JPS5937110B2 - マツサ−ジユニツト - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は少なくとも２種の揉み運動する揉み具が内装さ
れたマツサージユニット、詳しくは垂直断面が略方形状
をなした横長の直方体形のケース内に１．駆動モーター
および少なくとも２種のマツサージ作用をなす揉み具が
該ケースの水平方向に延びる異なる面に配設され、種々
な支持台に回動可能に装架することによって多目的なマ
ツサージ装置を構成することのできるマツサージユニッ
トζこ関するものである。

最近、保健および美容を目的とした種々なマツサージ機
が提案されているが、これらの多くは人体の特定部分の
マツサージを対象として専用型であって、汎用性に乏し
く、また人体の背部を対象としたマツサージ機、あるい
は人体の背面側全域、即ち肩、背、腰、脚などを全体的
に同時にマツサ−ジ機ケート装置においては、２種また
はそれ以上の運動をなす揉み装置を設備せしめたものが
知られているが、これらのマツサージ機は椅子型あるい
は寝台型をなし、揉み装置自体を種々なフレームや支持
台に適用することができない。

本発明は横長な直方体形状をなしたケース内に、少なく
とも２種の揉み具が装備され、各揉み具はそれぞれ異な
る面において作用し、該ケースを角度回動させることｋ
こよって人体に異なるマツサージ作用を付与でき、しか
も所望のフレームや支持台に簡易に装着してユニークな
マツサージ機を形成することができるコンパクトなマツ
サージユニットを提供するものである。

以下本発明の実施例を示した図面について説明すると、
第１図および第２図は内部構造を示し、１はケース本体
、２は支持台であって、該ケース本体１は垂直方向の断
面形状がほぼ方形をなした横長な直方体形状をなし、そ
のサイドプレート３゜３の中心部において支持台２に回
動可能に支持し得るようになっている。

該ケース本体１内には該ケース本体１の４つの面Ａ、Ｂ
、Ｃ，Ｄの１つの面Ａに作用する２対の傾斜揉み輪４，
４がサイドプレート３，３間に支持された軸５（以下揉
み軸さいう）に間隔をおいて取付けられ、該揉み軸５は
モータＭからブー１６ 、７およびベルト８を介して回
転される主軸９に固定されたウオーム１０１こよりウオ
ーム歯車１１を介して回転されるよう（こなっている。

また該ケース本体１の他の面Ｂの内側ｌこは、稜面Ｂさ
対向する面Ｃ側に配設された軸１２を支点として回動可
能なアーム１３に支持されたコロローラ１４が稜面Ｂの
内面ｌこ沿って摺接移動可能に設けられ、該アーム１３
が例えば揉み軸５に固着した偏心カム１５ｃこベアリン
グ１６を介して取付けられた揺動レバー１７の端部【こ
枢着１８され、上記揉み軸５の回転にともなって揺動さ
れて上記コロローラ１４を往復移動し得るようになって
いる。

したがってモータＭが１駆動されると、面Ａ（こおいて
は外装シート１９を介して傾斜揉み輪４，４による揉み
作用が、そして面Ｂにおいては外装シート１９を介して
コロローラ１４の往復動によるサスリ作用が行なわれる
。

更に上記した面Ｃ側に配設された軸１２および上記揺動
するアーム１３を利用し、面Ｃおよび残りの面ｆ）Ｉこ
おいても異種のマツサージ作用をなさしめるべく構成す
ることが望ましく、それによってケース本体１の４つの
面をすべて活用することができる。

即ち、本発明においては上記した軸１２Ｇこ間隔をおい
て数個の偏心ローラ２０，２０を取付けるときもに該軸
１２を前記した主軸９からウオーム２１およびウオーム
ホイール２２の手段により回転させ、該軸１２の回転に
よって該偏心ローラ２０の表面を外装シート１９を介し
て外方に出没させてタタキ風マツサージ作用を行わしめ
、また上記コロローラ１４の両端部を支持しているアー
ム１３，１３に面りに向って延びるロンド２３．２３を
枢着するとともに該ロンド２３゜２３間に少なくとも外
周部が面りから外側に突出した数個の車輪状のコロロー
ラ２４．２４を間隔をおいて並設した軸２５を支持させ
、上記アーム１３の揺動にともなって該コロローラ２４
の外周面が矢印方向に前後動するようになし、押圧マツ
サージ作用を行なわしめるように構成している。

