JPS5937975B2 - マツサ−ジユニツト - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は垂直断面が略方形状をした横長の直方体形のケ
ース内に、駆動モーターおよび３種のマツサージ作用を
なす揉み具が該ケースの水平方向に延びる異なる面に配
設され、種々な支持台に回動可能に装架することによっ
て多目的なマツサージ装置を構成することのできるマツ
サージユニットに関するものである。

最近、保健および美容を目的とした種々なマツサージ機
が提案されているが、これらの多くは人体の特定部分の
マツサージを対象として専用型であって汎用性に乏しく
、また人体の背部を対象としたマツサージ機あるいは人
体の背面側全域、即ち肩、背、腰、脚などを全体的に同
時にマツサージを施こす装置においては、２種またはそ
れ以上の運動をなす揉み装置を装備せしめたものが知ら
れているが、これらのマツサージ機は椅子型あるいは寝
台型をなし、揉み装置自体を種々なフレームや支持台に
適用することができない。

本発明は横長な直方体形状をなしたケース内に、少なく
とも３種の揉み具が装備され、各揉み具はそれぞれ異な
る面において作用し、該ケースを角度回動させることに
よって人体に異なるマツサージ作用を付与でき、しかも
所望のフレームや支持台に簡易に装着してユニークなマ
ツサージ機を形成することができるコンパクトなマツサ
ージユニットを提供するものである。

以下本発明の実施例を示した図面について説明すると、
第１図および第２図は内部構造を示し、１はケース本体
、２は支持台であって、該ケース本体１は垂直方向の断
面形状がほぼ方形をなした横長な直方体形状をなし、そ
のサイドプレート３゜３の中心部において支持台２に回
動可能に支持し得るようになっている。

該ケース本体１内には該ケース本体１０４つの面Ａ、Ｂ
、Ｃ，Ｄの１つの面Ａに作用する２対の傾斜揉み輪４，
４がサイドプレート３，３間に支持された揉み輪の駆動
軸５に間隔をおいて取付けられ、該駆動軸５はサイドプ
レート３，３間に固定されている下方のステー軸６と上
方のステー軸１２とに支持板１を介して取付けられてい
るモータＭからプーリ、ベルトなどからなる回転伝導機
構８を介して回転される主軸９に固定されたウオーム１
０によりウオーム歯車１１を介して回転されるようにな
っている。

また該ケース本体１の他の面Ｂの内側には、該面Ｂと対
向する面Ｃ側に配設されたステー軸１２を支点として回
動可能なアーム１３に支持されたコロローラ１４が該面
Ｂの内面に沿って摺接移動可能に設けられ、該アーム１
３が例えば揉み軸５に固着した偏心カム１５に含油メタ
ル１６を介して取付けられた揺動レバー１７の端部に枢
着１８され、上記揉み軸５の回転にともなって揺動され
て上記コロローラ１４を往復移動し得るようになってい
る。

したがってモータＭが駆動されると、面Ａにおいては外
装シート１９を介して傾斜揉み輪４゜４による揉み作用
が、そして面Ｂにおいては外装シート１９を介してコロ
ローラ１４の往復動によるサスリ作用が行なわれる。

更に前記面Ａと対向する面りには主軸９に固着した偏心
カム２０にベアリング２１を介して取付げられたレバー
２２の先端に振動板２３を固定し、この振動板２３０両
側端部はゴム、合成樹脂などの弾性部材２４を介してス
テー軸６に支持し、主軸９０回転でレバー２２を偏心回
動させて振動板を小さく且つ速く振動させ、身体にバイ
ブレーションマツサージ作用を行わせしめるように構成
している。

上記した数種の揉み具を内装しているケース本体１には
、そのサイドプレート３，３の中心軸心０部分にピン軸
２５もしくはねじ孔が設けられ、該ピン軸２５０部分に
おいて支持台２にケース本体１を回動可能に支持し、各
面Ａ、Ｂ、Ｃ，Ｄを適宜の位置に変位させることができ
るようになしているとともに、その回動位置を例えば締
付バンドル２６で不動状態に保持し得るように構成して
いる。

