JP2006066748A - 半導体装置、太陽電池およびそれらの製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】
エネルギー変換効率等の特性を一段と高めることができる、太陽電池等の半導体装置を実現する。
【解決手段】
p型Si基板1の一方の主面にn+層2が形成され、他方の主面にp+層4が形成され、n+層2上には櫛歯状に形成された表面電極5が設けられ、p+層4上にはSi含有Alの裏面電極3が形成されている。裏面電極3はAlに対する重量比0.1〜5%、好ましくは、2%のSiを含有したAl粉末含有ペースト材料を焼成したものであり、p十層4はこのSi含有Al電極3の形成工程でAlがSi基板1に拡散して形成されたものである。これにより、AlがSi基板1に拡散する際、同時にSi基板表面のSiがAl電極側へ移動して起こる、Si基板表面の欠陥発生が抑制される。
【選択図】 図1
エネルギー変換効率等の特性を一段と高めることができる、太陽電池等の半導体装置を実現する。
【解決手段】
p型Si基板1の一方の主面にn+層2が形成され、他方の主面にp+層4が形成され、n+層2上には櫛歯状に形成された表面電極5が設けられ、p+層4上にはSi含有Alの裏面電極3が形成されている。裏面電極3はAlに対する重量比0.1〜5%、好ましくは、2%のSiを含有したAl粉末含有ペースト材料を焼成したものであり、p十層4はこのSi含有Al電極3の形成工程でAlがSi基板1に拡散して形成されたものである。これにより、AlがSi基板1に拡散する際、同時にSi基板表面のSiがAl電極側へ移動して起こる、Si基板表面の欠陥発生が抑制される。
【選択図】 図1
Description
本発明は、シリコン(以下、Siと記す)を基体とする半導体装置、詳しくは、pn接合構造又はpin接合構造を有する半導体光電変換装置、たとえばSi太陽電池と、その電極や前記接合構造のp層上に設ける(もしくは前記p層に替わる)p+層の形成にかかわる技術に関するものである。
例えば、Si太陽電池は、通常、p型Si基板の一方の主面(表面)側にn+層および他方の主面(裏面)側にp+層を設けて、n+/p/p+接合を形成して、上記n+層上に透光性の受光面電極(第1の電極)および上記p+層上に裏面電極(第2の電極)をそれぞれ形成した構造である。
そして、上記n+層上の受光面電極は、銀(Ag)ペーストをくし歯状に印刷塗付、焼付けして形成し、また、上記p+層上の裏面電極には、例えばアルミニウム(以下、Alと記す)粉末が70重量%、ガラスフリットが1重量%、有機結合剤が3重量%および有機溶剤が26重量%からなるAl粉末含有ペーストを塗布、焼付けして形成される。なお、このAl粉末含有ペーストは、p型Si基板面へのp十層形成用としても利用される。
近年、上記Al粉末含有ペーストの改良型として、Al粉末と、このAl粉末100重量部に対して0.3〜50重量部のSiと、有機溶剤と、必要に応じて添加される有機結合剤とから成る太陽電池用ペースト材料が提案されており(特許文献1)、これによって、Al粉末含有ペーストの焼付け後に、Al層とSi基板との熱膨張率の違いから、Si基板が反ることを解消し、製造工程におけるカセット収納や次工程での製造プロセスにおいて、自動機のハンドリングミスなどを生じることや素子の割れやかけを発生することがなくなるので、製造歩留まりを低下させることがないということを明らかにされている。
特開2001−313402号公報
ところが、Al層とSi基板との熱膨張率(Al;23.25×10-6deg、Si;2.5×10-6degー1)の違いは約1桁に及ぶ大差であるから、Si基板の反りを解消するにはAl粉末含有ペースト中のAl粉末に対するSi粉末の配合割合を実際上高く選定しなければならない。そうすると、反面、焼付け後の電極材料としては、導電性の低下が起こり、Si太陽電池等の特性に影響が生じることも懸念される。