上記した数個の揉み具を内装しているケース本体１には
、そのサイドプレート３，３の中心軸心０部分にピン軸
２６もしくは透孔が設けられ、該ピン軸２６の部分にお
いて支持台２にケース本体１を回動可能に支持し、各面
Ａ、Ｂ、Ｃ，Ｄを適宜の位置に変位させることができる
ようになしているとともに、その回動位置を例えばセッ
トスクリュー２７で不動状態Ｏこ保持し得るようＯこ構
成している。

続いて上記したごとくコンパクトな直方体形状のケース
本体１の各面Ａ、Ｂ、Ｃ，Ｄに異種の揉み具を備えたマ
ツサージユニットの利用態様を示した第３図〜第１１図
１こついて説明する。

第３図はマツサージユニット３０を側面Ｔ字状の支持台
２に回動可能に支持させた態様を示したもので、この態
様によれば、第３図に示したごとく適宜な椅子３１の前
面にマツサージユニット３０を位置させ、椅子３１から
脚を伸ばしてマツサージユニット３０上に載置し、傾斜
揉み輪４による揺動揉み面Ａ１あるいはコロローラ１４
？こよるサスリ揉み面Ｂを人体の４ｃこ作用させれば人
体の脚部にマツサージを、施こすことができ、また第４
図、第５図Ｏこ示したように支持台２の１部に座布団部
材３２を結合して該座布団部材３２上【こおいて座り姿
勢をとり、背部をマツサージユニット３０の所望の揉み
具の面を人体の腰部に位置させれば、腰部に対し数種の
マツサージ作用を付与することができる。

かかる作用を実施するための支持台２の形状は、特に限
定されるものではなく、第６図に示したごとく該支持台
２を側面り字状に構成してもよい。

第７図はマツサージユニット３０の支持台２の更に好ま
しい態様を例示したものであって、該支持台２を前端部
に座布団部材３２を枢着した基部２ａと、該基部２ａに
対して傾斜調節可能に立設した逆り字状のポール２ｂと
によって構成して該ポール２ｂの先端部にマツサージユ
ニット３０を回動可能ｌこ支持せしめ、前記した実施例
と同様ｌこ人体の腰部に所望のマツサージを施し得るよ
うなしたものである。

この態様ζこよれば、不使用時？こ第８図に示したごと
く、座布団部材３２をポール２ｂ側に折り畳み、しかる
のちポール２ｂを前傾位置にセットすればマツサージ装
置全体をコンパクトな状態になすことができ保管に便利
であり、また第９図Ｏこ示したようにマツサージユニッ
ト３０を傾けたり、あるいはポール２ｂを前方あるいは
後方に傾けることによって人体の腰部への当接位置を変
えることができる。

更にまた本発明によるマツサージユニットは直方体形状
であることから、第１０図に示したごとく、寝台３３の
中央部に空間部３４を設け、該空間部３４のフレーム３
５に回動可能に装架して使用することも容易であり、ま
た更に第１１図に示したように、マツサージユニット３
０のピン軸２６を水平方向に移動可能番こ支持せしめ、
マツサージユニット３０の下方に螺軸３５を設けて該螺
軸３５と螺合させた雌螺子部３６とマツサージユニット
３０とを結合し、モーター３７によって螺軸３５を正逆
交互に回転させれば、マツサージユニット３０は寝台３
３に沿って移動し、人体背部の全域に所望のマツサージ
を実施することができる。

