JPH03292957A - 首乃至肩用按摩機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は按摩機の構造に係り、殊に肩から首部の揉み感
を改善した新規構造の首乃至肩用按摩機に関するもので
ある。

〔従来の技術〕

従来より按摩機として各種構造のものが使用されている
が、肩の揉みほぐしを行う構造としては第５図に示すよ
うなアーム式構造を有するものが一般的である。このア
ーム式構造のものは先端に揉み端５０を形成したアーム
５１を機体から突出し、該アーム５１の基端部を揺動自
在に枢設（枢着部５２）すると共に、該基端部をカム機
構やクランク機構等の適宜駆動伝達機構５３を介して駆
動源と連結した構造を有している。そしてアームＳ１を
揺動して使用者の肩部に当接した揉み端５０を前後、左
右又は旋回状に変位させて圧迫による按摩を施すもので
ある。

〔発明が解決しようとする課題〕

しかし、上記アーム式按摩機の構成ではアーム５１の先
端に設けた揉み端５０の変位によって使用者の当接した
部位を按摩するものであるため、手揉みのような好まし
い揉み感が得られない。即ち、揉み端５ｏの運動はアー
ム５１の枢着部Ｓ２の自由度によって制限されることに
起因している。

該枢着部５２の作動は、アーム軸の回動、軸方向の摺動
、枢着部の旋回とこれらの組合せによって限定され、上
記のような揉み端５０の動きしか期待できなくなる。従
って、この種の按摩機では揉み端５０によって肩部を前
後左右または旋回状に押し付けるだけの揉み状態になり
、肩部を摘み上げるような手揉み感は得られないもので
あった。

本発明は上記問題に鑑みてなされたものであり。

肩部から首部にかけての按摩において、手揉みによる筋
の摘み上げに近似した揉み感を得ることができる首乃至
肩用按摩機を提供することを目的とするものである。ま
た他の目的は、このような手揉み感覚を得ることができ
る機構を簡単な構造で実現し、且つ堅牢な構造として提
供することである。

〔課題を解決するための手段〕

本発明に係る首乃至肩用按摩機は、支持用枠部材に固着
した軸受に対して回動自在に軸設したローラ組立体を使
用者の肩部乃至首筋に摺接する按摩機において、上記ロ
ーラ組立体が、軸受に対して前向きに片持軸設した回動
軸の前端側に位置してなる複数個の前ローラと、該前ロ
ーラに隣設した複数個の後ローラとからなり、複数個の
前ローラと後ローラはそ九ぞれ回動軸の軸周に均等配置
し、各ローラを回動自在に軸設すると共に、前ローラと
後ローラがローラ組立体の外周に鈍角の按摩角度Ａを構
成する構造になり、上記回動軸を前記枠部材に固設した
減速モータ等の回転方向及び回転速度制御可能な回転駆
動源と回動連結したことを要旨とするものである。

また前記ローラ組立体は、横方向に適宜離間並設した一
対によって構成することが好ましい。

〔作用〕

上記構成では回転駆動源によってローラ組立体を右又は
左回転させると、該ローラ組立体に設けた前後のローラ
が使用者の首筋がら肩部の範囲で転動する。該前後のロ
ーラは、被術部位に対して、鈍角の按摩角度をもって挾
むように摺接し、圧迫を加えるようになるから、被術部
位はローラ組立体の回動に伴う各ローラの転動によって
按摩角度の頂点方向に押し込まれるように作用する。従
って、この押し込み作用は、手揉みによる按摩の揉み上
げに近似した運動となり、筋肉を揉みほぐす作用をなす
。

〔実施例〕

以下１本発明に係る首乃至肩用按摩機の第一の実施例を
第１図乃至第３図に従って説明する。

符号１は椅子型按摩機の背もたれ基枠２上端部に構成し
た按摩部である。該按摩部１は背もたれ基枠２の上端に
突設した支板３に固設してなる枠部材４に構成支持され
、中心線を対称とした左右対称構造になる。符号５，５
は上記枠部材４に固着した軸受６，６に対して回動自在
に軸設したローラ組立体であり、両ローラ組立体５はそ
れぞれ上記軸受６に対して前方に平行突出する回動４＋
１！１７を片持軸設してなる。該ローラ組立体５は回動
軸７の前端側に位置した４個の前ローラ８，８・・・と
基部側に位置した４個の後ローラ９，９川から構成しで
ある。該各画ローラ８は１回動軸７の前端に固着した十
字ブラケット１０．１０の各端部間に対して回動自在に
平行架設し、軸周に４個の口−ラを均等配置した構造に
なる。また各後ローラ９は１回動軸７の基部に固着した
十字ブラケット１１、ｌｌａの各端部間に対して、それ
ぞれ回動軸７と傾斜角度α（略６ｏ°）を有するように
回動自在に架設し、軸周に４個のローラを均等配置した
構造になる。一つの回動軸７に架設しである前ローラ８
と後ローラ９は、それぞれ周方向重なる位置に配置して
あり、ローラ組立体５の外周に両ローラ８，９の軸によ
る鈍角の按摩角度（矢印Ａ）を構成するようになる。ま
た両ローラ組立体５．５の回動軸７，７の後端は、前記
枠部材４に固設した減速モータ１２，１２の駆動軸とそ
れぞれ独立して回動連結してなり、図示しない制御回路
からの制御信号によって両減速モータ１２を一緒に又は
独立して所望の回転速度及び回転方向に回転駆動する構
成になる。