本発明の目的は、上記提案のAl粉末含有ペーストを使用した場合に懸念されるSi太陽電池等の特性の低下もなく、Si太陽電池等の特性のいっそう顕著な性能向上を実現することにある。
本発明の目的は、上記提案のAl粉末含有ペーストを使用した場合に懸念されるSi太陽電池等の特性の低下もなく、Si太陽電池等の特性のいっそう顕著な性能向上を実現することにある。
本発明は、Si基板の一方の主面にn+層、他方の主面にp+層が形成され、前記n+層上には第1の電極、前記p+層上には第2の電極が形成された太陽電池等の半導体装置であって、前記第2の電極としてAl粉末含有ペースト材料を焼成した電極であるものを対象とするものである。
そのAl粉末含有ペースト材料を電極(Al電極)にする焼成工程では、前記Al粉末含有ペースト材料中のAlがSi基板へ拡散するが、その際に、そのSi基板表面のSiがAl電極側に移動して、Si基板表面に欠陥が発生することがわかった。本発明者は、予めSiを含有させたAl粉末含有ペースト材料を用いることにより、Si基板のSiがAl電極側に移動するのを防止し、Si基板表面の欠陥発生を抑制できることを見いだして、本発明をなすに至ったものである。
特許文献1にもSiを含有させたAl粉末含有ペースト材料が記載されているが、そこではペースト材料の焼付けの際にSiとAlとの熱膨張係数の差に基づくSi基板の反りを防ぐことを目的としているため、Siは多量に含有させることが必要であり、一方、Siの含有量が少ないと、Si基板の反りを防ぐ効果はあまり期待できない。
それに対し、本発明のSi含有量は、Si基板表面のSiのAl電極側への移動を阻止して、Si基板表面の欠陥抑制機能を達成するとともに、電極の導電性が低下して太陽電池の特性に影響が生じることのない範囲である。すなわち、この目的を達成するための好ましいSi含有量は、Si基板の反りを防ぐための好ましいSi含有量の領域とは異なり、それよりも少ない側に存在する。
本発明で使用するのに適するAl粉末含有ペースト材料におけるAlに対するSiの重量比は0.1〜5%である。SiがAl中に均一に固溶するとすれば、Al中へのSiの固溶最大量である重量比2%程度でよい。それより多く含有させるとしても、Si基板表面のSiのAl電極側への移動を阻止する抑制機能の実効は飽和傾向であり、多くても含有量は重量比5%程度が上限であり、さらにそれよりも多くなると電極の導電性が低下し、Si太陽電池の特性に影響が生じる。一方、Si含有比の下限側では、Alに対する重量比0.1%より少ないSi含有材料ではSi基板表面の欠陥抑制機能に関する実用的な効果は小さい。
Si含有量が多すぎて電極の導電性が低下し、Si太陽電池等の半導体装置の特性に影響が生じるのを防ぐためには、使用するAl粉末含有ペースト材料においてSiがAl中に均一に固溶できるようになっていることが好ましい。そのようなAlペーストを調製するためには、使用するAl粉末にSi粉末を混配合するために、SiをAl粉末に含浸させてAl表面に一様に付着させることが好ましい。また、SiをAl表面に一様に付着させるためには、予め、SiをAl粉末に含浸あるいは一様分布に混配合した後に、不活性雰囲気中で熱処理して、SiをAl表面に付着させた状態のものを用いるのが好ましい。これにより、Si含有のAl粉末含有ペーストを使用してSi基板に電極を形成したとき、より少ないSi含有量で太陽電池のエネルギー変換効率を高めることができ、しかも電極の導電性低下を抑えて、太陽電池の顕著な性能向上を実現することができる。
以上の知見に基づき、本発明は、第1に、Si基板の表面に電極を形成する際に用いるSi含有材料を、Alに対する重量比0.1〜5%のSi基板表面のSi欠陥抑制機能を有するSi含有材料で構成して、そのペースト材料により形成された電極をそなえた太陽電池等の半導体装置であり、さらには前記ペースト材料を塗布、焼付けして電極を形成する工程をそなえた太陽電池等の半導体装置の製造方法である。
