンタオースを主
    成分とし、実質的にグルコースおよびマルトースを含ま
    ない澱粉分解物を得ることを特徴とする澱粉分解物の製
    造法。
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WO2023190332A1 (ja) * 2022-03-29 2023-10-05 株式会社ヤクルト本社 発酵食品及びその製造方法

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Microbios, 1981, Vol.32, p.47−62
高野光男,デンプン分解型乳酸菌およびその酵素の利用,食品科学振興財団年報,1989年、第1987巻,第173−175頁

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