JPH03293779A - 光電変換素子の製造方法 - Google Patents

光電変換素子の製造方法

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JPH03293779A
JPH03293779A JP2095827A JP9582790A JPH03293779A JP H03293779 A JPH03293779 A JP H03293779A JP 2095827 A JP2095827 A JP 2095827A JP 9582790 A JP9582790 A JP 9582790A JP H03293779 A JPH03293779 A JP H03293779A
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film
flux
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JP2095827A
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English (en)
Inventor
Hiroyuki Kitamura
北村 外幸
Yoshiaki Nishiyama
西山 喜明
Noriyuki Ueno
上野 則幸
Mikio Murozono
幹夫 室園
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、太陽電池及びフォトセンサー等の光電変換素
子の製造方法に関するものである。
従来の技術 焼結膜の製造方法の1つとして半導体粉末に同粉末の融
剤を添加した印刷ペーストを混合作製し、このペースト
をスクリーン印刷法で支持基板上に塗布し、乾燥、さら
に焼成を行なう事により、半導体粉末の融点より非常に
低い温度で処理しても、粒成長と緻密化を進行させ、膜
を製造する方法がある。このような融剤を用いた半導体
膜の焼成(焼結)は、これまで、主に高抵抗な光導電素
子の製造方法として用いられてきた。その場合の焼成方
法としては、半導体膜を塗布した基板を蓋のない板上の
ボートの上に基板を乗せて、直接、焼成炉の雰囲気にさ
らしながら焼成するか、または開孔のない蓋をかぶせて
密閉した状態で焼成していた。前者では、融剤が温度上
昇と共に瞬間的に蒸発し、粒成長のバラツキ、ピンホー
ル。
クラックが多数発生し、寿命および安定性の点で満足ゆ
くものが得られなかった。また後者では融剤がボート内
にこもりすぎ、融剤が焼結膜中および表面に残りやすく
、光導電素子の特性に悪影響を及ぼし、素子の劣化が著
しく促進されて実用的でなかった。ところが特公昭52
−25305号公報で、光導電素子が所定の特性を得る
ため、焼成する時に有孔蓋付きの焼成容器を使用するこ
とが開示されている。また特公昭59−223276号
公報では低抵抗焼結膜を得るための開孔面積の総和の被
焼結膜面積に対する比率を0.4%から2%にすること
が提示されている。
発明が解決しようとする課題 しかしながら上記のような構成では、大面積(20口角
以上)の焼結膜では、焼成炉に対して支持基板内の前後
1周辺と中央部共に、粒成長。
ボア、クラック、グレインバウンダリイの発生、融剤の
残存にバラツキが生じ、その結果、一部に高抵抗な膜が
できたり、支持基板とそれに接する第1層目の間に空気
層ができ、表面反射が大きくなる問題点があった。又、
焼結膜を2層以上印刷、焼成をくりかえして形成する場
合、第1の膜のボア、クラック、グレインバウンダリイ
ーのある部分との金属的結合がきれいにできず、リケー
ジを増加させ、光起電力効果を弱めたり、又融剤の残存
のバラツキの是正のため、第2の膜の焼結材料中に加え
る融剤量を増すと、中央部では両接合界面に両膜を溶か
しあった固溶体が形成され、光起電力効果を示す接合位
置に達する光の量が減少する。反対に第2の膜の焼結材
料中の融剤量を減少させると、特に焼成炉に先に入る周
辺部で接合界面が不連続になり、光起電力効果が大幅に
低下するという問題を有していた。
本発明は上記問題点に鑑み融剤法を用いて2種の焼結膜
を連続積層して形成する大面積の光電変換素子の製造に
当り、周辺部と中央部、焼成炉に対して支持基板内の前
後面の融剤の蒸発をコントロールすることにより、緻密
化と粒成長を均一に生じせしめ、支持基板上の第1の膜
のボア、クラック、グレインバウンダリイーを改善し、
かつ融剤の残存のバラツキを改善することにより、内膜
の接合界面に固溶体層の形成を極力おさえると同時に、
連続的な接合を形成させ、変換効率の高い光電変換素子
の製造方法を提供するものである。
課題を解決するための手段 上記問題点を解決するために本発明の光電変換素子の製
造方法は、焼成容器の上部部材の周辺部と中央部の厚み