本発明は、第2に、Si基板の一主面倒にp+層を形成する際に用いるAl粉末含有ペースト材料を、Alに対する重量比0.1〜5%のSi基板表面のSi欠陥抑制機能を有するSi含有材料で構成して、そのペースト材料により形成された前記p+層をそなえた太陽電池等の半導体装置であり、さらには前記ペースト材料を塗布、焼付けして前記電極を形成する際に前記p+層を同時に形成する工程をそなえた太陽電池等の半導体装置の製造方法である。
前記p十層はSi含有Al電極のAlがSi基板に拡散して形成されたものであることが好ましいが、イオン注入法や他の拡散法により形成されたものであってもよい。
前記p十層はSi含有Al電極のAlがSi基板に拡散して形成されたものであることが好ましいが、イオン注入法や他の拡散法により形成されたものであってもよい。
本発明によれば、太陽電池等の半導体装置を構成するSi基板表面のp+層上に形成された電極を、Alに対する重量比0.1〜5%のSiを含有してSi基板表面の欠陥抑制機能を有するAl粉末含有ペースト材料を焼成したSi含有Al電極とするので、例えば太陽電池のエネルギー変換効率を、Siを含有しない場合に比べて、一段と高めることができるとともに、Alに対するSi含有組成も少量であるので、導電材料としてその導電性の低下もほとんどなく、太陽電池等の半導体装置の特性に影響の生じることがない。
つぎに、本発明を、実施の形態である実施例の太陽電池とその製造方法およびそれに用いるSi含有のAl粉末含有ペースト材料により、図面を参照して詳細に述べる。
図1は、本発明の一実施例のSi太陽電池を断面構造図で示す。
比抵抗が1〜100Ωcm、例えば10Ωcmの(100)面p型Si基板1の一方の主面に厚さが102〜104nm、例えば400nmで、比抵抗が0.01〜0.5Ωcm、例えば0.03Ωcmのn+層2が形成され、p型Si基板1の他方の主面に比抵抗が0.01〜0.1Ωcm、例えば0.05Ωcmの極薄のp+層4が形成されている。n+層2上には透光性となるように櫛歯状に形成された、受光面電極(第1の電極)としての表面電極5が設けられている。p+層4上にはSi含有Al粉末含有ペースト材料から形成された、第2の電極としての裏面電極3が形成されている。
図1は、本発明の一実施例のSi太陽電池を断面構造図で示す。
比抵抗が1〜100Ωcm、例えば10Ωcmの(100)面p型Si基板1の一方の主面に厚さが102〜104nm、例えば400nmで、比抵抗が0.01〜0.5Ωcm、例えば0.03Ωcmのn+層2が形成され、p型Si基板1の他方の主面に比抵抗が0.01〜0.1Ωcm、例えば0.05Ωcmの極薄のp+層4が形成されている。n+層2上には透光性となるように櫛歯状に形成された、受光面電極(第1の電極)としての表面電極5が設けられている。p+層4上にはSi含有Al粉末含有ペースト材料から形成された、第2の電極としての裏面電極3が形成されている。
裏面電極3は、Alに対する重量比0.1〜5%の範囲の、この実施例では、2%のSiを含有したSi含有Al粉末含有ペースト材料を焼成して形成したものである。p十層4は、この裏面電極(Si含有Al電極)3の形成工程で、上記Si含有Al粉末含有ペースト材料中のAlがSi基板1に拡散して形成されたものである。そして、このAlがSi基板1内へ拡散する際にも、上記Si含有Al粉末含有ペースト材料中にはSiが含有されているので、そのSiがSi基板1の表面のSi欠陥抑制機能を有し、よって、Si基板1の表面の欠陥発生が抑制されている。
表面電極5は銀(Ag)ペーストを焼成して形成したものである。
表面電極5は銀(Ag)ペーストを焼成して形成したものである。
次に、この実施例のSi太陽電池を製造する方法について説明する。
比抵抗がおよそ10Ωcmの(100)面p型Si基板1を用いて、その表面側にはリン(P)含有コート層、例えばリン・シリケートガラス(PGS)の低温気相成長膜の形成および900℃の熱処理でn+層2を形成した。
