JPH0329223Y2 - - Google Patents

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JPH0329223Y2
JPH0329223Y2 JP12140886U JP12140886U JPH0329223Y2 JP H0329223 Y2 JPH0329223 Y2 JP H0329223Y2 JP 12140886 U JP12140886 U JP 12140886U JP 12140886 U JP12140886 U JP 12140886U JP H0329223 Y2 JPH0329223 Y2 JP H0329223Y2
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open lever
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、種として2ドアタイプの車両に使用
されるウオークイン機構付シートスライド装置に
関する。
〔従来の技術〕
主として2ドアタイプの車両のフロントシート
を移動可能に支持するシートスライド装置におい
ては、フロントシートのシートバツクの前方への
傾倒に応じて同シートを前方へ移動させかつシー
トバツクを後方へ起立復帰させて同シートを後方
へ移動させるようにして、リアシートに対する乗
員の乗降を容易にしたものが所謂ウオークイン機
構付シートスライド装置として知られている。
この種形式のシートスライド装置は、車体のフ
ロアに組付けられるロアレールおよびこのロアレ
ールにその長手方向に摺動可能に嵌合しシートが
組付けられるアツパレールを備えたシートトラツ
クと、前記ロアレールに固着されその長手方向に
複数の係合部を有するロツクプレート、前記アツ
パレールに回動可能に組付けられて同アツパレー
ルの長手方向に沿つて位置するシートトラツクハ
ンドル、このハンドルの中間部に固着されその回
動により前記ロツクプレートの各係合部に係脱可
能なロツクレバーおよびこのロツクレバーを前記
ロツクプレートに係合する方向に付勢するバネ部
材を備えたロツク機構と、前記ハンドルの中間部
外周に回動可能かつ前記ロツクレバーに係脱可能
に組付けられ同ロツクレバーの前記ロツクプレー
トに対する係合を解除するオープンレバーおよび
このオープンレバーを前記シートのシートバツク
側に連結しその前方への傾倒に応じて前記オープ
ンレバーを回動して前記ロツクレバーに係合させ
る連結部材を備えたウオークイン機構とにより構
成している。
また、この種形式のシートスライド装置におい
ては実開昭55−127628号公報に示されているよう
に、フロントシートの後方への移動時同シートが
常に所定の復帰位置にて固定し得るようにして、
同シートの復帰時その固定位置をその都度調整す
る煩しさを解消した所謂定位置メモリ機構を備え
たシートスライド装置がある。
しかして、かかるシートスライド装置において
は、定位置メモリ機構を構成するメモリープレー
トがロアレールの下面に固着されている。このメ
モリープレートはロアレールに固着したロツクプ
レートの長手方向の略中央から前方に延びてい
て、上下方向へ弾性変形可能な可撓性プレートと
なつており、また同プレートの長手方向の側縁部
全長がオーブンレバーの下端部を係止する係止部
となつている。これにより、オープンレバーを回
動してロツクレバーのロツクプレートに対する係
合を解除させた時、オープンレバーはその下端部
にてメモリープレートを下方へ撓ませてこれを乗
越え、同メモリープレートの側縁係止部に係止さ
れてロツクレバーをロツクプレートに対して非係
合状態に保持する。このため、アツパレールはオ
ープンレバーの下端部をメモリープレートの側縁
係止部に摺動させつつ前後方向へ移動可能とな
り、特にアツパレールの後方への移動時オープン
レバーの下端部がメモリープレートの後端に達し
てこれから外れると、ロツクレバーが回動復帰し
てロツクプレートに係合してアツパレールは所定
の位置にてロアレールに固定される。
〔考案が解決しようとする問題点〕
ところで、かかるシートスライド装置において
は、メモリープレートがロアレールに固着されて
同レールに沿つて側方に突出しているため、フロ
ントシートを前方へ移動させたウオークイン状態
においてはメモリープレートが上記固着状態のま
ま残されることになり、リアシートの乗員に対す
るレツグスペースが狭くなりメモリープレートが
乗員にとつて邪魔になるおそれがある。
また、かかるシートスライド装置においては、
上下方向に可撓性のメモリープレートの側縁係止
部にてオープンレバーの下端部を係止することに
よりロツクプレートに対してロツクレバーを非係
