JPH03292463A - 車両用ロックアップクラッチの制御装置 - Google Patents

車両用ロックアップクラッチの制御装置

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JPH03292463A
JPH03292463A JP9293590A JP9293590A JPH03292463A JP H03292463 A JPH03292463 A JP H03292463A JP 9293590 A JP9293590 A JP 9293590A JP 9293590 A JP9293590 A JP 9293590A JP H03292463 A JPH03292463 A JP H03292463A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、車両用ロックアツプクラッチの制御装置に関
するものである。
従来の技術 エンジンの出力がロックアツプクラッチ付流体継手を介
して変速機へ伝達される車両において、加速操作部材の
操作が戻されたことに関連して前記ロックアツプクラッ
チが解放された後、その加速操作部材の再操作に関連し
てそのロックアツプクラッチを再係合させるための車両
用ロックアツプクラッチの制御装置が知られている。た
とえば、特開昭61−119870号に記載のロックア
ツプクラッチの制御装置がそれである。これによれば、
ロックアツプクラッチの係合に際して、アクセルペダル
の操作量が零となった後に再度操作量が増加したとき、
その再操作時の操作量の変化量(操作速度)に依存した
解放時間を決定し、その解放時間が経過したときにロッ
クアツプクラッチの再係合が行われるようになっている
発明が解決すべき課題 ところで、上記従来の車両用ロックアツプクラッチの制
御装置では、アクセルペダルの再操作開始時の操作量に
応じて係合時期が決定されるので、たとえばアクセルペ
ダルの再操作開始後において加速操作部材がさらに大き
く操作されたような場合には、ロックアツプクラッチの
入出力回転速度差が大きく増加した状態で係合が行われ
ることとなり、係合シラツクが発生する不都合があった
本発明は以上の事情を背景として為されたものであり、
その目的とするところは、加速操作部材の再操作開始後
においてその操作状態に拘わらずロックアツプクラッチ
の係合ショックを抑制することができる車両用ロックア
ツプクラッチの制御装置を提供することにある。
課題を解決するための手段 斯る目的を達成するための本発明の要旨とするところは
、エンジンの出力がロックアツプクラッチ付流体継手を
介して変速機へ伝達される車両において、走行中に加速
操作部材の操作が戻されたことに関連して前記ロックア
ツプクラッチが解放された後、その加速操作部材の再操
作に関連してそのロックアツプクラッチを再係合させる
ための車両用ロックアツプクラッチの制御装置であって
、(a)前記加速操作部材の操作速度を逐次検出する操
作速度検出手段と、(ハ)前記操作速度が所定の値より
低く変化したことを判定する判定手段と、(C)その判
定手段により前記操作速度が所定の値より低く変化した
後において前記ロックアツプクラッチを係合させる係合
制御手段とを、含むことにある。
作用および発明の効果 このようにすれば、加速操作部材の再操作時の操作速度
が所定の値より低く変化した後において、係合制御手段
によりロックアツプクラッチが係合させられる。このよ
うに加速操作部材の再操作時の操作速度が所定の値より
低く変化した後は、エンジン回転速度値またはその上昇
率が低下傾向にあって、エンジンの出力トルク値または
その上昇率も低下傾向にある時期であることから、流体
継手よりも前段のイナーシャトルクが小さくなりつつあ
る状態であるので、このような時期にロックアツプクラ
ッチの係合が行われることにより係合ショックが小さく
されるのである。また、このようにエンジン回転速度値
またはその上昇率が低下傾向にある時期にロックアツプ
クラッチの係合が行われることにより、その係合による
エンジン回転速度変化が少なくなって運転者に違和感を
与えることが少ないので、感覚面においても係合ショッ
クを抑制することができる。なお、本発明においては、
前記のように、加速操作部材の再操作時の操作速度が所
定の値より低く変化した後においてロックアツプクラッ
チが係合させられるように制御されるので、たとえばア