比抵抗がおよそ10Ωcmの(100)面p型Si基板1を用いて、その表面側にはリン(P)含有コート層、例えばリン・シリケートガラス(PGS)の低温気相成長膜の形成および900℃の熱処理でn+層2を形成した。
基板1の裏面には太陽電池用として用意した、主成分のAl粉末に対する重量比2%のSiを含有したSi含有のAl粉末含有ペースト材料をスクリーン印刷法によって、仕上がり1〜100μmの厚さになるように塗布し、150℃で10分間の乾燥処理の後、500〜750℃、例えば700℃で1分間のアニール処理を行って、裏面電極3を形成した。このとき、基板1の裏面にはペースト材料中のAlの拡散導入によりp+層4が形成される。
n+層2上には、銀(Ag)ペーストをくし歯状にスクリーン印刷法で仕上がり0.5〜10μmの厚さに塗布形成して、乾燥150℃、アニール550℃の各加熱処理で表面電極5を形成した。
上記Si含有のAl粉末含有ペースト材料は、AlとSi以外の残余成分としてガラスフリット、有機溶剤および必要に応じて有機結合剤を含んだものである。Al粉末含有ペースト材料を調製する際に、Al粉末とSi粉末としては粒径10μm以下のものが好ましい。また、前述のごとく、予め、SiをAl粉末に含浸あるいは一様分布に混配合した後に、不活性雰囲気中で熱処理するなどの方法によりSiをAl表面に付着させた状態のものを用いるのが好ましい。そのようなAl粉末とSi粉末の混合粉末、又はSiをAl表面に付着させたAl粉末に、ガラスフリット、多価アルコール系有機溶剤とセルロース系化合物やポリメタクリレート系化合物などの有機結合剤を加えながら混練して、適当な粘度、例えば200ポイズ程度のAl粉末含有ペースト材料とする。
実施例で使用したAl粉末含有ペースト材料は、(Al+Si)粉末量が70重量%、ガラスフリットが1重量%、有機結合剤が3重量%および有機溶剤が26重量%のもので、Al粉末に対するSi含有比が2重量%のものである。
実施例で使用したAl粉末含有ペースト材料は、(Al+Si)粉末量が70重量%、ガラスフリットが1重量%、有機結合剤が3重量%および有機溶剤が26重量%のもので、Al粉末に対するSi含有比が2重量%のものである。
なお、この実施例では、比較のため、主成分Al粉末含有のみの従来型Alペースト材料を用いたSi太陽電池も製作した。
図2は、上記実施例のSi太陽電池の起電力(電流一電圧)特性図であり、図中の特性曲線(a)はぺ−スト材料中にSiを含まずAl粉末のみで裏面電極を形成した比較例のもの、特性曲線(c)はペースト材料中に2重量%のSi含有Al粉末のペーストで裏面電極を形成した上記実施例(裏面電極を形成する際のアニール処理時間は1分間)のものである。また、特性曲線(b)は2重量%のSi含有Al粉末のペーストで裏面電極を形成した点は実施例と同じであるが、その際のアニール処理時間を4分間と長くした場合のものである。
図2中の特性曲線(a),(c)の対比から、ペースト材料中に2重量%Si含有のAl粉末を含むもので裏面電極を形成したものは、電流密度が高くかつ出力特性に優れ、この実施例によっても変換効率が13.4%(後述の図3(a)参照。)になり、Siを含まない場合の12.0%より、約10%以上向上した。これは、700℃程度のアニール処理においてもSiのAl中への拡散があり、よって、Al中にSiを混在させることで、裏面Si基板に欠陥が生じることを防止する作用のあることを表している。
また、図2中の特性曲線(b)に見られるように、アニール処理が過剰になると、Alの酸化が進み、出力特性の曲線因子(F.F.; Fill Factor)の低下が著しくなる。
また、図2中の特性曲線(b)に見られるように、アニール処理が過剰になると、Alの酸化が進み、出力特性の曲線因子(F.F.; Fill Factor)の低下が著しくなる。
図3は、この実施例の太陽電池に関して、各特性のアニール処理温度依存性を示したものである。図3(a)は変換効率(η)と曲線因子(F.F.)を、図3(b)は開放電圧(Voc)と短絡電流密度(Jsc)の各特性をそれぞれ示す。これらの諸特性から、Al中にSiを混在させることで、より高い変換効率が得られるように、アニール条件を調整できることもわかる。