合状態に保持し、かつシートの前後方向への移動
時オープンレバーの下端部が前記側縁係止部に係
止された状態にて同係止部を摺動するため、オー
プンレバーの係止状態がかならずしも安定とはい
えず、またこれら両者の摺動面に要求される組付
精度の管理が難しい。
〔問題点が解決するための手段〕
本考案はこれらの問題に対処すべく、前記した
形式のシートスライド装置において、前記アツパ
レール上に組付けられて前記オープンレバーの上
方へ突出され上下方向へ開口する係合穴と下方へ
所定長突出する突起部を有し上下方向へ弾性変形
可能な可撓性の第1のプレートと、前記オープン
レバーの上部に設けられ前記第1のプレートの係
合穴に係脱する第1係合突起および同オープンレ
バーの側部に設けられ前記ロツクレバーに係脱す
る第2係合突起と、前記第1のプレートに組付け
られ同プレートにおける前記オープンレバーの第
1係合突起に対する摺接面を形成する第2のプレ
ートと、前記オープンレバーを前記第2係合突起
の非係合方向に付勢するバネ部材と、前記ロツク
プレートの後部の所定部位に上方へ突出して設け
られ前記第1のプレートの突起部と係合し同プレ
ートを上方へ撓ませる突起部とを備えたことを特
徴とする。
〔考案の作用〕
これにより、本考案においては、オープンレバ
ーの非回動時同オープンレバーがロツクレバーお
よび第1のプレートに対して非係合状態に保持さ
れるため、ロツクレバーはロツクプレートに係合
してアツパレールをロアレールに固定する。この
状態においては、シートトラツクハンドルの回動
操作によつてロツクレバーを回動させることがで
き、これによりアツパレールの固定が解除されて
シートを前後方向へ位置調節可能である。
また、シートバツクを前方へ傾倒させると連結
部材を介してオープンレバーが回動する。この回
動時、オープンレバーはその第2係合突起にてロ
ツクレバーに係合してこれを回動させ、かつこの
間第1係合突起にて第1のプレートを上方へ撓ま
せて同プレートの係合穴に同係合突起が嵌入す
る。これにより、ロツクプレートに対してロツク
レバーが非係合状態となつてアツパレールの固定
が解除されかつこの解除状態が保持され、シート
は前後方向へ移動可能となる。このため、シート
を前方へ移動させてウオークイン状態にすること
ができるとともに、その後シートを後方へ移動復
帰させることができる。この後方への移動時、ア
ツパレールが所定量後方へ摺動すると第1のプレ
ートの下方突起部がロツクプレートの上方突起部
と係合し、同上方突起部が下方突起部を介して第
1のプレートを上方へ撓ませる。この結果、オー
プンレバーの第1係合突起が同プレートの係合穴
から外れてこれら両者は非係合状態となり、ロツ
クレバーはオープンレバーとともに回動復帰して
ロツクプレートに係合してアツパレールを固定す
る。従つて、シートは所定の位置に固定される。
〔考案の効果〕
ところで、本考案のシートスライド装置におい
ては、メモリープレートである第1のプレートが
アツパレールに固着されているため、シートを前
方へ移動させたウオークイン状態にあつてはアツ
パレールと一体となつて前方へ移動していて、第
1のプレートがリアシートの乗員のレツグスペー
スを狭くしたり同乗員にとつて邪魔なることはな
い。
また、当該シートスライド装置においては、オ
ープンレバーの第1係合突起を第1のプレートの
係合穴に嵌入させてその縁部に引掛けることによ
り、同プレートにオープンレバーを係合させてア
ツパレールの固定の解除状態を保持している。従
つて、アツパレールの固定解除状態は極めて安定
した状態で保持される。
さらにまた、当該シートスライド装置において
は、ロツクプレートの上方突起部により第1のプ
レートを上方へ撓ませることによつて同プレート
に対するオープンレバーの係合を解除させるもの
で、ロツクプレートの剛性が高いことからこれら
両者の解除は確実になされる。
しかして、上記した第1のプレートにおいて
は、オープンレバーの第1係合突起に対する摺接
面を形成する第2のプレートが組付けられている
ため、同係合突起の係脱に対する耐摩耗性が向上
しかつ同係合突起の係脱動作が円滑になされる。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明す
るに、第1図には本考案の一実施例に係るシート
スライド装置が示されている。
当該スライド装置は、フロントシートSを支持
する左右一対のシートトラツク10a,10bと
右側シートトラツク10bに組付けたロツク装置
20とからなり、またロツク装置20はロツク機
構およびウオークイン機構を備えている。
各シートトラツク10a,10bは公知のもの
で、車体のフロアに組付けられるロアレール11
a,11bとこれらの上面側に嵌合されて長手方