続いて上記したごと（コンパクトな直方体形状のケース
本体１０面Ａ、Ｂ、Ｄに異種のマツサージ装置を備えた
マツサージユニット２７の利用態様について説明する。

第３図は、側面略逆Ｕ字形をした支持台２にマツサージ
ユニット２７を回動可能に支持させた態様を示したもの
で、座布団２８に座って腰を面Ｂにあてがってコロロー
ラ１４によるサスリマッサージを施している状態を示し
たものであるが、締付バンドル２６の操作でマツサージ
ユニットを９０度回動せしめて固定し、面Ａを背、腰な
どの部位に当接すると、傾斜揉み輪４による揉みマツサ
ージが施され、また背、腰などの部位にマツサージユニ
ットの面りをあてると振動板２３によってバイブレーシ
ョンマツサージを施すことができる。

かかる作用を実施するための支持台２の形状は特に限定
されるものではない。

更にまた本発明によるマツサージユニットは直方体形状
をしているから、第４図に示したように寝台２９の中央
部に空間部３０を設け、該空間部３０のフレーム３１に
回動可能に装架して使用することも容易であり、また更
に第５図に示したようにマツサージユニット２７のピン
軸２５を水平方向に移動可能に支持せしめ、マツサージ
ユニットの下方に螺軸３２を設げて該螺軸３２と螺合さ
せた雌螺子部３３とマツサージユニット２７とを結合し
、モータ３４によって螺軸３２を正逆交互に回転させれ
ばマツサージユニットは寝台２９に沿って移動し、人体
背部の全域に所望のマツサージを実施することができる
。

以上の通り、本発明によるマツサージユニットは、略直
方体形状をなしたケース本体１０両側面を除く外周面の
少なくとも３つの面Ａ、Ｂ、Ｄを可撓性の外装シート１
９でもって被覆し、該ケース本体１内に、該外装シート
１９で被覆された１つの面Ａの内側に１対又は２対の傾
斜揉み輪４゜４とその駆動軸５とからなる揺動揉み具を
設け、該外装シート１９で被覆された他の面Ｂには外装
シートの内面に沿って往復移動するコロローラ１４を設
けると共に、面りにはレバーによって揺動される振動板
２３を設け、該ケース本体１をその側面の中心部におい
て回動可能に支持しているから、人体に対して面Ａにお
いてはもみマツサージ作用を、面Ｂにおいてはサスリマ
ッサージ作用を、面りにおいてはバイブレーションマツ
サージ作用を施すことができ保健用および美容用として
多大の効果を発揮する。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の一実施例を示したものであって、第１図
は内部構造を示した１部所面正面図、第２図は同側断面
図、第３図〜第５図は本発明のマツサージユニットの利
用態様を例示したそれぞれ側面図である。 １・・・・・−ケース本体、２・・・・・・支持台、３
・・・・・・サイドプレート、４・・・・・−傾斜揉み
輪、５−・−・・・駆動軸、１４・・・・・・コロロー
ラ、１９・・・・−・外装シート、２３・・・・・−振
動板、２７・・・・・・マツサージユニット、Ａ・・・
・・・揺動揉み作用面、Ｂ・・・・・・サスリ作用面、
Ｄ・・・・・・バイフレージョン作用面。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ 略直方体形状をなしたケース本体の両側面を除（４
   つの外周面の少なくとも３つの面を可撓性の外装シート
   でもって被覆し、該ケース本体内に、該外装シートで被
   覆された１つの面の内側に１対または２対の傾斜揉み輪
   とその駆動軸とからなる揺動揉み具を設けると共に外装
   シートで被覆された他の面の内側に沿って往復移動する
   コロローラを設け、更に傾斜揉み輪を設けた面と対向す
   る面に振動板を設け、該ケース本体をその側面の中心部
   において回動可能に支持し得るようになしたことを特徴
   とするマツサージユニット。