以上の通り本発明によるマツサージユニットは、略直方
体形状をなしたケース本体１の両側面を除く４つの外周
面の少なくとも２つの面Ａ、Ｂを可撓性の外装シート１
９でもって被覆し、該ケース本体１内に、該外装シート
で被覆された１つの面Ａの内側に１対または２対の傾斜
揉み輪４，４とその駆動軸５とからなる揺動揉み具を設
け、該外装シート１９で被覆された他の面Ｂに該外装シ
ート１９の内面に沿って往復移動するコロローラ１４を
設け、更に好ましくは他の面Ｃを可撓性の外装シート１
９でもって被覆するさともにその面Ｃの内側に数個の偏
心ローラ２０が並設された偏心回転揉み具を設け、該ケ
ース本体１をその側面の中心部において回動可能に支持
して得るようになしているから、マ゛ンサージュニ゛ン
ト３０自体は直方体形状のコンパクトな形状に構成し得
るとともに、その外周面においてはそれぞれ異種の揉み
作用をなし、第３図〜第１１図に例示したごとく、種々
な支持体にマツサージユニット３０を回動可能に支持さ
せて使用することにより、人体に対して好みのマツサー
ジ作用、例えば、面Ａにおいては揺動揉み作用、面Ｂに
おいてはサスリ作用、面Ｃにおいては、タタキ作用が行
なわれ、更に残りの面りに前後動するコロローラを配設
しておけば指圧ｌこ似たマツサージ作用を行わせること
ができ、４つの面Ａ、Ｂ、ＣおよびＤにおいてそれぞれ
異種のマツサージ作用がなされ、ケ、−ス本体１を回動
させれば所望のマツサージ作用を使用者の所望個所に付
与するこさができる。

したがって本発明によるマツサージユニットは、その支
持台を適宜選定することによりユニークなマツサージ機
が得られ、一般家庭用として頗る好適となる。

なお、ケース本体１内に内装しているモータＭへの給電
の手段については、図示を省略しているが、該ケース本
体１を回動可能に支持するためのピン軸２６を中空とな
して該ピン軸２６から給電コードを挿通し、該ケース本
体１を同方向へ１回転を越えて回動しないように考慮し
ておけば、給電コードが過度に捻れることなくモータＭ
への給電が支障なく達成される。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の実施例を示したものであって、第１図は
内部構造を示した１部断面正面図、第２図は第１図のＸ
−Ｘ線断面側面図、第３図〜第６図および第７図〜第９
図は本発明のマツサージユニットの利用態様を例示した
それぞれ側面図、そして第１０図および第１１図は本発
明マツサージユニットの他の利用態様を示したそれぞれ
概略側面図である。 １・・・・・・ケース本体、２・・・・・・支持台、３
・・・・・・サイドプレート、４・・・・・・傾針揉み
輪、５・・・・・・駆動軸、１２・・・・・・軸、１３
・・・・・・アーム、１４・・・・・・コロローラ、１
５・・・・・・偏心カム、１７・・・・・・揺動レバー
、１９・・・・・・外装シート、２０・・・・・・偏心
ローラ、２３・・・・・・ロッド、２４・・・・・・コ
ロローラ、２６・・・・・・ピン軸、３０・・・・・・
マツサージユニット、Ａ・・・・・・揺動揉み作用面、
Ｂ・・・・・・サスリ作用面、Ｃ・・・・・・タタキ作
用面、Ｄ・・・・・・指圧作用面。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ 略直方体形状をなしたケース本体の両側面を除く４
   つの外周面の少なくとも２つの面を可撓性の外装シート
   でもって被覆し、該ケース本体内に、該外装シートで被
   覆された１うの面の内側に１対または２対の傾斜揉み輪
   とその駆動軸とからなる揺動揉み具を設け、該外装シー
   トで被覆された他の面に該外装シートの内面に沿って往
   復移動するコロローラを設け、該ケース本体をその側面
   の中心部において回動可能に支持し得るようになしたこ
   とを特徴さするマツサージユニット。 ２ 略直方体形状をなしたケース本体の両側面を除く４
   つの外周面の少なくとも３つの面を可撓性の外装シート
   でもって被覆し、該ケース本体内に該外装シートで被覆
   された１つの面の内側に１対または２対の傾斜揉み輪と
   その駆動軸とからなる揺動揉み具を設けるとおもに外装
   シートで被覆された他の面に該外装シートの内面に沿っ
   て往復移動するコロローラを設け、更に外装シートで被
   覆された他の面の内側に数個の偏心ローラが並設された
   回転揉み具を設け、該ケース本体をその側面の中心部Ｏ
   こおいて回動可能に支持し得るようになしたことを特徴
   とするマツサージユニット。