尚、両ローラ組立体５，５は充分に軟柔な可撓性表皮材
１４によってその回動を妨げないように被覆した構造に
なる。

上記構成の首乃至肩用按摩機は、減速モータ１２．１２
の制御駆動によってローラ組立体５を右又は左回転させ
、該ローラ組立体５に設けた前後のローラ８，９を使用
者の首筋から肩部の範囲で転動させて按摩を施すもので
ある。即ち該両ローラ８，９は、第３図に示すように波
相部位ａの曲面に対して、前ローラ８が上方から圧迫を
加え、また後ローラ９が斜め後方から圧迫を加えるよう
になる。この両ローラ８，９の圧迫により鈍角の按摩角
度Ａに挾まれた該郡部はローラ組立体５の回動に伴う転
動によって、両ローラ８，９の鈍角の按摩角度Ａの頂点
方向に押し込まれるように作用する。第３図（ａ）、（
ｂ）及び（Ｃ）はその様子を示している。従って、この
筋の鈍角の按摩角度Ａの頂点方向に向かう押し込み作用
は、手揉みによる按摩の揉み上げに近似した運動となり
、この繰返しによって該郡部肉の凝りを揉みほぐすこと
ができる。

尚、前記実施例では左右のローラ組立体５，５をそれぞ
れ別の減速モータ１２，１２によって駆動する構成を示
したが、該駆動源としてのモータは一個であっても良く
、更にローラ組立体Ｕが一個であっても差し支えない。

また実施例ではローラ組立体５の前後のローラ８，９を
それぞれ回動軸の回りに４個配設したものを示したが、
必要に応じて５個又は６個の構造に設計変更することが
できる。

次に第４図はローラ組立体５の他の実施例を示すもので
ある６ 前記実施例ではローラ組立体５の前ローラ８と後ローラ
９をそれぞれ周方向重なる位置に配置した対位型の構造
にしたものを示したが、この実施例では前側に位置した
４個の前ローラ８に対して。

後側に位置した４個の後ローラ９をそれぞれ周方向４５
度変位して重ならないように配置した互位型の構造にし
たものである。該互位型の場合も前後のローラ８，９に
よってローラ組立体５の外周に構成する按摩角度は前記
第一の実施例と同様に鈍角Ａである。

上記互位型のローラ組立体５の構造では、両ローラ８，
９の圧迫により鈍角の按摩角度Ａに挾まれた筋が、ロー
ラ組立体５の回動に伴う転動によって鈍角の按摩角度Ａ
の頂点方向に押し込まれる際、前ローラ８による圧迫と
後ローラ９による圧迫が交互に作用するようになる。従
って、この筋の鈍角の按摩角度Ａの頂点方向に向かう押
し込み作用は、揉み上げに捻りが加わった状態となり、
手揉みによる按摩の揉み上げに一層近似した運動となる
。

〔発明の効果〕

以上述べたように本発明に係る首乃至肩用按摩・機によ
れば、鈍角の按摩角度を持つように配置した二組のロー
ラを筋に沿って圧迫移動することによって手揉みによる
按摩の揉み上げ感に近似した揉み運動を得ることができ
たものであり、快い按摩効果を期待することができる。

また構成が簡単であり堅牢な構造を提供することができ
る等の特徴を有するもので、本発明実施後の効果は極め
て大きい。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る首乃至肩用按摩機の要部構造を示
す表皮材を除去した正面図、第２図は同側面図、第３図
は（ａ）（ｂ）及び（ｃ）はそれぞれローラ組立体の按
摩作用を示す説明図、第４図はローラ組立体の他の実施
例を示す正面図、第５図は従来の按摩機を示す要部斜視
略図である。

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）支持用枠部材に固着した軸受に対して回動自在に
   軸設したローラ組立体を使用者の肩部乃至首筋に摺接す
   る按摩機において、 前記ローラ組立体が、軸受に対して前向きに片持軸設し
   た回動軸の前端側に位置してなる複数個の前ローラと、
   該前ローラに隣設した複数個の後ローラとからなり、複
   数個の前ローラと後ローラはそれぞれ回動軸の軸周に均
   等配置し、各ローラを回動自在に軸設すると共に、前ロ
   ーラと後ローラがローラ組立体の外周に鈍角の按摩角度
   Ａを構成する構造になり、 前記回動軸を前記枠部材に固設した減速モータ等の回転
   方向及び回転速度制御可能な回転駆動源と回動連結して
   なる首乃至肩用按摩機。
2. （２）前記ローラ組立体が横方向に適宜離間並設した一
   対を有し、前記回転駆動源により両ローラ組立体を同時
   に又は独立して回転駆動することを特徴とする請求項１
   記載の首乃至肩用按摩機。
3. （３）前記ローラ組立体の前ローラと後ローラの配置が
   、回動軸の軸方向に直列した対位型或は、周方向に変位
   して軸方向に重ならないように配置した互位型であるこ
   とを特徴とする請求項１記載の首乃至肩用按摩機。