以上に、本発明を、一実施例のSi太陽電池およびその製造方法により、詳細に述べたが、本発明は、単結晶Si太陽電池に限らず、同様の構成を持った多結晶Si太陽電池にも適用可能である。
また本発明は、従来技術との整合性に鑑みて、Si基板の表面に電極を形成する際に、第1層のAl粉末含有ペースト材料を、前記Alに対する重量比0.1〜5%の前記Si基板表面のSi欠陥抑制機能を有するSi含有材料で構成して太陽電池の高特性を実現し、さらにこれに重ねる第2層として、ペースト材料中のAl粉末に対するSi粉末の配合割合の高い、たとえば配合比10〜50重量%程度のSi含有のAl粉末含有ペースト材料を用いて電極を構成すること、すなわち、2層以上のSi含有のAl粉末含有ペースト材料で電極を形成することにも、適用可能である。
本発明は、単結晶および多結晶のSi太陽電池に利用することを初めとして、前記Alに対する重量比0.1〜5%の前記Si基板表面のSi欠陥抑制機能を有するSi含有材料で構成したSi含有のAl粉末含有ペースト材料を、Siを基体とする半導体装置、詳しくは、pn接合構造又はpin接合構造を有する半導体装置の電極、とりわけ前記接合構造のp層上に設ける(もしくは前記p層に替わる)p+層の形成の電極構成体に用いる、各種の半導体装置に利用して、その特性改善に寄与することができる。
1 p型Si基板
2 n+層
3 裏面電極
4 P+層
5 表面電極
2 n+層
3 裏面電極
4 P+層
5 表面電極
Claims (6)
- シリコン基板に直接接するアルミニウム粉末含有ペースト材料から形成された電極を備えた半導体装置において、
前記電極は、アルミニウムに対する重量比0.1〜5%のシリコンを含有して、前記シリコン基板表面の欠陥抑制機能を有するアルミニウム粉末含有ペースト材料を焼成して形成されたシリコン含有アルミニウム電極であることを特徴とする半導体装置。 - シリコン基板に直接接するアルミニウム粉末含有ペースト材料から形成された電極を備えた半導体装置の製造方法において、
前記電極を、アルミニウムに対する重量比0.1〜5%のシリコンを含有して、前記シリコン基板表面の欠陥抑制機能を有するアルミニウム粉末含有ペースト材料により塗布し、焼付けて形成する工程を含むことを特徴とする半導体装置製造方法。 - シリコン基板の一方の主面にn+層、他方の主面にp+層が形成され、前記n+層上には透光性の受光面電極、前記p+層上には裏面電極が形成された太陽電池において、
前記裏面電極はアルミニウムに対する重量比0.1〜5%のシリコンを含有してシリコン基板表面の欠陥抑制機能を有するアルミニウム粉末含有ペースト材料を焼成して形成されたシリコン含有アルミニウム電極であることを特徴とする太陽電池。 - 前記p十層は前記シリコン含有アルミニウム電極のアルミニウムが前記シリコン基板に拡散して形成されたものである請求項3に記載の太陽電池。
- シリコン基板の一方の主面にn+層、他方の主面にp+層が形成され、前記n+層上には第1の電極、前記p+層上には第2の電極が形成された太陽電池の製造方法において、
前記第2の電極を、アルミニウムに対する重量比0.1〜5%のシリコンを含有して、前記シリコン基板表面の欠陥抑制機能を有するアルミニウム粉末含有ペースト材料を塗布し、焼付けて形成する工程を含むことを特徴とする太陽電池製造方法。 - 前記第2の電極を形成する工程において前記p+層も同時に形成する請求項5に記載の太陽電池製造方法。
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2004
- 2004-08-30 JP JP2004249386A patent/JP2006066748A/ja active Pending
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