クセルペダルの再操作開始後においてさらに大きく操作
されつつある時期には、ロックアツプクラッチの係合が
行われない。
実施例 以下、本発明の一実施例を図面に基づいて詳細に説明す
る。
第1図は、本発明の一実施例の主要構成を概略的に示し
ている0図において、操作速度検出手段2により検出さ
れた加速操作部材4の操作速度Δθいは判定手段6へ供
給される。判定手段6では、その操作速度Δθいが予め
定められた判断基準値CIlより低く変化したか否かが
判定され、その操作速度Δθいが判断基準値C□より低
く変化したと判断されると、係合制御手段8により、そ
の操作速度Δθいが判断基準値CI+より低く変化した
後においてロックアツプクラッチが係合させられるよう
になっている。
次に、上記主要構成図をさらに詳しく説明する。
第2図において、エンジン10の動力は、前記流体継手
に対応するロックアツプクラッチ付フルードカップリン
グ12、前記変速機に対応するベルト式無段変速機(以
下、CVTという)14、前後進切換装置16、中間ギ
ヤ装置18、および差動歯車装置20を経て駆動軸22
に連結された駆動輪24へ伝達されるようになっている
フルードカップリング12は、エンジンlOのクランク
軸26と接続されているポンプ羽根車28と、CVT1
4の入力軸30に固定されポンプ羽根車28からの油の
流れを受けて回転させられるタービン羽根車32と、ダ
ンパ34を介して入力軸30に固定されたロックアツプ
クラッチ36と、係合側油路37に接続された係合側油
室33および解放側油路39に接続された解放側油室3
5とを備えている。フルードカップリング12内は常時
作動油で満たされており、係合側油室33へ作動油が供
給されるとともに解放側油室35内から作動油が流出さ
せられると、ロックアツプクラッチ36が係合させられ
て、クランク軸26と入力軸30とが直結状態にされる
。反対に、解放側油室35へ作動油が供給されるととも
に係合側油室33内から作動油が流出させられると、ロ
ックアツプクラッチ36が解放される。
CVT14は、その入力軸30および出力軸38にそれ
ぞれ設けられた一次側可変プーリ40および二次側可変
プーリ42と、それら可変プーリ40および42に巻き
掛けられた伝動ベルト44とを備えている。可変プーリ
40および42は、入力軸30および出力軸38にそれ
ぞれ固定された固定回転体46および48と、入力軸3
0および出力軸38にそれぞれ軸方向の移動可能かつ軸
回りの相対回転不能に設けられた可動回転体50および
52とから成り、可動回転体50および52が油圧アク
チュエータとして機能する一次側油圧シリンダ54およ
び二次側油圧シリンダ56によって移動させられること
により■溝幅すなわち伝動ベルト44の掛り径(有効径
)が変更されて、CVT14の変速比γ(=入力軸30
の回転速度N1fi/出力軸38の回転速度N。、1)
が変更されるようになっている。
前後進切換装置16は、よく知られたダブルピニオン型
遊星歯車機構であって、その出力軸58に固定されたキ
ャリヤ60により回転可能に支持され且つ互いに噛み合
う一対の遊星ギヤ62および64と、前後進切換装置1
6の入力軸(CVT14の出力軸)38に固定され且つ
内周側の遊星ギヤ62と噛み合うサンギヤ66と、外周
側の遊星ギヤ64と噛み合うリングギヤ68と、リング
ギヤ68の回転を停止するための後進用ブレーキ70と
、上記キャリヤ60と前後進切換装置16の入力軸38
とを連結する前進用クラッチ72とを備えている。後進
用ブレーキ70および前進用クラッチ72は油圧により
作動させられる形式の摩擦係合装置であって、それらが
共に係合しない状態では前後進切換装置16が中立状態
とされて動力伝達が遮断される。しかし、前進用クラッ
チ72が係合させられると、CVT14の出力軸38と
前後進切換装置16の出力軸5日とが直結されて車両前
進方向の動力が伝達される。また、後進用ブレーキ70
が係合させられると、CVT 14の出力軸38と前後
進切換装置16の出力軸58との間で回転方向が反転さ
れるので、車両後進方向の動力が伝達される。
エンジン10によって回転駆動される油圧ポンプ74は
第2図に示す油圧制御回路76の油圧源である。この油
圧制御回路76は、上記車両用動力伝達装置を制御する
ためのものであり、たとえば、特開昭62−19644
9号公報、特開昭64−49749号公報、特願平1−