の比率を1+0.7〜1:0.9にし上部部材の複数個
の開孔の総和面積比率を同じくするか、もしくは上部部
材の開孔径を周辺部で0〜1,5m、中央部で1.5〜
3.0閣にするという構成をとるか又は上部部材の周辺
部と中央部の複数個の開孔の総和面積の比率を1=2か
ら1:3.5とする構成をとるものである。
作用 本発明は上記した構成によって、融剤の蒸発を周辺部は
抑え、中央部は適度にしやすくすることにより、大面積
における焼結膜における基板内のバラツキを改善し、つ
まり、周辺部では粒成長。
緻密化を進行させ、中央部では融剤の残存率を周辺部に
近くする事ができる。つまり大面積の焼結膜の高抵抗部
分を改善し、全体として低抵抗を図ると共に、支持基板
上の第1の焼結膜を平均した粒径で、ボア、クラック、
グレインバウンダリイーの少ない膜にする事ができ、支
持基板と第1の膜との空気層を少なくし支持基板からの
入射光の表面反射を少なくする事ができる。又2層目の
焼結膜を形成する際に、第1の膜のボア、クラック、グ
レインバウンダリイーの改善により、金属的な接合がき
れいにでき、かつ第1の膜の融剤が均一であり、第2の
膜との固溶体は形成されにくく、従来より効率の高い、
劣化の少ない光電変換素子が形成されることになる。
実施例 以下、本発明の実施例を図面にもとづいて説明する。第
1図は本発明を実施するために用いられた焼成容器のボ
ート部分の部分図であり、第2図は本発明の上部部材の
部分図である。第3図は本発明の実施例の方法により製
造されたCdS/CdTe系の光起電力素子の構造図で
ある。CdS粉末100gに対し、融剤として働くCd
C1zをLog加え、粘度調節のために有機溶剤を適当
量入れCdSペーストをつくる。このペーストをスクリ
ーン印刷機を用いて、縦350wn、横350■のガラ
ス基板6上に印刷し、100℃で1時間乾燥する。乾燥
後、アルミナ製の焼成ボート1の中に入れ、その上にア
ルミナ又はガラス材料の上部部材2を置く。この焼成ボ
ートを690℃の温度に保たれたベルト式焼成炉に入れ
、約60〜90分間焼成する。焼成上部部材の量大3の
効果を調べるため穴の径と数を変えた蓋を作製し、前述
のCdS膜の焼成を行ないCdS焼結膜7を形成した。
次にCd粉末とTe粉末を水中で粉砕後乾燥した混合物
100gに融剤としてCdC1zを0.5g添加し、適
量の有機溶剤を加えCdTeペーストをつくる。このペ
ーストをガラス基板6上のCdS焼結膜7上にスクリー
ン印刷法にて塗布し乾燥する。この基板を前述の焼成ボ
ート1の中に入れ、その上に上部部材2をおいて、ベル
ト式焼成炉の620℃の温度で約60〜90分間焼成す
る。このようにして得られたCdTe膜8上にカーボン
ペーストを印刷、乾燥、焼成することによりカーボン電
極9を形成する。このカーボン電極9上にAg電極10
、そしてCdS焼結膜7上にAg−In電極11をそれ
ぞれスクリーン印刷で塗布し、熱処理することにより形
成し、CdS膜 Cd T e太陽電池を作製した。上
部部材の開孔を均等に配分した穴径が1φと2φによる
CdS焼結膜の基板内の抵抗分布は第4図のようになる
1φ、2φ共、穴径に関係せず、周辺部の抵抗が高くな
り、中央部下低くなる。この抵抗が高い原因はSEM及
びホール係数の測定から、主にCdS焼結膜の構造に起
因しており、周辺部のCdS焼結膜は粒径が小さく、ボ
ア、クラック、グレインバウンダリイーが多い事が判明
した。又ガラスとCdS膜との間に空気層があり、この
部分でガラス面より入射した光が反射し、効率を低下さ
せている。上記の事は、融剤であるCdCf2の蒸発が
周辺の方が中央よりも生じやすい(焼成(焼結)はCd
S粉末同志がネックを形成する段階と相互拡散する段階
に分けられるが、ネック形成から相互拡散初期までのC
dCf2の蒸発)ためである。上部材料の開孔を周辺部
と中央部の複数個の開孔の総和面積の比率を1:2にす
ると第6図のように、周辺部の抵抗は低くなる。1:2
未満では効果かうすく、1:3.5より大きくすると、
中央部で適度な融剤(CdC1’2)の残存がなくなり
、第2の層(CdTe膜)との金属的接合がきれいにで
きず、効率が大幅に低下する。さらに上記と同様の効果
を得るために、焼成容器の上部部材の開孔径を周辺部と
中央部をかえることによっても得ることができる。周辺
部の開孔径は0〜2.0■φ、中央部の開孔径を1.5
〜3.01□φをすることにより、CdCl2の蒸発を
コントロールでき、良質の第1の焼結膜(CdS膜)を
得ることができる。周辺部の開孔径を2.0mmφより
大きくするとCdCl2の蒸発速度が早く、粒成長の不
十分な、ボア、グレインノくウンダリイーの多い膜とな
る。又中央部の開孔径を1.5錘より小さくすると、膜
中にCdCf2が残存し、第2の膜であるCdTe膜形