向(車体の前後方向)に摺動可能なアツパレール
12a,12bとからなり、左側アツパレール1
2aに立設したロアブラケツト13および右側ア
ツパーレール12bに立設した図示しないロアブ
ラケツトにはシートクツシヨンS1が固定的に組
付けられている。また、左右のロアブラケツト1
3の後端部に前後方向へ所定量回動可能に組付け
た左側アツパブラケツト14および図示しない右
側アツパブラケツトにはシートバツクS2が固定
的に組付けられており、左側の両ブラケツト1
3,14間に公知のリクライニングアジヤスト機
構30が介装されている。このリクライニングア
ジヤスト機構30においては、前方へ延びる操作
レバー31と後方へ延びる操作ペダル32とを備
えていて、操作レバー31の引上げまたは操作ペ
ダル32の踏込み操作により図示しないボールの
ラチエツトに対する噛合を解除して、ロアブラケ
ツト13に対するアツパブラケツト14の固定を
解除させるものである。この状態において、シー
トバツクS2はトーシヨンスプリング33の付勢
力により前方へ傾倒可能であり、操作レバー31
または操作ペダル32の操作を解除してボールを
ラチエツトに噛合させることによりシートバツク
S2を所望の傾角に調節できる。
ロツク装置20は第1図〜第3図に示すよう
に、右側のシートトラツク10bを構成するアツ
パレール12bをロアレール11bに対して解除
可能に固定するもので、ロツクプレート21、シ
ートトラツクハンドル22、ロツクレバー23お
よびトーシヨンバースプリング24からなるロツ
ク機構を備えている。
ロツクプレート21しロアレール11bの下面
に固着されて同レール11bの内側に臨み、かつ
同レール11bに沿つて長手方向へ延びている。
このロツクプレート21においては、その内側部
に長手方向に等間隔に設けた多数の係合穴21a
を備えている。シートトラツクハンドル22(以
下ハンドルという)はアツパレール12bの上面
の略中央部に固着したブラケツト25の前後軸支
部25a,25bと前部のブラケツト26aにて
回動に軸支され、アツパレール12bの前端から
その略中央部まで延びている。このハンドル22
の後端部よりわずかに前方のブラケツト25の突
出片部25cの下方に位置する部位に、ロツクレ
バー23が固着されている。ロツクレバー23の
下端部はロツクプレート21側に屈曲して突出し
ていて、その突出端部がロツクプレート21の各
係合穴21aに抜差し可能になつており、これに
よりロツクプレート21に対して係脱する。ま
た、トーシヨンバースプリング24はハンドル2
2とアツパレール12bに設けたブラケツト26
bとに係止されていて、ハンドル22をロツクレ
バー23がロツクプレート21に係合する方向に
常時付勢している。
ロツク装置20は上記ロツク機構の外に、第3
図および第4図に示すようにオープンレバー2
7、操作ケーブル28およびメモリープレート2
9からなるウオークイン機構を備えている。これ
ら部材のうち、オープンレバー27およびメモリ
ープレート29はロツクプレート21とともに本
考案の主要部を構成するものである。しかして、
オープンレバー27はハンドル22の外周におけ
るブラケツト25の軸支部25aと突出片部25
c間の部位に回動可能に組付けられており、その
上部には上方へ突出する第1係合突起27aが設
けられかつそのロツクレバー23側の側部には後
方へ突出する第2係合突起27bが設けられてい
る。また、このオープンレバー27の下側部には
支持ピン27cが植設されていて、この支持ピン
27cに操作ケーブル28のインナワイヤ28a
先端が掛止めされている。この操作ケーブル28
のアウタチユーブ28bはブラケツト25の突出
片部25cの下端凹所に掛止めされていて、同突
出片部25cに一対のナツト28c,28cにて
締付固定されている。また、操作ケーブル28の
先端にはインナワイヤ28aの先端とアウタチユ
ーブ28bの先端間には圧縮スプリング28dが
介装されている。圧縮スプリング28dは、支持
ピン27cを介してオープンレバー27を第3図
図示反時計方向へ常時付勢している。これによ
り、オープンレバー27はその第1係合突起27
aにてブラケツト25のストツパ部25dに弾撥
的に当接して回動を規制され、この状態にて第2
係合突起27bがロツクレバー23から所定量離
れている。
この操作ケーブル28においては、アウタチユ
ーブ28bの後端部がロアブラケツト13の後端
部に固定されかつインナワイヤ28aの後端部が
アツパブラケツト14の下端部に固定されてい
て、シートバツクS2の前方への傾動に応じてイ
ンナワイヤ28aが引張されてオープンレバー2
7を第3図図示時計方向へ回動させる。オープン
レバー27は所定量回動した後第2係合突起部2