78784号、或いは特願平1−33141号に記載さ
れた油圧制御回路と同様に構成されている。油圧制御回
路76には、図示しない変速方向制御弁を制御するため
の第1電磁弁80および図示しない変速速度制御弁を制
御するための第2電磁弁82が設けられている。第1電
磁弁80のオンオフ作動状態に関連してCVT14の変
速比γの変化方向が切り換えられ、第2電磁弁82のオ
ンオフ作動状態に関連して変速比γの変化速度が切り換
えられるので、第1電磁弁80および第2電磁弁82の
作動状態の組み合わせによって、変速比γを速やかに増
速側へ変化させる象、増速モード、変速比γを速やかに
減速側へ変化させる象、減速モード、変速比Tを緩やか
に増速側へ変化させる緩増速モード、変速比γを緩やか
に減速側へ変化させる緩減速モードがそれぞれ成立させ
られるとともに、急増速モードと緩増速モードとの間、
急減速モードと緩減速モードとの間の中間的モードが第
2電磁弁82のデユーティ駆動により成立させられるよ
うになっている。
また、上記油圧制御回路76には、ロックアツプクラッ
チ36の係合状態を制御するための第3電磁弁84が設
けられている。通常、燃費および運転性を考慮した所定
の条件を満足すると、たとえば車速V、入力軸回転速度
N i R1およびスロットル弁開度θいのうちの少な
くとも車速Vが予め定められた範囲内となったと判断さ
れるとロックアツプ作動指令信号が出力されて上記第3
電磁弁84が作動させられ、係合側油室33へ作動油が
供給されるとともに解放側油室35内から作動油が流出
させられる。これにより、ロックアツプクラッチ36が
係合させられて、クランク軸26と入力軸30とが直結
状態とされる0反対に、上記車速V等が所定値以下にな
ると、解放側油室35へ作動油が供給されるとともに係
合側油室33内から作動油が流出させられることにより
、ロックアツプクラッチ36が解放される。
電子制御装置90は、油圧制御回路76における前記第
1電磁弁80、第2tm弁82、第3電磁弁84を駆動
することにより、CVT14の変速比Tおよびロックア
ツプクラッチ36などを制御する。電子制御装置90は
、CPU92、ROM94、RAM96、図示しないイ
ンターフェース回路等から成る所謂マイクロコンピュー
タを備えており、それには、駆動輪24の回転速度を検
出する車速センサ102、CVT14の入力軸30およ
び出力軸38の回転速度をそれぞれ検出する入力軸回転
センサ104および出力軸回転センサ106、加速操作
部材であるアクセルペダル107に機械的に連結された
状態でエンジンlOの吸気配管に設けられたスロットル
弁の開度を検出するスロットル弁開度センサ108、シ
フトレバ−100の操作位置を検出するための操作位置
センサ110、ブレーキペダルの操作を検出するための
ブレーキスイッチ112から、車速Vを表す信号、入力
軸回転速度N i nを表す信号、出力軸回転速度N 
o u Lを表す信号、スロットル弁開度数、を表す信
号、シフトレバ−1OOの操作位置P。
を表す信号、ブレーキ操作を表す信号がそれぞれ供給さ
れる。前記電子制御装置90内のCPU92は、RAM
96の一時記憶機能を利用しつつROM94に予め記憶
されたプログラムに従って入力信号を処理し、前記第1
電磁弁80、第2電磁弁82、第3電磁弁84を駆動す
るための信号をそれぞれ出力する。
電子制御装置90は、CVT14の変速比Tを制御する
変速比制御を実行するとともに、ロックアツプクラッチ
36を制御するロックアンプクラッチ制御を実行する。
上記変速比制御は、たとえば第3図に示すフローチャー
トに従って実行される。第3図において、図示しないス
テップにおいて初期化が実行された後、ステップS1に
おいて、各センサからの入力信号等がそれぞれ読み込ま
れるとともに、その読み込まれた信号に基づいて車速V
、入力軸30の回転速度N i n、出力軸38の回転
速度N。utが算出される。続(ステップS2において
は、予めROM94において記憶された関係から、実際
のスロットル弁開度θいおよび車速Vに基づいて目標入
力軸回転速度Ni1が算出される。この関係は、たとえ
ば燃費および運転性を考慮した最適曲線上でエンジン1
0を作動させるために予め求められたものである。続く
ステップS3では、実際の入力軸30の回転速度N i
 nと目標入力軸回転速度N i Rとの差、すなわち