成時に固溶層(Cd S x T e + −x )が
形成し、効率が低下する(電圧が低下する)。中央部の
開孔径を3.0maφより大きくすると、CdCf2の
蒸発速度が早く、粒成長の不十分な、ボア、グレインバ
ウンダリイーの多い膜になる。上部部材の開孔分布を均
等にし、前記と同じ効果を得るためには、周辺部の板厚
を中央部よりも厚くする事によっても得られる。周辺部
の板厚を厚くする事により基板内の融剤であるCdCl
1zの蒸発バラツキが是正できるのは、1つは基板の昇
温レイトが周辺部が遅くなる事、さらに、上部部材のそ
りによる周辺部横方向のCdCl2の蒸発が抑えられる
事等によるものと考えられ、周辺部と中央部の板厚比率
がに0.7〜1:0.9の所で最大の効率の太陽電池が
得られた。板厚比率をに〇、7より小さくすると(周辺
部をより厚くする)基板全体の昇温レイトも変化し、太
陽電池の開放電圧の低下するものが生じ、反対に、1:
0.9より大きくすると(周辺部を中央部の板厚と同じ
方向)、基板周辺部の抵抗が増加し、太陽電池のF i
ll、 F actor(曲線率)を低下させる。第2
の膜形成においても上記と同じ事により、周辺と中央部
の蒸発速度を均等にする必要があり、第1の膜との金属
的接合を形成する段階では、ペーストの有機溶剤の蒸発
についても重要な効率化のポイントであり、中央部の蒸
発を周辺部に改善すべきである。
発明の効果 以上のように本発明は、CdS、CdTe膜をCd C
f2を融剤とし印刷焼結する場合、焼成時に使用する焼
成容器の上部部材の周辺部と中央部の複数個の開孔の総
和面積の比率を1=2〜1:3.5にすることにより、
又は開孔の総和面積を等しい時は、周辺部と中央部の板
厚比率を1=0.7〜1:0.9にすることにより、焼
結型CdS/ Cd T e太陽電池の表面反射損失を
改善し、膜の抵抗の下げ、開放電圧を改善することによ
って光エネルギーの変換効率を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のCd S / Cd T e焼結膜光
電素子の製造方法に使用する焼成容器のボート部分の平
面図と断面図、第2図は焼成容器の上部部材の平面図と
断面図、第3図は本発明の製造方法により製造された光
電素子の構造を示す断面図、第4図は従来の上部部材を
用いた時のCdS膜の面抵抗の基板内分布を示す図であ
る。 1・・・・・・焼成容器のボート、2・・・・・・焼成
容器の上部部材、3・・・・・・上部部材の開孔穴、4
・・・・・・上部部材の周辺部、5・・・・・・上部部
材の中央部、6・・・・・・ガラス基板、7・・・・・
・CdS焼結膜、8・・・・・・CdTe膜、8゛・・
・・・・多孔質なCdTe膜、9・・・・・・カーボン
電極膜、10・・・・・・Ag電極膜、11・・・・・
・Ag1n電極膜、12・・・・・・空気層、13・・
・・・・入射光。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)支持基板上に、CdSもしくはそれを含む化合物
    半導体にCdCl_2を加えて混合したペーストを印刷
    、焼結してn型半導体層を形成し、さらにその上にCd
    Te化合物を含むCd粉末とTe粉末に粘結剤を加えて
    混合したペースト、又はCuInSe_2化合物を含む
    Cu粉末、In粉末とSe粉末に粘結剤を加えて混合し
    たペーストを、印刷、焼結して形成したヘテロ接合光電
    変換素子の各膜の焼結に用いる焼成容器において、焼成
    容器の上部部材の開孔部が同上部部材の周辺部と中央部
    で異なる事を特徴とする光電変換素子の製造方法。
  2. (2)焼成容器の上部部材に開孔部が複数あり、周辺部
    の開孔部間隔に対する中央部の開孔部間隔が1:3〜1
    :5の比率である事を特徴とする特許請求の範囲第1項
    記載の光電変換素子の製造方法。
  3. (3)焼成容器の上部部材の周辺部と中央部の複数個の
    開孔の総和面積の比率が1:2〜1:3.5であること
    を特徴とする特許請求の範囲第1項記載の光電変換素子
    の製造方法。
  4. (4)焼成容器の上部部材の開孔の直径が、周辺部で0
    〜2.0mm、中央部で1.5mm〜3.0mmにした
    ことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の光電変換
    素子の製造方法。
  5. (5)焼成容器の上部部材の周辺部と中央部の板厚比率
    を、1:0.7〜1:0.9にしたことを特徴とする特
    許請求の範囲第1項記載の光電変換素子の製造方法。
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