7bにてロツクレバー23に係合し、同ロツクレ
バー23を一体的に回動させる。
メモリープレート29はブラケツト25の上面
に固着されてオープンレバー27の上方に突出す
るもので、第2図および第4図に示すようにブラ
ケツト25にその基端を固着した上下方向に弾性
変形可能な可撓性の第1プレート29aと、その
中間部に組付けられて下方へ突出する下方突起部
29bと、第1プレート29aに組付けた第2プ
レート29cとにより構成されている。第1プレ
ート29aの先端部にはオープンレバー27の第
1係合突起27aに対応する部位に係合穴29a
1が設けられていて、第2プレート29cはこの
係合穴29a1の前縁部に差込まれた状態にて第
1プレート29aに組付けられている。これによ
り、第2プレート29cの第1および第2面29
c1,29c2がオープンレバー27の係合突起
27aに対する摺接面を形成している。この係合
穴29a1には、オープンレバー27が図示時計
方向へ回動して第1のプレート29aが第1係合
突起27aにより上方へ撓んだ際に同係合突起2
7aが嵌入して係合する。一方、ロツクプレート
21の内側縁部には、その後部の所定の位置に上
方へ突出する上方突起部21bが設けられてい
る。この上方突起部21bはメモリープレート2
9の下方突起部29bの前後方向の移動軌跡上に
突出していて、同下方突起部29bと係合してこ
れを介して第1のプレート29aを上方へ撓ませ
るべく機能する。
このように構成した当該スライド装置において
は、ロツクレバー23が第3図aに示すようにロ
ツクレバー21の各係合穴21aの一つに嵌入し
て前後方向に係合している場合、アツパレール1
2bはロアレール11bに固定されて前後方向の
摺動が規制されている。この状態において、フロ
ントシートsは第1図の2点鎖線で示すように所
望の位置に固定されている。
しかして、ハンドル22を第3図aの図示時計
方向へ回動操作すると、これと一体のロツクレバ
ー23が同方向へ回動してロツクプレート21の
一係合穴21aから引出されアツパレール12b
の固定が解除される。この結果、アツパレール1
2bは前後方向へ摺動可能となってシートsを所
望の位置に調節することができ、位置調節後ハン
ドル22の回動操作を解除するとハンドル22は
トーシヨンバースプリング24の反力にて反時計
方向へ回動復帰し、ロツクレバー23がロツクプ
レート21の各係合穴21aの他の1つに嵌入し
てこれと係合する。この結果、アツパレール12
bはロアレール11bに固定されて前後方向の移
動が規制され、フロントシートsを調節位置にて
固定する。
一方、リクライニングアジヤスト機構30の操
作レバー31または操作ペダル32を引上げまた
は踏込操作してシートバツクs2を前方へ最大限
傾倒させると、操作ケーブル28のインナワイヤ
28aが引張されてオープンレバー27を第3図
aの図示時計方向へ回転させる。この回転時オー
プンレバー27はその第2係合突起27bにてロ
ツクレバー23と係合して同レバー23およびこ
れと一体のハンドル22を同方向に回転させ、同
時にその第1係合突起27aにてメモリープレー
ト29の第1のプレート29aを上方へ撓ませ
て、同突起27aを係合穴29a1に嵌入させ
る。この結果、第3図bに示すように、ロツクレ
バー23がロツクプレート21の係合穴21aか
ら引出されアツパレール12bの固定が解除さ
れ、かつこの解除状態が保持される。このため、
フロントシートsはシートトラツク10bに組付
けた図示しない公知のヘルパスプリングの付勢力
にて前方へ最大限移動し、リアシートに対する乗
員の乗降が容易なウオークイン状態となる。
また、ウオークイン状態にあるフロントシート
sのシートバツクs2を後方へ回動復帰させて起
立状態とし、このフロントシートsを後方へ移動
させると、その移動途中メモリープレート29の
下方突起部29bがロツクプレート21の上方突
起部21bに乗上げて係合する。この結果、所定
位置にて第3図cに示すように第1のプレート2
9aが上方に撓んでオープンレバー27の第1係
合突起27aが同プレート29aの係合穴29a
1から外れ、オープンレバー27が圧縮スプリン
グ28dの反力によりかつロツクレバー23およ
びハンドル22がトーシヨンバースプリング24
の反力により反時計方向へ回動復帰し、ロツクレ
バー23はロツクプレート21の各係合穴21a
の所定の穴に嵌入してアツパレール12bを固定
する。このため、フロントシートsは所定の位置
に固定されて着座可能な状態となる。
ところで、当該スライド装置においては、メモ
リープレート29がアツパレール12bに固着さ
れているため、ウオークイン状態においては同プ
レート29はアツパレール12bと一体となつて