制御偏差ΔN i n< = N t fiN i、、
)が算出されるとともに、ステップS4において、上記
制御偏差ΔNいを解消するための制御モードが選択され
る。すなわち、変速比Tのフィードバック制御における
偏差ΔN i nが零となるように、換言すれば目標入
力軸回転速度N i n  と実際の入力軸回転速度N
i、(=エンジン回転速度N、)とが一致するように変
速モードおよびデユーティ比り、が決定される。そして
、ステップS5において、その変速モード或いはデユー
ティ比D sZが得られるように、第1電磁弁80およ
び第2電磁弁82が駆動され、実際の入力軸回転速度N
 i nを目標回転速度N in′に一致させるように
変速比Tが調節されるのである。
上記ロックアツプクラッチ36の係合制御は、たとえば
第4図に示すフローチャートに従って実行される。第4
図において、図示しないステップにおいて最新のスロッ
トル弁開度θい、入力軸回転速度N!fi、および車速
Vが読み込まれるとともに、ステップSTIにおいては
、フラグXFの内容が「1」であるか否かが判断される
。このフラグXFは、その内容が「1」であるときにロ
ックアツプクラッチ36が一旦係合させられたことを表
すものである。当初は、フラグXFの内容が「0」にク
リアされているので、ステップST2およびSr1にお
いて係合条件を満足するか否かが判断される。すなわち
、ステップST2では入力軸回転速度N i nが予め
決定された判断基準回転数f、(θい)以上であるか否
かが判断され、ステップST3では車速Vが予め定めら
れた判断基準車速Cv1以上であるか否かが判断される
。上記ステップST2およびSr1の判断の少なくとも
一方が否定された場合には、後述のステップST7以下
が実行されてロックアツプクラッチ36の解放状態が維
持されるが、上記ステップST2およびSr1の判断が
ともに肯定された場合には、ステップST4においてフ
ラグXFの内容が「1」にセットされ、且つステップ5
T14において係合時期決定変数θい、の内容が零にリ
セットされた後、ステップ5T15において第3電磁弁
84がロックアツプクラッチ作動側へ切り換えられてロ
ックアツプクラッチ36が係合させられる。
上記のようにフラグXFの内容が「1」に−旦セットさ
れると、次のサイクルにおいてはステップ5TIO後に
ステップST5以下が実行される。
先ず、ステップST5およびSr1において解放条件を
満足するか否かが判断される。すなわち、ステップST
5では入力軸回転速度N + nが予め決定された判断
基準回転数f2 (θい)以上であるか否かが判断され
、ステップST6では車速Vが予め定められた判断基準
車速Cvt以上であるか否かが判断される。上記ステッ
プST5およびSr1の判断の少なくとも一方が否定さ
れた場合には、ステップST7においてフラグXF・の
内容が「0」にリセットされるとともに、ステップ5T
19においてロックアツプクラッチ36が解放させられ
る。なお、上記判断基準回転数f、(θい)、f2(θ
Lk) 、判断基準車速CVI% CV2は、燃費およ
び運転性を考慮して予め求められたものであって、判断
基準回転数f、(θい)、ft(θth)はたとえば第
5図に示す函数であり、判断基準車速Cv+はたとえば
40b/h程度、Cvzは35km/h程度の一定値で
ある。
しかし、上記ステップST5およびSr1の判断がとも
に肯定された場合には、ステップST8においてスロッ
トル弁開度θいが予め定められた解放判断基準値CT以
上であるか否かが判断される。この解放判断基準値CT
は、ロックアツプクラッチ36を開放するための判断基
準値であり、0%に近い小さな値に設定されている。ア
クセルペダル107が未だ再操作されないため、ステッ
プST8においてスロットル弁開度θいが解放判断基準
値C7より大きくないと判断された場合には、ステップ
5T19においてロックアツプクラッチ36が解放させ
られる。しかし、アクセルペダル107の再操作により
、第6図のB点に示すように、スロットル弁開度θいが
解放判断基準値Cアを超えると、上記ステップST8の
判断が肯定されて、ステップST9以下の係合ショック
防止ルーチンが実行される。
先ず、ステップST9ではロックアツプクラッチ36の
係合(オン)状態であるか否かが判断される。ロックア
ツプクラッチ36の係合状態であれば、前記ステップ3
14以下が実行されてロックアツプクラッチ36の係合
状態が維持される。
しかし、上記ステップST9においてロックアツプクラ
ッチ36の係合状態でないと判断された場合には、ステ
ップ5TIOにおいて、スロットル弁開度θいの変化速
度Δθいが次式(1)から算出される。スロットル弁開
度θいの変化速度Δθいはアクセルペダル107の加速
操作速度であるから、上記ステップ5TIOは前記操作
速度検出手段2に対応する。
Δθい=θい一θい−1・ ・ ・(1)そして、ステ
ップ5TIIでは、スロット・ル弁開度θtbの変化速
度Δθいが予め定められた判断基準値C11以下となっ
たか否かが判断される。この判断基準値CBは、連続す
るスロットル弁開度θthの変曲点、本実施例では上ピ
ーク点を検出するためものであり、零に近い負(Cm 
< 0 )の値が用いられる。したがって、上記ステッ
プ5T11は、アクセルペダル107の操作速度(Δθ
い)が所定の判断基準値C9より低く変化したことを判
定するのであり、前記判定手段6に対応している。
アクセルペダル107の再操作開始直後は、たとえば第
6図に示すように、スロットル弁開度θいの変化速度Δ
θいは正の値であることから、上記ステップ5T11の
判断が否定されるので、ステップ5T16において次式
(2)にしたがって係合時期決定変数θthbの初期4
fjLAが算出される。
A=θい−C1・ ・ ・(2) 但し、C3は一定値である。
次いで、ステップ5T17において、ステップ5716
において算出された初期値Aが既に決定されている係合
時期決定変数θい、より大きいか否かが判断される。初
期値Aが係合時期決定変数θい。
以下であれば、ステップ5T19が実行されてロックア
ツプクラッチ36の解放状態が維持されるが、もし、初
期値Aが既に決定されている係合時期決定変数θい、よ
り大きいと判断された場合には、ステップ5T1Bにお
いて係合時期決定変数θい、の内容が初期値Aに更新さ
れた後、上記ステップ5T19が実行される。このため
、最大ピーク以後のピークでは上記ステップ5T17の
判断が否定されて係合時期決定変数θthbが再設定さ
れず、最大のピーク値に基づいて係合制御される。
前記アクセルペダル107の操作量が所定の値をピーク
として減少した場合には、スロットル弁開度θいの変化
速度Δθいが負の値となって前記ステップ5TIIの判
断が肯定される。第6図の0点はこの状態を示す。この
ため、ステップ5T12が実行されて係合時期決定変数
θい、に一定の増加価CDが加算される。これにより、
制御サイクルが繰り返されるに伴って係合時期決定変数
θい、が直線的に増加させられる。続くステップ5T1
3では、スロットル弁開度θいが係合時期決定変数θt
hbより大きくなったか否か、換言すればスロットル弁
開度θいを示す曲線と係合時期決定変数θい、を示す曲
線とが交差したが否がか判断される。スロットル弁開度
θいがピーク値を示した直後では未だスロットル弁開度
θいが係合時期決定変数θい、より大きいことから、上
記ステップ5T13の判断が肯定されるので、前記ステ
ップ5T19が実行されてロックアツプクラッチ36の
解放状態が維持される。
しかし、スロットル弁開度θいがピーク値を示した時刻
以後所定時間経過すると、スロットル弁開度θいが係合
時期決定変数θい、以下となることから、上記ステップ
5T13の判断が否定されるので、前記ステップ5T1
4以下が実行されてロックアツプクラッチ36が係合さ
せられる。第6図のD点はこの状態を示している。また
、第6図の2点鎖線に示すように、スロットル弁開度θ
いがピーク値を示した時刻以後、そのときの値を略維持
したとしても、上記の制御作動により、第6図のE点に
おいてロックアツプクラッチ36が係合させられる。こ
のように上記ステップ5T13は、ステップSTI 1
においてΔθいが判断基準4ac、より低く変化したと
判断された後においてロックアツプクラッチ36を係合
させるのであり、前記係合制御手段8に対応している。
上述のように、本実施例によれば、アクセルペダル10
7の再操作時の操作速度に対応するΔθいが所定の判断
基準値C3より低く変化したことがステップ5TIIに
おいて判定された後において、ロックアツプクラッチ3
6が係合させられる。このようなアクセルペダル107
の再操作時の操作速度が所定の値より低く変化した後は
、エンジン10の回転速度値またはその上昇率が低下傾
向にあって、エンジン10の出力トルク値またはその上