前方へ移動して、リアシートの乗員のレツグスペ
ースを狭くしたり同乗員にとつて邪魔になること
がない。
また、当該スライド装置においては、オープン
レバー27の第1係合突起27aをメモリープレ
ート29の係合穴29a1に水平方向に引掛けて
同プレート29にオープンレバー27を係合させ
ることにより、アツパレール12bの固定の解除
状態を保持している。このため、この保持状態は
メモリープレート29における第1のプレート2
9aの上下方向への若干の撓みには影響されるこ
となく、極めて安定している。
さらにまた、当該スライド装置においては、第
1のプレート29aをロツクプレート21の上方
突起部21bにより上方へ大きく撓ませることに
より同プレート29aに対するオープンレバー2
7の係合を解除させるものであり、ロツクプレー
ト21の剛性が極めて高いことからオープンレバ
ー27の係合解除が確実になされる。
しかして、メモリープレート29においては、
第2プレート29cの両面29c1,29c2に
よりオープンレバー27の第1係合突起27aに
対する摺接面が形成されている。このため、メモ
リープレート29は第1係合突起27a係脱時の
摩耗に対して耐久性が高く、かつ同係合突起27
aの係脱動作が円滑になされる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例に係るシートスライ
ド装置の斜視図、第2図はロツク装置を備えたシ
ートトラツクの拡大斜視図、第3図a〜cは同装
置の作動説明図、第4図はメモリープレートの分
解斜視図である。 符号の説明 10a,10b…シートトラツ
ク、11a,11b…ロアレール、12a,12
b…アツパレール、20…ロツク装置、21…ロ
ツクプレート、21a…係合穴、21b…突起
部、22…ハンドル、23…ロツクレバー、24
…トーシヨンバースプリング、27…オープンレ
バー、27a,27b…係合突起、28…操作ワ
イヤー、29…メモリープレート、29a…第1
プレート、29a1…係合穴、29b…突起部、
29c…第2プレート、30…リクライニングア
ジヤスト機構、s…フロントシート。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 車体のフロアに組付けられるロアレールおよび
    このロアレールにその長手方向に摺動可能に嵌合
    しシートが組付けられるアツパレールを備えたシ
    ートトラツクと、前記ロアレールに固着されその
    長手方向に複数の係合部を有するロツクプレー
    ト、前記アツパレールに回動可能に組付けられて
    同アツパレールの長手方向に沿つて位置するシー
    トトラツクハンドル、このハンドルの中間部に固
    着されその回動により前記ロツクプレートの各係
    合部に係脱可能なロツクレバーおよびこのロツク
    レバーを前記ロツクプレートに係合する方向に付
    勢するバネ部材を備えたロツク機構と、前記ハン
    ドルの中間部外周に回動可能かつ前記ロツクレバ
    ーに係脱可能に組付けられ同ロツクレバーの前記
    ロツクプレートに対する係合を解除するオープン
    レバーおよびこのオープンレバーを前記シートの
    シートバツク側に連結しその前方への傾倒に応じ
    て前記オープンレバーを回動して前記ロツクレバ
    ーに係合させる連結部材を備えたウオークイン機
    構とからなるシートスライド装置において、前記
    アツパレール上に組付けられて前記オープンレバ
    ーの上方へ突出され上下方向へ開口する係合穴と
    下方へ所定長突出する突起部を有し上下方向へ弾
    性変形可能な可撓性の第1プレートと、前記オー
    プンレバーの上部に設けられ前記第1のプレート
    の係合穴に係脱する第1係合突起および同オープ
    ンレバーの側部に設けられ前記ロツクレバーに係
    脱する第2係合突起と、前記第1のプレートに組
    付けられ同プレートにおける前記オープンレバー
    の第1係合突起に対する摺接面を形成する第2の
    プレートと、前記オープンレバーを前記第2係合
    突起の非係合方向に付勢するバネ部材と、前記ロ
    ツクプレートの後部の所定部位に上方へ突出して
    設けられ前記第1のプレートの突起部と係合し同
    プレートを上方へ撓ませる突起部とを備えたこと
    を特徴とするウオークイン機構付シートスライド
    装置。
JP12140886U 1986-08-07 1986-08-07 Expired JPH0329223Y2 (ja)

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