昇率も低下傾向にある時期であることから、フルードカ
ップリング12よりも前段のイナーシャトルクが小さく
なりつつある状態であるので、このような時期にロック
アツプクラッチ36の係合が行われることにより係合シ
ョックが小さくされるのである。また、このようにエン
ジン回転速度値またはその上昇率が低下傾向にある時期
にロックアツプクラッチ36の係合が行われることによ
り、その係合によるエンジン回転速度変化が少なくなっ
て運転者に違和感を与えることが少ないので、感覚面に
おいても係合ショックを抑制することができる。
また、本実施例においては、前述のように、アクセルペ
ダル107の再操作時の操作速度(Δθい)が所定の判
断基準値C6より低く変化した後において、ロックアツ
プクラッチ36が係合させられるように制御されるので
、たとえばアクセルペダル107の再操作開始後におい
てさらに大きく操作されつつある時期にはロックアツプ
クラッチ36の係合が行われず、この点においても、係
合ショックが抑制される。
また、本実施例によれば、再操作時のスロットル弁開度
θいを示す曲線に第7図に示すように複数のピークが形
成されたとしても、前述のように、ステップ5T17お
よび5T1Bにおいて、係合時期決定変数θthbの内
容が初期値Aより小さいときだけその初期値Aに更新さ
れるので、最大ピーク以後のピークでは係合時期決定変
数θい、が再設定されず、最大のピーク値に基づいて決
定された係合時期決定変数θthbとスロットル弁開度
θいを示す曲線との交点においてロックアツプクラッチ
36の係合が行われる。このため、操作量の乱れ、ノイ
ズの影響などによりスロットル弁開度θいを示す曲線に
複数のピークが形成されたとしても、全体的なピークに
基づいて適切にロックアツプクラッチ36の係合制御を
行うことができる。第7図の各区間■〜■では、第8図
に示す条件が成立させられるとともに係合時期決定変数
θthbが決定されるようになっており、最大ピーク時
において初期値Aに更新された係合時期決定変数θtb
bに基づいてロックアツプクラッチ36の係合が判定さ
れている。
また、本実施例によれば、係合時期決定変数θthbが
時間経過とともに増加させられるように決定されるので
、第6図の2点鎖線に示すように、アクセルペダル10
7の再踏込の後、その値が維持されるような操作状態で
も、適切にロックアツプクラッチ36の係合制御を行う
ことができる。
また、本実施例によれば、スロットル弁開度θいを示す
曲線と上記のような係合時期決定変数θthbを示す曲
線とが交差したことを以てロックアツプクラッチ36の
係合が決定されるので、アクセルペダル107が速やか
に戻されるほどロックアツプクラッチ36の係合が直ち
に行われ、反対にアクセルペダル107が緩やかに戻さ
れるほどロックアツプクラッチ36の係合時期が遅らさ
れて、係合ショック或いは運転者に与える違和感の点か
らは極めて望ましい制御が得られる。
次に、本発明の他の実施例を説明する。なお、以下の説
明において前述の実施例と共通する部分には同一の符号
を付して説明を省略する。
前述の実施例のステップ5T11において用いられてい
る判断基準値C3は負の値であったが、正の値が用いら
れてもよいのである。この場合には、第9図に示すよう
に、アクセルペダル107の操作速度に対応するΔθい
の変曲点以後が正の傾斜であっても、ロックアツプクラ
ッチ36の係合制御が行われ得る。この場合には、アク
セルペダル107の操作が戻されたときではなく、操作
速度が低下したときにロックアツプクラッチ36の係合
制御が行われるが、これによっても前記本発明の一応の
効果を享受できる。また、この実施例によれば、ロック
アツプクラッチ36を比較的早期に係合させ得るので、
燃費を向上させることができる。
以上、本発明の一実施例を図面に基づいて説明したが、
本発明はその他の態様においても適用される。
たとえば、前述の実施例では、アクセルペダル107の
操作量として、そのアクセルペダル1゜7に機械的に連
結されているスロットル弁の開度θいが用いられ、アク
セルペダル107の操作量速度としてスロットル弁開度
の変化速度Δθいが用いられていたが、アクセルペダル
107の操作量A((を直接検出する操作量センサを設
けて、その操作量AC6および操作速度ΔAccが用い
られてもよいし、燃料噴射量などのようなアクセルペダ
ル107の操作量に対応する他の量が用いられてもよい
また、前述の実施例では、通常のロックアツプクラッチ
36の係合制御(ステップSTI乃至5T6)と、係合
ショックを解消するための係合制御l(ステップST8
乃至5T18)とが独立に設けられているが、上記通常
の係合制御におけるロックアツプクラッチ36の係合条
件と上記係合ショックを解消するための係合制御におけ
るロックアツプクラッチ36の係合条件とが共に満足さ
れたときにロックアツプクラッチ36を係合させるよう
に構成されてもよいのである。このようにすれば、車両
の発進後に初めてロックアツプが実行されるときにも係
合ショックを低減できる効果を得ることができる。
また、前述の第4図のステップSTI乃至ST6におけ
るロックアツプクラッチ36の係合或いは解放の判定は
、入力軸回転速度N i nおよび車速Vに基づいて行
われていたが、スロットル弁開始θiおよび車速Vに基
づいて判定を行うなどの他の判定手法が用いられ得る。
また、前述の実施例では、ロックアツプクラッチ付フル
ードカップリング12が用いられているが、ロックアツ
プクラッチ付トルクコンバータであっても差支えない。
要するに、流体を介して動力を伝達するロックアツプク
ラッチ付流体継手であればよいのである。
また、前述の実施例では、目標入力軸回転速度N、−と
実際の入力軸回転速度N i 、、とが一致するように
変速比γが制御されていたが、必ずしもこのようなフィ
ードバック制動でなくてもよく、上記の目標入力軸回転
速度N f n  が得られるような制御量を予め記憶
された制御式にしたがって決定し、この制御量に応じて
変速比Tを調節するオーブンループ また、前述の実施例では、目標入力軸回転速度N + 
n ”に実際の入力軸回転速度N,□を一致させること
により変速比Tのフィードバック制御が実行されていた
が、γ5=N i −/ N 6 utであるから、目
標入力軸回転速度N,−に替わる目標変速比γ1を決定
し、この目標変速比T3に実際の変速比γを一致させる
ように変速比γを調節する制御でも、実質的に全く同じ
である。
°なお、上述したのはあくまでも本発明の一実施例であ
り、本発明はその主旨を逸脱しない範囲において種々変
更が加えられ得るものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の主要構成図である。 第2図は第1図の実施例の構成を詳しく示すブロック線
図である。第3図は第2図の電子制御装置の変速制御作
動を説明するフローチャートである。 第4図は第2図の電子制御装置のロックアツプクラッチ
係合制御作動を説明するフローチャートである。第5図
は、第4図において用いられる関係を示す図である。第
6図および第7図は、第4図の制御作動により得られる
係合作動をそれぞれ示すタイムチャートである。第8図
は第7図のタイムチャートにおける各区間の成立条件お
よび係合時期決定変数決定状態を示す図表である。第9
図は本発明の他の実施例における第6図に相当する図で
ある。 2:操作速度検出手段 4;加速操作部材 6:判定手段 8:係合制御手段 10:エンジン 12:フルードカップリング(流体継手)14:CVT
(変速機) 36:ロックアツプクラッチ 107:アクセルペダル(加速操作部材)菓1図 第3図 ![5図 スロー/μル升開友θth !/に8図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 エンジンの出力がロックアップクラッチ付流体継手を介
    して変速機へ伝達される車両において、走行中に加速操
    作部材の操作が戻されたことに関連して前記ロックアッ
    プクラッチが解放された後、該加速操作部材の再操作に
    関連して該ロックアップクラッチを再係合させるための
    車両用ロックアップクラッチの制御装置であって、 前記加速操作部材の操作速度を逐次検出する操作速度検
    出手段と、 前記操作速度が所定の値より低く変化したことを判定す
    る判定手段と、 該判定手段により前記操作速度が所定の値より低く変化
    した後において前記ロックアップクラッチを係合させる
    係合制御手段と、 を含むことを特徴とする車両用ロックアップクラッチの
    制御装置。
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